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特注セミナー 
「博物学と博物館」 竹中特任研究員

「人間よりも一途な昆虫?~翅を食べあうクチキゴキブリペアの生態~」   大崎研究員

「捨てられるはずだったものを活かすには~もったいないから生まれる新たな価値~」   衛藤研究員


今日は県立宝塚北高等学校1年生の生徒に、探究学習の一環として人と自然の博物館を活用いただきました。
竹中特任研究員から、当館の概要と、活用の仕方についての解説があり、その後生徒の興味関心のある分野について、研究員からセミナーがありました。


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大崎研究員は、「昆虫」や「生態学」について取り上げ、どのようにして現在の研究テーマに辿り着いたかを、研究員の自身の経験を話しながら解説しました。
現在取り組まれている最新の研究内容もふくめて、映像等を活用しながらわかりやすく説明がありました。

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また、衛藤研究員は、昨年当館で行われた企画展の事例(一部がひとはくサロンの休憩コーナーに展示されています)を説明しながら、実際に高校生が取り組んだ探究活動の様子を含め解説がありました。
その探究活動が、さらに広がる可能性をもっていることも伝えていました。
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講義のあと博物館内の見学が行われました。

今後生徒のみなさんが探究活動を進めるにあたって、今日のセミナーや博物館がお役に立てればうれしく思います。


◎参加した生徒、先生のコメント

・生物のことに興味があったので、今日のお話はとてもおもしろかった。

・まだテーマは決めていませんが、今日のセミナーを参考にしたいと思いました。

・環境について調べたいと思っていたので、とてもありがたかった。

・研究員の先生がとても楽しそうに話されていたので、生徒たちの知的好奇心がくすぐられたのではないかと思う。とてもありがたい講義でした。(先生)

 

◎竹中特任研究員より

日本の博物館は世界3位の数なのに、高校生の来館は少ない傾向にあります。
小学校では「環境学習」などでたくさんの児童が来館しているのに-。
一度来たからもうおしまい?いえいえ、高校生になって見てみるとまた違う世界が広がります。
準備した研究員の隠れた意図も浮かび出てきますので、リピーターになって深く楽しんでくれたらと思います。
また会いましょう。


◎大崎研究員よりProfilePhoto大畑顔.jpeg

研究テーマの見つけ方に王道はありませんが、自身の知的好奇心に従うことが最も重要です。
それがなかったら意欲が湧きません。本日お話した私自身の経験が生徒たちの一助になればと思います。
また、著書を持参して講演後に話しに来てくれたり、既に読了して質問してくれたりした生徒さんがいて、驚くとともに嬉しかったです。
ありがとうございました。


◎衛藤研究員より

地球や環境と言われるとどこか遠いところにある課題に感じてしまいがちですが、eto_circle.png
アップサイクルの実践は身近なところから自分ごととして取り組むことができるので、
大げさに言えば、自分たちの活動が社会を動かすことにつながります。
今日をきっかけに、アップサイクルというテーマの面白さについて、
知ってもらう1つの機会になれば幸いです。


(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)





恐竜は絶滅してしまった生き物というイメージがありませんか?

実は、恐竜の一部は鳥類へと進化して生き延びており、鳥類は"生きている恐竜"とも呼ばれます。
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現在の鳥の特徴を見ていきましょう。2足で歩くのは、人と鳥類だけです。

また、羽毛で空を飛ぶのも鳥類だけ。羽ばたく仕組みはささみと胸肉にありましたね。

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そして、抱卵し色とりどりの卵を産むのは鳥類だけです。
内温性(体温を一定に保つために熱を生み出す)特徴を持つのも鳥の大きな特徴です。

2足で歩く、羽毛で飛ぶ、抱卵する、熱を生み出す。

この4つの特徴をすべてもつ鳥類は、いかにして出現し、絶滅をのりこえ、現在の多様な姿かたちへと変わっていったのでしょうか。

現在の姿からだけではわからない鳥の進化の歴史は、動物の化石を調べることであきらかにすることができます。
中生代から現代まで続く、恐竜たちの進化の道のりをご紹介するのが今日のセミナーでした。

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今回のセミナーは、対象を小学生にまで広げて実施しました。
難しい内容もありましたが、多くの皆様に受講いただくことができました。

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◎参加のみなさまの感想など

・わかりやすく、楽しく聞くことができました。時間があっという間でした。

・恐竜は絶滅したのに、鳥類が生き延びてきたのは、歯を失ってくちばしを発達させたことに関係あるとは思わなかった。

11000種という数の多さ、鳥類の多様化にびっくりした。

 

◎田中主任研究員より

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鳥は我々ヒトの生活に欠かせない生き物です。
おいしい卵かけご飯も、鳥がいないと食べられません。
ヒトが誕生したのは700万年前、鳥類が誕生したのは1億5000万年前です。
そのうえ、鳥類の特徴の多くは約2億3000万年前から徐々に進化してきたものです。
この偉大なる「地球の先輩」に敬意を払いつつ、今夜も焼き鳥を楽しみましょう!


