2025年アーカイブ
「講義がとてもおもしろかったです」
「おもしろい展示がありました。」
出会う生徒たちが口々に話してくれます。
今日は、姫路西高校の1年生の生徒が来館、探究学習の導入として、田中研究員のセミナーと館内の展示見学を行っていただきました。
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セミナーでは、丹波で発見された「恐竜」の化石について、とても分かりやすく説明が進みました。
兵庫は、日本でも福井県や北海道とともに恐竜化石の産地であるとのこと、知っていましたか?
また、中国やモンゴル、タイといった国で発見された恐竜と近縁の種もいたこと、そして、北米ともつながっていたことが丹波の化石の発見からわかりました。
それらを含めた研究で1億1000万年前にどのような世界が広がっていたのかを明らかにしていこうとしているという研究員の話に引き込まれていました。
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質問も積極的に行っていましたね。講演の後、館内の見学、探究活動のグループワークへと活動が進んでいきました。
今後の生徒たちの探究学習に本館がいい形お役に立てれば幸いです。
人と自然の博物館では、館の見学、研究員のセミナーはもちろんのこと、高校生の探究活動等に各学校の活動に様々な形でご支援ができればと考えています。どうぞ、生涯学習課までご相談ください。
◎参加してくれた生徒の感想
・恐竜の講義は、自分の知らないことがたくさんあり、とても関心を持って聞くことができました。
・お話がわかりやすくて、時間があっという間に過ぎました。
・おもしろい展示がありました。
・今日の見学は自分の探究するテーマが決まるきっかけとなりそうです。
◎田中主任研究員より
ぜひ、ひとはくに来て、兵庫の太古の生き物たちについて学び、さまざまな分野へと好奇心を広げてください。
博物館でお待ちしております。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお知らせください。)
ジンファーム横の岩砕置き場で、ひとはく探検隊「ひとはく研究員と一緒に、恐竜時代の岩石から化石をさがそう!」が行われました。
丹波市と丹波篠山市の間にある「川代トンネル」を掘った際に出てきた岩石は、恐竜が生息していた約1億1000万年前(白亜紀)のものだそうで、肉食竜の化石やカエル、巻貝などの化石が含まれているとのこと。
夏日に近い気温のなか、多くのお友達が参加してくれました。(昨年度は、雨で一部が開催できず、去年のリベンジと参加していただいたお客様もいらしたようです。)
最初に、化石専門指導員名生さん、化石はかせの廣瀬研究員から、化石についての説明やハンマーやルーペの使い方の説明を受けました。
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大切なポイントは、よ~く石を観察すること。
石を割った断面をよく見ると、表面に何か違いが見つかるものがあります。
気になるところがあったら、すぐに研究員(化石はかせ)に聞いてみましょう。
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何度かはかせに尋ねているうちに、木が燃えた煤(すす)であったり、方解石(ほうかいせき)であったり、化石とは違うものもあるということがわかってきたね。
ルーペの使い方も様になってきました。
化石が見つかること、それはすごいことだけど、「化石がなかった」という結果もとても大切なことだと教えてもらったね。
◎参加してくれたみなさまの感想
・見つけるのはむずかしかったけど、何かないかなとさがすのが楽しかった。
・なかなか見つからなかった。
・見つかったのを見せてもらったら、とっても小さかった。
・またやりたいと思いました。
◎廣瀬研究員より
兵庫県立人と自然の博物館では、兵庫県丹波地域から集めた恐竜時代の岩石を割って、恐竜やその他の化石をさがしています。
この化石さがしはできるだけ多くの方の参加が必要です。
ぜひ、皆さんも研究員と一緒に化石さがしに参加しましょう。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
昆虫はかせの山田研究員と一緒に深田公園へ出発~!!
どんな昆虫がいるかな?わくわくするね(o^―^o)

さっそくみんな網をもって虫たちをつかまえます。
次々つかまえた~って声が(^▽^)/


つかまえた虫はカップレンズに入れてかんさつします。
逃げないように入れるの難しかったけど(^^;
テントウムシ、シジミチョウ、ツチイナゴなど・・・
色んな昆虫をかんさつできましたね!!
見つけた虫は先生がそれぞれ解説してくださいました。

楽しかったね♪
ご参加ありがとうございました。
フロアスタッフ一同
今日の探検隊長は、恐竜はかせの田中研究員です!
はじめに田中研究員から、生きている恐竜「鳥」のことを教えてもらったよ。
「鳥っていつからいたの?」「生きてる恐竜ってどういうこと?」
はじめて知ることがたくさんありました。
鳥が生きている恐竜ということは、バードウォッチングは恐竜の生態観察!
恐竜の研究にはとっても大切なんだって。

つぎに双眼鏡の使いかたを説明してもらって、コレクショナリウムの鳥の標本で練習しました。

さあ!コレクショナリウムを出て、探検に出発!
深田公園へ下りていき、太古のバードウォッチングスタート♪
双眼鏡で鳥の鳴き声が聞こえた方向を見てみよう!



あ!いた!どこ?どこ?
みんな双眼鏡を覗いて~
あっちかな?こっちかな?

さいごは、鳥はかせの藤井先生に、深田公園で今日見た鳥について教えてもらったよ。
とっても楽しかったね♪
みなさま、ご参加ありがとうございました。
明日、5月11日(日)は、ひとはく探検隊「春の昆虫かんさつ」です。
みなさまのご来館をお待ちしております。
フロアスタッフ一同
でも、ひとはくにはたくさんのお客様が来てくださいました♪
今日のフロアスタッフとあそぼうは「ひとはく〇×クイズ大会」
ひとはくはもともとトンネルだった?
兵庫県の県鳥「コウノトリ」は大人になると鳴かない?!
いろんな〇×クイズにチャレンジしてもらったよ!





全問正解したお友達もいました!
みんなが元気に札をあげて、楽しんでくれて、
わたしたちスタッフも楽しかったです!
ご参加のみなさま、ありがとうございました(^_^)/
フロアスタッフ一同
ひとはくでは、特別企画の「古新聞で大きな木をつくろう!」のプロジェクトがみなさんのご参加で進んでいます。


いらなくなったチラシの裏を葉っぱ用紙にして、みなさんいろんな絵を描いてくださっています。
できた葉っぱは木からつります。増えてきました!

古新聞の木の幹もどんどん太くなってきました。
どんな大きな木になるのかな?
ひとはくに見に来てね♡ お待ちしております。
フロアスタッフ一同
月の第1日曜日は、ひとはくKidsサンデーです。
5月4日は、午前中から晴れで、少し風が強く
吹いていましたが、過ごしやすい気温でした
(三田での最低気温6.8℃、最高気温21.0℃)。
ひとはくの周辺では、ヒラドツツジ(ツツジ科)
の花が咲いています(もうすぐ満開状態)。

▲収蔵庫棟前で咲いているヒラドツツジ
5月の 主なプログラム の ようす の報告で~す。
<エントランスホール前の芝生地や
コレクショナリウム前(駐車場)では・・・>
■「そとはく」の ようすは・・・
芝生地では、絵本が読める『絵本のくに』や
虫取り網や虫かごを貸し出ししているコーナー
などがありました。
また、テントなども用意されていましたよ。

▲「そとはく」のようす

▲虫とりをしている家族
コレクショナリウムの駐車場では、
『黒板ヒロバ』でいろいろな絵が
描いてありましたよ。

▲『黒板ヒロバ』のようす
描かれていた絵は・・・
こんなんがあって、

こんなんもありました。

▲『黒板ヒロバ』に描かれた絵
たくさんの子どもさんたちが家族と
一緒に描いてくれていたようです。
■「身近なところで虫さがし
ーこんあところに虫いがいるの、
ナンデナン?」のようすは・・・
コレクショナリウム周辺の芝生や
植え込みなどで昆虫を探した
ようですよ。
今回活動しているところの写真が
撮れませんでした。

▲今回の「ナンデナン?」の看板
参加された皆さん、
「ナンデナン?」は、
解決しましたか? そして、
新な「ナンデナン?」が
生まれましたか?
<ひらくマーケット>
+++++++++++++++++++++++++++++++++
この日は、4月と同様に、
フラワータウン センター地区周辺において
『フラワータウン ひらくマーケット』として、
下記のイベントが開催されましたよ。
・エキマエアキチで
「やってみたい広場」「三田市吹奏楽団」
「あきちらいぶらりー」「ガーランド作り」
「謎解きラリー」
・ひとはくのコレクショナリウム前で
「つぼみマーケット」
「そとはく(Kidsサンデー)」
・サンフラワーで
「サンフラおむすびフェスタ」
今後、6/1、10/5、11/3(フラワータウン フェスタ 時)
も予定されているようです。
(問い合わせ先:エキマエアキチ2階 事務所)

▲「つぼみマーケット」のようす
+++++++++++++++++++++++++++++++++
<本館内では・・・>
■「花を大きくして見てみよう」
のようすは・・・
春に咲いている花を顕微鏡や拡大装置を
使ってモニターに大きく映して
観察しています。


▲花を観察しているところ
いろいろな花が用意されていて、
皆さん興味深々。
■エコロコおやこ『こいのぼりカード
をつくろう!』の ようすは・・・


▲おやこで、カードを
つくっているところ
つくったカードを持ってハイポーズ!


