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4月2日の午後、エントランスホールの
近くで観察をしていると、
「サクラだ~」『サクラだ~』と、私から
少し離れた場所から子どもさんたちの
大きな声が聞こえました。

声のする方向には、エドヒガン(バラ科)
の木が花を咲かせています。
今年は3月28日から咲き始めて、
今(5日後)、まさにほぼ100%
(つぼみ が ほとんどない)の
満開状態です。

ちなみに、3月28日のブログは
下記で見てください。
咲いた、咲いた、●●●●●の花が(その1)
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/03/post_3239/


画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

250402 edigugab hobo mankai s-IMG_0833.jpg




















▲満開状態のエドヒガン
(2025年4月2日の午後撮影)


おそらく、このエドヒガンの花を見て
「サクラだ~」『サクラだ~』と
言っていたのかなと思ったのですが・・・


な、な、なんと、意外や意外。
このお子さんたちは、じつは
エドヒガンの花を見ているのではなく・・・


三田市の雨水のマンホールの蓋に描かれた
花を見ていたのです(ガ~ン)。

250402 usui no manhouru s-IMG_0957.jpg











▲三田市の雨水のマンホールの蓋

しかし、その花のデザインは、
サツキ(ツツジ科)の花らしい
のですが・・・(さらに、ガ~ン)。
(パッと見、おじさんも
サクラの花かな、と思ったよ。
しかし、花ビラの斑点がツツジの
仲間の特徴かな・・・)

このお子さんを含むご家族で、博物館の
入り口近くで記念撮影をされていたので、
お声がけをして、
お子さんたちに「サクラだ~」
『サクラだ~』と言っているところを
再現してもらい、写真に撮らせて
いただきました。
ご協力ありがとうございました。

s-250402 kodomo ga sakurada to sakenndeita IMG_0948copy.jpg











▲マンホールの蓋を見て「サクラだ~」
『サクラだ~』と叫んでいるお子さん
たち(再現中)

本当は、こんな感じでは無かった
でしょうが・・・
お子さんたちは、(確認はしていませんが)
園児さんか?、この春、小学1年生に
なられる?、双子の ご兄弟のようでした。

写真を撮らせていただいたあと、
ご家族(大人向け)に、サクラの
仲間(バラ科)のエドヒガン や
ソメイヨシノ の 話をさせて
いただきました。


このエドヒガンから少し離れた場所にある
ソメイヨシノや、近くの道路沿いに
街路樹として植えてあるソメイヨシノは
まだ開花状態ではないようです。

250402 someiyosino no hana ga 1rin saiteiru s-IMG_0799.jpg










▲ひとはく近くのソメイヨシノの花。
1輪だけ少し開いています
(2025年4月2日午後撮影)

だって、気象庁や地方気象台が
発表する「開花宣言」は、標本木の
ソメイヨシノの花が、5~6輪以上
咲いた状態のとき 行うようです
からね。

ひとはくの近くのソメイヨシノでの
「開花宣言」?は、明日以降かな~


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘

妖怪を見たことがありますか?」

と研究員が尋ねます。誰もありませんね。

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今日は、京都府立亀岡高校文理探究科の生徒が、このセミナーを受講しました。

 

妖怪の存在は見えないけれども、昔も今も、人びとが妖怪に語り、また妖怪に関連する行事が行われていることは紛れもない事実です。
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研究員は、今を生きるわたしたち人間がリスクを回避し、自然資源を持続的に利用するうえで、妖怪はとても重要な役割を果たすと説明します。

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妖怪は、わかっていることの隙間に棲息しています。
それは、余白という意味での「あそび」でもあります。
何でもはっきりさせないといけないようなギスギスした世の中で、妖怪は人間関係の緩衝材になり、他者に寛容になるきっかけをつくってくれます。



◎参加した生徒の感想など

・今まで知らなかったことがたくさんあった。

・亀岡にもいると知って、妖怪について興味を持ちました。

・人々の生活の中から生まれた概念で、生活に根付いていることがわかりました。

・とてもおもしろかったです。


 

◎髙田主任研究員より

目にみえない妖怪を無理やりみようとすることで、日常の風景がまた違った形で立ち現れてきます。

takada_circle.png(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお知らせください。)

ひとはく今年度最後の日、3月30日(日)のはかせと学ぼう!は「はかせと一緒に自分だけの博物館をつくろう!」でした。

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太田菜央研究員から外国のいろんな博物館のお話を聞いたよ。
むかし博物館ができたころは貴族が好きなものばかりを集めた部屋だったよ。
太田研究員の行ったことがあるスパイ道具がいっぱいの、スパイ博物館の写真も見せてもらいました!

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さあ、自分だけの博物館を紙を切ってポップアップで作ろう!どんな博物館ができるかな~
わたしたちスタッフが本当に感動した、みんなの集中力と真剣なまざなし!
本を見ながら昆虫や恐竜、骨などを描いてくださったり、空想しながら描いてくださったり、あれもこれも素晴らしくってまたまた感動!
ブログ.gif

太田菜央研究員からも、いろんな工夫とみんなのアイデアに感嘆の声が(^^)
みなさん、ご参加ありがとうございました。

(フロアスタッフ一同)

「これもういらないよね?」

いやいや、ちょっと待って!
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みんなの力で、世界に一つしかないオリジナルアートができるよ!

