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2021年3月アーカイブ


今日(3月28日)の三田地域は、雨です。
しかし、風も強くなく雨量も少なそうです。


昨日のひとはくブログ(「コバノミツバツツジが咲き始めました2021
https://www.hitohaku.jp/blog/2021/03/_2021/
)の続きです。


昨日咲き始めた4階入口付近のコバノミツバツツジの花は3輪でしたが、
本日(雨にも関わらず?)、63輪の花が咲いていました。

しかし、まだ一分から二分咲き?というところでしょうか?


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▲雨に降られながら咲いているコバノミツバツツジの花




昨日まで、たくさん残っていた冬芽を被っていた、茶色い鱗片葉は、
雨で多くが落ちてしまったようです。

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▲鱗片葉がなくなったコバノミツバツツジの紫色の「つぼみ」





コバノミツバツツジは、雨に関係なく咲いています。





                                 研究員 小舘 誓治


今日(3月28日)の三田地域は、昨日の晴れとは違って午前中から雨でした。


ひとはくのエントランスホールの前には、3種類の旗(国旗、県旗、館旗)が
掲げられるように旗ポールがあります。
しかし、今日は雨なので、旗は掲げられていません。


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▲エントランスホール前の旗ポール(右側の写真)




さて、ここで、いきなりクイズです。



車道側からエントランスホールを見て、向かって左側から
次の①~③のどの順番に旗が掲げられるでしょうか?

向かって左側から、
  ①国旗、県旗、館旗
  ②館旗、県旗、国旗
  ③県旗、国旗、館旗


答えは・・・
今度(雨でない日、あるいは休館でない日で)、ひとはくに来た時に
(しかも、風がある日に)確認してみてください。




さて、エントランスホールの近くに植えられている エドヒガン(サクラ類)は、
昨日ほぼ満開状態でしたが、今日の雨で(風は強くないのですが)
花びらがたくさん散り始めました。


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▲雨に打たれるエドヒガンの花



前日は、2~3枚程度の花びらが地面に落ちていましたが、
今日の雨で千単位の花びら(おそらく数千枚)が落ちてしまいました。





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▲一部の花びらが落ちたエドヒガンの花 と 地面に落ちた花びら





このエドヒガンの近くにあるソメイヨシノの花は、現在、八部咲きという
感じでしょうか?



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▲ソメイヨシノの花(八部?咲き)


ソメイヨシノの花びらは、今日の雨では、数枚程度しか落ちていません
(夕方時点で)。


ソメイヨシノの花は、どれくらいの期間もってくれるかな?



                                   研究員 小舘 誓治


ひとはく探検隊「たんぽぽをさがそう」は博物館近隣の公園で行う予定でしたが、
あいにくの雨となってしまったため今回は館内で行いました。


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まず、鈴木研究員より様々なたんぽぽについてのお話を聞きました。


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在来種のたんぽぽと外来種のたんぽぽの違いなど、実物で観察をしています♪


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写真のたんぽぽと見比べています♪


特徴的なたんぽぽを一部ご紹介します。

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↑カンサイタンポポ(関西の代表的なたんぽぽだそうです。)

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↑ロクアイタンポポ(花がかなり大きいのが特徴で、雑種と思われる)

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↑シロバナタンポポ(花が白っぽい!)

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↑ノゲシ(花の部分が似ていることからタンポポとよく間違えられます...)


ご参加いただいたみなさまありがとうございました!

ひとはくではこれからもイベントがたくさん!
ぜひ、ご来館ください!


フロアスタッフ はなだ
 春の暖かな日差しが心地良いお天気だった3月27日(土)、ひとはくでは、兵庫県立伊川谷高等学校ボランティア部の生徒の皆さんにお越しいただき、来館された子どもたちに向けて、人形劇やゲームなどを行っていただきました。

 伊川谷高校ボランティア部では、地域の子どもたちを対象に、SDGs(持続可能な開発目標)の啓発と普及を目的にした人形劇を実施されています。

 今回の人形劇「おじいさんのひみつ」は、SDGsの目標12「持続可能な生産消費形態を確保する(つくる責任 つかう責任)」をテーマにして、生徒自らでストーリーを考えられたそうです。

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[作品のあらすじ]
 主人公の「ゆうき」くんは夕食の際、お母さんに悪態をつきながらレタスを残す。すると夢の中で謎のおじいさんが登場、農場でレタスづくりを体験しながら生産者さんの苦労、廃棄野菜の存在を知る。そこで意識が変わり、目覚めてからレタスを食べることに挑戦する。その後父を迎えに行った駅で、規格外の野菜を販売している八百屋さんの存在を知る。そのお店を仕切っていたのはなんと夢の中のおじいさんであった・・・・。

 演出についても、劇団に在籍している外部指導者の方から演技指導を受け、更に完成度の高い劇に仕上がっていました。

 人形劇の前後には、子どもたちが参加できるゲームやアクティビティを織り交ぜて、本当に楽しい時間を過ごすことが出来ました!