▲つくったカードと記念撮影
上手にできましたね!
■人と自然の会の皆さんによる
「おはなしシアター」のようすは・・・


▲「おはなしシアター」のようす
今回のおはなしシアターのタイトルは
お楽しみ(秘密?)だったのですが・・・
こっそり聞いてきましたよ。
「みつばちマーヤ」と
「ぼく びょうき じゃないよ」でした。
■フロアスタッフによる
ワークショップ『とっても簡単!
レプリカづくり』の ようすは・・・
たくさんのお子さんたちが
レプリカをつくてくれたようです。


▲レプリカづくりのようす
さらに、フロアスタッフによる
『デジタル紙芝居』や『展示解説』
も 実施されましたよ。
次回のKidsサンデーは、2025年6月1日(日)です。

ご家族で、ひとはくへ お越しください。
Kidsサンデープロジェクト 小舘
4連休の2日目は、みどりの日。今日も良い天気、山の緑がまぶしいです。
今日は、第一日曜日、キッズサンデーです。
フラワータウンのひらくマーケットも行われています。
いつもはバスの駐車場となるコレクショナリウム前は、「黒板ひろば」になっています。今日はどれだけ落書き(?)しても、おこられないからね。
ひとはくでは、今日も様々なもよおしを行っています。
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館内もにぎやかです。
アンモナイトのレプリカづくりは、今日も予約でいっぱい。
早々に午前の予約が埋まりました。
今日の大きくして見てみようは、「おはな」です。
上手に顕微鏡が使えていますね。
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恐竜ラボでは、一般セミナー「化石の発掘体験セミナー」が昨日に引き続き行われています。
渋滞の中、駆け付けていただいたお客様もいらっしゃいました。
間に合ってよかったです。
昨日も、化石の発見がありました。
今日参加のみなさまの健闘を祈ります!
(次回のこのセミナーは、7月20日です。ホームページから申し込んでください。)
午後から「ナンデナン!?」っていうのがはじまるらしいよ。
それって何!?
たくさんのお友達が、虫とりに参加してくれました。
どうして、芝生のところと草や花があるところとでいる虫がちがうのかな?
ナンデナン?
参加してくれたみんなは、わかったよね。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
5月3日から4連休、ゴールデンウイークも後半に入りました。
好天に恵まれ、今日はお出かけ日和です。
ひとはくでは、様々なもよおしを行っています。
恐竜ラボでは、一般セミナー「化石の発掘体験セミナー」が行われています。
子どもも大人も、丹波竜の発見された篠山層群の岩石から、化石探しに夢中です。
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今日も化石が見つかるといいですね。
(このセミナーは、事前予約が必要、本日は午後の部もあります)
館内の実験セミナー室では、オープンセミナー「葉っぱを大きくして見てみよう」が行われています。
様々な植物の葉っぱを、顕微鏡を使って観察しています。
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「これが、あなたのアレルギーの原因!?」
親子の会話も弾みます。
葉っぱの表面ってこんなふうになっているんだね。
ひとはくサロンでは、親子連れがパズルやPCのクイズを楽しんでいます。
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この時間、まだそんなに混んでいないのでゆったり楽しめています。
奥のオープンラボでは、人気のワークショップ「とっても簡単! 化石のレプリカづくり」が行われています。
さっそく作ってくれたレプリカを見せてくれました。
上手にできたね。これは、世界に一つのオリジナルだよ。
午前の部の整理券は、配布が終わりました。
レプリカづくりは、5日まで毎日実施します。
午後も楽しいイベントが山盛り!
みなさまのお越しをお待ちしています。!
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
「おもしろかった!!」
セミナーが行われたホールから出ていく生徒たちの多くが、笑顔で口々に話しています。
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今日は京都府立桃山高校自然科学科1年生の生徒78名が、このセミナーを受講しました。
田中研究員は京都府出身、桃山高校のご近所だったとか。
自然科学科の生徒たちは、昨日から兵庫県内の様々な施設を回る研修合宿を行い、最後に本館に来ていただいたそうです。
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環境省が発表している生物の数は約175万種、その生物がどのような形で分類されているのか、様々な例を示しながら、わかりやすくセミナーが続きます。
生物は永遠に不変であると考えられ、見た目で分類されてきたものが、生物は不変ではなく時間をかけて変化してきたという考えに変わっていったこと、そしてDNAの発見、古生物学との関連など、研究が進んでいることへと話の内容がどんどん広がっていきました。
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講義後も質問が相次ぎ、中には残って直接研究員に質問する生徒の姿もありました。
今回のセミナーでは、内容に生物のことだけでなく、社会や歴史とのつながりがありました。
生徒たちの高校での学びも様々なこととつながります。
今回のセミナーが今後の学びのよいきっかけになればいいですね。
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◎参加してくれた生徒の感想など
・おもしろかった。時間があっという間でした。
・恐竜と鳥類が同じ仲間だなんて思わなかった。
・生物系にとても興味があります。先生の話は、とても分かりやすくおもしろかったです。
・昨年度も田中先生にお世話になりました。これからもずっとお願いしたいです。
(引率の先生)
◎田中主任研究員より
本セミナーは「系統樹」の見方と読み方の説明を中心に、分類学と系統学についてのお話をさせていただきました。

生きものの分類や進化の道筋を知ると、ありふれた世界の見方が変わることがあります。生きものの系統樹について詳しく知りたい方、是非ひとはくに遊びに来てください。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えてあります。
春に咲くツツジの仲間のヒラドツツジ
(ツツジ科)。今、いろいろな色の
花ビラのものが咲いています。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲いろいろな色の花ビラの
ヒラドツツジの花
たとえば、
花ビラの色が紫色っぽいもの、
桃色っぽいもの、白色などです。
しかし、よく観察すると、
白色の花ビラに部分的に紫色が
見られるものや・・・



▲白色の花ビラに部分的に紫色が
見られるヒラドツツジ
さらに観察すると、おしべの色も
紫色になっているものも
ありましたよ。
また、白色の花ビラに部分的に
桃色が見られるものも・・・
蜜標(みつひょう)と
呼ばれる、昆虫などに蜜の
場所を知らせる模様の部分も
濃くなっているものもあります。

▲白色の花ビラに部分的に桃色が
見られるヒラドツツジ
それから、
約半分が異なる色のものも・・・

▲桃色(左側)の花ビラと、
紫色(右側)の花ビラが、
(左右で 半々?)見られる
ヒラドツツジ
異なる色の位置や範囲も
いろいろです。
ちなみに、花ビラの色が
変わる現象は、転移遺伝子
(動く遺伝子)が関与
しているのではないかと
推察されているようです。
最近のひとはくブログで、
ヒラドツツジに関連するもの
があります(下記)。
よかったら ご覧ください。
咲いた、咲いた、●●●●●●の花が!(その3)
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/04/post_3269/
5まで、いや 10まで数えられますか?
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/04/5_10/
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
今年は飛び石連休ですが、お天気が良い日が多そうです(^-^)
山へ!海へ!大阪・関西万博へ!
おでかけする方も多いのではないでしょうか?
ひとはくサロンではただいま、
ゴールデンウィーク特別企画「古新聞で大きな木をつくろう!」
をおこなっています
古新聞をくるくる巻いて、

葉っぱには色をぬりぬり、


古新聞が大きな木に大変身!
葉っぱもつりさげるよー!
捨ててしまう古新聞がうまれかわったね

こんな風に、いらなくなったものに工夫とアイデアを加えて、ステキな何かを作る「アップサイクル」を紹介する
企画展をおこなっています
「価値の手直し展」~アップサイクルから見つめるモノと人の豊かな関係~←くわしくはタイトルをクリック☆
2025/2/15(土)~5/31(土)
アップサイクルを楽しく学ぶことができます!ぜひ見に来てくださいね!
フロアスタッフのイベントは他にも・・・
3日(土)~5日(月) ワークショップ「とっても簡単!化石のレプリカづくり」
6日(火)ひとはく〇×クイズ大会
そして4日(日)はキッズサンデー!
イベントもりだくさんですよ!
どこに行こうか迷ったら、ひとはくへレッツゴー!(^O^)/
みなさまのお越しをお待ちしております♪
フロアスタッフ一同
いろいろな木が植えられています。
4月下旬にヒラドツツジ(ツツジ科)の
花が咲き始めました。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲4階入り口近くのヒラドツツジの植え込み
ヒラドツツジの花は、花ビラやおしべ、
ガク片の数などが、5の倍数であると
下記のブログでお伝えしました。
よかったら、下記のブログを
見てください。
咲いた、咲いた、●●●●●●の花が!(その3)
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/04/post_3269/
ヒラドツツジのたくさんの花を
観察していると・・・、
こんな花がありましたよ。
開いている花びらの数が・・・
えっ! 5枚 じゃなくて
6枚 じゃないですか!!!!!!

▲ちょっと変わったヒラドツツジの花
また、同じ花をさらに、
よく観察すると、
中心部から縦長に
丸まった感じになった
花ビラ2つ(2枚)が
ありますよ。
写真では わかりにくいかも
知れませんが、
おしべの数を数えると
7本です。

▲ちょっと変わったヒラドツツジの花
(少し角度を変えて撮影)
つまり、開いた花ビラ6枚の
うちの1枚(1つ)と、
丸まった感じになった
花ビラ2枚(2つ)を引いた
7本(=10本ー3つ(3本分))なのです。
花ビラの色が異なる花でも、
開いた花ビラは 5枚なのですが、
丸まった花ビラが1つ(1枚)
あるものも ありました。

▲ちょっと変わったヒラドツツジの
淡いピンク色の花
上記の花のおしべの数は 9本です。
つまり、おしべの1本が丸まった
花ビラに変わっているようです。
花ビラの数が増えるのは、
おしべが花ビラの形に
変化していたようです。
ツツジ類を見つけたら、花ビラの数や
おしべの数などを 数えてみましょう。
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
「先生! お庭でむしつかまえたよ!」
「おうちでつかまえたのを持ってきました!」
「先生、このむし知ってる?」
先生のみなさん、虫を持ってきて笑顔で話す子どもたちに対応できますか?
「私、虫苦手なの...」
そんな先生たちのために、今回のセミナーを企画しました。
今日 セミナーが行われる部屋には、様々なグッズが置かれています。
これだけでも興味津々! どう使うのかな?
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虫は生きています。当然動くし、虫も生きるために衣食住があります。
虫が自分の身を守ることや、自分の子どもを守る行動をとります。
虫の特性を知ることで、上手に捕まえ、さわることができます。
動く虫に、子どもたちは関心を示します。
手に取って見ることは、貴重な体験となりますね。
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つかまえ方、育て方、危険な虫への対処・・・先生対象の研修会で蓄積した頻出質問と回答を一気に公開、目から鱗の基礎知識、ノウハウ、機材等についての解説ののち、野外で実習を行いました。
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深田公園にいる虫をさがしながら、捕まえて先ほど学んだことを実践です。
先生方、頑張ってます。上手に取れましたね。
虫かごに入れて持ち帰った虫たちを拡大鏡で見てみましょう。
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虫が苦手な子どもたちも、チャック袋に入れれば虫メガネでも観察できます。じっくり観察できますね。
子どもの年代に応じて、できる活動も広がります。
虫の扱い方を体得して子どもたちの関心に応え、保育・教育の幅を拡げてほしいと思います。
虫が苦手な先生もこれで安心ですね!
◎参加してくれたみなさまの感想など
・セミナーガイドで、このセミナーを知りました。虫が苦手なので、とても役に立ちました。
・先日エコロコで保育園を訪問していただき、このセミナーを勧めていただきました。
とても楽しくできました。
・100均でそろうグッズやペットボトルでできるバッターゲッター、参考になりました。
・危険な虫もいるので回避する方法が知れてよかったです。
◎八木研究グループリーダーより
得体の知れない虫も、私たちと同じ動物なので、行動原理は同じようなものです。

今日の体験や知識を日頃の保育、教育に生かしていただければ幸いです。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
今回のキャラバンはソリオ宝塚名店会のイベント「エンジョイGW!」の企画のひとつです。
ショッピングモール内の広場(GFメインプラザ)のステージ上に設営したので、そこまで入れないゆめはくは
阪急宝塚駅前で客引き係です。

▲駅前で堂々のゆめはく
エントランスホールから出張のティラノサウルスの頭骨レプリカ、恒例のむしむしみっけ、
生きた虫たち(クワガタ、ダンゴムシなど)、アンモナイト、大きな貝殻など展示しました。

▲正面にはティラノサウルス
▲むしむしみっけに挑戦!

