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ひとはくに隣接する深田公園には
色々な木が植えてあります。

この時期(8月下旬)、
ケヤキ(ニレ科)の葉を
観察すると個体によっては、
葉の上に焦げ茶色っぽくて
丸っこいもの(粒々)が
たくさん見られます。

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

250828 keyaki no ha ni cyuuei s-IMG_9976.jpg250826 keyaki no ha ni cyuuei s-IMGP0121 copy.jpg










▲ケヤキの葉の上に見られる
焦げ茶色ぽくて丸っこいもの
(2025年8月28日撮影)


この 丸っこいもの は、
ケヤキの葉にできる「虫えい」
(いわゆる「虫こぶ」のことで
「ゴール」ということもあり)
と呼ばれるものです。

よく見ると、葉の表面とつながって
いる部分が細くなっています。
大きさを測ってみると、
丸っこい部分の直径は約0.3cm、
全体の高さが約0.7cmです。
中は袋状(空洞)になっています。

250826 keyaki no ha no cyuuei  s-IMGP9666 copy.jpg









▲ケヤキの葉の上面にできた
「虫えい」(定規の1目盛りは0.1cm)

この「虫えい」には、名前があり
(「虫えい」に名前がついているのです!!)、
それは「ケヤキハフクロフシ」です。

『虫えい図鑑』に掲載されている
「虫えい」名前は、基本的に、
植物の名前
+「植物の部位の名称
+「虫えいの形
+(虫えいであることを示す)「フシ(付子)」
で構成されています。

ケヤキハフクロフシの場合は
ケヤキ』の
『葉()』に
『袋(フクロ)』のような
『「虫えい」(フシ)』がつくられる、
ということになります。

この名前のつけ方は
分かりやすいですね。

このケヤキハフクロフシは、
ケヤキヒトスジワタムシ
(タマワタムシ科)という
昆虫がつくるそうです。

今の時期のケヤキハフクロフシには、
割れた部分が見られること
から中の昆虫は すでに
脱出していると思われます。

ちなみに、5月10日に撮影した
ケヤキの枝葉の写真には
緑色の「虫えい」が
写っていました。

s-250510 keyaki no ha ni cyuuei IMG_0653 copy.jpg











▲ケヤキの春の葉にある「虫えい」
(2025年5月10日撮影)


ケヤキの枝葉を見ていると、
「虫えい」とは違う丸っこいもの
(粒々)が枝についているのを
見つけました。

250828 keyaki no eda ni wakai kajitsu s-IMG_9986.jpg250828 keyaki no eda ni wakai kajitsu s-IMG_9993.jpg











▲ケヤキの枝にある丸っこいもの
(2025年8月28日撮影)

今年伸びた枝が 落ちていたので
部屋に持ち帰り写真を撮りました。

枝は、節の(葉や果実がついている)
ところで角度を変えて伸びていて、
全体にカクカクしています。

250827 keyaki no wakai kajitu ga tuiteiru eda s-IMGP0065.jpg









▲ケヤキの若い果実がついている枝
(2025年8月27日撮影)

果実をアップにして よく見ると、
表面がやや凸凹しています。

250827 keyaki no wakai kajitu s-IMGP0055copy.jpg











▲ケヤキの今年伸びた枝についている
若い果実(2025年8月27日撮影)


この若い果実の直径は約0.3㎝です。
これを見ると、稜になっているところ
があり、丸が少し歪んでいる感じ。
果実の先端に尖っているように
見えるのは、2つの花柱です。

今は緑色ですが季節が進むと
茶色っぽくなって枯れた葉つき
で 枝ごと落ちるようです。


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。


              研究員 小舘
県庁インターンシップで高校生4名が来られました。
県庁インターンシップは、県庁や県関係機関、県警察本部において、就業体験(インターンシップ)を実施し、生徒が自己の将来の在り方・生き方について考え、目標を持って主体的に進路選択ができるようにするとともに、生徒に夢を実現する力を身に付けさせるために行われています。
8月26日~29日の4日間にわたって活動しました。

活動の様子を紹介します。(活動の様子については、高校生が作成しています。)

