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2013年3月アーカイブ

神戸市立青少年科学館と連携したイベント『昆虫「ゆめはく号」がやってきた』を神戸市立青少年科学館で開催しました。
2週間前の3月17日(日)、ひとはくで神戸市立青少年科学館が「出張!おでかけかがくかんinひとはく」を開催しています。

自然系、科学系、それぞれ分野のちがう博物館が協力して実現。本日の展示のテーマは「昆虫の擬態」、このテーマに沿って展示・セミナーを実施しました。

   P1030198_1.jpg  P1030194_1.jpg  

神戸市立青少年科学館とゆめはく          ゆめはくの内部 展示の様子

  研究員による解説  研究員による解説    
研究員による解説付き(大谷主任研究員)  研究員による解説付き(石田主任研究員) 

       
  展示を見つめる兄と妹。微笑ましい光景でもありました。


午前と午後には研究員による昆虫の擬態をテーマに下記のセミナーを実施しました。

  橋本佳明主任研究員によるセミナー 橋本

午前:橋本佳明主任研究員によるセミナー 「アリに化けるクモ -擬態が作りだす生物の多様性」

   大谷主任研究員によるセミナー  大谷
午後:大谷剛主任研究員によるセミナー「雄バチには毒針がない」


桜とゆめはく

春休みの日曜日、サクラの花も開花。たくさんの子どもたちがゆめはくに来てくれました。
また、三田市にある人と自然の博物館にも来てくださいね!

情報管理課 阪上勝彦

ひとはく20周年(平成24年度)最終日の3月31日、
Kidsひとはく大使モニターツアー報告会&終了式
が行なわれました。

☆Kidsひとはく大使モニターツアー報告会☆

6名のKidsひとはく大使が、ひとはく20周年のPRのお仕事として、
大原美術館、キッズプラザ大阪、日本科学未来館
に表敬訪問しました。

報告会では、岩槻館長にモニターツアーの様子を
直接ご報告をしました。

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ゆうすけ大使:
「日本科学未来館の毛利館長から、
 『未来館に来てくれてありがとう』と言われました。とてもうれしかったです。」

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まお大使:
「キッズプラザ大阪で、シュワシュワのラムネを作ったのがおもしろかったです。」

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はじめ大使:
「大原美術館で逆さまになって絵を見ました。」

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ときつぐ大使:
「未来館お気に入りベスト3を発表します!
 3位はミドリムシクッキー!2位はジオコスモス、そして1位はアザラシの癒しロボットです!
 館長もぜひ、ロボットを抱っこしてください!本当に癒されます!」

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最後に館長よりメッセージをいただきました。

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「みなさんいろいろ経験していただいたんですね。
今年はひとはく20周年の一年であると同時に話題多い一年でもありました。
大原美術館に大使が訪問したすぐ後に、
館長の高階さんは文化勲章を受章されましたし、
毛利館長の後に続く方が宇宙に飛び出されました。
今年一年の活躍、ありがとうございました。
これからもひとはくで学んでください。
宇宙に飛び出す準備をするのもいいし、
レアメタルや虫について研究するのもいいですね。」
                                      
和やかな雰囲気のなか、報告会は終了。

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終了後、「ミドリムシクッキー」がときつぐ大使よりふるまわれました。
岩槻館長もパクリ。「ん?ミドリムシの味がしますね~」

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☆Kidsひとはく大使終了式☆

報告会に続き、Kidsひとはく大使の終了式がスタート!
はじめに中瀬副館長よりご挨拶。

kidstaishi-shuryo.JPG「一年間、ひとはくの20周年を盛りあげてくれて
ありがとうございました。今日は皆さんにありがとうを
言いたくてこの式を開きました。
この式がひとはく20周年の最後の行事です。」

キッズひとはく推進室 古谷室長より一年間の活動の報告がありました。
4月29日の任命式から一年、あっという間でしたね~

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毎月第一日曜日のKids館長のお仕事、9月の兵庫県公館でのフォーラムでのお出迎え、
10月の「ひとはく20歳のお誕生日」での
2階ひとはく多様性フロアのオープンと移動博物館車「ゆめはく」のお披露目の
テープカットなど、Kids大使は大活躍でした!

☆Kids館長☆

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☆20周年フォーラム@兵庫県公館でのお出迎え☆

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☆ひとはく20歳のお誕生日 多様性フロア&ゆめはく テープカット☆

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大使代表の二人が活動の感想を発表してくれました。
おうた大使:「ゆめはく発進のテープカットをしました。これからひとはくで恐竜の名前を覚えたいです。」
ゆいこ大使:「大原美術館のモニターツアーに参加して、絵を見ながら一句読んだのが
        面白かったです。これから、ひとはくで鳥の体を研究したいです。」

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この後、Kids大使の保護者の方にも感想を発表していただきました。

岩槻館長より、一年間のKidsひとはく大使の活動への
お礼の言葉をお伝えしました。

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「私が小さい時にお花見に出かけた場所から、
恐竜の骨が発見されました。
そのように、小さい頃の平凡な出来事が大人になってから
大きくなることがあります。
ひとはく大使のとしての経験がこれからの皆さんの何かのお役に立てばと思います。
1年間活動くださり、ありがとうございました。」

ありがとうと、これからもよろしくの気持ちを込めて、

大使のみなさんに、感謝状をお渡ししました。

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集合写真の声掛けは・・・ひとはくのオリジナル!
「ハイ!カブトムシ~!」 「ひっつきムシ~!」

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Kidsひとはく大使の皆さん、ひとはく20周年のPRと
Kids向けプログラムのモニターとしてご活躍くださり、
ありがとうございました。

そして保護者のみなさま、
モニターツアー訪問先のみなさま、来館者のみなさま、
Kidsひとはく大使を温かく見守ってくださった
すべてのみなさまに心より感謝申しあげます。

これからもひとはくはKidsの学びを応援し続けます。

ひとはくはまだ20才!
Kidsのみなさん、
ひとはくといっしょに、大きくなりましょうね!
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                                         (Kidsひとはく推進室)

サクラ....

