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地層からプレパラートを作り、ケイソウ化石を顕微鏡で観察します。第1回において採取してきた試料を使い、第2回と第3回は、博物館内でプレパラート作製、顕微鏡観察を行いました。今日はその3回目、プレパラート作製、顕微鏡観察とまとめを行いました。

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まずは、顕微鏡の使い方の復習です。

前回作製したプレパラートを装着して、顕微鏡をのぞきます。ピントを合わせるのも上手にできるようになっています。


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そして、今日はいよいよ、100万年以上前の地層の試料から4つのプレパラートを作ります。試料に水を加えてかき混ぜ、上澄み液を取り出します。そして一部をスポイドに取ってカバーガラスにのせて乾かし、専用の接着剤でスライドグラスに接着します。ラベルを張ってどの地層から作ったプレパラートかわかるようにします。

完成したプレパラートを顕微鏡で見てみます。資料を見ながら、見つかるケイソウ化石の種類や生きていた場所(湖や海など)を調べていきます。




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午後からは、さらに詳しく調べ、たくさんのケイソウ化石を観察することができました。

そして、試料ごとのケイソウ化石の違いから、調査した地域が110万年ほど前に湖や川から海に変わったことや、当時海底であったこの地域がその後100m以上も隆起したことが分かりました。




◎参加された小学生の感想など

・ケイソウやプランクトンなどの小さな世界に興味があって参加しました。

・父親が調べて申し込んでくれました。楽しかったです。

・ピントが合うとはっきりケイソウが見えました。姉妹で参加しました。




◎廣瀬主任研究員より

子どもたちは大学生が行うような、とても高度な作業に挑戦しました。
顕微鏡で見つけたケイソウ化石の同定も大変的確で驚きました。
ケイソウ化石から100万年以上前の瀬戸内海の様子を探ることができました。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
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県庁インターンシップで高校生4名が来られました。
県庁インターンシップは、県庁や県関係機関、県警察本部において、就業体験(インターンシップ)を実施し、生徒が自己の将来の在り方・生き方について考え、目標を持って主体的に進路選択ができるようにするとともに、生徒に夢を実現する力を身に付けさせるために行われています。
本来4日間の予定でしたが、台風の影響のため2日間の活動となりました。

活動の様子を紹介します。(活動の様子については、高校生が作成しています。)

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植物の標本作りをしました。

標本ラベルを貼り付け、事前に乾燥された植物の配置を決め、テープで固定をしました。

テープが普段は粘着性がなく、熱いコテで熱されると粘着するというもので、作業中何度か指にコテが当たりかけ、ひやひやしながら作業をしました。

最近は植物のデータをAIに読み込ませたりしてデータを残しているそうです。

こういう植物の保存も博物館の仕事なんだそうです。

今回のインターンシップで博物館の役割や、こんな事をしているんだというような事をたくさん聞けて良かったです。

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特別な洗剤を雑草にかけて、除草作業をしました。

午前中に撒いて午後に見に行ってみると、雑草が枯れていました。

撒いたところだけが枯れ、普通の除草剤とは違いすぐに分解されるため、環境にも優しいそうです。

枯れて生えなくなるのにも関わらず、環境にやさしい。

私の家にも欲しいです。

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カビで黒ずんでしまっていた博物館の壁を大手鉄道会社も

使っている特別な洗剤を使って掃除しました。

写真の上側のようにカビがこびりついていた壁もこの洗剤を使うことで

写真の下側のように白色に戻りました。

またこの洗剤は環境に優しいため、水と一緒に流すこともでき、

安心して使うことができました。

is5.jpg タイルのカビや泥、藻などを掃除しました。博物館の展示が錆びたり溶けたりしないような、生物由来の特殊な洗剤を使ってピカピカに磨き上げました!臭いもなく、少しこするだけで簡単に取れました。腰が少し痛くなりましたが、白い部分が見えると、達成感を感じることができました。今回の掃除を通して、博物館に行っただけでは分からない裏の仕事まで体験することができ、大きく物事の見方が変わりました。また、農業のことについてなどのお話を聞いて、自分の知識や興味を広げることができました。




                                        (生涯学習課)





本日のはかせと学ぼう「骨をみてみよう!」を行いました。

ずらりと並んだ、骨、骨!
普段はからだの中の骨は目に見えないですよね。
こんな風になっているんだね。

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このいろんな骨について教えてくれるのは、骨はかせの池田研究員

はかせのお話しにみんな熱心に耳をかたむけています。


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カメの甲羅は、人間でいうと肋骨にあたるよ。
カエルの骨はジャンプしやすいように、人間の骨とは違っていたね。

