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11月に実施した「二枚貝の解剖」に引き続き、解剖シリーズの第2弾、今日は「イカの解剖」です。
今回も多くの方にお申し込みをいただきました。
10組の小学生の親子、2人の高校生が参加してくれました。
世界にいるイカは約450種、今日はその中の「スルメイカ」。

「イカの背中側と腹側はどちら? 色はどうして違うの?」
IMG_5767.JPG









解剖を進め、イカの身体を細かく観察しながら多くの問いに答えていきます。

「イカの足は何本? 足はどこから出ている?」

「長い足と短い足はどうしてあるの? それぞれに足についている吸盤の違いは?」

IMG_5774.JPG









吸盤を取り出してみてみるとその違いがわかりましたね。
それぞれの足の役割が関係していました。

 

「イカってそうなっているんだ!」解剖を進めるとたくさんの発見がありました。

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胴体を開いて、内臓を見ていきましょう。心臓はいくつありましたか?

鰓(エラ)と血管が見えます。血液の色も人と違いましたね。

内臓をていねいにはがしていきます。

IMG_5778.JPGIMG_5786.JPG











ピンセットで水晶体を取り出しました。

水晶体に新聞の文字を通してみると見え方が違いましたね。

ヒトの目のしくみとの違いもわかりましたね。

IMG_5794.JPGIMG_5795.JPG











最後に口からスポイドで色のついた水を入れてみました。
食道を通って色水が流れていきます。こんなところも通るのですね。

IMG_5798.JPGIMG_5801.JPG









充実した時間が過ぎていきました。みなさん、とても意欲的でした!!


 

◎参加したみなさまの感想など

・生き物に興味があります。解剖してみたかったです。

・イカの解剖なんて、珍しいと思った。楽しかった。

・イカの体のつくりがよくわかった。人との違いも分かった。

・食道が脳の中を通っているのを見てびっくりした。

・親のほうが夢中になってしまいました。

 

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◎頼末主任研究員より

初めての試みでしたが、小学生から大人の方まで楽しんでもらえてよかったです。
これをきっかけに生物の体の仕組みや生態に興味を持ってくれたら嬉しいです。

(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)






ひとはくの周辺(深田公園)には、
色々な植物が植えられていたり、
生えています。


深田公園の円形劇場(集いの広場)
の情報ののり面には、ボダイジュ
(アオイ科)や オオバボダイジュ
(アオイ科)が植えられています。

この時期には、葉はすっかり落ちて
(個体によって違うのですが、)
まだ果実が残っている個体も
いくつかあります。

※画像をクリックすると、
写真が拡大するものがあります。

251213 bodaijyu no eda ni kajitsu  s-IMG_9383.jpg










▲ボダイジュの枝先
 (2025年12月13日撮影)

この木の果実は、変わった形を
しています。果序(かじょ)には
総苞(そうほう)と呼ばれる
葉っぱのようなものがついています。


251213 bodaijyu no kajitsu s-IMG_9264 copy.jpg











▲ボダイジュの果実

オオバボダイジュの果実も同様に
総苞があります(全体にボダイジュ
よりも大型です)。

251213 oobabodaijyu no kajitsu s-IMG_9253.jpg










▲オオバボダイジュの果実



どこからか、
「ツーピー。ツーピー」と
シジュウカラの鳴き声
(私には、鳥の言葉は
わかりませんが、
シジュウカラが鳴いている
というのは分かりました)
が聞こえます。

あたりを探すと・・・

地面(のり面のところ)や
ボダイジュの枝に
シジュウカラが数羽いて、
それぞれが何かをついばみ
ながら移動していました。

251213 sijyuukara ga  jimenn ni  iru s-IMG_9225 copy.jpg











▲地面にいるシジュウカラ


251213 sijyuukara ga  bodaijyu no eda ni  iru s-IMG_9105.jpg










▲ボダイジュの枝にいる
 シジュウカラたち

 
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▲何かをついばんでいる
 シジュウカラ


枝にいるシジュウカラを
しばらく観察していると、

ボダイジュの果実を
ついばんでいるのかと
思っていたのですが・・・


同じ場所で何度もついばんで
いて、少し移動して、黄色っぽい
何かを脚で押さえている
感じでした。



251213 sijyuukara ga jyorougumo wo ashide osaete iru s-IMG_9106 copy.jpg











▲脚で黄色っぽい何かを
 押さえているシジュウカラ

あとで、写真をよく見ると、
ジョロウグモのメスを
ついばんでいたようで、
運よくその瞬間が
撮れていました。

251213 sijyuukara ga jyorougumo wo kuwaete iru s-IMG_9080 copy.jpg











▲ジョロウグモをくわえている
 シジュウカラ(もう少し太い枝へ
 移動する前の写真)

シジュウカラが ボダイジュの
枝にいたジョロウグモを
ついばんでいる話でした。

よかったら、くも が でてくる
下記のブログ記事も ご覧下さい。

2025年12月11日
くも1つない、こともない青空に コナラの葉
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/12/post_3378/



皆さんも 周辺の環境で生きものの
観察をしてみませんか。


           研究員 小舘
今日のフロアスタッフとあそぼう
ひとはくクイズ大会~クリスマスヴァージョン~を行いました!
sスクリーンショット (11).jpg

博物館にある展示物の一部を映し出し、なにかを当ててもらうクイズです!
今回はクリスマスにちなんだクイズもでてきますよ~
みんな、何問正解できるかなぁ?