1日目20250829_01.jpg

フロアスタッフの対応をしました。
兵庫の動物ツアーという館内の展示物を説明するツアーをしました。
できるだけ台本を見ないことや、クイズを出すときに見やすいように工夫することなど様々なことに気をつけながら取り組みました。
フロアスタッフは展示物とお客様、またお客様と研究員をつなぐ仕事だと教えて頂きました。こうしたフロア対応だけでなく楽しんでもらえるよう館内のツアーなどを考えることもフロアスタッフの仕事の一つだということが分かりました。


館内のアースシアターという場所でお客様にデジタル紙芝居オランウータンを披露しました。デジタル紙芝居で20250829_02.jpgは、 展示物に関わる紙芝居を披露し小さな子供にも分かりやすく歴史についてや動物と植物について学ぶことができます。
練習ではとても緊張して人前でできるのかとても不安でしたがスタッフの方々がとても優しく声をかけてくださり、本番では最後までやりきることができました。
本番が終わった後に見てくださった方々に良かったよ、上手やったと言ってもらえたことがうれしかったし達成感を感じることができました。




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下見対応と団体対応も体験させていただきました。
下見対応では当日の様々な確認やセミナーの提案など訪れた方々が一番良い方法で楽しむため、一つだけではなく複数の選択肢を出して提案されているところがとても印象に残りました。団体対応ではバスの誘導や、デジタル紙芝居のご案内をしました。団体対応は人数が多いので、スタッフの皆さんが協力されているからこそ対応がスムーズに出来ていると知りました。また、この経験を通してフロアスタッフの仕事は周りの方との連携がすごく大切だと感じました。



2日目
化石などがある収蔵庫に行きました。20250829_04.jpg
動物の化石や魚の化石など様々なものがありました。
収蔵庫は温度が一定に管理されていて、保存をするのは大変なんだなと思いました。
右の写真は植物の化石を分類するために運んでいるところです。











次は、植物化石の分類をしました。20250829_05.jpg
収蔵庫から持ってきた化石をルーペを使いよく見て、葉がギザギザしているや葉が細長いなど見た目の特徴ごとに分けていきました。
どう分けたらいいか迷うものもたくさんありとても大変でしたが、研究員の方に教えてもらい、最終的には386個もの化石を分類することができました。



キューブパズルの作成もしました。20250829_06.jpg
正方形の段ボールに恐竜や動物の写真を切り取って、貼り付けてつくりました。
写真を綺麗に切り取るのが難しかったです。
全部で六個写真あって、揃えるのが楽しかったです。







3日目
午前中は研究員の方と展示物の作成をしました。
展示をするために金具をつけたり、実際に展示をするとどう見えるのかをチェックし微調整を繰り返しました。
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←この写真は展示をするために金具をつけている様子です。







展示をするときには多くの人に興味を持ってもらい正しく伝えるために文章量、20250829_08.jpg文字の大きさ、高さなどにこだわって作られていると知りました。研究員という仕事でも研究するだけでなく研究したことを社会に伝えるのも大切な仕事の一つだそうです。
















午後からは収蔵庫に行き標本の整理をしました。
20250829_09.jpg

←この写真はコケの標本を学名順に並べて収納している時の様子です。

収蔵庫の入り口には靴の裏に付着している虫が収蔵庫の中に入らないよう粘着性のあるシートが引いてありました。また収蔵庫の中も防虫剤がおかれており標本が厳重に保管されていることがわかりました。
防虫剤はかなりにおいが強く人間でも慣れるのには時間がかかりました。なので虫にとってはかなり強烈なのだと思います。

午後からの収蔵庫での整理は早く終わったので。期間限定で展示されている甲虫展を見学させていただきました。20250829_10.jpg
甲虫展が開かれているフロアではトイレの中にも展示がされていると教えていただきとても驚きました。写真は甲虫展の様子です。
この四日間で博物館のバックヤードでの仕事も体験させていただき自分の興味を広げることができました。また今回のインターンシップは自分の将来について深く考える良いきっかけになりました。