実際にウマとキリンの骨を持ち上げてみたよ。

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キリンの頭の骨の方が軽いんだ!!
どうしてかな?
キリンは首が長くて頭を支えるのが大変だから、軽いんだよ。
生活しやすいように、骨も進化したんだね。

最後にはかせから、骨のことをたくさんかんさつした証明書をもらったよ!!
これからは、いきものを見たら、体の中の骨のことも想像してみてね。
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ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
次週、8月31日(土)は フロアスタッフとあそぼう「海のガーランド」を行います。
8月最後のイベントです‼是非ご参加ください。
お待ちしております。

フロアスタッフ 一同
今回の はかせ学ぼう!
三橋研究員と一緒に「立体魚拓にチャレンジ!」を行いました!

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アルギン酸で型から作ります。
アルギン酸とは...
歯医者さんで歯形を作る為に使う粉だよ!

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三橋研究員が3種類の魚を持ってきてくれたよ★
ブルーギル、タイリクバラタナゴ、カジカから選んで型を作ります!

量って混ぜて型をつくるよ!
また量って混ぜて、石こうを流しこみ、待つこと1時間。。。
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完成~!!
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石こうの魚はよーく乾かして絵具で色をぬってみてね!


ご参加ありがとうございました♡


フロアスタッフ やなぎもと

C. C. ゼミ

2024年8月24日

ひとはくの周辺(深田公園)では、
多くのカエデ類(たとえば、
イロハモミジ、オオモミジ、
ハウチワカエデ、トウカエデ、
ハナノキ、イタヤカエデなど)
が植えられています。

それらの木に止まっている
クマゼミ(セミ科)を たくさん見ます。

※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

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▲イロハモミジの枝に
 止まっているクマゼミ

夕方、ムクゲ(アオイ科)の花を
観察していていると、細くて
白っぽい弧を描いものが、一瞬、
視界の端の方に見えた気が
しました。

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▲観察していたムクゲの木


そちらの方を見ると、イタヤカエデ
(ムクロジ科)の木がありました。

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▲イタヤカエデの木

その幹や枝に複数のクマゼミ(セミ科)が
止まっていました、

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▲イタヤカエデに止まっているクマゼミ

もしやと思い、そのイタヤカエデに
近づきクマゼミを観察していると...

やりましたー。

クマゼミが液体(以下、オシッコ
と呼びます)を出し、それが
細い弧を描いた(オシッコ をした)
のです。しかし、カメラを向けて
いなかったので撮影できませんでした。

ただ、オシッコをしたクマゼミは、
まだ、そこに留まっていました。

カメラを構えて心の中で、
「もう一回!もう一回!」と
叫んで願っていると、
なんと、してくれました。

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▲クマゼミが オシッコ をしているところ
 (ここから数えて1回目)

夢中でシャッターを切りましたが、
一瞬なので、うまく写っているかどうか・・・
確認すると 写っていました。

もうしないかな、と思いながら、再度
心の中で「もう一回!もう1回!」と
叫んでいると・・・してくれました
(運が良かった~)。

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▲同じクマゼミが再び オシッコ をしているところ(2回目)

運がよいことは、そんな何度もないよね。と思いながら
心の中で「もう1回!もう1回」と
叫んでみました。そうすると・・・、してくれました
(オシッコだけにウンじゃないよね。これって奇跡?)。

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▲同じクマゼミが再々 オシッコ をしているところ(3回目)

カメラを構えてから、
1回目のオシッコから
3回目のオシッコまで、
約3~4分でした。

写真で撮れなかった分を合せると、
約10分くらいの間に5回は
オシッコ を したことになります。
しかも、クマゼミは その場から
離れていません。

突然ですが、
なんども オシッコをしていたので
このクマゼミを
「C.(シー) C. (シー)ゼミ」と
名付けました。

以前に、「セミ類が 飛び去るときに
オシッコをする」と聞いたことが
ありますが、C.C.ゼミは止まった
ままで オシッコをしていました。

しかも、体の下方ではなく、右やや
斜め上方(ほぼ一定?の方向)に
飛んでいくようにしていましたよ
(正確では ありませんが)。

その後、暗くなって(約1時間後)
まさか、C.C.ゼミは、いないだろうと
思いましたが、イタヤカエデを
もう一度 見にいくと...、

いました。

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▲同じ場所にいた C.C.ゼミ

おもわず「おるんかい!?」と心の中で、
ツッコんでしまいました。

C.C.ゼミからすれば、『また来たんかい!
オシッコかけたろか!』と叫んでいたかも
しれません。


皆さんも 周辺の環境で生きものの
観察をしてみませんか。


           研究員 小舘
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