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ひとはくの周辺(深田公園)には、
ムクゲ(アオイ科)の木が比較的
近い場所に いくつか植えられています。

夏の盛りに咲く、ムクゲの花は、
大きくて目立ちます。

ムクゲの花の中央に、やや太めの雌しべ
があり、 その花柱を包むように雄しべの
集合体があます。

※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

s-mukuge no hana 240818  14 ji IMG_8357 copy.jpg










▲深田公園に植えられているムクゲの花


ある日の午後から、同じ花を時間を
変えて何度か撮影してみました。

それらを時間ごとに並べてみると・・・
(枝先の花に注目してください。)

14時ごろ、花びらを目いっぱい開いています。

s-mukuge no hana 240818  14 ji IMG_8355 copy.jpg









▲14時ごろの花

夕方、花びらが少ししぼみ始めました。

s-mukuge no hana ga owari 240818 18 ji yuugata IMG_8552 copy.jpg









▲18時ごろの花

やや暗くなってから、
花びらが さらに しぼんだ感じがします。

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▲19時ごろの花


次の日の午前中には、観察していた花は
すっかりしぼんでいましたが、近くの
ツボミが開いて花が咲いていました。

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▲翌日の10時ごろの花


ムクゲの別の木を10時ごろから
観察していると、蜜を吸いに
カフェ「ムクゲの花」に
お客さん(昆虫たち)が来ましたよ。

たとえば、タイワンタケクマバチ
(ミツバチ科)と思われるハチ類
や チャバネセセリ(セセリチョウ科)
のチョウ類です(特にチャバネセセリは
何個体か頻繁に来ていました)。

タイワンタケクマバチは、花の中央
にある花柱をしっかり抱いて、
蜜を吸っています。

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▲タイワンタケクマバチ


チャバネセセリは、長い口吻を使って
蜜を吸っています。

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▲チャバネセセリ

1つの花は、次の日にはしぼんで
しまいますが、夏の期間(花期)は、
翌日に別のつぼみが開いて花が咲き、
お客さん(花粉を運んでくれる昆虫など)
を待つことになります。

ムクゲの木の樹冠(じゅかん)の下は、
しぼんで枝から落ちた花でいっぱいです。

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▲枝から落ちた たくさんの花



キアゲハ(アゲハチョウ科)も 同じ木の
花にも いくつか寄ってから、
別の木の花に行っていましたよ。

s-kiageha ga mukuge no hana ni 240819 IMG_9229 copy.jpg









▲キアゲハ


ムクゲの雌しべと雄しべは一体化して
花の中央に やや太めの花柱として存在
します。

タイワンタケクマバチは、その花柱に
抱き着く ようにして(花粉を体に
たくさん付けて) 蜜を吸っている
ようです。

しかし、チャバネセセリは、
体が小さく、長い口吻で蜜を吸うので、
体に花粉がほとんど付かない状態です。
チョウ類はムクゲの花粉を運ぶ役割を
どれだけしてくれているのか疑わしいなぁ
(まるで、食い逃げ やー!)
と感じてしまいました。



皆さんも 周辺の環境で生きものの
観察をしてみませんか。


           研究員 小舘

8/18(日)のひとはく探検隊「ひとはくの妖怪さがし」を行いました!
探検隊長は、妖怪はかせ高田研究員です。

「妖怪好きな人ー?」「妖怪こわい人ー?」
怖いように感じる妖怪、実は私たちに危険を知らせてくれてるんだよ。
さぁ!館内にいる妖怪をさがしに行こう!

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ちょっとした段差や階段にも妖怪が!
足元に気を付けていないと、妖怪スネコスリにころばされますよ。
タヌキにキツネ、イタチやテンも化けるのが上手です。

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妖怪のだす音を聞きます。
小豆洗い、天狗倒し、家鳴り、鵺(ぬえ)・・・。
人がいない場所から聞こえてくる音は不気味で怖いですね。

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ひとはくサロンに戻って、自分で考えた妖怪を描いてみよう!
どんな妖怪なのか?どんなことに気をつけたらいいのかな?
みんなの前で発表です。

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ハートの妖怪、生きてる階段おばけ、蜘蛛女(くもめという名前だそうですよ!)、海ひっぱりぼうず、夢見妖怪
などなど、個性豊かな作品が出来上がりました!
みなさんの描いた妖怪は、4階ひとはくサロンに展示しています!
たくさんのご参加ありがとうございました!

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次回の「ひとはく探検隊」は、9/23(月)「ダンゴムシを探そう」です。
皆さまのご参加お待ちしております。

フロアスタッフ一同
8月17日(土)のフロアスタッフとあそぼう!は先週に引き続き画はくの日 クモを描こう!を行いました!!

博物館の2階では企画展「クモ展」を開催しております!!
今日もクモ展の標本をみて絵を描きました♪

はじめにみんなでクモについてお勉強しました☆

クモの足は何本かな?

展示をみながら、お友達と一緒に数えたね(*^-^*)
まだ知らないお友達はぜひ 数えに来てみてください♪
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クモの体の特徴がわかったところでお絵描きスタート!!
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わぁ~カラフルなクモだ~(*^-^*)
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クモって怖いイメージだったけど、みんなが描いてくれたクモはかわいいですね(*^-^*)

できあがった作品は、4階ひとはくサロンに大切に飾らせていただきます!
また遊びに来てくださいね。
ご参加ありがとうございました!