▲生き虫コーナーも大盛況
人通りの多い場所だったこともあり、参加者はなんと約2500人!
家族連れの方や劇場帰りの方までいろいろな方にお越しいただきとても楽しいイベントになりました。
次回のキャラバンもお楽しみに!
(地域連携推進室 坂本)
ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えられています。
4月下旬にヒラドツツジ(ツツジ科)の
花が咲き始めました。
濃いピンク色や淡いピンク色、白色など
様々な色の花ビラがあります。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲4月下旬に咲き始めたヒラドツツジの花
ところで、ヒラドツツジの花ビラは、
横方向から見るとラッパのような形を
しています。

▲横方向からみたヒラドツツジの花
その花の先の方はいくつか、
に分かれています。
さて、いくつに分かれているの
でしょうか?
数えてみてください。

▲前方向から見たヒラドツツジの花
そうです。 5つ(5枚)ですね!
では、花の中心部から棒状のものが
出ていますが、何本出ていますか?
数えてみてください。

▲前方向から見たヒラドツツジの花
どうですか?何本でしょうか?
上記の写真に、数えやすいように
〇印をつけてみました。

▲棒状のものの先に〇印をつけたもの
そうです。11本ですね。
より中心部から出ている、
他のものよりも太くて長くて、
先の形が少し違うもの
1本を除くと10本です。
その他のものと違うものが
「めしべ」です(黄色の〇)。
他の10本は「おしべ」です。
この10本の「おしべ」は、
(微妙なもの もありますが、)
長めのものが5本(濃い青色の〇)、
短めのものが5本(淡い青色の〇)
あります。
「おしべ」のそれぞれの先には米俵
のような形の、花粉が入っている
葯(やく)が2つずつあります。
そのそれぞれの先に穴があいていて、そこから
花粉がでてきます。

▲「おしべ」の先の葯
一方、「めしべ」の先の柱頭(ちゅう
とう)をよく観察すると、なんと、
漢字 1 文字が見えます。

▲「めしべ」の柱頭
柱頭の先に漢字の「大」が見えませんか?
柱頭の先に丸いものが5つあって、
それぞれが接している隙間が「大」に
見えると思うのですが・・・。
それぞれの丸いものにつながっている
子房が、やがて5つの部屋に分かれて
その中にたくさんの種子がそれぞれに
入っている果実ができることに
なります。
つまり、ヒラドツツジの花は、
花ビラの先が、5つ(5枚)に分かれていて、
おしべが、10本(長めが5本、短めが5本)、
めしべの先が、5つの丸いものに分かれている、
というように、それぞれが5の倍数
(5数性ともいう)で
できているのです。
ちなみに花の下にある緑色のガク片も
5つ(5枚)あります。
ツツジ類を見つけたら、花ビラの数や
おしべの数、ガク片の数など
を数えて みましょう。
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
4月27日(日)は、オープンセミナー「アップサイクルかるたってなあに?」を実施しました。
アップサイクルとは捨てられるものにアイデアを加えることで新たな価値を見出すこと...と聞いても少し難しいですが、実際にかるたで遊びながら体験しました!
まずは衛藤研究員からの挑戦状!捨てられてしまうものから作られた製品を展示エリアの中から探し出します。
その後は実際にかるたに挑戦!
午前の回は、アップサイクル製品の画像から材料をあてるゲームです。「あっ!これさっきの!」といった、気づきが飛び交っていました。
身近に「もったいない」があった時に、この経験を活かしてアイデアが浮かぶと素敵ですね。
一方、午後の回は別の遊び方で「逆?! スリーヒントクイズ」に挑戦しました。
こちらは、アップサイクル製品にまつわるヒントから製品を予測し、その原材料の札を取るという難易度の高いゲームです。
少し難易度が高いのではないかという心配を裏腹に、展示の様子を一生懸命思い出して次々と正解が!
各テーブルの優勝者には、「アップサイクルマスター」の称号と、記念品として名前入りのメダルが授与されました。
◎担当した衛藤研究員より
もともと想定していた以外の「アップサイクルかるた」の遊び方を、関学生イベントチームが提案してくれました。試行をもとに、今回は実際に来館者に向けてイベントのかたちでやってみることができました。さまざまな年齢層や理解度に応じて難易度も柔軟に調整できる素敵な遊び方の例を示してくれました。さらなる展開に期待が膨らみます。
かるたが終わった後には、先週から始まった参加型企画に回答してくれている人も多く見られました。企画展もラストスパート、まだまだ進化する展示にもご注目ください!
来る5月5日(日・祝)には、この企画の企画者本人によるワークショップも開催予定です!
(企画展イベントスタッフ 福谷 匠哉)
本日の「フロアスッタフとあそぼう」は、画はくの日~ボルネオジャングルを描こう~を行いました。
場所は、博物館1階の共生の森です。
まずはクイズに挑戦!正解できたかな?
ボルネオ島の、熱帯雨林のジャングルについてのお話も聞きました。
クイズの後は、好きな動物や植物を選んで、絵を描いていきます。
ラフレシアにオランウータンなど、ボルネオ島の植物や動物は大きくて迫力満点!!


小さな画はくさんたちは、細かい部分までじっくり観察して、集中して絵を描いていましたよ。
構図も色使いも、とっても素敵な絵が描けました☆彡


画はくの日の作品は、4階ひとはくサロンに掲示しています。
たくさんのご参加、ありがとうございました。
1階の共生の森は、淡路花博「ジャパンフローラ2000」のテーマ館である「緑と都市の館」の
「共生の森 熱帯雨林コーナー」の貴重な展示を移設したものです。
まるでボルネオ島のジャングルを歩いているような体験ができますよ!(^^)!
GW期間中、ひとはくではたくさんの楽しいイベントをご用意しています。
みなさまのご来館、お待ちしております。
フロアスッタフ一同
春の暖かい陽射しが気持ちよいお天気です!
さあ、植物はかせの黒田研究員と博物館の外へ出発です♪

照葉樹林の椿(つばき)の葉っぱをくるくるっと丸めて、笛のできあがり!

ぷっぷー♪

大人もこどもも夢中です♪

つぎは、櫟(くぬぎ)の落ち葉と細い枝でかざぐるま~

樫(かし)の葉っぱ2枚重ねて笛のできあがり♪
さっきのつばきの笛より大きな音が出るかな?
歩きまわりながら、植物はかせがつぎからつぎへといろいろなあそびを紹介してくれました。
あっという間の楽しい1時間でしたね♪
ご参加いただきありがとうございました。
みなさんも草あそびしてみてくださいね♪楽しいですよー
明日4月27日(日)はフロアスタッフとあそぼう!「画はくの日」です。
みなさまのご来館をお待ちしております。
フロアスタッフ一同
今日は、兵庫県立大学グローバルビジネスコースの留学生が、日本文化体験研修の一環で本館を訪問、高野研究部長によるセミナー「人と自然の博物館の役割」を受講しました。
グローバルビジネスコースには、23か国166名の留学生が在籍(2025年1月現在)しているとのこと、そのうちの38名のみなさんに受講していただきました。
このセミナーは、すべて英語で行われました。

高野研究部長からは、200万点を超える標本の管理、整理とともに、研究員の研究活動や来館者への対応、研究員が行うセミナーや、学校園への訪問、行政委員会等への出席と、研究員、博物館の果たす役割についての説明がありました。
留学生からは、展示物についての質問や標本の集め方、海外研究員や施設との交流などについての質問がありました。
セミナー後、留学生たちは館内を見学、生命誕生や人類誕生の歴史などの化石標本や、開催中の企画展など熱心に見学していました。
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◎高野研究部長より
縁あって日本の大学に学びに来られた学生さんたちなので、日本という国や自然についても色々と学びを得てほしいと思っています。三田は少し距離がありますが、神戸市周辺には多くの博物館や美術館があるので、是非あちこち足を運んでほしいです。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課へお願いします。)
ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えてあります。
本館3階入り口前の階段近くに、
ハナミズキ(ミズキ科)が
あります。
現在(離れたところから見ると)
枝先にピンク色っぽいものが
あり 綺麗です。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲3階入り口ちかくのハナミズキ
ちなみに黄緑色のものは、ケヤキ
(ニレ科)の葉です。
いきなりですが、ここで質問です。
下記の写真で、いくつの花が
咲いているでしょうか?

▲ハナミズキの花
(2025年4月23日撮影)
いくつだと思われましたか?
「赤っぽい花ビラが4枚ずつ
開いているから、3つの花が
咲いているよ」と思われた方、
普通そうですよね。そう見えますよね。
じつは、3つの花のように見える
もの、のそれぞれの中心部を
よく観察すると・・・
先ほどの写真の左から、順番に
仮にA、B、C としましょう。
それぞれの中心部の拡大写真を見ると、
まずは、Aです。

▲Aの中心部
次に、Bです。

▲Bの中心部
最後にCです。

▲Cの中心部
それぞれの中心部を見ると、左側のAと
真ん中のBには、小さな花がそれぞれ1つ
見えているのが わかりますか?
そのほかの、先が丸い棒みたいなものは、
すべて1つ1つが花のツボミなのです。
赤っぽい花ビラみたいに見えているのは、
「苞(ほう)」といいます。
「苞」とは、花や、花の集まりである
花序(かじょ)の基部にある特殊化
した葉(あるいは、「苞葉(ほうよう)」
ともいう)のことです。
ハナミズキの花の構造は、赤っぽい苞が
4枚あって、その中心部に20ケくらいの
ツボミがあります。やがて それぞれが
開いて黄緑~黄色っぽい花ビラが4枚と、
白~黄色っぽい葯(やく)がある
雄しべが4つ見えます。
さらに中心部には薄い緑色の雌しべが
1つあります。
右側のCの中心部のものは、すべて、
まだ開いていないツボミでした
(ここで感心してでてくる言葉の
「ほオう」と言ってもらえれば・・・)。
したがって、小さな花はAとBの
それぞれ1つずつ、合わせて2つ
しか咲いていませんでした!
(ここでも、感心してでてくる
言葉の「ほォう」と言って
もらえれば、私も嬉しいです)。
花は、近くで観察しないと、
咲いているか、どうか
分からないこともあるのですね。
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
「この恐竜は、なぜ肉食だとわかるのでしょう?」
クイズを交えながら、セミナーは進みます。
研究員の質問にも追手門学院小学校の子どもたちは、その理由についてもしっかり答えてくれました。
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化石を調べることで、恐竜のことがたくさんわかります。
はじめて恐竜の化石が発見されたのは19世紀、100年以上たった今でも発掘調査を行い、発見された化石の研究が続いています。
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化石のレプリカを実際に持ってもらい、化石の重さも感じていただきました。
兵庫県の丹波市で発見された「丹波竜」のことを中心にセミナーが進みました。
丹波竜の発見された篠山層群では、恐竜のほかにもたくさんの生物の化石が発見されています。
セミナーの後も、実際の展示や恐竜ラボをぜひ見ていってくださいね。
我々人類が見ていない恐竜の世界がどんな環境で、どんな生物がいて、どのように暮らしていたか、その研究が様々な化石の発掘、研究によって進んでいるのです。
◎参加してくれた児童の感想など
・クイズがおもしろかった。
・知らないことがたくさんありました。
・化石を調べることで、恐竜の病気のことまでわかるなんてびっくりした。
・化石を切って調べるとは思わなかった。
◎池田研究グループリーダーより
・恐竜をきっかけに、身近にある色々な不思議に興味を持ってほしいです。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは生涯学習課までお願いします。)
もったいないはかせの衛藤研究員からクイズ!!
みんな一生懸命考えてくれていたね。
クイズの後はクレヨンの試しぬり♪キャベツってこんな緑色だったんだね!