 

今日のセミナーは、「あまりものアート!」

すてちゃうもの、つかわれていないものから、きみだけのたからものをつくってみましょう。

 

さて、ここにあるのは...

カップ麺の容器、藁、のりパネ、播州織の残糸、シュレッダーごみ、などなど
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さて、何を作ろうかな?

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 みんないたって真剣です。ハサミ、のり、カッター、テープを使って...

何ができるか楽しみだね。

 

◎参加してくれたみなさんのコメント

 ・楽しく作れました。自分のおうちにかざります。

 ・時間があっという間にすぎた。

 ・おもしろい!!

 ・ぼくは、でんしゃを作ったよ! あなたは、ふみきり? ちがうよ、きょうりゅう!!


同じく企画展の展示コーナーでは、「目指せ! アップサイクルマスター」のクイズも行われています。展示を見て、クイズに挑戦、正解すれば名前入りのオリジナルメダルがもらえます。

 

IMG_4710.JPG IMG_4712圧.JPG

◎衛藤研究員より

 みなさん、一生懸命何に使えるか考えながら作ってくれました。eto_circle.png

 できた作品は本当に良い仕上がりで、アートの可能性を感じています。


(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)


ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな植物が生育しています。


秋から冬にかけて、葉をドサッと
落とす木のことを落葉樹(らくようじゅ)
と言います。

春になって、新しい枝葉を出してくる
までは、落葉樹は 枝の張り具合
(枝のひろがり)がよく見えて、
なんだか スッキリ した感じです。

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

250329 keyaki no namiki s-IMG_7609.jpg










▲落葉樹のケヤキ(ニレ科)




深田公園には、芝生広場の周辺に
森(樹林)がありますが、
芝生広場から森を観察すると
落葉樹を中心に、
幹や枝に絡んでいるツル植物が
見られます(葉が無いと、
よく見えますよね)。

たとえば・・・、

コナラ(ブナ科)の木の幹に太い
ツルが絡んでいます。

250329 konara no miki ni fuji no tsuru s-IMG_7763copy akarusa.jpg










▲コナラの木に絡んだツル植物




クヌギ(ブナ科)の木の幹に太い
ツルが絡んでいます。

250328 kunugi no miki ni fuji no tsuru ga karanndeiru s-IMG_7234.jpg










▲クヌギの木に絡んだツル植物




これは、ハリギリ(ウコギ科)の木
の幹に絡んでいます。

250329 harigiri no miki ni fuji no tsuru s-IMG_7714.jpg









▲ハリギリの木に絡んだツル植物




これは、イロハモミジ(ムクロジ科)の
枝に絡んでいます。
すこし緑っぽい色の枝(写真の右上から
左下へ伸びている枝)が イロハモミジの
枝で、他はツル植物のツルのようです。

250328 irohamomiji no eda no mawari ni fuji no tsuru s-IMG_7174.jpg










▲イロハモミジの木に絡んだツル植物



もちろん、落葉樹だけでなく、冬も
緑色の葉を枝に付けている常緑樹
(じょうりょくじゅ)である
クロマツ(マツ科)の枝葉にも
ツルが絡んでいます。
このツルは、伸びたツルの途中から
細いツルを いくつも出して、
(春になって葉がひろがると)
クロマツの枝葉を被う感じです。

250328 kuromatsu no miki ya eda ha ni fuji no tsuru ga karamu s-IMG_7204.jpg










▲クロマツの木に絡んだツル植物




この森では、ツル植物が高木に絡み
ながら、よじ登って、上方の枝葉を
被って、まるで(全体を丸々)
木を食べているようです
(ちょっと、強引?)。


思わず、
「マル・マル・モリ・モリ みんな食べるよ♪
ツル・ツル・まき・まき 明日も絡んでるかな~♪」
と心の中で歌ってしまいました
(そら~、からんどるやろ~)。


さて、この太いツルは、じつは
フジ(マメ科)のツルです。
探してみると、果実(マメのさや)
がツルに残っていました。

250328 fuji no kajitsu ga hannbun s-IMG_7172.jpg










▲フジの果実(さや)の半分が
ツルに残っている




フジの根元ちかくの直径を測ると
10㎝以上のもの が たくさん見られました。

250329 fuji no tsuru no s-IMG_7760.jpg










▲フジのツルの根元ちかく




春になると、こんなに美しい花を咲かせます。

s-230424 fuji no hana  IMG_5849 copy akaruku.jpg











▲フジの花(4月下旬撮影)



花が咲くと綺麗なのですが、フジに
絡まれた木は、幹や枝を締め付けられたり、
ツルに引っ張られて倒されかけたり、
枝葉全体を被われて光合成がやりにくく
なったりするため、迷惑でしょうね。


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘
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