4日目
アンモナイトのレプリカ作りをしました。自分で好きな色を選びアンモナイトの型に入れて作りました。普段化石を20250829_11.jpg身近に感じることはできないですが、この体験では化石を身近に感じることができ楽しかったです。とても貴重な体験をさせていただきました。小学生に体験をしてもらうイベントなどもありこうした行事なども仕事の一つだそうです。













下見対応をしました。実際に小学生の先生方が来られてその対応のお手伝いをしました。
受付の確認や、展示の説明、救護室やトイレの場所の確認などを主にしました。
人と自然の博物館に初めて来られる方に説明をするので、分かりやすく館内の案内をすることで当日に安心して来館していただけることが分かりました。
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今回のインターンシップを通して人と自然の博物館の役割やスタッフの方々の仕事内容を身近に見て体験でき、色々なお話を聞くことができて良かったです。

8月24日(日)のはかせと学ぼう!は「骨をみてみよう!」でした♪

骨はかせの池田研究員と一緒に骨を観察したよ!!
まずは骨クイズ♪
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サメの骨はどうしてあごの骨しかないのかな?
不思議だね??
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あごと歯をみんなで触ってみたよ!
固くて歯がギザギザしてる・・・
他の部分はやわらかいから化石になりにくいってことなんだ!!

いろんな生きものの骨を知ることができました。


ssDSC01498.jpg

最後は池田はかせから
「骨をたくさんかんさつしたことの証明証」もらったよ♪

みんなも骨はかせかな?!

ご参加いただきありがとうございました。

フロアスタッフ

日本では草原面積がこの100年で1/8に減少、国土の1%に満たない状態となっています。
この講座は3回にわたって、草原の生態系の現状や、そこでの植物の多様性の減少の危機、草原を守るための管理方法やしくみづくりについて、六甲山地東お多福山草原を事例にしながら座学と野外観察を交えて解説します。

1回目の今日は、「失われつつある草原生態系の現状を知ろう」ということで、草原とはどういうものをいうのかなど、「草原」の基本について学びました。


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草原は、樹木の侵入がほとんどない「自然草原」、人の営みにより維持されている「半自然草原」、人の手で植栽された「人工草原」に分けられます。
日本には、自然草原が少なく、植樹木が育ちやすい環境です。
草原の基本的なことを学びながら、草原で育つ代表的な植物を、季節ごとに見ていきました。



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そして、草原を維持していくうえで、知っておきたい植物の基本的なことについて、確認していきました。

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今日のセミナーで、草原の基本的な事柄を学ぶことができました。
次回第2回目では、草原の現状を知るということで、東お多福山へ出向き、現地調査を行います。


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また、第3回目では、第1回の講義、第2回の現地調査を踏まえ、「草原を未来に引き継ぐ方法」として、保全のために何が必要なのか、社会の体制を整え、仕組みをどう作っていくか、私たちにできることは何なのかを考えていく形で進めていきます。

 



◎参加したみなさまのコメント

・東お多福山の保全に取り組んでいます。基本的なことを学びたいと思って参加しました。

・ホームページでこのセミナーを知りました。よくわかりました。

・今度の現地調査が楽しみです。

・別の団体で保全に取り組んでいます。フェイスブック仲間です。橋本研究員の講義を何度か受講したことがあり、今回も参加させていただきました。

・自分の進路についつなげるために、勉強しようと思い参加しました。

 



◎橋本主任研究員より

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身近な小さな草地でも山地の大規模な草原でも、人の関わりを失うと草原生植物の多様性が失われてしまいます。

草原に興味を持ち、後世に残したいと感じている方が、活動をはじめるきっかけとなる内容を届けていきたいです。

(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)

今日のフロアスタッフとあそぼうは「ひまわりペーパークイリング」を行いました♪

まずはクイズからです!
ひとつのひまわりの花からどのくらいのタネがとれるしょう?
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正解は約2,000個です!とってもおおいですね~

それでは、さっそく作っていきましょう‼
細長い紙をくるくるして、パーツを作り、それらを組み合わせてひまわりにしていきますよ~☆
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とってもすてきなひまわりができました~(^^♪
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ご参加ありがとうございました!

明日ははかせと学ぼう!骨をみてみよう!」を行います
みなさまのご来館をお待ちしております

フロアスタッフ一同
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