三田市では、9月21日に雨が降って
(気象データによると日降水量 19.0 mm)、
ようやく「まだ夏」の暑さが やわらいできた
感じで、朝晩が涼しく感じるようになりました
(22日以降は、最高気温が 27℃以下になる日
が多くなっています)。
ちなみに、博物館周辺ではツクツクボウシ
(セミ科)が9月23日に鳴いていました。
エントランスホール近くにある
エノキ(アサ科)の果実は、
オレンジ~茶色になってきて、葉も
黄色っぽくなってきました。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。
も あります。
堅い殻(果皮(かひ))なので
「堅果(けんか)」と いいます。
(枝とつながっている部分)は、
「かく斗(と)」と いいます。
8種類の堅果がみられます。
観察してみました。
そのときに、それぞれの、
かく斗と堅果の長さ
(かく斗の長さとかく斗で隠れて
いる部分を含む堅果の長さ)と
最大幅 を、比較的大きなもの
1つ選んで それぞれ測って
みました(写真も撮影)。
<観察した木>
種 名(常緑樹か落葉樹か※、花が咲いて熟すまで)
※「落葉樹」は、秋から冬にかけて
葉をドサッと落とす木のこと。
「常緑樹」は、緑色の葉が枝に
一年中 みられる木のこと。
成長していますね~。堅果 は 緑色。
コナラの堅果 と かく斗の長さなどを
測定しているようすは・・・
測定している例(定規の1目盛りは0.1cm)
つづいて、アラカシ(ブナ科)です。
縦方向には まだ伸びそうです。
堅果は 緑色です。
縦方向には まだ伸びるのかな?
堅果は 緑色です。
かく斗の先の方が少し開いて、
堅果が みえるものもあります。
があるのに、大きくなっている
ものが少ないです。
大きくなっている堅果は、
やや茶色です。
まだ、かく斗に堅果が包まれている
ものが多いです(上記の写真では
堅果は みえていません)。
それぞれの堅果 と かく斗の長さ、
最大幅、堅果の色の結果(9月)を
まとめると・・・
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長さ 最大幅 堅果の色
コナラ 2.2㎝ 1.2㎝ 緑色
アラカシ 1.2㎝ 0.9㎝ 緑色
クヌギ 1.7㎝ 2.8㎝※ 黄緑色
※なお、クヌギの「最大幅」は かく斗の
刺状の部分の広がり も含んでいます。
クヌギ と スダジイは、まだ
ほとんどの堅果が、かく斗に
包まれて守られている状態
でしたよ(でも、いくつかは
かく斗の先が開いて、堅果の
一部が みえています)。
マテバシイの堅果の色だけが
やや茶色でしたが、他の堅果は
緑色 か 黄緑色でした。
またマテバシイの堅果+かく斗の
(縦方向の)長さは3㎝もありました。
以上、ドングリの背くらべ でした!
皆さんも 周辺の環境で 生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