さいごにおやさいクレヨンで野菜のお絵描きをしました☆
みんなとっても上手に、おいしそうな野菜の絵が描けました(^▽^)


次回のはかせと学ぼう!「おやさいクレヨンってなぁに?」は5月25日(日)です!
皆様のご参加お待ちしております♪
フロアスタッフ一同
現在開催中の企画展「価値の手直し展」では、休日に様々なワークショップやイベントを開催しています。
今日は、衛藤彬史研究員が直接来館のみなさまに、展示解説を行いました。
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企画展の展示は、5つのゾーンに分かれています。
Aゾーンは、数々の「アップサイクル製品」を見てアップサイクルの意味を知るところ。
Bゾーンは、衣:価値がアップするとは?
Cゾーンは、食:主産物と副産物との境界は?
Dゾーンは、住:循環=善?
Eゾーンは、ワークショップのコーナー。
それぞれのテーマからアップサイクルについて考えられるようになっています。
協力いただいた企業や個人の方々のお話を交えながら解説が進みました。
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本日別のセミナーで来ていた兵庫県立大の留学生も熱心に見ていましたね。
また、本日は「おやさいクレヨンってなあに?」のワークショップも開催されます。
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この企画展は、5月31日までの開催です。
休日には様々なイベントがありますので、ホームページ等でご確認のうえ、どうぞご来館ください。
◎参加されたみなさまの感想など
・捨てられるはずのものが、またつかわれるのはすごいと思いました。
・廃棄にお金がかかっていたものが、その会社の収益になると知ってびっくりです。
・このガラスは、むかしおばあちゃんちで見たものでした。こんなふうになるなんて...。
・タンバリンはどこかな?
◎衛藤研究員より

多くの方々にご来館いただき、またセミナーやイベントにご参加いただき、ありがたい反応をいただくたびに
たいへん励みになっています。
見ていただき、知っていただくことで共感の輪が広がっていくと嬉しいです。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えてあります。
前日(4月18日)は、全国的に
暑い日になったようです(三田市の
日最高気温25.0℃、日最低気温13.1℃)。
本日(4月19日)も非常にアツアツの
日になりました(三田市の日最高気温
27.6℃、日最低気温12.2℃)。
昼の時間帯は、日陰にいないと肌が
ヒリヒリするような感じです。
日傘をさして歩いている方も
いらっしゃいます。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲日傘をさして歩いている人
ハウチワカエデ(ムクロジ科)の
冬芽が開き始めたのは3月下旬ごろ
からでした(ハウチワカエデを漢字
で書くと「羽団扇楓」です。これは
天狗がもつ、羽でできた団扇(ウチワ)に
似た葉をもつカエデの意味です)。

▲冬芽が開きはじめたハウチワカエデ
(2025年3月30日撮影)
以下は、4月上旬の花の状態です。

▲4月5日の花の状態

▲4月8日の花の状態

▲4月15日の花と葉の状態
さて、4月19日の昼ごろは日差しが
きつく、ウチワのような葉
( 枝に ニマイ、ニマイ ずつ
付いている)が、まるで日傘
のように日よけになっている
ようです。

▲日に当たっているハウチワカエデの葉
全てではないのですが、
ウチワのような形の葉の下には花があります。


▲葉の下に花があるハウチワカエデ
花の状態をよく観察すると、
すでに翼果(よくか=ツバサ
がある果実のこと)の翼の部分
(薄い緑色)が すでに(2ケずつ)
できているものがありました。

▲花の中に翼果の形に
なっている部分がある
よく探してみると昨年できた
翼果(黄土色っぽい)が運よく
ニコニコ、ニコニコ(あわせて
4ケ)残っていました。

▲昨年できて残っていた翼果
ヨクヨク探してみた私でした。
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
2階の展示室では、企画展「価値の手直し展」が
開催されています(~5月31日まで)。
もったいないはかせ!衛藤はかせから、企画展のお話を聞いて「さがしてみよう、何に生まれ変わっているかな?」のクイズに挑戦!
みんなで、会場を回って「生まれ変わったモノ」をさがします。見つけたら、はかせへ報告して答え合わせするよ♪
もういらないって捨てちゃうモノに、アイデアで価値を加えて生まれ変わったモノがアップサイクルなんですね。


そしていよいよアートパネルづくり♪
まずはたくさんの播州織のハギレの中から、自分の好きなものを直感で選びます。
そして選んだ理由を発表します☆
どうして好きなのかを考えることができましたね(*^-^*)


ハギレを好きな形に切って台紙に貼り付けていきます。
どんなパネルにしようかな~?


じゃ~ん♪
とっても素敵なオリジナルアートパネルが完成です!
みなさんの思いの詰まった作品に心がおどりました☆
今日のアートパネルは写真で2階企画展示室に掲示いたします。
ぜひ見に来てくださいね!!
ご参加頂きありがとうございました。
明日ははかせと学ぼう!「おやさいクレヨンってなあに?」です。
みなさまのご来館お待ちしております。
フロアスタッフ 一同
高校生でも論文を書いています。
従来のプロの研究者が気付かない視点で小学生が研究発表をしています。
論文とは、
①ある事柄について論理的に書かれた文章
②研究結果を発表する文章
で、学術的な審査(査読)を受ける必要があります。この査読を通ったものが「論文」として認められるのです。
昔は論文というと図書館で自分の研究したい分野の論文をさがす必要がありましたが、今はWEBで条件を絞って検索することができるようになっています。
実際に論文を読み進めながら、どのような視点で読めばよいかを学びます。
論文というと難しそうなイメージがあるかもしれませんが、意外と?簡単かもしれません。
今回のセミナーは、日本語で書かれた論文を対象に、論文の探し方、読み方のコツを伝授する内容となっています。
中学生から定年退職されたみなさままで、幅広い年代の方に受けていただきました。
探究活動を進める学校の先生方にもぜひ受けていただけるといいですね。
(このセミナーのシリーズで、「科学論文の書き方入門講座」も秋に実施予定です。)
◎参加したみなさまの感想など
・セミナーガイドでこの講座を知りました。論文を読んでみたいと思いました。(大人)
・論文の読み方がわかりました。興味のあることを調べてみようと思いました。(中学生)
・今後の自分の活動に役立てたいと思いました。(大学生)
◎中濵主任研究員より
この度はご参加くださりありがとうございました。論文というと難しいイメージがあると思いますが、今回の講座が、論文に触れるきっかけとなると嬉しく思います。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)

古新聞の棒がいっぱい!柱につけて何になるの???


天井にもつけて、フロアスタッフの準備はここまでです。
つづきはゴールデンウィークにお越しいただいたお客さまに。

フロアスタッフ一同
ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えてあります。
3月下旬ごろから、ヤブツバキの品種で
淡いピンク色の花を咲かせる
オトメツバキ(ツバキ科)と呼ばれる
木が目立つようになりました。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲花が咲いているオトメツバキ
(2025年4月4日撮影)
今日(4月15日)の様子は・・・

▲4月15日の4階入り口近くのオトメツバキ
花が減ってしまいましたが、
とびっきり綺麗な花を選んで
(もちろん主観です)
撮影してみました!

▲4月15日のオトメツバキの花
4月に入ってから、花が咲くピークを
迎えたあと、不安定な気候(雨や強風)
によって(何度か)多くの花が
地面に落ちてしまいました。

▲4月15日に地面に落ちていた
たくさんのオトメツバキの花
雨や強風のため落ちたと思われる
花の中には、淡いピンクの花ビラが
枝で茶色になったものもありますが
ピンク色のままのものもあります。
花ビラ全体が落ちた花を
よく観察すると、背面側の
緑色っぽいガク片も一緒に
落ちていたり、背面側の
中央に穴があいているものが
あったりします。

▲花の背面側が見えてる落ちた花
さて、列植されているオトメツバキを
観察していると・・・
おっと、箱の中に入ったように見える
オトメツバキを見つけました。

▲箱入り?のオトメツバキの花
この箱のようなものは・・・
そうです。
外灯です。

▲深田公園にある別の外灯
「箱入り乙女」のオトメツバキは、
木が成長して、外灯の電球を保護する
枠に枝葉が入った状態で花が咲いた
ものです(この外灯自体は横面が
なくなっていたり、電球が
なかったり、と機能していない
ようです)。
さすが、箱入りオトメツバキの花は
(箱によって)雨や強風から
守られたことになります、
と言いたいところですが、
強風で枝が揺れて、花が箱に
バンバンあたっていたかも
知れませんね(箱入りの方が辛い?)。
花ビラの色が少し茶色になっている
ようですが、(強風に耐えて)
頑張って?枝に残っているようです。
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
今日(4月13日)は、朝から雨模様です。
昼ごろには、水たまりができています。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲雨粒が水たまりに落ちてできる波紋
4階入り口ちがくのキンシバイ
(オトギリソウ科)の新しい葉
には、雨粒が綺麗に並んでいます。