 これからもさまざまな場所で公演されているようで、大変なこともあるかと思いますが、また機会がありましたら、ひとはくで開催してくださいね!

 どうもありがとうございました。

【当日の様子】

○ジェスチャーしりとり
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◎人形劇「おじいさんのひみつ」
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○野菜あてゲーム
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~公演の最後に記念撮影~
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(文責:生涯学習課 坂井)

3月21日の「はかせと学ぼう!」は、『ガンってどんな鳥?大造じいさんとガン』。 

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最初はガンのひみつをクイズをまじえながら、ひとはくの鳥はかせ 布野研究員より解説を聞いたよ。

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左からカルガモ、オオヒシクイ、コハクチョウ、博士が持っているのはマガンのはく製。
特別に!!水鳥のふかふかのおしりの毛に触れさせてもらったよ。
そお~っとやさしく~ふかふかだあ~



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お話の後は、みんなでガンの模型作り。画用紙をガンの形に切り取って竹ひごを付けます。
マガンとオオヒシクイはくちばしやおでこの辺りの色が違います。どっちにしようかな~?
くちばしやからだに色ぬって完成!


羽を外側に向けてまるく曲げると空を飛んでいる様子が表現出来ました。みんなでガンの群れを再現。
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ガンってどんな鳥か、標本を見て、触れて、クイズにお話、工作で、鳥はかせといっしょにたっぷり楽しみながら学びました。
ご参加ありがとうございました。

(フロアスタッフ つくし、いしくら)



今日(3月27日)の三田地域は、良く晴れたすがすがしい気持ちになるような天気でした。

エントランスホールの近くに植えられている エドヒガン(サクラ類)は、
ほぼ満開状態です。



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▲エドヒガンの花



エドヒガンの写真を撮っていると、エントランスホール前の芝生地に
スズメがいて、カメラを向けると にらまれ?ました。



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▲こちらを にらんでいる?スズメ




さて、昨年のひとはくブログの「コバノミツバツツジの花が咲き始めました」で
ひとはく の まわりで、3月28日にコバノミツバツツジの花が咲いたこと
を書きました(下記参照)。

「コバノミツバツツジの花が咲き始めました」  (2020年3月28日ブログ)
 
https://www.hitohaku.jp/blog/2020/03/post_2708/




2020年3月26日は、4階入口付近のコバノミツバツツジの花は、
まだ咲いていませんでしたが、3月28日には咲いているのを確認できました。



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▲コバノミツバツツジの2020年3月26日の状態(つぼみ)



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▲コバノミツバツツジの2020年3月28日の状態(開花)




今年(2021年)は、本日(3月27日)、コバノミツバツツジが咲いているのを確認しました‼


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▲コバノミツバツツジの2021年3月26日の状態 (つぼみ)


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▲コバノミツバツツジの2021年3月27日の状態(開花)







ひとはく本館4階入口付近のコバノミツバツツジは、
昨年とほぼ同じ日に花が咲きだしましたよ。





皆さんのお住まいの近くのコバノミツバツツジ(分布;中部地方以西~九州)は、いかがでしょうか?




                                 研究員 小舘 誓治

大学院公開セミナー(兵庫県立大学大学院 環境人間学研究科 共生博物部門)


 大学院の魅力を対面・Webでご紹介します!
 どなたでも参加できます!


