
こんな感じで撮ってきました(2014/12/13 22:40~23:25)。途中から雲に覆われ40分間ほどの観測でしたが、肉眼では10数個確認できました。写真は50枚の内の1枚に残ってました(ISO3200 F3.5 SS30")。
極大(もっともたくさん流れると予想される時間)は14日21:00頃といわれていますが、前後1週間位は流れていますから、十分観測出来ると思います。
ですが、めっちゃ寒いので風邪などひかないよう万全の防寒対策でお出かけください。

もうすぐ楽しいクリスマスですね
4階ひとはくサロンには 大きなクリスマスツリーがあります
12月のうきうきワークショップは、クリスマス スペシャルバージョンで
恐竜の歯のレプリカを チョコレートでつくるイベントを用意しておりますよ☆゚o。
12/24(水) 「チョコで作る恐竜の歯」
時間:①10:30~11:30 ②13:30~14:30
場所:4階実習室 参加費:300円 各回定員:15名
当日10:00から4階ひとはくサロンにて、参加申し込みの受付を開始
※定員になり次第終了
カラフルな アンモナイト化石のレプリカも つくることができます。
12/25(木)・26(金) 「とっても簡単!化石のレプリカづくり」
時間:10:30~16:00 随時受付 (時間内はいつでもご参加頂けます。)
場所:4階ひとはくサロン 参加費:100円
※材料がなくなり次第終了
ほかにもイベントがいっぱい!ぜひ遊びにきてくださいね。
▲フロアスタッフのイベント、くわしくはこちら
ちなみに 年末年始のおやすみは
2014年12月28日(日)~2015年1月2日(金)となっております。
ひとはくは、1月3日(土)から開館しますよ!
(フロアスタッフ まつだ)
-2℃(マイナス2度)を記録した12月7日、
今年最後のKidsサンデーが開催されました。
さすがに元気なキッズたちも朝は寒かったのか、
寒さがすこしゆるんだお昼頃からぞくぞくと遊びに来てくれました。
◆わくわくネイチャー・テクノロジー自然ってすごい!
『どんぐり☆ラボ』&『タのしいネ☆プレイルーム』
『どんぐり☆ラボ』では植物はかせとどんぐりの不思議を探りました。
『タのしいネ☆プレイルーム』ではドングリやオオオナモミなどの「タネ」を使ったゲームや工作に挑戦!
◆オープンセミナー『落葉をはりつけ 絵をかこう』
◆四季の星空案内 冬編
4階ひとはくサロンから深田公園を見てみると...一角に人だかりが!
『ひとはく探検隊「落ち葉であそぼう!」』に参加の皆さんでした。
詳しくはコチラ(フロアスタッフのブログ)!
今回のキッズサンデーでは、キャラバンで伺った幼稚園に通っているお友だちが、
ご家族で遊びに来てくれて、ひとはく研究員やスタッフと感動の再会!が何度かありました。
スタッフ一同、とっても嬉しかったです(^^)
キッズたちを連れてきてくださった保護者の皆様ありがとうございます。
次回のKidsサンデーは2015年 1月4日(日)です。
新年のひとはくは1月3日(土)からオープンしています!
毎年恒例、NPO法人人と自然の会のみなさんによる
「ひとはくのお正月~日本の昔遊び~」(13:00~15:00)
では、羽根つきや凧あげなどができます!
もちろん、フロアスタッフの楽しいプログラムも実施しますよ!
ひとはくの年始年末のお休みは
2014年12月28日(日)~1月2日(金)です。
年末年始はキッズの皆さんも大忙しだと思いますが
風邪などに気をつけて、楽しい時間を過ごしてくださいね!
最後に、クリスマス☆クイズをプレゼント!
Q:クリスマスカラーが入っている虫さんです。名前がわかるかな?(答えは最後)
①
②
クイズの答え:①ヤマトタマムシ②アカエリトリバネアゲハ
(たかせゆうこ/キッズひとはく推進プロジェクト)
本格的な寒さが近づいていますね。
お布団、こたつ、ストーブ、お鍋、恋しい季節になりました。
みなさん、体調を崩さないよう寒さ対策をしっかりなさってください!
さて12月7日(日)に、ひとはく探検隊を行いました。
今回は、植物博士の黒田研究員と深田公園で
色々な種類の落ち葉を拾って遊びました!
身近なものでできる遊びに、子供たちからは驚きの声がたくさん!
何ができるのかわくわく♪
拾ってきた植物について、熱心に質問する子もいました。
きのみもたくさん!
みんなそれぞれ、お気に入りも見つけました。
こちらは双子のどんぐり、とってもかわいいです。
約1時間で...
葉っぱ、きのみがこんなにたくさん!
どれも衣替えをしていて、とてもきれいですね(^^)!
寒い中、たくさんのご参加ありがとうございました。
次回のフロアスタッフのイベントは、
12月13日(土)、14日(日)の「画はくの日」です。
たくさんある展示のなかで今回のテーマはどこでしょう?