▲キンシバイの葉上に並んでいる雨粒
エントランスホールの横の生垣の
アラカシ(ブナ科)の新しい葉の先に
雨粒が集まって落ちて行きます。

▲アラカシの新しい葉の先の雨粒
本日は雨なのに(雨だから?)たくさんの
ご家族が来館いただいているようです
(感謝!)。

▲雨の中移動されている来館者
さて、本題です。
4階入り口近くの天井(高架下になります)
には、大小2つのツバメの巣と10個以上の
いろいろな形のコシアカツバメの巣が
あります。
本日、昼ごろツバメの巣の小さい方
(去年つくられた巣)に、つがい
と思われる2羽のツバメ(ツバメ科)
がいたのです(写真が撮れて運がいい!)。
2羽で、おしゃべりして(さえずって)
いたので気が付きました。

▲小さいツバメの巣にいた2羽のツバメ
しばらく観察していると、1羽が雨の中
飛んで行きました。その後、何度も
巣の近くに戻ってきていました。

▲雨の中を飛んでいるツバメ
片方のツバメは小さい巣にいます。

▲小さいツバメの巣にいる
もう一方のツバメ
ここで、子育てをしてくれるのかと
期待をしていました。
その約1時間後、もう一度確認しに行くと
ツバメの姿は もうありませんでした
(卵を産んでいないのに、巣にずっと
いることはないのは分かっている
のですが・・・)。
「ま、まさか、雨宿りしに来ただけ
ではないですよネ。」と思いながら、
また、出会えるのを期待してる私です。
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
今日はあいにくの雨のため、ひとはく探検隊「さとやま」の中をあるこうは中止となりました(>_<)
そこで!フロアスタッフとあそぼう画はくの日「どうぶつを描こう」を行いました♪
どうぶつクイズからスタート!
サルのおしりはどれかな?ツキノワグマの食べ物のクイズもありましたね~
イノシシはおかあさんといっしょに生活して大きくなるんだって(^^)/
好きなどうぶつをえらんで思い思いに描いていました。

ちいさな画はくたちは、おしゃべりもせずみんな真剣です...


みなさん、上手に描けました(^^♪


ご参加いただきありがとうございました!
来週の19日(土)ははかせと学ぼう!播州織のアートパネルをつくってみよう!を行います。
ぜひご来館ください☆彡
フロアスタッフ一同
2025年4月13日、NPO法人「命稲の稲」の皆様にご協力いただき、「稲作文化を体験しよう!~藁苞(わらづと)納豆つくり~」と題したセミナーを実施しました。
10組19名の方がご参加くださいました。
「命稲の稲」理事長の久山さんの田んぼで作られたお米の稲藁を使って、昔ながらの方法で納豆を作ります。
まず、稲藁を手で剝いて「わらすぐり」を行います。稲藁に触るのも初めてという方が多く、「なんだかお米の香りがするね」「けっこう固い」とそれぞれに感触を楽しまれていました。

40本くらいの稲藁を選んだら、良い長さに切って、中心で折り、納豆になる大豆を入れる窪みを作ります。
熱湯消毒をして、茹でた大豆をいれて保温します。
今回は、久山さんの畑でとれた無農薬の大豆を準備していただきました。
保温バッグに携帯用カイロを入れ、タオルでくるみ、大切にお持ち帰りいただきました。今夜は抱いて寝ます!とおっしゃる方も。
みなさん、無事に納豆が出来上がったでしょうか?
◎担当した衛藤研究員より
現代農業では稲わらは多くは収穫の際に粉砕して漉き込まれ、次の肥やしとして使われます。そのため消費者が稲わらを目にすることも少なくなりましたが、かつてはさまざまな使い方がありました。部位ごとに名前がついていて、それぞれに適した用途もあったのです。食べるお米の部分とともに、稲わらの使い方も発展してきました。実際に触れることを通じて、現代的な文脈で新たな用途を考えたり、循環や価値について考えるきっかけになれば幸いです。
(研究補助スタッフ 黒河)
けんびきょうをはじめて使ったお友だちも、化石はかせの廣瀬研究員に使い方を教えてもらって、ちいさな化石を大きく見ることができました。

砂粒をけんびきょうで見ると、ちいさな化石がいっぱい!
巻き貝の赤ちゃんや二枚貝のかけら、ウニのトゲの先っぽや有孔虫、かたちや色もさまざまでとってもきれい!
はかせが研究するときと同じ方法で、ちいさな化石を集めました。
けんびきょうをのぞきながら、みんな真剣に取り組みました。

集めたちいさな化石は、スライドにのせて持ち帰りました。
みなさま、ご参加ありごとうございました。
フロアスタッフ一同
昨晩(4月10日)から今朝(11日)にかけて
強い風と雨でソメイヨシノ(バラ科)の
花ビラが かなり落ちてしまいました。
観察しているソメイヨシノの木では、
4月9日の夕方に花ビラが落ちて
いるのを確認していました。
この木は、4月3日に開花、4月7日に
満開状態(ちなみに、「4月3日に開花」
と「 4月7日に満開状態」のところを
クリックすると、それぞれのブログへ
飛びます)、
4月9日に花ビラが落ちだし、
そして、
今朝(4月11日)の様子を見ると、
たくさんの花ビラが落ちていました。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲たくさん落ちているソメイヨシノ
の花ビラ(2025年4月11日朝撮影)
次の写真は、別の場所(神戸市北区)で
撮影したものです。
雨と風で、道の端の方に集まった
ソメイヨシノの花ビラがすごく
たくさん。

▲落ちて集まったソメイヨシノの
花ビラ(2025年4月11日朝撮影)
花びらが落ちた跡を見ると、
そこには ★(星)が・・・

▲花ビラが落ちた跡の ★(星)
(2025年4月11日朝撮影)
この ★ (星)形に見えるものは、
花の正面から見たガクの部分です。
中央の黄色い点に見えるものは、
雌しべの先の柱頭(ちゅうとう)
です。
雨風の影響でたくさんのソメイヨシノの
花ビラが落ちてしまったのですが、
枝には、まだまだ、たくさんの花が
花ビラを付けて頑張って?います。

▲頑張っている?ソメイヨシノの花
(2025年4月11日朝撮影)
この週末は何とか、このままで
花ビラを付けていてくれるかな?
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
4月8日、ひとはくの近くで見られる
ソメイヨシノの花が只今満開です。
9割以上のつぼみが開いています。
気象庁の基準によるとつぼみの8割
(八分咲き)以上を「満開」と
呼んでいるようです。
じつは、4月7日の状態を確認できて
いないのですが、8日の花の状態と
7日の気象状況などから、
7日にはすでに「満開(八分咲き)」
になっていたと推測します。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲4月8日のソメイヨシノの花の状態
昨年(2024年)の観察記録によると、
4月2日に開花、4月6日に満開状態でした。
今年(2025年)は、
4月3日に開花、4月7日に満開状態だった
ようです(8日は満開状態)。
4月8日(風が強い日でした)の昼ごろ、
ソメイヨシノの花を観察していると、
30分くらいの間に、いろんな訪問者が
運よく見られましたので紹介します。
まずは、スズメ(スズメ科)です。
3羽くらい見られました。

▲スズメ
別の木で、スズメだと思って見ていると、
ニュウナイスズメ(スズメ科)もいましたが
すぐに飛んで行きました。

▲ニュウナイスズメ
イソヒヨドリ(ヒタキ科)は、
枝に止まったなと思ったら、
こちらを見てすぐに飛んで
行きました。

▲イソヒヨドリ
シジュウカラ(シジュウカラ科)は、
鳴きながら?枝から枝へチョコマカ
している感じで移動していました。

▲シジュウカラ
ヒヨドリ(ヒヨドリ科)は花の蜜を
吸って、鳴いて飛んで行きました。

▲ヒヨドリ
ハチ類も蜜を吸いに来ていましたよ。

▲セイヨウミツバチ(ミツバチ科)
もちろん、人も。

▲立ち止まって花を愛でている人たち
通りがかっただけかと思っていたら、
このあと、2組ともソメイヨシノの花を背景に
それぞれ記念撮影をされていました。
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
月の第1日曜日は、ひとはくKidsサンデーです。
4月6日は、雨の予報もあったのですが、
雨は降らず、曇ったり、晴れたりの天気
でした。強い風が結構ふいていたようです。
また風がふくと 少し肌寒く感じることも
あったようです。
一方、室内にいると 午後は暑く感じる
くらいでした(三田での最低気温8.5℃、
最高気温19.9℃)。
4階入り口ちかくには、オトメツバキ
(ツバキ科)の花が咲いています
(満開状態)。

▲4階入口ちかくで咲いている
オトメツバキ
4月の 主なプログラム の ようす の報告で~す。
<コレクショナリウム前(駐車場側)では・・・>
■『泥だんごをつくろう!』
の ようすは・・・
風が吹くと寒いのか、
日の当たるところに移動して
泥だんごをつくっている家族も
いらっしゃいました。

▲コレクショナリウム内から見た
泥だんごをつくっているようす

▲日のあたるところで、泥だんごを
つくっているようす
皆さん、上手くできましたか?
<コレクショナリウム前(芝生地側)では・・・>
■「そとはく」のようすは・・・
芝生地で絵本が読める『絵本のくに』や
動物などの リアルなぬいぐるみがさわれる
『ぬいぐるみ の くに』、ゆっくりできる
テントなども設置されていましたよ。

▲「そとはく」のようす
■「地面が液状になるのってナンデナン?」
のようすは・・・
エントランスホールの近くでは、
なにか不思議なボトル?を振って
実験をしているようです。

▲ナンデナン?の実験中
今回の「ナンデナン?」は、
解決しましたか? そして、
新な「ナンデナン?」が
生まれましたか?
+++++++++++++++++++++++++++++++++
この日は、ちなみに
『フラワータウン ひらくマーケット』として、
サンフラワー(「おむすびフェスタ」)、エキマエアキチ
(「やってみたい広場」「あきちらいぶらリー」)、
コレクショナリウム前(「つぼみマーケット」)などで
それぞれイベントが行われましたよ(今後、6/1、10/5、
11/3(フラワータウン フェスタ 時)も 予定されているようです)。
(問い合わせ先:エキマエアキチ2階 事務所)

▲「つぼみマーケット」のようす
+++++++++++++++++++++++++++++++++
<本館内では・・・>
■エコロコおやこ『タネの模型をつくって
飛ばそう!』の ようすは・・・
タネの模型を おやこで つくって飛ばしてみま~す。

▲おやこで、タネの模型を
つくっているところ

▲つくった模型を飛ばしているところ
うまく飛ばせましたか?
■人と自然の会の皆さんによる
『深田公園観察会』のようすは・・・
人と自然の会の皆さんがセミナー室で、
ごあいさつと今日の活動内容等をお話
したあと、ひとはくサロンへ移動し、
これから行く芝生広場を見て・・・
さあ、出発です!