 人と自然の博物館および森林動物研究センターに併設の大学院(兵庫県立大学 環境人間学研究科 共生博物部門)では、博士課程(前期・後期)への学生(社会人学生含む)の受け入れを積極的に行っています。この「大学院公開セミナー」は、大学院進学・入学希望者向けのセミナーですが、博物館での研究活動や野生動物管理の実践に関心のある大学生や一般社会人の方も参加できます。皆様のご参加をお待ちしております。

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■概 要
・日  時:令和3年5月15日(土)13:00~15:30
・会  場:兵庫県立人と自然の博物館
・参 加 費:無料
・内  容:前半部 部門概要・研究紹介 13:00~14:00(対面・Web)
      後半部 研究紹介&施設案内 14:10~15:30(主に対面対応)
       ※後半部では、6研究部門(地球科学、系統分類、生態、環境計画、生物資源、森林動物)のうち、
        希望する1つの研究部門の研究内容と施設(収蔵庫、展示など)をご案内します。
申込締切:令和3年5月5日(水)

■お申し込み方法
 メール、FAX、はがき、封書のいずれかで、①氏名、②年齢、③住所、④電話番号、⑤メールアドレス、⑥参加方法(来館またはWeb:一部Web等で配信する予定です。希望者にはWebでの視聴方法をご連絡します。※ネット環境が必須)、⑦研究紹介・施設案内を希望する研究部門、⑧指導を希望する教員や興味のある研究テーマ(入学を検討している方のみ)を明記の上、下記までお申し込みください。研究指導、入学試験、部門・大学院等に関するご相談・ご質問などありましたら合わせてご記入ください。

■お申し込み・お問い合わせ
 〒669-1546 兵庫県三田市弥生が丘6丁目
 兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 所長室
 E-mail:instsec(アット)hitohaku.jp ※(アット)を@に代えてください。
 TEL・FAX:079-559-2004
  ※電話でのお問い合わせは火・水・木・金曜日にお願いいたします。

チラシのダウンロードはこちら>>> 大学院公開セミナーチラシ
 共生博物部門についてはこちら>>> https://www.hitohaku.jp/shizenken/kyousei/

■内容詳細
<前半部>(対面・Web対応)
 12:30 受付開始 ※入学試験関連の資料は対面でのみ閲覧できます(12:30~13:00、15:30~16:30)
 13:00 共生博物部門の概要紹介
 13:10 入学試験関連の説明
 13:20 研究事例紹介(中濱 直之 氏:博物館標本を用いた新たな生物多様性保全研究)
<後半部>(主に対面対応)
 14:10 研究紹介&施設案内―研究部門ごとに分かれ、研究内容と施設(収蔵庫、展示など)をご案内します―
      地球科学研究部門:地学系収蔵庫
      系統分類研究部門:生物系収蔵庫(両生類、爬虫類、昆虫類など)
      生態研究部門  :生物系収蔵庫(魚類など)
      環境計画研究部門:環境系収蔵庫
      生物資源研究部門:植物栽培施設
      森林動物研究部門:森林動物研究センターとWeb中継(実習室で参加可能)

兵庫県立人と自然の博物館
主任研究員 池田忠広
Potentilla tristis forma ciliata のアイソタイプ(副基準標本)

しばらくササ類の標本が続いたので、今回は中部ネパール、ガネッシュヒマール産のバラ科キジムシロ属のアイソタイプ標本を紹介します。どうしてネパールの標本Potentilla tristis forma ciliata H. Ikeda et H. Ohba.jpgが?と思われるかもしれません。この標本は池田博氏(現東京大学准教授)がひとはくに研究員として在籍していた当時、東京大学のネパール調査に参加して採集したものです。東大によるヒマラヤ植物研究は50年を超える歴史があり、その経緯は大場秀章先生によりよくまとめられています(注1)。それによると、終戦直後の1950年代に東大の植物分類学教室を主宰していた原寛先生が、日本の植物の起源を明らかにするため当時は国交のなかった中国にかわりヒマラヤ地域の調査を計画し、1960年にインドのサニー古植物学研究所との共同研究という形で始まったそうです。以来10回以上日本の関係機関と現地の研究者による合同調査隊がインドやネパール、ブータンの植物を調査し、膨大な数の新種記載と論文発表が行われています。
ここで紹介しているPotentilla tristis forma ciliata は、基準品種の f. tristis にはない、花弁の縁に短い毛があるという特徴から、新品種として記載されました。(自然・環境評価研究部 高野温子)






注1)ヒマラヤ植物の研究ーその歩みと成果 http://umdb.um.u-tokyo.ac.jp/DPastExh/Publish_db/1997Expedition/05/050300.html

3/21(日)のゆめはく

2021年3月23日

3/21(日)は「ゆめはく」はABCハウジンウジング西宮・酒造通り住宅公園に出動。

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入り口にはウシのオブジェ。。。
どうも丑年の記念撮影用のようです。
来年はトラになっているのでしょうか?


