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公園の緑道を歩いていると、道ばたで、こんなものを見つけました。

これってムシ?



kuromatsu no osu no hana 200517 s-IMGP1337.jpg
















▲道ばたでみつけたもの(5月)、これってムシ?





近くを見ると、こんなものも・・・

これって、もしかして・・・ムシの親分?



kuromatsu no osu no hana to kyuuka 200517 s-IMGP1356.jpg
















▲道ばたでみつけたもの(5月)、これって、ムシの親分?







上を見上げてみると・・・







kuromatsu no eda 200517 s-IMGP1349.jpg















▲見上げてみると・・・枝にマツボックリが付いています





マツボックリ(球果)が枝にたくさんついているクロマツの木がありました。
そうです。ムシの親分?は、マツボックリだったのです。






クロマツの枝先を観察すると、道ばたに落ちていたムシのようなものは、
どうやらクロマツの雄花のようです。




kuromatsu no hana 200517 s-IMGP1299copy.jpg












▲クロマツの枝先(5月)







枝先をよ~く見てみると・・・

<<観察ポイント>>
☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆

  5月ごろのクロマツの枝先を見て、「雌花」がある場合があります。
  ①その「雌花」の色や形などの特徴は?

  ②「雄花」は新しい枝の、どの部分についていますか?

  新しい枝の付け根(昨年の枝との境目)に、
  何か卵型のものが付いている場合があります。
  ③その卵型のものの色や形などの特徴は?

☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆




他の公園では、アカマツの木もありました。







akamatsu no miki 200515 s-IMG_6626.jpgakamatsu no hana 200515 s-IMG_6620.jpg










▲アカマツの幹                ▲アカマツの枝先(5月)







クロマツとアカマツが見つけられたら、いろんな部分を見比べてみてください。


                                         研究員 小舘 誓治

公園などの植え込みで、よい香り(好みによりますが・・・)
の花が咲き始めましたよ。







tobera no uekomi 200517 s-IMGP1365.jpg













▲よい香りがする花を咲かせる植え込み





それは、トベラ(トベラ科)という木の花です。
この木は、雄の木と雌の木に分かれています。





tobera no hana 200517 s-IMGP1370.jpg














▲トベラの雄株の花





トベラの花をみつけたら、匂いを嗅いでみましょう。

そのあと、花や葉をよ~く観察してみましょう。






<<観察ポイント>>
☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆

  開いた花を見て、
  ①1つの花に花びらは何枚ありますか?

  ②「おしべ」は、いくつありますか?(雄株でも、雌株でも)

  葉を見ると、
  ③葉の縁はどうなっていますか?

  ④葉(表面)の真ん中の脈(中央脈、主脈)は、どうなっていますか?

☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆






tobera no ha 200517 s-IMGP1375.jpg













▲トベラの新しい葉





葉を指で触ってみましょう。どんな感じがしますか?



ちなみに(好みにもよりますが、)花はよい香りがしますが、枝や葉の匂いは・・・


                                         研究員 小舘 誓治



植え込みで、サツキ(ツツジ科)の花が咲き始めました。



satsuki no hana 200515 s-IMG_6652.jpg














▲サツキの花





サツキの花をみつけたら、よ~く観察してみましょう。
花を観察したついでに葉も見てみましょう。








<<観察ポイント>>
☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆

  開いた花を見て、その花の中心部には、しっかりした長い糸のような「おしべ」と
  「めしべ」があります。
  ①1つの花に「おしべ」は 何本ありますか?

  「おしべ」の先(葯(やく))に穴が開いています。
  ②「おしべ」1本に付き いくつ穴が開いていますか?

  葉を見ると、
  ③新しい葉と古い葉とでは、何が違いますか?

☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆





satsuki no ha 200515 s-IMG_6638.jpg















▲サツキの葉




新しい葉と古い葉を指でそれぞれ触ってみましょう。

どんな感じがしますか?


                                         研究員 小舘 誓治


近くの公園の植え込みで、

このような植物を見たことはありませんか?









syarinnbai no uekomi 200518 s-IMGP1529.jpg














▲花が咲いている、ある植物の植え込み






新しい葉は・・・、

こんな感じ。


syarinbai no hano tukikata 200515 s-IMG_6413.jpg
















▲ある植物の新しい葉






咲いている花は・・・、

こんな感じ。


syarinnbai no hana 200518 s-IMGP1536.jpg














▲ある植物の花




これは、シャリンバイ(バラ科)という名前の植物で
枝から放射状に葉がでていて「車輪(シャリン)」のようで、
「梅(ウメ=バイ)」類に似た花を咲かせます。







この植物を よ~く見てみると・・・

<<観察ポイント>>
☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆

  やや黄土色がかった新しい葉を、
  ①指で葉の表面をこすると、どうなりますか?