▲人と自然の会の皆さんによるお話

▲ひとはくサロンへ移動して外を見て、

▲さあ、深田公園へ出発!
春のお花、たくさん観察できましたか?
■人と自然の会の皆さんによる
『おはなしシアター』のようすは・・・
人と自然の会の皆さん、
別の部屋で今回のお話の
練習をされて、
いざ会場へ移動です。

▲アースシアターへ移動中
今回のおはなしシアターのタイトルは
秘密でした。なんのお話だたのでしょう
(お話は、毎回 変わるそうですよ)。
■はかせと学ぼう!『アンモナイトを知ろう!
さわろう!』の ようすは・・・
アンモナイトに関するクイズをしたり、
化石の実物をさわったりしたようですよ。

▲アンモナイトに関するクイズ実施中!
下記のブログも見てね!
こんにちは!フロアスタッフです♪~
はかせと学ぼう!「アンモナイトを知ろう!
さわろう!」~
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/04/post_3249/
さらに、フロアスタッフによる『デジタル紙芝居』
や『展示解説』も 実施されましたよ。

次回のKidsサンデーは、2025年5月4日(日)です。
ご家族で、ひとはくへ お越しください。
Kidsサンデープロジェクト 小舘
春休み最後の日曜日。
ひとはくではキッズサンデーが開催され、たくさんの方にイベントにご参加いただきました。
今回の「はかせと学ぼう!」は「アンモナイトを知ろう!さわろう!」を行いました♪
まずは『アンモナイトはかせ』生野研究員からの、アンモナイトクイズに挑戦です!
なかなかの難問ばかりでしたが、生野先生の楽しいお話に、みんな夢中★★★
アンモナイトはイカやタコの仲間だそうですよ^^;知っていましたか?


クイズの後は、本物のアンモナイトをさわって、感触や重さを確かめました。
アンモナイトには1万種以上の種類があり、中にはとても変わった形の異常巻きもあります。
生野先生が用意してくださったたくさんのアンモナイトは、大きさも形もいろいろ。
異常巻きや、兵庫県で見つかったアンモナイトもありましたよ。


アンモナイトが生きていた時代を想像して、なんだか不思議な気持ちになりました(*^-^*)
たくさんのご参加、ありがとうございました。
フロアスタッフ一同
いろいろな木が植えてあります。
もちろんソメイヨシノ(バラ科)も。
3月下旬から寒い日が続いております。
昼過ぎ、ここ数日 観察している
ソメイヨシノ(幹の直径が10㎝以下で
株立ち)を確認しに行くと・・・、
咲いておりました!
花の数を数えてみると・・・
昨日午後には、1輪だけ
開きかけていたのですが、
今日は 6輪以上 咲いています。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲花が6輪以上咲いているソメイヨシノ
(2025年4月3日昼撮影)
ここで、このブログのタイトルに
ありますように かわいい立会人の
登場です。
花の写真を撮っていると、親子さんが
声をかけてくれました。
お話をして、この親子さんに立会人になって
いただき、ソメイヨシノの「開花宣言」
をすることにしました。
(お母さんは、ソメイヨシノの花の写真を
撮りたかっただけ? だったかも・・・)
ご協力ありがとうございました。
ソメイヨシノの花とかわいい立会人で
一緒に記念撮影です。

▲「開花宣言」の立会人の お二人
(2025年4月3日撮影)

▲笑顔が かわいい立会人
(2025年4月3日撮影)
ほんわかした気分になりました。
このソメイヨシノの木の他に、近くに
3本のソメイヨシノがあります
(いずれも幹の直径は20~25㎝程度)。
これらも6輪以上花が咲いている
のを確認しました。

▲花が6輪以上咲いているソメイヨシノ
の別の個体(2025年4月3日昼撮影)
さて、満開になるのは いつかな?
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
※よかったら、下記の関連記事も
ご覧ください。
咲いた、咲いた、●●●●●の花が(その1)
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/03/post_3239/
研究員 小舘
「スズメノスザイ」って何?
と思われた方 おられますか?
いや、すぐに分かったよ、
と言われる方も いらっしゃるでしょう。
漢字で書けば、「雀の巣材」です。
先日(4月1日)、ひとはくに
「スズメの巣が見たい」と親子さんが
神戸から来られました。
話を聞くと、インターネットで
「スズメの巣」などで検索したら、
ひとはくブログの昔の記事
(コシアカツバメの巣が
スズメの巣になっている)が
ヒットしたそうです。
それを見て来られたとのこと。
じつは、ひとはくの4階入り口近く
(高架下)には、ツバメ科の
ツバメ や コシアカツバメの
巣があります。
ここのツバメの巣は、一昨年作られ、
昨年もツバメによって使われた
ものと、昨年作られてツバメ
によって使われたもの の
計2個があります。
一方、コシアカツバメの巣は、10年
以上前から 年々増えていった結果、
巣が現在10個以上ありますが、
ここ数年、そのほとんどが
コシアカツバメではなく、スズメに
使われています。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲コシアカツバメの古い巣から
顔を出しているスズメ
(2025年4月2日撮影)
息子さん(この春、小学3年生)は、
スズメが好きだそうで、
コシアカツバメの巣から
スズメが顔を出しているところを
撮影しようと一生懸命になっていました。

▲息子さんがスズメの写真を
撮っているところ
ひとはくの4階入り口近くで、
早朝や午前中のある時間帯などに、
最近 スズメが活動しているのを
見るかけるのですが、運よく
その時間帯にあたったようです。
スズメの写真、うまく撮れたかな?
(じつは、この日、巣から顔を出した
スズメの写真が 私は うまく撮れてい
なかったのです。)
スズメは、人とある程度の距離を保ちたい
らしく、近づきすぎたり(5m以内?)、
じっと見ていたりすると、すぐに
近くのケヤキ(ニレ科)の木の枝などに
飛んで行ってしまいます(近くでは
なかなか写真を撮らせてくれません)。

▲ケヤキの枝に止まって、こちらを
監視している?スズメたち
親子さんと話している途中で、スズメが
何かをくわえて階段近くに止まってました
(我々が近くにいるので警戒している
ようです)。
よく見ると巣の素材になる、枯れた植物の
ようでした(運よく写真が撮れました!)。

▲巣材となる枯れた植物をくわえている
スズメ(2025年4月1日撮影)
はっきりとは 分からないのですが、
どうやらイネ科の植物の枯れたもの
のようです。
近くの芝生地 や のり面などで
秋から冬に草刈りがされます。
刈られたものが集められて
処分されるのですが、おそらく、
その残りなどが落ちていて
それらをスズメが利用している
のだと思われます。
ちなみに、コシアカツバメの古い巣に
出入りしているスズメが、その巣から
最近落とした一部(巣の中に入っていた
巣材)を見てみると、
イネ科(種類不明)の枯れた茎や葉、
ヌカススキ(イネ科)の枯れた穂(花序)、
ヨモギ(キク科)の乾燥し色が変わった葉、
白い糸(人工物)など がありました。

▲スズメの巣材の一部
親子さんに、コシアカツバメの巣を
スズメが利用している場合、その巣
の中は、(スズメが巣材として入れた)
枯れた植物などで いっぱいであること
などを伝えました。
今年も、スズメの子育て準備が
始まったようです。
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えてあります。
早春に、比較的大きくて白い花が
咲いています。
モクレンの仲間(モクレン科)の
ハクモクレン と コブシです。
モクレンと言うときに、花の色が
紫っぽいもの(別名:シモクレン
=紫木蓮)を言う場合と、
ハクモクレンも含めて
総称として使う場合があるようです。
下記は、紫っぽい花のモクレン
(シモクレン)の花です。
図鑑によれば、モクレン(シモクレン)は、
低木~小高木で、ハクモクレン(高木)
よりも やや低めの木のようです。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲モクレン(シモクレン)の花
(2025年3月下旬撮影)
ひとはくの近くで見られる、コブシと
ハクモクレンは、今、満開状態です。

▲ホロンピアホール近くに植えてある
ハクモクレン(2025年4月1日撮影)
ハクモクレンの大きな花は、上を向いて
咲いています。花ビラの長さは6~8cm。

▲ハクモクレンの花
(2025年4月1日撮影)
コブシの花はハクモクレンの花と
違って、いろんな方向を向いて
咲いています。

▲円形劇場の近くに植えてある
コブシ(2025年4月1日撮影)
コブシの花ビラの長さは5~6cm。

▲コブシの花
(2025年4月2日撮影)
コブシの花を観察しようとしたときに
ヒヨドリ(ヒヨドリ科)が2羽いることに
気がつきました。

▲コブシの枝に止まっている2羽の
ヒヨドリ(2025年4月2日撮影)
何をしているのか観察していると、
なんと コブシの花ビラを
食べているではありませんか。

▲コブシの花ビラを食べている
ヒヨドリ(2025年4月2日撮影)
ヒヨドリに花ビラを食べられたコブシの花。

▲ヒヨドリに食べられたコブシの花ビラ
(2025年4月2日撮影)
コブシの花は、どんな味がする
のでしょうか?
いい香りはすると思うのですが・・・
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
4月2日の午後、エントランスホールの
近くで観察をしていると、
「サクラだ~」『サクラだ~』と、私から
少し離れた場所から子どもさんたちの
大きな声が聞こえました。
声のする方向には、エドヒガン(バラ科)
の木が花を咲かせています。
今年は3月28日から咲き始めて、
今(5日後)、まさにほぼ100%
(つぼみ が ほとんどない)の
満開状態です。
ちなみに、3月28日のブログは
下記で見てください。
咲いた、咲いた、●●●●●の花が(その1)
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/03/post_3239/
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲満開状態のエドヒガン
(2025年4月2日の午後撮影)
おそらく、このエドヒガンの花を見て
「サクラだ~」『サクラだ~』と
言っていたのかなと思ったのですが・・・
な、な、なんと、意外や意外。
このお子さんたちは、じつは
エドヒガンの花を見ているのではなく・・・
三田市の雨水のマンホールの蓋に描かれた
花を見ていたのです(ガ~ン)。

▲三田市の雨水のマンホールの蓋
しかし、その花のデザインは、
サツキ(ツツジ科)の花らしい
のですが・・・(さらに、ガ~ン)。
(パッと見、おじさんも
サクラの花かな、と思ったよ。
しかし、花ビラの斑点がツツジの
仲間の特徴かな・・・)
このお子さんを含むご家族で、博物館の
入り口近くで記念撮影をされていたので、
お声がけをして、
お子さんたちに「サクラだ~」
『サクラだ~』と言っているところを
再現してもらい、写真に撮らせて
いただきました。
ご協力ありがとうございました。