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あいにく一日中雨でした。


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それでも宣伝を見て、虫好きの子どもたちが来てくれました。

(鈴木 武)

ラフレシア、淡路へ

2021年3月18日
ひとはく本館1F出口付近にある「共生の森」、、、
そこには、ラフレシア、オラウータンなど展示しています。

この森は2000年に淡路島で開催された淡路花博 ジャパンフローラ2000で展示されていました。
ラフレシア02.jpg





当時のラフレシアです。




今年2021年はそれから20年。。。
淡路花博20周年記念花みどりフェアが淡路で開催されます。


その会場での展示のため、ラフレシア標本が淡路に行きました。

ラフレシア移動中.jpg








むちゃくちゃ重いです。
本体だけにして運んでいます。

ラフレシア移動中 (1).jpg










慎重にトラックに載せます。

ラフレシア (1).jpg








淡路市の夢舞台に持ち込まれました。




ラフレシア.jpg










展示できる状態になりました。
色のついた模型も一緒です。


グランドニッコー淡路〜夢舞台展望テラスの間の連絡通路にあります。
お寄りの際には見てあげてください。





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ひとはくには、
やや小さめのラフレシア模型が出ています。

(鈴木武)
ひとはく・ちがくレター(令和3年3月17日号)

 兵庫県立人と自然の博物館(ひとはく)の恐竜タスクフォースを中心とした研究員が関わる講演会や展示、イベント、
出版物、出演などについてお知らせいたします。お問い合わせ先について、別途表記のないものは当館となります。詳
細は各URLでご確認ください。なお、今後の新型コロナウイルスの影響等によっては、各イベント等の開催について変
更が生じる場合があります。その際は、当館ホームページ上でご案内申し上げます。この内容は当館の化石剖出と石割
調査ボランティアの方々には、メールにてお送りしています。

<ひとはく主催の企画>
●おおきくして、みてみよう!(半田研究員)
 拡大装置で生きものを大きくてみてみます。
 日  時 2021年4月4日(日)10:30~10:50
 場  所 ひとはくサロン
 参 加 費 無料
 受  付 なし、当日会場へ
 https://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=20010

花粉を顕微鏡で観察しよう(半田研究員)
 花から花粉を取り出して顕微鏡で拡大して観察しよう。
 日  時 2021年4月4日(日)①13:30~14:00 ②14:30~15:00
 場  所 4階 実験セミナー室
 定  員 各回4組
 参 加 費 無料
 対  象 小学3年~6年生限定
 受  付 4階中セミナー室で13時から受付開始、定員になり次第終了します。
 https://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=20004

A01モンゴルで恐竜を探すおはなし(久保田研究員)
 恐竜化石がたくさん見つかることで知られるモンゴルのゴビ砂漠でどうやって化石を探すのでしょうか?発掘中はど
んな生活しているの?篠山層群での恐竜化石発掘と比べながら、ご紹介します。
 日  時 2021年4月17日(土)13:30~14:30
 場  所 4階大セミナー室
 対  象 小学4年生~大人
 定  員 30名
 受 講 料 500円(高校生以下:350円)
 申込締切 3月27日(土)
 備  考 ○保護者参加 ※小学4~6年生は保護者もいっしょにご参加ください。
 https://www.hitohaku.jp/MusePub/seminar/?id=2021A01

A02, A03化石発掘体験セミナー(恐竜技師チーム)
 恐竜化石の周りの泥岩には、多くの化石が入っている可能性があります。発掘セミナーでは、石を細かく割って新
たな化石を探し出します。
 日  時 2021年4月18日(日)10:30~11:30、14:00~15:00
 場  所 恐竜ラボ
 対  象 小学生~大人
 定  員 10名
 受 講 料 800円
 申込締切 3月28日(日)
 備  考 新型コロナ対策のため対象年齢は小学1年生以上、ただしひとりで作業できる方に限ります(付添不可)。
ご家族でお申込みの場合は、必ず参加者全員のお名前、年齢等をご明記ください。また見学はひと家族につきお一人の
みでお願いします。※発見された化石は持ち帰ることはできません。※状況により中止の場合あり。
 https://www.hitohaku.jp/MusePub/seminar/?id=2021A02
 https://www.hitohaku.jp/MusePub/seminar/?id=2021A03