2013年3月31日

サクラぁ サクラぁ ♪

はかない.....

3月31日と4月1日 時間は絶え間なく流れているハズなんですが、人の都合で年度の節目となっています。 

 

   ありがとう 

    さようなら

      こんにちは   

 

                 さくらの花の下で 

 写真家、映像作家である栗林 慧 氏が来館され、講演会「昆虫を楽しく撮る」を開催しました。
栗林氏は、開館時と10周年時に写真展を開催され、本日は20周年最後の行事としてご講演していただきました。

     20周年記念栗林慧講演会  栗林慧 氏
                   ご覧のとおり大盛況!                          ご講演をいただいた栗林慧 氏

現在、ひとはくで展示している「アリの目の日々」での写真を用いて、それぞれ撮影時の季節や状況、その大きさについて解説されました。

 その後の質問コーナーでは、大人から子供まで、レンズのことから撮影時の苦労話、昆虫の数の変化について答えられていました。

   カメラを手にする参加者    サインを求める参加者の列

           実際にカメラを覗く参加者              休憩時はサイン会の会場に!


後半は、本年度でご退官される大谷主任研究員とのトークショーが行われました。
写真家と昆虫研究者の2人が、出会いから当時の昔話を懐かしそうに語り合い、活き活きと会話がされていました。 

退官される大谷主任研究員と栗林氏

昔話に花が咲く二人

大谷主任研究員にとっては、このトークショーがひとはくの研究員として最後の公式的なお仕事となりました。平成元年、準備室に赴任以来、ひとはくで24年間ご尽力いただきました。ありがとうございました。

アリの目線からの撮影した 栗林慧写真展「アリの目の日々」は4月7日(日)まで開催!是非一度、ご覧ください。 

   詳しくは → http://hitohaku.jp/20th/kuribayashi_photo/exhibition.html

情報管理課 阪上勝彦

高校の生物の教科書には生態学のテーマがいくつか取り上げられています。食物連鎖、食う食われるの関係、群系分布(植生分布)、垂直分布、個体群、植生遷移などです。その中でも長い年月の経過によって溶岩地帯のような裸地でもいくつかの群落を経て最終段階の極相に至るという植生遷移(一次遷移)は動かないと思われている植物、植物群落を動的にとらえたテーマとしてたいへんおもしろく、教科書の題材としても適切と考えられます。

 しかし、裸地から極相に至るという遷移の系列や遷移に要する年数にはいつくかの学説があり、各々の学説に基づく教科書ごとに記述内容に大きな違いが認められ、混乱しています。

 今回、桜島や伊豆諸島などの溶岩地帯の植生遷移について、地域間比較という視点をもとに再調査し、分析した結果、裸地から始まる植生遷移系列は地衣・コケ群落、草本群落、陽樹群落(クロマツ-ヤシャブシ群落)、タブ群落を経てシイ・カシ群落の極相であること、その遷移に要する時間としては400-600年であることが明らかとなりました。遷移系列における各段階の群落の主要散布形をみると前期段階では種子が風によって運ばれる風散布型、中期段階では種子が鳥によって運ばれる鳥散布型、極相では散布距離の短い重力散布形と変化していることもわかりました。このような遷移系列、遷移年数は国内の照葉樹林帯全域の一次遷移に該当します。これらの研究成果を論文としてまとめ、植生学会誌に投稿したところ、論文は受理され、2013年に印刷、発行されました。

 

    1MH29750.jpg    2MH29739.jpg              

         昭和溶岩                     大正溶岩                          

 

 

                                 服部保(自然・環境再生研究部)

3月24日(日)、ふかたん「石ころをさがそう」を行ないました。

隊長は、古生物学が専門の古谷主任研究員!(^^)!

はじめに、地層のお話です。

古谷先生のおはなし 古谷先生のおはなし

大阪層群(おおさかそうぐん)、神戸層群(こうべそうぐん)は、

川で運ばれた砂利、砂、泥がたまった地層です。

たくさんの石ころ

武庫川の石をみてみましょう!

これで、予備知識(よびちしき)はバッチリ☆

 

深田公園の石ころをさがしにでかけましょう♪

カキの貝の化石があるよ~ こちらは、神戸層群です~

「川にある石は、どんな形をしてるかな?」

「神戸層群の石は、角張っています。採石場の石もありますね。」

「石を調べるのは、割ることが基本ですよ~(^^)」

優しい古谷先生のわかりやすい解説が続きます。

放散虫さがし~ チャートさがし~  

最後は、チャート探しに、みんな夢中♪♪

先生の鑑定に、列ができました。

普段、なにげなく歩いてるときづかない、石の神秘にふれた楽しい一時間。

参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。

 

次回ふかたんは…

4月28日(日)

「初夏の鳥をさがそう!」隊長は、布野(ふの)研究員です。

 