みなさん、一生懸命クイズに答えてくれました!
sDSC03166-2.jpg

ご参加ありがとうございました!!
明日のフロアスタッフとあそぼうも「ひとはくクイズ大会~クリスマスヴァージョン~」を行います♪
みなさまのご参加をお待ちしております。

フロアスタッフ一同
ひとはくの周辺(深田公園)には、
色々な植物が植えられてていたり、
生えています。


ひとはくの本館4階入り口近く
から(階段ではなく)深田公園の
芝生広場へ行く道として、
収蔵庫棟などの建物をぐるりと
囲むように位置する、
ゆるやかな坂の緑道があります。


その緑道の両側には、ケヤキ
(ニレ科)が植えてあります。

12月初旬には、すっかり葉が
落ちてしまいました。

※画像をクリックすると、
写真が拡大するものがあります。

251206 keyaki no namiki michi s-IMG_8303.jpg251206 keyaki no ochiba s-IMG_8305.jpg










▲緑道の両側に植えられている
 ケヤキと道の端にたまった落ち葉
(2025年12月6日撮影)



緑道の一部の範囲で、
道の外側にある斜面地には、
ドングリがなる木の
コナラ(ブナ科)の高木があり、
ケヤキの落ち葉にプラスされて
12月上旬には、緑道が
コナラの落ち葉だらけに
なっていました。、

251206 konara no ochiba ga medatu keyaki namiki no ryokudou s-IMG_8163.jpg251206 konara no ochiba s-IMG_8173.jpg










▲緑道に落ちたコナラの葉
(2025年12月6日撮影)


緑道から見上げると、
コナラの樹冠(じゅかん;
枝葉の広がり)が見えます。

同じ種類の木が近くにあっても
秋になってからの、葉の色の
変化や落ちる葉の割合には
個体によってかなりの違い
があるようです。

konara no jyukan s-IMG_8182.jpg










▲コナラのいろいろな樹冠のようす
 (2025年12月6日撮影)


この日は、快晴で、コナラの
樹冠部分に
風が吹いたり、やんだりして
ハラハラと葉が落ちてきて
いました。

青空を背景に、
落ちている途中の葉を写真に
撮っていてカメラの向きを変えると、
コナラの葉が空中に止まっている
状態のもの?が目に入ってきました。

251206 konara no ha to jyorougumo s-IMG_8193.jpg










▲コナラの葉が空中で止まっている?!


よく見ると、クモの網に引っかかった
コナラの葉でした。

そこには、ジョロウグモ
(ジョロウグモ科)のメス
がいました。

251206 jyorougumo to konara no kareha s-IMG_8242.jpg











▲ジョロウグモとコナラの葉


観察していると・・・、
風が吹いて、網に引っかかった
コナラの葉が動き出すと
ジョロウグモのメスが葉にすばやく
近寄っていき、

「動かないで!網がこわれるでしょ!!」と

言わんばかりに、すぐに2~3本の
脚を使って葉を動かないように
押さえているように見えました。

251206 konara no ha to jyorougumo s-IMG_8210.jpg251206 konara no ha to jyorougumo s-IMG_8218.jpg











▲風が吹いたらコナラの葉が揺れない
 ように押さえている?ジョロウグモ

あらためて、別の写真を見ると・・・

251206 konara no ha to jyorougumo s-IMG_8203.jpg









△ジョロウグモの網に引っかかって
 いるコナラの葉(3枚)


背景の青空には、少し白い雲が見えて
いました(「雲ひとつない青空」では
なかったのですね)。


皆さんも 周辺の環境で生きものの
観察をしてみませんか。


           研究員 小舘

「やり方には、コツがあります」

研究員のこのことばに、子どもたちは興味津々。目が輝きます。

どんな「コツ」があるのかな?

今日は、西宮市立大社保育所のみんなに、葉っぱのフロッタージュのセミナーを受講いただきました。
樹木の葉っぱを材料にフロッタージュ(写し絵、こすり出し)をします。

まずは、好きな葉っぱを選びましょう。たくさんあるね。

IMG_5760圧.JPG









葉っぱの上に、紙を置いて、色鉛筆でこすります。

IMG_5761圧.JPGIMG_5765圧.JPG









どうやら、色鉛筆の使い方に、コツがるようです。
子どもたちは、自分なりに一生懸命こすります。
だんだんじょうずにできるようになってきたね。

うまくできた子は、2枚目に挑戦です。3枚目の子もいるよ。

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お日様が当たるほうは葉っぱのどっちかな? これも「コツ」のヒント!

さわってみるとわかったね。先生も子どもたちの上達に、感心、感心!

葉っぱの形や模様も観察することができました。

最後に研究員から、この時期に茶色くなる山のことやコナラ、アラカシ、クヌギなどドングリをつける木の説明がありました。
この葉っぱもフロッタージュできたね。

◎参加した子どもたちと先生方の感想など

・ぬるのがちょっとむずかしかった。

・はっぱの線がきれいにでた!

・おもしろかった。もっとやりたい!

・「コツ」は自分たちでつかんだようです。

 

◎黒田主任研究員より

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このセミナーのために、夏の間から準備していました。

子どもたちは、とっても頑張っていました。

(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)

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