A04地学ハイキング ~仁川周辺~(佐藤研究員)
 西宮市仁川に分布する大阪層群の地層や、大阪城石垣の採掘場跡などを巡りながら、ひょうごの地史をたどります。
 日  時 2021年4月25日(日)13:00~17:00
 場  所 西宮市仁川周辺
 対  象 大学生~
 定  員 10名
 受 講 料 700円
 申込締切 4月5日(月)
 備  考 行程はそれほど長くありませんが、坂道が続くため健脚の方向けです。集合は、阪急今津線仁川駅。
○雨天中止
 https://www.hitohaku.jp/MusePub/seminar/?id=2021A04

A05, A06化石発掘体験セミナー(恐竜技師チーム)
 恐竜化石の周りの泥岩には、多くの化石が入っている可能性があります。発掘セミナーでは、石を細かく割って新た
な化石を探し出します。
 日  時 2021年5月2日(日)10:30~11:30、14:00~15:00
 場  所 恐竜ラボ
 対  象 小学生~大人
 定  員 10名
 受 講 料 800円
 申込締切 4月11日(日)
 備  考 新型コロナ対策のため対象年齢は小学1年生以上、ただしひとりで作業できる方に限ります(付添不可)。
ご家族でお申込みの場合は、必ず参加者全員のお名前、年齢等をご明記ください。また見学はひと家族につきお一人の
みでお願いします。※発見された化石は持ち帰ることはできません。※状況により中止の場合あり。
 https://www.hitohaku.jp/MusePub/seminar/?id=2021A05
 https://www.hitohaku.jp/MusePub/seminar/?id=2021A06

おおきくして、みてみよう!(半田研究員)
 拡大装置で生きものを大きくてみてみます。
 日  時 2021年5月2日(日)10:30~10:50
 場  所 ひとはくサロン
 参 加 費 無料
 受  付 なし、当日会場へ
 https://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=20003

タンポポの花を分解してみよう!(半田研究員)
 タンポポの花を分解して花のつくりを観察します。
 日  時 2021年5月2日(日)①13:30~14:00 ②14:30~15:00
 場  所 4階 実験セミナー室
 定  員 各回4組
 参 加 費 無料
 対  象 小学3年~6年生限定
 受  付 4階中セミナー室で13時から受付開始、定員になり次第終了します。
 https://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=20013

はかせと学ぼう!「アンモナイト石けんをつくろう!」(佐藤研究員)
 アンモナイトのシリコン型に石けん素材を流し込み、アンモナイト化石のレプリカを作製します。石けんが固まっ
て完成するまでに約30分を要します。
 日  時 2021年5月5日(水・祝)13:00、13:20、13:40、14:00、14:20、14:40の6回
 場  所:兵庫県立人と自然の博物館4階オープン・ラボ
 定  員:各回4名(家族単位)
 参 加 費:300円
 そ の 他:当日4階インフォメーションにて10:00より参加申込の受付を開始します。定員になり次第終了します。
 https://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=19172

A07, A08化石発掘体験セミナー(恐竜技師チーム)
 恐竜化石の周りの泥岩には、多くの化石が入っている可能性があります。発掘セミナーでは、石を細かく割って新
たな化石を探し出します。
 日  時 2021年5月9日(日)10:30~11:30、14:00~15:00
 場  所 恐竜ラボ
 対  象 小学生~大人
 定  員 10名
 受 講 料 800円
 申込締切 04月18日(日)
 備  考 新型コロナ対策のため対象年齢は小学1年生以上、ただしひとりで作業できる方に限ります(付添不可)。
ご家族でお申込みの場合は、必ず参加者全員のお名前、年齢等をご明記ください。また見学はひと家族につきお一人の
みでお願いします。※発見された化石は持ち帰ることはできません。※状況により中止の場合あり。
 https://www.hitohaku.jp/MusePub/seminar/?id=2021A07
 https://www.hitohaku.jp/MusePub/seminar/?id=2021A08

B11花粉の形を観察しよう(半田研究員)
 いろいろな花から花粉を採取し、顕微鏡で400倍に拡大して見てみましょう。午後は花粉の表面の模様や発芽口をじっ
くり観察します。
 日  時 2021年5月15日(土)10:30~15:00
 場  所 4階実験セミナー室
 対  象 高校生~大人
 定  員 5名
 受 講 料 1000円(高校生 700円)
 申込締切 4月25日(日)
 https://www.hitohaku.jp/MusePub/seminar/?id=2021B11

次号は令和3年4月16日(金)に発行予定です。
 ※都合により前後する場合があります。予めご了承ください。
                    恐竜タスクフォース 久保田克博
フロアスタッフとあそぼう「たんぽぽモビール」をおこないました!