みなさまのご参加を、心よりお待ち申し上げております。

笹山由利子(フロアスタッフ)

 

 

ゆめはく、石巻へ

2013年3月28日

 3月26日(火)宮城県石巻市開成にある仮設住宅、アリエッティ開成第1団地を訪問しました。強風が吹き荒れるとても寒い一日でした。初めて実現したキッズひとはく推進室のフルメンバーに近い形での東北キャラバンでしたが、地元の皆さんや関係団体のご支援をいただいて実現することができました。

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今回のプログラムは、デジタル紙芝居「アンモナイト物語」やアンモナイトクイズで楽しんでいただいた後、ひとはくスタッフによる「化石のレプリカ作り」、「タネで顔」、ダンゴムシのリアルな拡大模型を見たり、生きたダンゴムシを拡大装置で拡大したり…。また今回は、「ゆめはく」の県外初出動でもあります。ゆめはくの中でカブトムシの拡大模型やネイチャーテクノロジーの展示などを楽しんでいただきました。

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 ひとはくのスタッフとともに仮設住宅を訪問した、仙台市科学館のスタッフによる発泡入浴剤やバランストンボづくり、兵庫県佐用町のスタッフによる太陽の観察など多彩なメニューで、仮設住宅の皆さんに楽しんでいただくことができたのではないかと思います。

 私の担当した化石のコーナーでは、小さな子どもたちからお年寄りまで、さまざまな年齢層の方と化石の話をすることができました。ひとはくから持って行った石巻市稲井産の化石がきっかけとなって、稲井から来られた親子連れの、お母様の子どもの頃の化石採集の話をお聞きし、化石採集の面白kaseki.JPGさなどの話をすることができました。

アリエッティ開成第1団地の皆さん、ありがとうございました。

(キッズひとはく推進室 古谷 裕)

 

東日本大震災によって被害を受けた方々、とくに子どもたちに元気になっていただくために、地震・津波や原発事故によって避難生活を余儀なくされている、宮城県石巻市内の仮設住宅、福島県田村市の仮設住宅を訪問するため、仙台へ向かって出発しました。

 今回も午後9時出発の予定がもう9時30分です。

 

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今晩は金沢まで、「ゆめはく」で向かいます。


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今回も私が見送りしたから、安全運転で無事に到着するでしょう。
私のお友だちの「みきもん」も一緒です。

3月26日(火)には宮城県石巻市の仮設開成第一団地集会所へ3月27日(水)は福島県田村市の船引運動場応急仮設住宅を訪問します。
そして、いつも見送り役だった私も今回は石巻へ訪問させていただくことになっています。
そして、ひとはくが大変お世話になっているサンテレビの速形さんも現地での様子を取材するために私たちのキャラバンに合わせて石巻へお越しくださいます。
また、現地での様子をご紹介します。

小林美樹(キッズひとはく推進室&生涯学習課)

 

 

ユニバーサル・ミュージアムをめざして26

 

漢字、絵文字、コミュニケーション支援絵記号-1

 

三谷 雅純(みたに まさずみ)

 

 

 

BBC-artefacts.jpg

石のナイフと ものを突き刺す道具、そしてふしぎな模様の彫られた石が、7万5千年前のブロンボス洞窟という場所から出土しました。ブロンボス洞窟は南アフリカの南端にあります。南アフリカ、ウィットウォーターズランド大学のホームページから 

 

 

 <文字>の事を調べていて、おもしろい文献を見つけました。南アフリカのブロンボス洞窟で出土した7万5千年前の赤い石に、何か意味があるらしい模様が彫ってあるというのです (1) 。この文献は、<ことば>や<(何かある事の)象徴>は、すでに7万5千年前には存在していたと主張していました。これまでは、現代につながる高い創造性がヒトに見られたのは4万年から5万年前であった――それもヨーロッパで――という考え方 (2) が優勢でした。それが一気に古くなって7万5千年前から、しかもアフリカで、となったのです。だいぶイメージが変わります。彫られていた模様が<象徴>、たとえば<明日>とか、<正義>とか、<幸せ>といった心の中にあるイメージを表しているのだとしたら、それはきっと<ことば>に結びつくはずです。なぜかと言うと、<ことば>はそれ自体が手で触れられない、心の中だけにあるものだからです。

 

 7万5千年前というのは、どんな時代なのでしょうか。日本列島の歴史だと1万数千年前からは縄文時代が始まりますから、縄文時代よりもずっと前の話です。それでも、我われホモ・サピエンスの歴史は20万年前にアフリカで始まっていたそうですから、ホモ・サピエンスの歴史に比べれば、だいぶ後の事になります。

 

 ただ、今となっては、その模様が何を意味していたかはわかりません。模様が何を表しているかが、わかればおもしろかったのですが、あまりに大昔の地層から出土したので、模様を読み解くルールがわからないのです。それでも人が模様が彫りつけた事は確かです。読み解くルールはわからなくても、誰かが彫りつけたという事はわかります。そして当時の人びとは、読み解くルールを知っていたこともわかるのです。

 

 わたしは知らなかったのですが(うかつな事です)、ブロンボス洞窟から出た<模様を付けた石>の話は、すでに有名な話だそうです。たとえばウイッキペディアというインターネットの百科事典にも、英語版ですが。ブロンボス洞窟のことは出ています。またヘンシルウッドさんが勤めている南アフリカ共和国のウィットウォーターズランド大学のホームページ (3) にも出ていました。最初に載せた<模様を付けた石>の写真は、ウィットウォーターズランド大学のホームページやウイッキペディアに載っていた写真です。

