ひとはくの周辺(深田公園)には、
色々な植物が植えられていたり、
生えています。
深田公園の円形劇場(であいの広場)
の上の緑道沿いに、ドングリがなる
木のクヌギ(ブナ科)の高木が
あります。
落葉樹であるクヌギは、秋から冬に
かけて、葉の色が緑色から黄色、
それから褐色に変化して、
その後 茶色(薄いものから
濃いものまで)になります。
個体によっては、茶色になった葉が
枯れた状態で、春まで枝に付いたまま
のものがあります。
※画像をクリックすると、
写真が拡大するものがあります。
▲枯れた茶色の葉を枝に付けた
クヌギの高木(2026年1月14日撮影)
12月ごろまでにクヌギのドングリ
(果実)や殻斗(かくと)の
多くが地面に落ちてしまい、
現在、樹上に残っているのは、
ほんのわずかです。
また、落ちたドングリは、
子どもたちが拾ったり、
清掃の方が熊手などで
掃いて除去されて、地面には
ほとんど ありません。
▲冬に残っている、クヌギの果実
(ドングリ)と殻斗
(2026年1月14日撮影)
この日、クヌギの高木の近くに
ハシボソガラス(カラス科)が
何かを探しているようでした。
▲何かをさがしているハシボソガラス
(2026年1月14日撮影)
ハシボソガラスは、
サツキ(ツツジ科)の植え込みの
方に行き、石材のイスに上がって、
何かを見つけたのか、
植え込みに頭を突っ込んで
いました。
▲石材のイスに上がって
何かを見つけて、サツキの
植え込みの中に頭を
突っ込んでいる
ハシボソガラス
その後、ハシボソガラスは
頭を上げると 何かを
くちばしで くわえて
いました。
この時点では、大きさや形、
色などがドングリ(硬い殻
を除いたもの?)かと思って
観察していました。
ハシボソガラスは、すぐに
コレクショナリウムの駐車場の
中央に飛んで移動しました。
そして、くわえていたものを
地面に置き、脚で押さえて
くちばしで つついていました。
▲くちばしで つついている?
ハシボソガラス
そうしているうちに、くちばしに
くわえ直して、飛んでいきました。
▲くちばしにくわえて、飛んで行く
ハシボソガラス
その後、撮影した写真を よく見ると、
ハシボソガラスが くわえていたものは
どうやらドングリではなさそうです。
それは、ドングリと思っていたものに、
サツキの葉が付いている枝が
刺さったような感じだったからです。
▲くわえているものを拡大して
みると・・・
もう一度、サツキの植え込みを
探してみると、近くの別のサツキに
それらしきものがありました。
しかし、それは、半分以上?が
ちぎられているように見える状態で
サツキの枝に部分的に残っている
と思われました。
▲サツキの枝に残っていたもの
同じようなものが似たような環境に
残っていないか探してみると・・・
ありました。
近くのヒラドツツジ(ツツジ科)の
ところに似たようなもの
(直径 約2~3cmの丸っこい形)が
少し離れて2つ見つかりました。
▲ヒラドツツジの枝にあったもの
その形状や色などから・・・
オオカマキリ(カマキリ科)の
タマゴの塊だと思われました。
ここで思わず、
「ドングリじゃなく、卵か~い
(卵塊※=らんかい)!」と、
心の中で 突っ込んでしまいました。
※これは、正しくは、卵塊ではなく、
卵鞘(らんしょう)と言うそうです。
ハシボソガラスは、結局
くわえていた卵鞘を
食べたの かな?
皆さんも 周辺の環境で自然や
生きものの観察をしてみませんか。
研究員 小舘