▲マンホールの蓋を見て「サクラだ~」
『サクラだ~』と叫んでいるお子さん
たち(再現中)
本当は、こんな感じでは無かった
でしょうが・・・
お子さんたちは、(確認はしていませんが)
園児さんか?、この春、小学1年生に
なられる?、双子の ご兄弟のようでした。
写真を撮らせていただいたあと、
ご家族(大人向け)に、サクラの
仲間(バラ科)のエドヒガン や
ソメイヨシノ の 話をさせて
いただきました。
このエドヒガンから少し離れた場所にある
ソメイヨシノや、近くの道路沿いに
街路樹として植えてあるソメイヨシノは
まだ開花状態ではないようです。

▲ひとはく近くのソメイヨシノの花。
1輪だけ少し開いています
(2025年4月2日午後撮影)
だって、気象庁や地方気象台が
発表する「開花宣言」は、標本木の
ソメイヨシノの花が、5~6輪以上
咲いた状態のとき 行うようです
からね。
ひとはくの近くのソメイヨシノでの
「開花宣言」?は、明日以降かな~
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
妖怪を見たことがありますか?」
と研究員が尋ねます。誰もありませんね。
今日は、京都府立亀岡高校文理探究科の生徒が、このセミナーを受講しました。
妖怪の存在は見えないけれども、昔も今も、人びとが妖怪に語り、また妖怪に関連する行事が行われていることは紛れもない事実です。
研究員は、今を生きるわたしたち人間がリスクを回避し、自然資源を持続的に利用するうえで、妖怪はとても重要な役割を果たすと説明します。
妖怪は、わかっていることの隙間に棲息しています。
それは、余白という意味での「あそび」でもあります。
何でもはっきりさせないといけないようなギスギスした世の中で、妖怪は人間関係の緩衝材になり、他者に寛容になるきっかけをつくってくれます。
◎参加した生徒の感想など
・今まで知らなかったことがたくさんあった。
・亀岡にもいると知って、妖怪について興味を持ちました。
・人々の生活の中から生まれた概念で、生活に根付いていることがわかりました。
・とてもおもしろかったです。
◎髙田主任研究員より
目にみえない妖怪を無理やりみようとすることで、日常の風景がまた違った形で立ち現れてきます。(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお知らせください。)

太田菜央研究員から外国のいろんな博物館のお話を聞いたよ。
むかし博物館ができたころは貴族が好きなものばかりを集めた部屋だったよ。
太田研究員の行ったことがあるスパイ道具がいっぱいの、スパイ博物館の写真も見せてもらいました!

さあ、自分だけの博物館を紙を切ってポップアップで作ろう!どんな博物館ができるかな~
わたしたちスタッフが本当に感動した、みんなの集中力と真剣なまざなし!

太田菜央研究員からも、いろんな工夫とみんなのアイデアに感嘆の声が(^^)
みなさん、ご参加ありがとうございました。
(フロアスタッフ一同)
「これもういらないよね?」
みんなの力で、世界に一つしかないオリジナルアートができるよ!
今日のセミナーは、「あまりものアート!」
すてちゃうもの、つかわれていないものから、きみだけのたからものをつくってみましょう。
さて、ここにあるのは...
カップ麺の容器、藁、のりパネ、播州織の残糸、シュレッダーごみ、などなど
さて、何を作ろうかな?
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みんないたって真剣です。ハサミ、のり、カッター、テープを使って...
何ができるか楽しみだね。
◎参加してくれたみなさんのコメント
・楽しく作れました。自分のおうちにかざります。
・時間があっという間にすぎた。
・おもしろい!!
・ぼくは、でんしゃを作ったよ! あなたは、ふみきり? ちがうよ、きょうりゅう!!
同じく企画展の展示コーナーでは、「目指せ! アップサイクルマスター」のクイズも行われています。展示を見て、クイズに挑戦、正解すれば名前入りのオリジナルメダルがもらえます。
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◎衛藤研究員より
できた作品は本当に良い仕上がりで、アートの可能性を感じています。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな植物が生育しています。
秋から冬にかけて、葉をドサッと
落とす木のことを落葉樹(らくようじゅ)
と言います。
春になって、新しい枝葉を出してくる
までは、落葉樹は 枝の張り具合
(枝のひろがり)がよく見えて、
なんだか スッキリ した感じです。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲落葉樹のケヤキ(ニレ科)
深田公園には、芝生広場の周辺に
森(樹林)がありますが、
芝生広場から森を観察すると
落葉樹を中心に、
幹や枝に絡んでいるツル植物が
見られます(葉が無いと、
よく見えますよね)。
たとえば・・・、
コナラ(ブナ科)の木の幹に太い
ツルが絡んでいます。

▲コナラの木に絡んだツル植物
クヌギ(ブナ科)の木の幹に太い
ツルが絡んでいます。

▲クヌギの木に絡んだツル植物
これは、ハリギリ(ウコギ科)の木
の幹に絡んでいます。

▲ハリギリの木に絡んだツル植物
これは、イロハモミジ(ムクロジ科)の
枝に絡んでいます。
すこし緑っぽい色の枝(写真の右上から
左下へ伸びている枝)が イロハモミジの
枝で、他はツル植物のツルのようです。

▲イロハモミジの木に絡んだツル植物
もちろん、落葉樹だけでなく、冬も
緑色の葉を枝に付けている常緑樹
(じょうりょくじゅ)である
クロマツ(マツ科)の枝葉にも
ツルが絡んでいます。
このツルは、伸びたツルの途中から
細いツルを いくつも出して、
(春になって葉がひろがると)
クロマツの枝葉を被う感じです。

▲クロマツの木に絡んだツル植物
この森では、ツル植物が高木に絡み
ながら、よじ登って、上方の枝葉を
被って、まるで(全体を丸々)
木を食べているようです
(ちょっと、強引?)。
思わず、
「マル・マル・モリ・モリ みんな食べるよ♪
ツル・ツル・まき・まき 明日も絡んでるかな~♪」
と心の中で歌ってしまいました
(そら~、からんどるやろ~)。
さて、この太いツルは、じつは
フジ(マメ科)のツルです。
探してみると、果実(マメのさや)
がツルに残っていました。

▲フジの果実(さや)の半分が
ツルに残っている
フジの根元ちかくの直径を測ると
10㎝以上のもの が たくさん見られました。

▲フジのツルの根元ちかく
春になると、こんなに美しい花を咲かせます。

▲フジの花(4月下旬撮影)
花が咲くと綺麗なのですが、フジに
絡まれた木は、幹や枝を締め付けられたり、
ツルに引っ張られて倒されかけたり、
枝葉全体を被われて光合成がやりにくく
なったりするため、迷惑でしょうね。
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
を行いました。
コレクショナリウムってどんな標本があるのかな?
みんなで見ながら、標本の大切さをお勉強しました。

さあ、どの標本を描こうかな~
みんな真剣なまなざしで
じーっとよく観察しながら
描いてくれたね!!

みんなのすてきな絵が出来上がりました♪
今にも絵から飛び出しそうですね~


ご参加ありがとうございました!
画はくの日の作品は、4階ひとはくサロンに掲示しています♪
皆様のご来館をお待ちしております。
スタッフ一同
ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えてあります。
本日(3月28日)の昼ごろ、
ある木に花が咲いているのを
見ておられる家族がいました。
下記の写真を見てください。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲咲いていた花(2025年3月28日撮影)
声をかけてみると、その木を
ソメイヨシノ(バラ科)だ
と思って見ておられたようです。
この花は、
サクラ類の花なのですが、
ソメイヨシノよりも
全体的に小ぶりな感じです。
また、ガク筒と呼ばれる
花ビラの下にある
赤っぽい部分の下の方が
膨らんでいます。

▲咲いていた花のうしろ側(1つ) と
つぼみ(2つ)(2025年3月28日撮影)
これは、ソメイヨシノではなく、エドヒガン
(バラ科)という名前のサクラ類なのです。
ソメイヨシノは、このエドヒガンと
オオシマザクラ(バラ科)の種間雑種
(ハイブリッド)とされています。
ソメイヨシノは、花が咲いたあとに
葉が開いて 行きますよね。
それは エドヒガンと同じです。

▲エドヒガンの咲いた花(葉は開いていない)
(2025年3月28日撮影)
ちなみに、前日の午後には
エドヒガンの花は、まだ
1輪も咲いていませんでした。

▲前日のエドヒガンの冬芽(つぼみ)
(2025年3月28日撮影)
つまり、このエドヒガンの
今年の開花日は、3月28日と
なりました。
そこで、
「 咲いた♪、咲いた♪、
エドヒガンの花が~♫ 」と
心の中で歌っていました。
さて、このエドヒガンから少し離れた場所
にソメイヨシノの木がありますが、その
冬芽の状態は・・・

▲ソメイヨシノの冬芽の状態
(2025年3月28日)
冬芽(つぼみ)が膨らんで、その先が
少しピンク色になっているものがあります。
明日か明後日には、このソメイヨシノの
開花日になるのかな?
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
今日は、本年度最後の化石発掘体験セミナーです。
丹波竜が発見された地層から掘り出された石の中から、化石を探します。
最初に恐竜ラボの技師からやり方のレクチャーを受け、化石発掘にチャレンジです。
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大切なことは、石をよく見ることです。
石の中に「化石かも」と思うようなものがあったらラボの技師に見てもらいます。
化石や石のサンプルもあるので、よく見て確認しましょう。
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1時間弱の体験でしたが、恐竜の骨片、カエル、小動物などの化石が見つかりました。
発見した化石は、貴重な資料として発見者のお名前とともに博物館で保管されます。
◎参加したみなさまのコメント
・化石を見つけることができました。楽しかった。
・化石に興味があり、イギリスでも化石を見つける体験をしてきました。ここでも発見できてよかった。
・11月にも来ました。また来たいです。
・やっとこの発掘体験セミナーに当たった。できてうれしかった。
・「もしかしたら?」と思って、何回も見てもらいに行きました。違いが少しわかった。
◎恐竜ラボ技師チームより
体験会としていますが、調査の一環として実施しています。
見つかった化石は貴重な資料として博物館で保管されます。
皆さんも調査に参加してみませんか?
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
3月23日(日)のフロアスタッフとあそぼう!は、昨日に引きつづき「クマのぼうしをつくろう!」をおこないました。
まずはクマについてのクイズにちょうせん!
・日本にいるクマは何種類?
・クマは目がいい?
なんもん正解したかな?
クマのこと、たくさん知ることができましたね(^^)

クイズのあとは、ぼうしづくり。
黒いぼうしに、耳、鼻をつけて、かわいい目をかいたら、世界に一つのオリジナルクマぼうしのかんせい!