 

 この写真には、同じブロンボス洞窟から出土した石のナイフや骨で作った何かの道具が出ています。そういったものだと、物を切るために使ったのだろうという事がすぐにわかります。しかし、模様が描いてある石は、ナイフとか物を突き刺す道具とはずいぶん違います。昔の生活を想像してみても、何に使ったのかわかりません。写真を見ていると、模様は格子のようにも見えます。アフリカでよくある、これと似たものを探せば、家の周りの垣根(かきね)でしょうか。この時代に垣根があったのかどうかはわかりませんが、いずれにしても、これを彫りつけた人は何かを表現しようとして彫りつけたに違いありません。それも、やがて消えてしまう土の上に描いたのではなくて、わざわざ石に彫りつけたのです。長く残す必要があったのでしょう。現にわたしたちは、7万5千年も経っているのに知る事ができたのですから。でも、いったい何を伝えたかったのでしょうか?

 

 

960922ChildrenMbwambeVillage_MMitan.jpg

子どもたちがもたれている家の垣は、ブロンボス洞窟から出土した石に描かれていた模様に見えなくもありません。アフリカ中央部のコンゴ共和国で撮影しました。

 

 

☆   ☆

 

 アラブ世界では、有名なヒエログリフ(聖刻文字、象形文字)とは別に、ヒエログリフに似たものとしてトークン (4) と呼ばれる粘土玉があったそうです。トークンは商取引の証(あかし)のために使われた<お呪(まじな)い>のようなものです。これは後に粘土玉ではなくなりました。トークンを象徴する模様(象徴の象徴?)を書き付けてトークン代わりにしたそうです。

 

 トークンは商取引の証(あかし)でした。商売に苦労は付き物ですが、商取引のたびにわざわざ粘土玉を結ぶというのは、当時でも、手間のかかる作業だったでしょう。これはわたしの想像にすぎませんが、粘土玉のトークンには、もともと何か呪術的な意味があったのです。正直な商人ばかりなら、トークンで証拠を残す必要はありません。でも、中には約束を破る不誠実な商人もいたのでしょう。そのような人に対して約束を破ると災(わざわ)いが起こるのだと神の前で示したい。トークンは、そのために結んだような気がします。

 

 それが、実物の粘土ではなくなり、模様を書き付けた、ただのイメージとなると、より抽象度は上がった事になります。今、わたしは、昔の人も現代人と同じ精神世界に住んでいるような気がしています。わたしの感覚では、近所の神社のお守りが、トークンとそっくりです。神仏を信じるわけではない。それでも神や仏との約束を破れば罰(ばち)があたる(ような気がする)。科学的に真実ではないのかもませんが、神社やお寺をまつる人びとの精神世界は、もうひとつの<事実>だと思うからです。

 

☆   ☆

 

 漢字は一種の絵文字です。コンピュータや携帯電話で使う顔文字の親戚のようなものです。ですから、漢字にはどこかしら、イメージが付きまといます。たとえば「虎(とら)」という漢字を見て、どのような想像をしたでしょう? お正月の年賀状に描かれた虎の絵のイメージかもしれませんし、阪神タイガースの縦じまのイメージかもしれません。生きたトラを知っている人なら、足先の巨大さと静かに歩くようすを思い浮かべるのでしょうか。「虎(とら)」という字に限らず、漢字には、字というコミュニケーション・ツールを越えた大きな象徴性があるのです。

 

 ですから、たとえばハングルだけで書かれた文章では、あまり朝鮮語(韓国語)に詳しくない人にとって、「ハングルである」という以外、何のイメージももたらしません。しかし、漢字が混じったとたんに、実に豊かなイメージをもたらします。わたしは大学生の時、ドイツ語やラテン語といっしょに朝鮮語(韓国語)を習っていました。プサン(釜山)やテグ(大邱)にも何度か行った事があります。そこで感じた文章のイメージが、これに近いものでした。「ハングルだけで書かれた文章」の雰囲気は、アラビア語やタイ語で書かれた文章のイメージに近いでしょうか?

 

 コンピュータや携帯電話の顔文字を嫌う人がいます。実はわたしにとっても、節度のない顔文字の氾濫は、あまり気持ちのいいものではありません。でも、顔文字の持つイメージの力(ちから)を、じょうずに利用している人がいます。

 

 たとえば、

 

ものすごく 嬉しい \(^o^)/\(^o^)/\(^o^)

 

とか、

 

すいません。 <(_ _)>

 

といった文章からは、弾(はじ)けるような躍動(やくどう)や、何かをすまなく思う気持ちが素直(すなお)に伝わります。これは、実際にわたしの知り合いからいただいたメールの文章から取りました。

 

 ひとつひとつの記号には、絵の要素としての意味以上のものはありません。そして、\(^o^)/はバンザイを叫ぶ人だし、<(_ _)>は、両手をついて謝(あやま)っている人だと了解できます。\(^o^)/や<(_ _)>も、いつかは、何かを象徴する、漢字のような働きを担(にな)うようになるのでしょうか。

 

 つぎに続きます。

 

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(1) Archaeological Evidence for the Emergence of Language, Symbolism, and Music. An Alternative Multidisciplinary Perspective,  F. D'Errico, C. Henshilwood et al., 2003 in Journal of World Prehistory.