(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)




ひとはくの周辺(深田公園)には、
色々な植物が植えられていたり、
生えています。


深田公園の芝生広場の緑道沿いに、
オカメザサ(イネ科)の植え込み
があります。

オカメザサは、冬でも緑色の葉を
つけている常緑のタケ類です。

その外側(緑道の反対側)には、
ドングリがなる木のコナラ(ブナ科)
クヌギ(ブナ科)、アラカシ(ブナ科)
などの高木が生えている樹林があります。


※画像をクリックすると、
写真が拡大するものがあります。

251213 okamezasa no uekomi ga  shibafuhiroba no ryokudouzoi s-IMG_9475.jpg










▲芝生広場の緑道沿いに帯状に
 植えられているオカメザサと
 その背後にある樹林(右側)
 (2025年12月13日撮影)


オカメザサの植え込みは、
定期的に(年に2回くらい)
剪定されています。

オカメザサの植え込みを
観察すると、他の植物が
見られることがあります。

たとえば・・・

オカメザサの植え込みから
ひょっこり でている、
赤い色をしたコナラの葉。
秋から冬にかけて、葉の色が
変化するコナラは、この時期
分かりやすいです。

251213 konara ga okamezasa no uekomi kara deteiru s-IMG_9433.jpg










▲植え込みからでている
 コナラの赤い葉
(2025年12月13日撮影)


それから、常緑樹である
アラカシ。

アラカシの葉は緑色ですが、
表面がツヤツヤして
いて光があたるとテカっと
します。

251213 arakashi  ga okamezasa no uekomi kara deteiru s-IMG_9451.jpg










▲植え込みからでている
 アラカシの葉

コナラとアラカシは、
オカメザサの植え込みの
背後の近くの樹林に
親木がありそうです。


次に、トウネズミモチ(モクセイ科)。

251213 tounezumimochi ga okamezasa no uekomi kara deteiru s-IMG_9459.jpg










▲植え込みからでている
 トウネズミモチの葉


それから、ナワシログミ(グミ科)。

251213 nawashirogumi  ga okamezasa no uekomi kara deteiru s-IMG_9445.jpg










▲植え込みからでている
 ナワシログミの葉

トウネズミモチ や ナワシログミは、
常緑樹で緑色の葉ですが、
成長が速いのか、オカメザサよりも
背が高くなって目立ちます。

これらの植物は、コナラや
アラカシのように、
近くの親木から多量に落とされた
果実(ドングリ)から
発芽したものだったり、

鳥類などに、離れた場所にある
果実(種子を含む)が食べられた
あと、その鳥類が植え込みの近く
でフンをして、そのフンの中に
種子が含まれていて、発芽した
のではないかと推測できますね。



これらの植物は、オカメザサの
植え込みが剪定されるときに
一緒に伐られると思われます。

しかし、再び枝を伸ばして葉を
広げている(再生して、
ひょっこり でてきている)ので、
伐られることには 比較的
強い植物だと考えられます。

今回ご紹介した種類以外にも
いろいろと、植え込みから
ひょっこり している植物が
あると思います。自分で
見つけてみましょう!


皆さんも 周辺の環境で生きものの
観察をしてみませんか。


           研究員 小舘

鈴なり?フジなり

2025年12月14日
ひとはくの周辺(深田公園)には、
色々な植物が植えられていたり、
生えています。


深田公園の円形劇場(集いの広場)
の横の樹林に、ドングリがなる木
である、コナラ(ブナ科)や
アラカシ(ブナ科)の高木が
生えています。


※画像をクリックすると、
写真が拡大するものがあります。

251213 konara to arakasi no kouboku -IMG_9371.jpg










▲円形劇場の横の樹林の
 オレンジ色の葉のコナラ
 や濃い緑色の葉のアラカシ
 (2025年12月13日撮影)

そのコナラやアラカシに、
ツル植物である、
フジ(マメ科)のツルが
絡んでいます。

251213 konara no miki to fujino tsuru s-IMG_9346.jpg










▲コナラの幹(中央の右側寄り)
 と コナラの上方の幹や枝に
 絡むフジのツルの太い部分
 (中央の左側寄り)


ツルの先の方には、
沢山の(鈴なりに?)
フジの果実(マメのさや)
が ついています。

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▲鈴なりのフジのさや(果実)


これが乾燥すると、さやが
パチンと音をたてて、縦方向
に2つに割れます。

251213 fuji no kajitsu ga 2tsu ni warettta s-IMG_9298.jpg










▲割れて開いたフジのさや(果実)


割れるのと同時に、それぞれの
さやがねじれて、中のマメが
(ねじれる勢いもあって)
自動的にはじかれ飛び出してくる
仕掛けになっています。


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▲フジのマメ(種子)


フジのさやを見つけたら
その表面を触ってみてください。

251213 fuji no kajitsu s-IMG_9306.jpg










▲フジのさやを触っているところ


触ってみたら、
どのような感触でしょうか?


フジに関連する、下記のブログ記事も
よかったら、ご覧ください。

2025年12月 6日
右巻き? 左巻き?、ポールまき?
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/12/post_3375/


皆さんも 周辺の環境で生きものの
観察をしてみませんか。


           研究員 小舘
本日のフロアスタッフとあそぼう
昨日に引続き、『ひとはくクイズ大会~クリスマスヴァージョン~』を行いました☆

ひとはくの展示物からクイズを出すよ!
3つの中から、正解の番号札をあげてもらいます。
さぁ、何か分かるかな?
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問題は全部で12問!
スタッフの「これなぁに?」のかけ声ではじまります(^^)/
答えは何番??
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元気よく札をあげてくれました!
何問正解できたかな?☆彡
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楽しかったね♪

たくさんご参加いただきありがとうございました!

20日(土)のフロアスタッフとあそぼうは、
『恐竜クリスマスカードをつくろう!』です。
皆様に素敵なクリスマスがおとずれますように☆

フロアスタッフ一同
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