フロアスタッフ おくの

掃除屋カメちゃん

2024年8月16日

ケヤキ(ニレ科)の並木がある緑道で、
ケヤキを観察しようとして歩いていると
鳥類の白いフンらしきものがありました。


※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

KIMADARAKAMEMUSHI 240816 s-IMG_7798.jpg









▲ケヤキの高木の近くにあった鳥類の
 フンと思われる白いもの

ケヤキの樹冠(じゅかん)の下にある、その
鳥類のフンらしきもの(すでに乾燥状態)を
よく見ると、そこにキマダラカメムシ
(カメムシ科)が複数いるのです。

KIMADARAKAMEMUSHI 240816 s-IMG_7750.jpg










▲キマダラカメムシがたくさんいる


しかも、大小の幼虫がいますし、成虫もいます。
数えてみると、周辺も含めて14匹もいましたよ
(ただし、成虫は1匹)。


どの個体も、白いフンらしきものに口吻
(こうふん)を当てて 頭を小刻みに
動かしています。

KIMADARAKAMEMUSHI 240816 s-IMG_7751copy.jpg










▲頭を小刻みに動かしているキマダラカメムシ


どうやら口吻を使って、削りながら
吸い込んでいるようです。

まるで、親子で緑道を清掃しているようです
(親子なのかもわかりませんし、お父さんか、
お母さんかも わからないのですが・・・)。

下の写真(時間が経ってから撮影)では、
白い部分が少し薄くなって
いるところが見られます。

KIMADARAKAMEMUSHI 240816 s-IMGP5608COPY.jpg










▲少し白色が薄くなったところが見られる

どれくらいキレイになるのかな?

皆さんも 周辺の環境で生きものの
観察をしてみませんか。

           研究員 小舘
時間帯によって異なりますが、
ひとはくの入り口ちかくで
スズメをよく見ます。

※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

suzume 240717 IMG_4474copy.jpg










▲4階入り口ちかくにいたスズメ


特に、朝早くや夕方。

つい最近まで、 コシアカツバメの古い巣
を使って 子育てをしていたようです。

だからか、コシアカツバメの古い巣から
スズメが顔を出しているところを
ときどき見ます。

suzume 240813 yugata  IMG_7303copy.jpg














▲コシアカツバメの古い巣から顔を
 だしているスズメ(2024年8月13日夕方)


別の日の夕方、植物を観察していると、
地面にスズメがいるのに気がつきました。

s-suzume no sunaabi 240717 IMG_4570 copy.jpg









▲地面にいたスズメ


下の写真を見てください。

スズメが地面の穴で、
もがいているように見えて・・・、
一瞬「アリじごく」ならぬ
「スズメじごく」か? とつっこんで・・・

s-suzume no sunaabi 240717 IMG_4574 copy.jpg









▲地面のくぼみに入っているスズメ


続きを観察していると、 どうやら
地面のくぼみに入って 体をこすり
つけるような 動きをしていたの
でした。

この地面のくぼみは、スズメが
何度も入り、同じような行動を して、
できたものと思われました。

s-suzume no sunaabi 240717 IMG_4577 copy.jpg









▲体を穴の底にこすりつける?スズメ

スズメが翼をバタバタさせて、少し砂ぼこり
が見えました。その後、動きを止めて、
顔を上げるとスッキリした表情(ですか?)。


s-suzume no sunaabi 240717 IMG_4588 copy.jpg









▲穴から顔を出したスズメ


スズメのこのような行動は「砂浴び」
と いわれているようです。
体についたものなどを落とし
衛生状態を保っているとのこと。

その砂浴び場は、楕円形で
長径が約19㎝、短径が約11㎝、
深さは2~3㎝くらいです。

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▲砂浴び場の大きさの測定


砂浴び場の中の土壌の特徴は、
指の間でつまんで触ると、
ザラザラしていて砂質です。

土色帳(土壌の色見本)で
色合わせをすると、
「にぶい黄橙」色(記号で
示すと10YR6/4)になります。

その後ときどき何度か、夕方に
観察してみましたが スズメが
砂浴びをしている姿は 見られ
ませんでした。

使った形跡もありません。
継続して観察していた期間に、
周辺で草刈りも行われ、
刈られた草の一部が穴に入ったり
していました。

それと高温と渇水が続いていた
こともあり 近くの樹木の葉が
黄色やオレンジ色、薄い茶色
などになって 砂浴び場に
落ちてきていました。

また先日、夕立ちがあり、
黄色になった 葉が落ちて、
それらが砂浴び場を 埋めて
いました。

これでは「砂浴び場」は休業?
状態です。

suzume no sunaabi ba 240816 s-IMGP5614.jpg









▲落ち葉で埋められた状態の
砂浴び場 (2024年8月16日撮影)

いつ再開される(スズメが利用する)
のかな?

皆さんも 周辺の環境で生きものの
観察をしてみませんか。

           研究員 小舘
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