http://www.eva.mpg.de/evolution/staff/soressi/pdf/Derrico-and-al2003_JWP.pdf

著者のおひとりであるヘンシルウッドさんは、長くブロンボス洞窟で発掘作業を続けてこられた方です。

 

(2) Merritt Ruhlen (1994)  The origin of language: Tracing the evolution of the mother tongue.  インターネットのホームページは、ありませんでした。

 

(3) University of the Witwatersrand, Johannesburg

http://www.wits.ac.za/academic/research/ihe/archaeology/blombos/7106/blomboscave.html

 

(4) トークンのことは、次のホームページにくわしい情報が載っています。

The Origins and Invention of Writing

http://www.usu.edu/markdamen/1320Hist%26Civ/chapters/16TOKENS.htm

 

 

 

三谷 雅純(みたに まさずみ)

兵庫県立大学 自然・環境科学研究所

/人と自然の博物館

みなさん、こんにちは(^^)/

博物館に隣接(りんせつ)する深田公園は、今日はぽかぽか~春の陽気です。

深田公園

 

3月24日(日)に、この深田公園を、研究員と一緒に探検する

「ふかたん~石ころをさがそう~」を行います。

隊長は、古生物学、地質学が専門の、古谷主任研究員(*^^*)

古谷主任研究員と一緒に、深田公園を、楽しく探検します。

どんな石が見つかるかな?? 石の疑問、なんでも聞いてね。

時間:14時~(約1時間)

集合場所:4階ひとはくサロン

参加費:無料(観覧料は必要、小中学生は無料です)

定員:20名

ふかたん

 

4月のふかたんは…

4月28日(日)

「初夏(しょか)の鳥(とり)を探(さが)そう」

隊長は、動物生態学が専門の布野研究員です。

研究員との楽しい一時間、ぜひ、ご参加くださいね。

 

みなさんのご参加を、心よりお待ち申し上げております。

笹山由利子(フロアスタッフ)

 

 

昨日に引き続き、ひょうご恐竜化石国際シンポジウムがやまなみホール、

山南住民センター(丹波市山南町)に場所を移し開催されました。


 

     会場の風景

 

サイエンスカフェ 丹波市恐竜復元画プロジェクトでは、昨日の講演者も
コメンテーターとして参加されました。

 
          
サイエンスカフェ会場の様子(やまなみホール)

 
 
                   ちーたんの館
 
   

午後からは、恐竜化石を活かした地域づくりフォーラムが行われました。


 
   進士五十八氏(東京農業大学名誉教授)による基調講演

    「地域資源を活かし環境への感性を育むまちづくり」

 

パネルディスカッションでは丹波竜発見者の村上茂氏をはじめ、荻野慎太郎氏、
金子幸雄氏、浅倉陽子氏、東朋子氏がパネリストとして登壇され、活発な
議論が行われました。


 
         パネルディスカッションの様子

 

他にも、たくさんの催しもあり、大勢の方々で賑わっていました。


 
    ワークショップ

 

   ポスター・パネル展示

 

     化石発掘体験

      屋台グルメコーナー

 

2日間にわたるひょうご国際シンポジウムは無地終了いたしました。

ご参加いただいた皆さま、ご協力いただいた関係者の皆さま、

大変ありがとうございました。

 

ひとはくの20周年事業もほぼ終わりを迎えることができました。

21年目を迎える来年度、成人したひとはくをお楽しみに!

 

         恐竜TF

本日、ひょうご恐竜化石国際シンポジウムが当館ホロンピアホールで開催されました。県内外からの参加者により会場は満員となりました。

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会場風景

DSC_5202_1.jpg  DSC_5207_1.jpg
中瀬ひょうご恐竜化石国際シンポジウム      井戸知事のあいさつ
実行委員会会長のあいさつ


国際シンポジウム「白亜紀前期の恐竜研究最前線」では日本はもちろん、
アメリカ、中国、フランスから世界有数の研究者が講演されました。

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  三枝春生研究員の基調講演   ジェームス・カークランド 氏

                    アメリカ・ユタ州地質調査所 研究員


P1060700_1.jpg  P1060711_1.jpg
     徐 星 氏            對比地孝亘 氏
中国科学院古脊椎動物古人類学研究所    東京大学大学院理学系研究科 講師
                教授

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     柴田正輝 氏          ロマン・アミョ 氏

  福井県立恐竜博物館 研究員     フランス クロード・ベルナール・
                          リヨン第一大学 研究員

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     山田敏弘 氏            楠橋 直 氏
 金沢大学理工研究域自然システム学系 
    愛媛大学大学院理工学研究科 助教
                      准教授

 

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パネルディスカッションのようす

 

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岩槻館長のあいさつ

 

明日は、会場を丹波市のやまなみホール、山南住民センター、丹波竜化石工房に移してさまざまなイベントが開催されます。

 

当日参加可能なイベントもあります。

詳しくはこちらをご覧ください。

           → http://hitohaku.jp/top/dinosaur_symp.html

 

恐竜TF   

 

 

ユニバーサル・ミュージアムをめざして25

 

ユニバーサルなホームページを考える事

 

三谷 雅純(みたに まさずみ)

 

 

 

Hitohaku_HP.JPG 

 今度、人と自然の博物館のホームページを変える計画があります。デザインは大きく変えないようですが、新しい機能が必要になることもあります。時に応じて変更することは大切です。

 