大きいの、中くらいの、小さいの...
いろんな色と大きさを組み合わせて、糸にはり付けます。
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春らしいカラフルなモビールができた!
たんぽぽコースターブログ用.jpg
とっても華やか!見ていてウキウキしますね(^^)

たくさんのご参加、ありがとうございました!

「たんぽぽモビール」は27日(土)もおこないます♪
みなさんもお家に飾ってみませんか?

フロアスタッフ きただにさやの
3月13日(土)のはかせと学ぼうは「化石を掘り出そう!」でした。

まず、ひとはくの恐竜はかせ、久保田研究員から たんばの恐竜(タンバティタニス・アミキティアエ)の発掘についてお話しを聞きました。

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丹波で発掘した化石はひとはくに運ばれて、エアチゼルという道具でクリーニングされます。
エアチゼルは歯医者さんが虫歯をけずる道具に似ているけど、先は回るのではなく、突き出すように動いて化石の周りの石を取り除きます。とっても根気のいる作業です。


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さて、今日は石こうの中に入っている化石を取り出しました。
道具は竹ベラとハケ。化石が見え始めたら歓声が!
何の化石かな?どんな形かな?想像しながら慎重にけずり出します。

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取り出した化石は、水をつけて歯ブラシできれいにします。
最後にひとりずつ、久保田研究員から化石について教えてもらいケースに入れて完成!

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みなさん、根気よく頑張って化石をゲット!やったね!
充実感あふれる笑顔に、スタッフも嬉しくなりました。ありがとうございました。

(フロアスタッフ いしくら・まつだ)
バンシュウゴキダケのアイソタイプ(副基準標本)

Isotypes of Pleioblastus muroianus Koidz. in Acta Phytotax. Geobot. 5: 128 (1936).

バンシュウゴキダケは京都帝国大学の小泉源一教授(当時)により1936年に記載されたササ類です. 種小名のmuroianusは,採集者である室井綽先生の名前にちなみます (Koidzumi 1936).原記載論文には, 標本の情報として「Hab. Japonia: prov. Harima, Akogun, Minoyama (lg. H. Muroi !)」とあります (Koidzumi 1936).京都大学総合博物館植物標本庫(KYO)にはタイプと考えられる標本が1点 (KYO-00078724) あり,KYOのヘッダをもつラベルには,小泉先生の手書きで「Pleioblastus Muroiana Koidz バンシウゴキダケ Prov. Harima Akohgun 三濃山 6 Ⅷ 1935 室井綽」と記されていることから,この標本がバンシュウゴキダケのホロタイプ(正基準標本)と考えられます.ひとはくに収蔵されている2点の標本 (HYO_C2-134111 & 134112: 下の写真) は,KYOの標本に採集番号がないのに対し,no. 333 という採集番号が与えられている以外は,採集地,採集者,採集日時ともにホロタイプの情報と一致しているので,ホロタイプの重複標本,すなわちアイソタイプ(副基準標本)と考えられます.
 標本写真をみると、コンゴウタケ(Pleioblastus kongosanensis Makino)というアノテーションスリップが貼られているのが分かると思います。バンシュウゴキタケは現在コンゴウタケのシノニム(=異名)と認識されています。日本のタケササ類の分類は、日本における植物分類学の父と称される牧野富太郎によってまず属が整備され、中井猛之進東京大学教授(当時)と小泉源一教授(当時)により体系が整いましたが、1930年代から40年代にかけて両者が競うように新種を発表し、膨大な数の分類群が生まれてしまいました。中井先生の発表された新分類群は約180、小泉先生はなんと380もあるそうです(鈴木1978)。室井先生の発表された分類群も併せると、1960年代にはササ属Sasaが420種、アズマザサ属Sasaellaが140種、バンシュウゴキダケも含まれるメダケ属Pleioblastus は110種といった具合で、これらを見分けることは至難の業でした。その700近くあった日本産タケササ類の種を整理したのが、鈴木貞雄氏でした。鈴木貞雄氏の著した「日本タケ科植物総目録」は、日本のタケササ類研究の金字塔ともいうべき一冊です。

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左・右ともバンシュウゴキダケの標本
Japan. Harima (Hyogo Pref.), Akoh-gun, Minoyama [播磨國赤穂郡 三濃山] (H. Muroi no. 333, 6 Aug. 1935, HYO_C2-134111 & 134112-isotypes).
(自然・環境評価研究部 高野温子)
月の第1日曜日は「ひとはく Kidsサンデー」です。