今年最後の「画はくの日」。
週末はぜひ、ひとはくへお越しください。
フロアスタッフ きただにさやの
ユニバーサル・ミュージアムをめざして60
インクルーシブ。 ん? 何のこと?-1
三谷 雅純(みたに まさずみ)
口(くち)では「誰にでも読みやすい文章」を書いたり、「誰にでも わかりやすい話し方」をすることは、とても大切なことだと言います。しかし、実際にやってみると、大変に難しいことが よくわかります。言葉は、時や場所がら、場合に応じて柔軟に使い分ける必要があるからです。具体的には、たとえば、いつ育ったかによって書く文章は変わりますし、使う話し言葉も変わります。おじいさんや、おばあさんに、子ども言葉で話したのでは相手を傷付けます。素直なおじいさん・おばあさんなら、怒り出すかもしれません。反対に小さい子どもに対して、おとなのように話しかけるのも変です。これは考えものです。
同じように、自分とは違うコミュニケーション手段を使う人に対しては、自分と相手が共にわかる方法を探さなければなりません。たとえば、耳があまり聞こえない難聴者や聴覚失認者、ろう者には、話しかけるよりも、書いて意味を伝えることが大切です。また手や腕にマヒがある人は文字を書くことが苦手ですから、書きたくても、ゆっくりとしか書けません。わたしは右半身にマヒがありますが、字や絵が必要な時は左手を使って、それこそ、ヨチヨチと書き、また描くのです。わたしとの〈文字を介した対話〉では、テンポが遅いのは我慢(がまん)して いただかねばなりません。
ひとはくの博物館セミナーで、わたしは「むすぶ、ひらく、ユニバーサルなこと」を企画してきました。ちょうど12月3日から9日までは障害者基本法によって障害者週間と定められています――12月9日が「障害者の日」です――し、国際連合で1992年に宣言された「国際障害者デー」が、毎年12月3日です。それに合わせて、このセミナーを企画したのです。「障がい者と社会のあり方」について、既存の考え方に縛られずに、皆で本音をぶつけてみようという意図があります。
ところが、しばらく前から、何とはなく皆さんの集まりが悪くなってきました。なぜかと考えて思い付いた理由が、この企画は飽きられてしまったかもしれないと言うものでした。それとも、ひとはくは公共の博物館ですから、「県の福祉施策を宣伝する場に利用しているのではないか」と誤解されたのかもしれません――わたしは本務が兵庫県立大学の教員ですから、「兵庫県はまったく関係がない」とは言いませんが、あくまで研究者であり、大学の教員です。行政職員のつもりはありません。とりあえずは、障がい者を含むヒトの多様性や社会の多様性を全面的に肯定してみる。そこから出発すると、世界はどう見え始めるのかが、わたしの発想の基本です。セミナーの企画にも、基本的に研究者の発想があるのです。ですから、場合によっては兵庫県行政の施策方針に反する主張もあるに違いありません。
2014年の博物館セミナー「むすぶ、ひらく、ユニバーサルなこと」は、受講された方が少なかったので、最初は困ってしまいました。しかし、ある時、ふと気がつきました。
受講者が少なければ、その方の特別な要求に合わせたセミナーを創ってみたら、どうなるのだろう。
さまざまな方が参加して下さるのなら、あまり特定の方ばかりの要求に合わせたセミナーはできません。極力、皆さんが満足できるように、セミナーのやり方を工夫しなければなりません。しかし、2014年度は人数が少ないのだから、セミナーのやり方を、特定の人に合わせることができます。よい考えに思えました。
わたしは、このアイデアにワクワクしました。それって、つまり、インクルーシブ・デザインのやり方ではないのか? そう、まさにインクルーシブ・デザインです。受講者は、ただ座っている「お客さま」ではなく、その人なりの要求を出し、それに講師(=三谷)が応えて、セミナーを創り出す。その中から新しいものが生まれる。そういうことかもしれません。一回ごとに、個別のセミナーを創っていくのです。
そのようなセミナーを創り出すためには、あらかじめ受講者の困難さを、よく知っておく必要があります。幸い2014年度の受講者は、以前から深い付き合いのある方ばかりでした。
具体的なセミナーの内容は、後で述べます。今は、まだどうしても超えられないインクルーシブなセミナーの課題を書いておきます。
☆ ☆
ひとつは、いくら工夫しても残る「特定の人」のことです。今回は、この困難がある方はおられませんでしたが、たとえば「赤ん坊」はセミナーには参加できません。なぜなら、赤ん坊は言葉がわからないからです。少なくても2歳ぐらいにならないと、会話ができません。本当の意味で社会性が育つのは、小学校の高学年ぐらいだと言います。
「赤ん坊がセミナーに参加できないなどと、当たり前のことだ」と切って捨てないで下さい。ここで言う「赤ん坊」には、1歳に満たない本当の赤ん坊もいますが、それよりも、もっと多くの人が含まれるからです。幼児や児童は「赤ん坊」とは違いますが、精神の発達では赤ん坊に毛が生えたようなものです。知的障がい者の心は――肉体の年齢はどうであれ――発展途上の段階です。認知症者でも同じです。一旦は獲得していた社会性ですが、だんだん失われることが多いのです。これらの人全員が、今は「赤ん坊」と呼んでいる人たちです。この「赤ん坊」に接する術(すべ)を、ぜひとも見つけなくてはいません。
もうひとつは、どのデザインにも付き物の短所のことです。ユニバーサル・デザインにせよ、インクルーシブ・デザインにせよ、長所があれば、必ず短所もあります。このブログは「ユニバーサル・ミュージアムをめざして」ですので、ユニバーサル・デザインに寄りかかっているみたいですが、実際にはインクルーシブなものの見方をしていることも多いのです。
わたしが言いたいことは、他の人の優れたアイデアをそのまま借りてきて実行するということではなく、アイデアの優れたところを生かしつつ、自分たちの実際に生活するコミュニティに合った具体的なものを創り出す。それが超えていかなければならない課題だと思います。ユニバーサル化、インクルーシブ化といった名前にはこだわらずに、物事の本質を探っていきたいと思うのです。
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次は「インクルーシブ。 ん? 何のこと?-2」として、具体的な博物館セミナー「むすぶ、ひらく、ユニバーサルなこと」のようすをお伝えします。お楽しみに。(一気に書いてしまおうかと思いましたが、書き切れませんでした。)