 ホームページの管理は、人と自然の博物館では情報管理課の方たちが責任を持っていますが、研究者の立ち場で意見を言うことも必要です。研究者の三橋弘宗さんはコンピュータに詳しいので、研究者の立場で意見を言う役を引き受けています。わたしは、その三橋さんから「ホームページをユニバーサルなものにしていく、よいアイデアがあれば教えて下さい」と言われました。ただし、お金はないのだそうです。

 

 わたしのこの「ユニバーサル・ミュージアムをめざして」というブログは、趣旨から言えば、本当は博物館全体を「ユニバーサル・ミュージアム」にするにはどうするかと考えるべきです。しかし、ひとはくの建物は建って20年以上が経っています。今からユニバーサルなものを立て直すのは大事です。ただ、館員が行うサービスを変えるのなら建てかえるよりは簡単ですし、機会がある時にホームページを「ユニバーサル・ミュージアム」らしいものに作りかえるのも、それほどお金はかかりません。それに、ホームページのユニバーサル化は、いろんな企業が進めています。すでにノウ・ハウもあるに違いありません。現にハンドブック (1) の類(たぐい)も、いろいろ出ています。

 

 そこで、わたしは、わたしにしか書けないモノを考えて、ブログに書いてみることにしました。ホームページのユニバーサル化がどんな事に注意するべきなのかは、それぞれのハンドブックに任せます。ぜひ、そちらを見て下さい。

 

 まず、わたしはどんな人間かを書いておきます。

 

 わたしには、漢字の学習障がい(LD)があります。上に書いた「ハンドブックの類」ということばには、「たぐい」というルビがないと、ついつい「るい」と読んでしまいます。ですから、ルビは振ってあるとうれしい。これは生まれつきです。

 

 それから、高次脳機能障がいもあります。11年前に脳梗塞(こうそく)になり、その後遺症(こうい・しょう)でマヒがあります。そして、疲れると失語が出るようになりました。ホームページに関係しそうなことでは、失語の経験が役に立ちそうです。

 

 失語症は脳に受けたダメージによっていろいろな症状が出てきます (2) 。そのような症状のひとつが、「長い文章を読み切れるほど根気が続かない」というものです。朝、起きてすぐとか、午後、疲れてくると、長い文章が読み切れなくなります。たとえば新聞の社説ぐらいになると、途中で休憩しないと読み切れません。新聞だと、毎日毎日、そんなに大きく論旨が変わるわけではありませんから、この新聞社は、だいたい○○のことを言っているのだとわかってしまいます。少なくとも、そのわかったような気持ちになります。すると、そこで止めてしまいたいのです。ですからわたしは、とんでもない誤解をしているニュースも、きっとあるはずです。

 

 そんな時、コンピュータが使えるのなら、自動読み上げソフト (3) を使います。自動読み上げソフトは、もともと全盲や弱視の視覚障がい者が使っていたものですが、わたしのように失語の出る人や高齢で字を読むことが苦痛になった人、LDで読めないという人にも役に立つはずです (4) 。自動読み上げ機能は、ぜひ入れて下さるようにお願いしましょう。

 

 ふたつ目は老眼です。わたしは年相応の老眼ですから、小さな字で、何でもかんでも情報は入れてあるような文章は、読む気が起こりません。そのような文章は、ひょっとして、書いたご本人でさえ二度と読まないのではないでしょうか? これでは、情報を伝えるという、一番大事な文章の役割を投げ捨てているようなものです。ただ「書いた」という事実が残るだけです。少なくとも、ある年齢以上の人は読めません(し、まだ文字のリテラシーが発達していない小さな子どもや知的障がい者は読みません)。

 

 どのコンピュータでも、普通は字の大きさが調節できます。しかし、目立つところにボタンがあって、簡単に画面操作で大きくなったり、小さくなったりするのでなければ、大抵の人は諦めてしまいます。コンピュータの苦手な人は特にそうです。字の大きさの調節機能は、ちょっと気の利いたホームページなら、付いているものです。これは、ぜひ入れていただくことにしましょう。

 

 三つ目は字の形への注文です。わたしはLDだと書きましたが、デスレクシア(=難読症)というほどではありません。デスレクシアの人は、縦棒(たてぼう)と横棒(よこぼう)の太さが違うと、全体でイメージがつかみにくくなるのだそうです。具体的には漢字です。アルファベットもそうなのかもしれませんが、漢字は典型的です。

 

 漢字は、よく明朝体で書きます。この明朝体というのは、縦の線と横の線の太さが違います。つまり、明朝体で書いた文章は、一部の人には、よくわからないということになります。ところが縦と横の太さが同じゴシックや丸ゴシックは、デスレクシアの人でもイメージしやすいのです。そのためにユニバーサル・デザインでは、なるべく明朝体は避け、ゴシックや丸ゴシックを使います。少なくとも、「全ての人にわかりやすいユニバーサルなものを」と心掛けている人なら、そうするでしょう。ホームページを書く時には、デスレクシアの人に見やすい字体をそろえておけばいいのです。

 

 今日、考えたユニバーサルなホームページで、少なくとも、わたしにわかりやすいものは、(1) 読み上げ機能が付いている事、(2) 字の大きさの調節機能が付いていること、(3) 明朝体は止めて、縦と横の太さが同じ字体で表すこととなります。でもこれは、LDで高次脳機能障がいがあるわたしにとっての見やすいホームページです。別の人には、また別の機能が必要になるでしょう。

 