前日までの数日は、雨が降ったり、どんより曇ったりと、
良くない天気で心配していましたが、
当日(3月7日)の午前中は良く晴れていて、午後は
うす曇りの日でした。

博物館のまわりでは、ツバキ科の千重咲き品種(常緑樹)の
ピンク色の花が咲き始めています。

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▲花が咲き始めたツバキ科の千重咲き品種




3月 の 主な プログラム の ようす の報告で~す。



■「星のような形の草をさがそう!」のようす は・・・

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▲ワークシートを持って、草をさがすよ~

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▲専用のカードに草をはったよ~




■「葉の気孔を顕微鏡で観察しよう」のようすは・・・

このプログラムは、小学校3年生から6年生までの子どもさん向けに実施しています。

ボンドを使って、葉のうら面の気孔を顕微鏡で観察しています。


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▲研究員から説明を受けて顕微鏡で観察中


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▲ボンドを使って葉の気孔を見たあと(セミナー終了後)、応用で自分の指紋も観察
 さすが~、3年生、いや、もうすぐ4年生。





■「プチ・むしむし たいけん」のようすは・・・

大人気の「むしむし たいけん」のプチ版です。しかし、
いろんなムシが用意されていましたよ。


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▲みんな、うまく触れているかな。






■フロアスタッフとあそぼう「恐竜★ハット」のようすは・・・

できた恐竜★ハットをかぶって記念撮影です。
カッコイイ! きめポーズ‼


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▲自分で作った「恐竜★ハット」をかぶって、ハイポーズ!!







■「デジタル紙芝居」のようすは・・・

 人気のデジタル紙芝居です。今回は、『たんぼぼレストラン』と
『ぽこぽこぽこ ~森をつなぐ~』でした。

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▲『ぽこぽこぽこ ~森をつなぐ~』がはじまったところ






■「まつぼっくりで けん玉をつくろう!」のようすは・・・


 まつぼっくりを観察したあと、けん玉をつくりました。



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▲自分で作った「けん玉」で、あそんでいま~す




3月のKidsサンデーには、ボランティアとして、
清水さん、徳平さん、古谷さんが、子どもたちのサポートをしてくださいました。
お疲れ様でした。




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次回の Kidsサンデー は、2021年4月4日(日)です。

ご家族で、ひとはくへ お越しください!

 
                   Kidsサンデープロジェクト 小舘
昨日につづき、本日もフロアスタッフとあそぼう「恐竜★ハット」を行いました。

みんな真剣に組み立てています。
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帽子をかぶってティラノサウルスになりきりましょう!
最後に記念撮影!ご参加ありがとうございました♪

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今後もフロアスタッフのイベントが目白押しです!
是非ご参加ください!

フロアスタッフ みやうら
2月27日、明石高校の校外学習がひとはくで行われました。
明石高校は、多様な学科と類型を設けておられますが、今回は、普通科と普通科理数探究類型、美術科とまさに多彩な生徒さん24名が希望してひとはくに来館してくれました。

午前中は、博物学についての説明やひとはくの展示物について案内を聞いたのち、アンモナイトのレプリカづくりを通して化石と地質時代の環境について考えるグループと、収蔵庫とジーンファームの見学を行うグループに分かれて実習していただきました。
また、午後には、館内自由見学をしていただきました。

ここでは主に収蔵庫とジーンファーム見学のようすをご覧いただきます。
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中濱研究員からのトウカイコモウセンゴケの説明に聞き入る生徒たち。湿地に生育し、食虫習性をもつ植物で、湿地の減少によって各地で減少している植物です。

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(左)トウカイ・コモウセンゴケ。冬に地上部が少なくなっていますが、熱心に見入って観察してくれました。
(右)山﨑研究員から昆虫標本の説明を聞く。モルフォチョウやフクロウチョウなど、美しいチョウも見てもらいました。

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(左)布野研究員から1930年代に北海道で採集されたオオワシの標本の説明。オオワシの大きさに驚くとともに、約90年前の標本の保存状態の良さに、博物館としての標本保存の重要さに理解を深めています。
(右)ハチクマ(手前)の標本の説明。ハチに刺されず蜂の子を餌として捕る能力の不思議さに聞き入る生徒たち。