  1枚の葉を見て、
  ②葉の縁のギザギザは、どんな感じですか?

  ③葉の裏面の模様は、どんな感じですか?

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冬を越して色づいた葉は、どんな色になっているのかも観察してみましょう。

                                         研究員 小舘 誓治

残るは10枚。

5枚Bセットおもて.jpg5枚Bセットうら.jpg










左写真の右側5枚 [左はキリなどで(4)で紹介]
その裏側になる右写真の5枚を紹介します。


36 キヨスミサワアジサイ.jpg○キヨスミサワアジサイ (アジサイ科)
Hydrangea serrata (Thunb. ex Murr.) Ser.
forma pulehella Hayashi

中嶋恵子 NAKAJIMA, Keiko 作 神戸市立森林植物園

千葉県清澄山で発見されたヤマアジサイの一型。装飾花のがく片の白地に紅覆輪が美しい。樹勢は強く新品種の作出親として使われる。











37 シラビソ.jpg○シラビソ (マツ科)
Abies veitchii Lindl.
小宮和加子 KOMIYA, Wakako 作 長野県軽井沢町

福島以南の本州、四国の亜高山帯に分布する日本固有種。よく似たオオシラビソは本州の日本海側に分布する。またモミに似ているが葉の先は丸く、ちくちくしない。






38 ヤブラン.jpg○ヤブラン (キジカクシ科)
Liriope muscari (Decne.) L.H.Bailey
肥田陽子 HIDA, Yoko 作 兵庫県芦屋市

林内の下草として生え、葉の形が蘭に似ているので、ヤブラン。大株になり、葉が涼しげで、沢山の花序を上げて紫色の花も美しいので、庭の木陰に植栽される。












39 スギ.jpg○スギ (ヒノキ科)
Cryptomeria japonica (Thunb. ex L.f.) D.Don
田地川和子 TAJIKAWA, Kazuko 作 兵庫県姫路市

幹は真っ直ぐに伸び、高木となり割裂性が高いので、建築用材から調度品まで細工用に用途は多い。弥生時代から利用され、日本文化を支えてきた日本固有種。











40 オシロイバナ.jpg○オシロイバナ (オシロイバナ科)
Mirabilis jalapa L.
貴島せい子 KIJIMA, Seiko 作 神戸市垂水区

夕方に開花し、翌朝しぼむ一日花。花弁は無く、花びらに見える部分は萼で、花の付け根にある萼様の物は苞。果実を割ると白い粉状の内乳が現れる。












41 ハリママムシグサ.jpg○ハリママムシグサ (テンナンショウ科)
Arisaema minus (Serizawa) J.Murata
田地川和子 TAJIKAWA, Kazuko 作 兵庫県宍粟市

佐用町船越山で見つけられたが、神戸市西区や三木市でも生育が確認された。兵庫県の固有種。葉が展開するより先に花が咲き、テンナンショウ類では最も早く咲く。

兵庫県立人と自然の博物館所蔵










42 アオキ.jpg○アオキ (アオキ科)
Aucuba japonica Thunb.
岸本美季 KISHIMOTO, Miki 作 神戸市再度山

常緑の低木。茎、枝も緑色をしているのでアオキと呼ばれる。雌木は冬に赤い実を着ける。花の少ない時期に彩りをつけるので庭木として植栽する。












43 シナノキ.jpg○シナノキ (アオイ科)
Tilia japonica (Miq.) Simonk.
貴島せい子 KIJIMA, Seiko 作 神戸市立森林植物園

花序の柄に苞葉がつき、果実が熟すと花序ごと落ち、苞が舞いながら落ちる。風散布である。樹皮の靱皮繊維を用いたシナ布は耐水性が強く、船の帆やロープ等に使われた。












44 ゴマギ (1).jpg○ゴマギ (スイカズラ科)
Viburnum sieboldii Miq.
高橋和人 TAKAHASHI, Kazuto 作 茨城県下妻市

生葉からゴマ(胡麻)油に似た匂いがする。関東地方以西の本州、四国、九州、沖縄に分布する日本固有植物。落葉低木で低地や山地の落葉樹林の林縁に見られる。
















45 キカラスウリ.jpg○キカラスウリ (ウリ科)
Trichosanthes kirilowii Maxim. var. japonica (Miq.) Kitam.
内城葉子 UCHIJO, Yoko 作 東京都多摩市

日没後に花が開き、日の出後にしぼみ、花冠裂片の先は糸状に細裂する。果実は丸く、秋に黄熟する。根から澱粉を取り、天花粉に使う。












これで45作品すべてになります。画像が十分なものでなく、出品者の意に叶うかどうか気になっていますが、閲覧されたみなさんの関心は惹くことかと思います。

開館できましたら、ぜひともおいでください。

(鈴木武)
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