 それにしても、デスレクシアの人には、字体によって意味が理解しやすかったり、理解しにくかったりするなんて、多くの人は想像もできないでしょう。わたしは、デスレクシアで学校の先生になった神山 忠さんの講演 (5) で、初めて知りました。でもLDの人は左右が区別しにくいので――わたしの場合は<へん>と<つくり>がゴチャゴチャになったり、“C”は“⊂”であったか“⊃”であったか、わからなくなったりします――、わたしには何となく理解できます。

 

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(1) 兵庫県では「ホームページ作成において配慮している項目」で、どのような内容に配慮するべきと考えているかが出てきます。

http://web.pref.hyogo.lg.jp/ud/consideration.html

また「ユニバーサルデザインに配慮したホームページ作成のガイドライン」が兵庫県県民政策部知事室広報課から公表されています。

http://web.pref.hyogo.lg.jp/documents/guideline_all.pdf

でも、これはコンピュータを使い慣れた方向きのような気がします。わたしには、ちょっとね……。

 兵庫県以外にも、さまざまな自治体や企業、市民団体が、誰にでも使いやすいホームページの作り方を公表しています。

 

(2) 失語症者の一般的な情報は、三谷(2011

http://hitohaku.jp/research_collections/no22pdf/HN22_06_43_51.pdf

や三谷(2012

http://hitohaku.jp/research_collections/no23pdf/NH23_05_61_67.pdf

にまとめました。ご覧下さい。

 

(3) 有償ですが、わたしはドキュメント・トーカを使っています。

http://www.createsystem.co.jp/DTalkerSapi1.html

 

(4) 自動読み上げ機能はデイジー(DAISY)に似ていますが、デイジーでは字が数行表れ、読み上げているところの色が変わります。中でもマルチメディア・デイジーでは動画や静止画も利用できます。(5) の神山 忠さんの講演はマルチメディア・デイジーです。マルチメディア・デイジーは視覚情報が大切ですから、視覚障がい者ではない人向きです。それに、視覚障がい者がホームページを<読む>時には、自分用の自動読み上げソフトを入れています。

 

(5) 神山 忠さんの講演はユーチューブで見ることができます。「デスレクシア」の講演は長いので、1から4に分けてあります。

http://www.youtube.com/watch?v=YISIvygN08I

http://www.youtube.com/watch?v=O9vZoRhFqng

http://www.youtube.com/watch?v=ALplOx0eHW4

http://www.youtube.com/watch?v=7UJFGob2O8c

神山 忠さんの講演のようすを流していますが、まさにこれがマルチメディア・デイジーです。

 

 

 

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三谷 雅純(みたに まさずみ)

兵庫県立大学 自然・環境科学研究所

/人と自然の博物館

やっと寒さが和らいで、暖かい日が続くようになってきましたね♪

 

32日(土)3日(日)、ひとはくでは「けんちくかの日」のイベントが行われました!(^○^)

 

スタッフが作った架空のまちに、みんながそれぞれ作ったお家を建てて、

素敵な街づくりには何が必要なのか?をみんなで考えます。

 

まずは、「くぬぎちゃん」が登場するお話をみんなで聞きます。

みんなすっかりお話の世界に入り込んでいます!

    machitanken-as.jpgお話が終わったら、さっそくじぶんのお家をつくりましょう♪

みんなどんなお家に住みたいかな?

 

s-P1150108-a.jpg お家が完成したら、いよいよまちにお家を建てます!

ie.jpg駅の近くはやはり便利なだけあって大人気!?

近くにショッピングセンターもあるしね(^v^)

でも、緑のたくさんある畑や田んぼの周辺も結構人気でした!

 

 

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みなさんも、じぶんのまちにどんなものがあるのか探検してみましょう♪

 

 

                                                                                 フロアスタッフ たにぐち

本日、ボルネオ・ジャングルスクール卒業生の集いがひとはくで行われ懐かしい面々が顔を合せました。第1回目の卒業生から昨年参加した14回生まで、24名の卒業生と保護者の方々を含め49名の参加者がありました。

卒業生のつどい

開会のあいさつの後、14回生の近況報告がありました。また、お世話になった自然観察指導員の安間先生、昨年同行していただいた絵本作家 おおとも やすおさん、なとりちづさんの二人にも参加いただき懐かしい話でいっぱいでした。

あいさつをする14回生  安間先生と久々の再開のサムネール画像

それぞれ近況報告をする昨年度参加した14回生  安間先生と久しぶりの会話をする卒業生

参加してくれたジャングルスクール卒業生たち                                                       最後に参加した卒業生で記念写真


サバ大学での収蔵庫見学ツアーは経験した卒業生たちですが、その後、希望者は高橋校長と橋本主任研究員・布野研究員引率のもと、オープンセミナーで行っているひとはくの収蔵庫見学ツアーに出かけました。

  収蔵庫棟見学  期待膨らむ収蔵庫棟入口    

    集合する卒業生と保護者のみなさん       収蔵庫入口では期待が膨らむます

日本最後のコウノトリ                                                       貴重な資料の数々の収蔵庫
                                                 (写真は日本最後のコウノトリの剥製です)

現在の時点では、来年度もボルネオジャングルスクールは実施を予定していますが、詳しいことは4月以降にホームページ等でお知らせいたします。また、卒業生のつどいに参加できなかったみなさんも、次回は是非参加してくださいね!