見学しながら出た質問に「なぜ絶滅する生物があることが問題なのか」というものがありました。これは博物学のみならず、科学全般にとって非常に大切な質問です。
いま人類社会はウィルスや細菌など微生物による感染症に苦しんでいますが、一方ではヒトが生きていくのに必要な微生物が沢山いることも分かってきています。人類社会が持続していく上でも微生物を含め、様々な生物が生きていること、生物多様性が維持されることが非常に重要なのです。
ひとはく1階の生命の歴史の展示などを楽しみながら、そんな理由や仕組みにも思いをはせてみてください。明石高校のまたの見学を、また他の高校生や小中学生の見学もお待ちしています。

生涯学習課 竹中敏浩

カタシボの原資料 

Original material of Phyllostachys bambusoides var. marliacea f. katasibo Muroi

 原資料という言葉、聞きなれないですね。ここでは植物に学名をつけるときに参照した資料という意味になります。タイプとは少し異なりますが、タイプ標本と同じくらい重要な標本です。カタシボはマダケの変種シボチクの品種。というややこしい立ち位置の植物ですが、その命名にもややこしい経緯がありました。

生物に名前を付ける際には命名規約に従う必要があると以前述べましたが、より正確にいうと新分類群の提案時に有効であった規約に従っている必要があります。命名規約は植物の場合なら6年に一度見直され、時代に合わせて少しずつ変更が加えられています。最近の大きな変更は、2012年メルボルン規約から、これまで新分類群提案の際に必須だったラテン語による記載文・判別文が英語でOKになったこと、電子出版のみの発表が有効と認められるようになったことでしょうか。

話をカタシボに戻します。カタシボは,まず室井先生が1956年に出版した「竹と笹」のなかで、学名Phyllostachys bambusoides var. marliacea f. katasibo Muroiと図を発表されました。しかしラテン語の

Fig13.JPG記載がなかったため、正式発表とはなりませんでした。次に杉本順一氏が著作『日本樹木総検索誌』(1961) の中で,室井先生命名の新学名とラテン語記載文を発表しました (杉本 1961).しかし,1961年に有効だった命名規約では新分類群の発表の要件として学名・ラテン語記載文の他にタイプの指定を要求しているため、タイプの引用がない杉本(1961)も、カタシボの正式発表には至りませんでした.この学名は,次の年に室井先生が『有用竹類図説』(1962) で,学名と初発表文献および『竹と笹』(1956) の図を引用したことによりようやく正式発表されました.意外に思われるかもしれませんが、タイプは標本の他、その植物を精細に描いた図版や写真もその役目を果たすことができます。カタシボのタイプは標本ではなく、「竹と笹」に掲載された図版ということになるのです。



写真の標本 (HYO_C2-133908) は,ラベルに室井先生の手書きで「Phyllostachys bambusoides var. Marliacea forma Katasibo Muroi Tatsuno Hyogo-pref. Feb. 5. 1957」と書かれ,採集者として "H. MUROI" の印が押されています.1956年に梅玉旅館を訪れた室井先生がカタシボを庭で発見し、その後1958年に国の天然記念物に指定されたのだそうです。1957年という採集年から、この標本は天然記念物指定の調査の時に採られたものと考えられます。支倉さんは全国の植物標本庫を訪れてササ類の標本調査をされていますが、カタシボと名のついた標本はこの標本1枚しかないのだそうで、これがカタシボの唯一の実物の原資料なのです。 (自然・環境評価研究部 高野温子)

3/6(土)フロアスタッフとあそぼう「恐竜★ハット」を行いました。
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恐竜クイズに答えたあとは...型紙を使って、ティラノサウルスをつくります。


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ティラノサウルスの帽子ができたら、みんなで一緒に「ガオ~ッ!」


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ご参加ありがとうございました。



フロアスタッフまつだ

今日3/2(火)県庁前駅にいってきました。
県庁に用事ではなく、駅のショーウィンドに展示のためです。

2021年度のひとはくセミナー・イベントなどの宣伝ですが、
広報課の方はなにか妙な「モノ」を並べてくれるだろうと期待しているようです。。

ご要望に答えて、今回は野鳥の剥製です。

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棚をいれて、作業をしています。

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遠目に見るとこんな感じ。
5つある区画のうち右から2番めです。

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ハヤブサ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、
カワセミ、ヒヨドリ、モズ、ムクドリ
セグロセキレイ、シメ、メジロ、シロハラ、スズメ
の12種類です。

ひとはくWEBセミナーの紹介動画も流しています。

今日から、3/16(火)午前10時までの展示です。

(鈴木武)
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