情報管理課 阪上勝彦

明石公園の昆虫展

2013年3月 8日
ひとはくのセミナー「ユース昆虫研究室」では、昆虫の好きな中学生たちが、毎月、昆虫を採集したり、標本をつくったり、といった活動をしています。
2011年、2012年の2年間、中学生の調査員たちは、兵庫県立明石公園の昆虫を調べました。このたび、みんなでつくった標本や解説パネル、生態写真を展示し、その成果をご紹介いたします。ぜひご覧ください。
会期 2013年3月20日(水祝)~31日(日)
3月20日はみんなで設営作業をしていますが、そのようすもご覧いただけます。
会場 明石市立文化博物館 小展示室 <ひとはくではありません!>
明石市上ノ丸2丁目13-1 TEL: 078-918-5400
※ 博物館所定の観覧料が必要です
presented by ユース昆虫研究室2011・2012
調査員(受講者) 井上 元・江田信之介・小川哲矢・坂本貴海・菅澤祥史・高尾海星・高橋奏太・多田実央・中谷朱里・長谷川千紘・藤田将門・牧田 習・松井颯汰・溝手 舜・望月沙綾・矢部清隆
アシスタント 安達誠文・中瀬大地・前田 慈・前田 慧・森野光太郎(ひとはく連携活動グループ テネラル)
講師 一井弘行(明石市立文化博物館)・八木 剛(兵庫県立人と自然の博物館)
2013年度のユース昆虫研究室は、六甲山上にある、兵庫県立六甲山自然保護センターを会場として実施します。くわしい内容や日程は、こちらから。
(ユース昆虫研究室は、中学生限定です。小学生には、昆虫サマースクール、鳴く虫キッズ大集合!をご用意しています。高校生以上の方には、ひとはく展示課むし係をご用意しています。)
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(八木 剛@自然・環境評価研究部)

 ここは、神戸市営地下鉄県庁前駅構内です。何しているんでしょう。

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 3月16・17日におこなわれる「ひょうご恐竜化石国際シンポジウム」を紹介したパネルと化石のレプリカを展示しています。

 

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池田研究員が化石のレプリカを並べています。ちょっと見にくい?

でも、駅構内で化石のレプリカが見れるって、すごくない?早速、下校中の小学生が近寄ってきました。

ちなみに写真撮影は、調査研究中のため、ご遠慮いただいています。

ごめんなさい。                                                                                           

 こちらは、3月18日(月)まで展示しています。

 神戸でお買い物に行く、という方は是非神戸市営地下鉄県庁前駅へ寄ってみてくださいね。 

                          小林美樹(生涯学習課) miki kobayashi2.jpg

特注ラボレクぅ♪

2013年3月 5日

【特注ラボレク】って、聞かれたことありますか?
「何じゃそりゃぁ?!」という方、是非このblog記事に目をとおしてください。

団体でひとはくにお越しの際、特注セミナーをご利用いただけることは既にご存じの方も多いと思いますが、特注セミナーの一つに通称「ラボレク」というのがあるのをご存じの方は、かなりの「ひとはく通」です!!

      
 ラボとは恐竜ラボのことです。化石のクリーニング作業を目の前で見ることのできるユニークな施設ですが、ただ見学するだけじゃなく、スタッフがここでレクチャーをさせていただくのが、「ラボレク」です。

恐竜ラボだけを解説するパターンと、本館3階の恐竜展示もセットで解説するパターンと、ご要望に応じて提供しております。団体観覧ご予約の際に、是非一度ご相談ください。

みなさん、こんにちは。
3月3日(日)のひな祭りはキッズサンデーの日、7名のKids館長が

お仕事をしました。

さっそく、今回のキッズ館長ををご紹介します!

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「あみ館長、ひとで好きなところは?」

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「工作がせきるところです。」

それでは、一緒にキッズ館長がどのような活動をしたのか
見てみましょう♪


始めに、博物館バックヤードの巡回をしました。
「今から普段は見れない博物館の裏側へご案内します。」
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「どんな所なのか、ドキドキするな…。」

まず、図書館へやって来ました。
「このボタンを押してください。」「えいっ!」
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すると、棚が動いてたくさんの本が現れました!
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「いっぱいあるね。」「この本を見てみようかな。」

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みんな一人一冊、本を選びました。
「何が書いてるかな。」「チョウチョ、きれいだな!」

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続いて、収蔵庫の中を見学します。
扉の向こうに、ひとはくの宝物がたくさんしまわれています。

「みなさん、ここで靴の裏をきれいにしてください。」

「わー、ペタペタするね。」

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収蔵庫の中には珍しいものがたくさん!
「あれはなんだろ?」

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中では鳥のはく製を見せてもらいましたね。
「すごいね!」

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今度は、荷解き場にやってきました。
移動博物館車の「ゆめはく」ここにしまわれています。

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「この扉の向こうはどうなっているんだろう!?」

「あ、深田公園だ!」

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荷解き場の見学を終え、いよいよお客様のお出迎えという
大切なお仕事に挑戦です☆

説明を聞いて、練習を重ねます。
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みっちりと練習を積んで出迎え本番。

「お客様、まだかな。」
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来られました、お客様です!
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「こんにちは!いらっしゃいませ!」
「チラシをどうぞ。」

元気なご挨拶をして、丁寧にチラシを渡せました♪
みなさん、お客様のお出迎えバッチリできましたね!

「ふぅ~つかれたぁ~」

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お仕事、お疲れさまでした!
ひとはく20周年記念事業のKidsひとはく大使が
頑張ったKids館長は今回で、ひとまず終わり。
Kids館長を温かく見守ってくださったみなさま、ありがとうございました!


                           (キッズひとはく推進室・細川・高瀬)

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