さいごに、かわいいツキノワグマさんたちが集まって記念撮影です。

クマは、冬眠している間に子どもをうみ、春になると親子であなから出てきます。
山でもかわいいこぐまたちが集まっているかも!?
ご参加ありがとうございました。
いよいよ春休み。ひとはくでは、楽しいイベントをたくさん準備して、みまさまのご来館をおまちしております。
フロアスタッフ一同
もったいないはかせの衛藤研究員に「アップサイクル」について教えてもらったよ!
「アップサイクル」とは?
捨てられるはずだったモノにアイデアやデザインを加えて、新たな価値をもつモノに
生まれ変わらせることです。
例えばどんなモノ??と思われた方!
ひとはくでは、楽しく学ぶことが出来る企画展を開催しています。
企画展「価値の手直し展~アップサイクルから見つめるモノと人の豊かな関係~」←詳しくはタイトルをクリック☆
2025/2/15(土)~5/31(土)までの期間限定の展示です。
ぜひ見にいらしてください。
さて、今日はその取り組みのひとつ、野菜でつくった「おやさいクレヨン」で絵を描くイベントをおこないました。
まずはクイズにチャレンジ!正解わかったかな?


次に「おやさいクレヨン」を使ってみよう!
いつものクレヨンより、ちょっと固い感じ?!やさしい色だね。

次におやさいクレヨンを使って、野菜を描いてみよう!

最後にみんなで記念にパシャリ!!ご参加ありがとうございました☆彡

みなさんのステキな作品は、企画展示室内に掲示しています!
「価値の見直し展」関連イベントはこのあともたくさんありますよー!
ひとはくホームページをチェックしていただいて、みなさまのご参加をお待ちしております!
フロアスタッフ一同
コウノトリはひとはくのある兵庫県の県鳥です。「幸せをはこぶ鳥」として知られていますね♪
まずは絵を描く前に、コウノトリのクイズからスタートです!
コウノトリは休憩なしで2~300キロ飛べる!?
大人のコウノトリは鳴かない!?
みんな正解したかな?
みんなじっくりとコウノトリを観察しながら絵を描きました!




ご参加ありがとうございました♪楽しかったね☆彡
出来上がった作品は4階ひとはくサロンに展示しています!
明日は、はかせと学ぼう!「おやさいクレヨンってなあに?」です。
皆様のご来館お待ちしております。
フロアスタッフ一同
今日は、たんぽぽぽのみなさんにアンモナイトの化石レプリカづくりを体験していただきました。
まずは、クイズを1問。アンモナイトは何の仲間かな?
子どもたちは自信をもって手を挙げていましたね。
自分の好きな色の「おゆまる」を2本と、アンモナイト化石の型を選びます。
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「おゆまる」2本をお湯につけてしばらくすると柔らかくなります。
それを「クネクネ」して、アンモナイトの型に押し込み、水の入ったボールに入れ、しばらくするとできあがり。
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世界に一つだけのオリジナル、アンモナイトの化石レプリカが完成です。
本物の化石とくらべてみて!
上手にできたね。
◎参加したみなさんのコメント
・アンモナイトが何の仲間か、知っていたよ!
・色を選んでつくるのが楽しかった。
・上手にできた。
・どうして、アンモナイトの化石はこの色なのですか?
(文責 生涯学習課 ※化石の色は、簡単に言うと、化石が見つかった地層によって色が違うそうです。)
突然ですが、
まずは、この写真を見てください。
何に見えますか?
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。


▲なんの断面?(2025年3月上旬に撮影)
野菜のキャベツの玉の断面っぽく
見えたりしませんか?
黄緑色の葉のようなものが
幾重にも重なっています。
これは、ある木の枝先にある冬芽を
縦方向に切った断面の写真です。
この木は、オトメツバキ(品種名)
と呼ばれる ヤブツバキの仲間
(ツバキ科)です。
この仲間の冬芽は、枝先に、
ボールのような形の、花がでてくる
花芽(かが)と、タケノコのような
形の、枝葉がでてくる 葉芽(ようが)
の2種類に分かれています。

▲オトメツバキの丸い花芽と
細い葉芽
次の写真を見てください。
花が咲いた状態です。
淡いピンク色の花ビラが
たくさん ついています。
たくさん花ビラがあるものを
八重(やえ)咲きや、
千重(ちえ)咲き など
と呼ばれることがあります。
オトメツバキの場合、
花の中心部にある雄しべが
すべて花ビラに変わったものです。
また、雌しべも退化しています。


▲オトメツバキの花(2024年4月上旬に撮影)
最初に示したオトメツバキの花芽の
縦断面の写真でキャベツの葉のようだ
と言っていたのは、まだピンク色に
なっていない、黄緑色の花ビラだった
のです。
ひとはくに隣接する深田公園には、
オトメツバキ、カンツバキ、ヤブツバキが
植えられています。
3月上旬~中旬の
オトメツバキ、カンツバキ、ヤブツバキの
それぞれの花芽の断面は・・・

▲左から オトメツバキ、
カンツバキ、ヤブツバキの
それぞれの花芽の縦断面
それぞれの花芽の最も外側には
芽鱗(がりん)と呼ばれる
小さなウロコ状のもので中身が
包まれ(守られ)ています。
オトメツバキの花芽の芽鱗の内側は、
ほぼピンク色っぽい花ビラだけで
占められています(花粉が入って
いる、黄色の葯(やく)がありません)。
また中央の下の方に黄色っぽい三角
のものが退化した雌しべです。
カンツバキの花芽の芽鱗の内側は、
周辺に濃い赤色のたくさんの花ビラ
の厚い層があり、その中心に
黄色の葯がたくさん見えます。
また(たくさんの葯で隠れた部分
もありますが)中央上部に
薄緑色をした棒状のものが
1本見えるのが 雌しべです。
ヤブツバキの花芽の芽鱗の内側は、
カンツバキのように、中心部に
黄色の葯が たくさんあり、
その周辺に薄紅~ピンク色の
花ビラの薄い層が見えます。
また(たくさんの葯で隠れた部分
もありますが)中央上部に薄緑色
をした棒状のものが1本見える
のが 雌しべです。
カンツバキの花は、(花が咲く)
ピークを過ぎていますが、現在
も咲いています。
さきほど示したオトメツバキの花 や
ヤブツバキの花は、3月下旬から
4月上旬に観察できます。
ちなみに、カンツバキの花は、

▲カンツバキの花(2025年3月上旬に撮影)
ヤブツバキの花は、

▲ヤブツバキの花(2024年4月上旬に撮影)
それぞれの花の中心部(雄しべや雌しべ)
や 花ビラの数を よく見てみましょう。
開いたときに、どんな違いがありますか?
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
ひとはくの1階には人類進化の展示があります。
この展示は約30年前に始まりましたが、人類進化の研究はこの30年ほどで劇的に進歩しました。
ひとはくの展示も、当時とは違った展示になっています。
この背景には2つの大きな要因があります。ひとつは新たな化石記録が多く見つかったこと、そしてもうひとつは、現生人類や化石人類のDNA分析が可能になったことです。
これらの研究から、人類の進化や、現代人のルーツについて、多くの知見が得られています。
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今日のセミナーは、こうした最新の知見についての解説が中心となりました。
DNAによる解析も時代とともに変化し、化石に含まれるDNAも解析可能となっています。
化石は、寒冷地では保存状態が良いですが、それ以外の場所では保存状態もよくないので、分析がむずかしく、時代の特定にも数万年もの幅があるそうです。
セミナー終了後も多くの方々が熱心に質問される姿がありました。
人類の進化の分野に関しては、最近でも多くの次々と論文が発表されているそうで、今後新たな知見が出てくるかもしれませんね。
◎受講していただいた方のコメント
・自分があまり知らないことだったのでとてもいい勉強になりました。(高校生)
・神戸新聞のセミナー情報で、このセミナーを知りました。とてもおもしろかったです。
・興味があるセミナーは、なんでも受講しています。毎日が勉強です。楽しい時間でした。
・セミナーガイドで知りました。来年度も面白そうなセミナーを受講したいと思います。
◎京極研究員より
ゲノム解析の話が中心だったり、たくさんの人類種の名前が出てきたりと、かなり難しめのセミナーだったと思います。それ

でも皆さん関心をもって聞いてくれました。新しいことが次々と分かっている分野なので、今後の研究の進展にも注目して欲しいです。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えられています。
本日(3月9日)は、晴れてよい天気でしたが
強い風が吹くこともあり、日が当たらない
ところでは風が冷たく感じました。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲風が強くふいて元気よく
なびいている旗
深田公園の円形劇場という野外施設
の上方にある緑道沿いにはケヤキ
(ニレ科)の高木があります。
ケヤキは落葉樹なので、秋から冬の
初めにかけて、ほとんどの葉が黄・橙
・紅・茶色などに色づいて
落ちてしまいます。

▲ケヤキの枝には、ほとんど
葉が残っていない(3月上旬)
しかし、落葉樹であるクヌギ(ブナ科)
の高木の中には、枯れて
茶色っぽくなった葉が3月になった現在
でも枝についたままになっているもの
が見られます。

▲枯れた葉をつけているクヌギ(3月上旬)
今日の強い風で落ちた と思われる
クヌギの枯れ葉がありました。

▲強い風で 落ちたと思われる
クヌギの枯れ葉
よく見ると、落ち葉の葉柄が折れて
短くなっているものがありました。
クヌギの枝先をよく観察すると、
葉柄が途中で折れて 枝に残って
いるものが見られます。

▲葉柄の一部が枝に残っている
クヌギの枝先
落葉樹の多くは、この葉柄の
つけ根の部分(枝にくっついて
いるところ)に離れる層と書いて
「離層(りそう)」という
壁を作って秋から冬に葉を
落とします。
手が届く位置にあるクヌギの枝から
枯れた葉の葉柄のつけ根のところで
(葉柄を)手で引っ張って伐って
みました(結構な抵抗がありました)。
その断面の色はやや緑っぽい色を
していました(枝の方の葉のついて
いたところの跡も緑っぽい色でした)。
葉柄の内部は枝と(結構しっかりと)
つながっていたようです。

▲葉柄を枝から伐る前

▲葉柄を枝から伐った後
クヌギの枯れた葉は、3月上旬でも
枝にしっかりと ついていました。
ここで「枯れているけど、
落ちない葉(よう)~」と
心の中で叫んでみました。
枯れた葉は、その多くが春に新しい枝葉
などが出てくるときに落ちるようです。

▲新しい枝葉(雄花も含む)が
伸びてきたクヌギ(2024年4月10日撮影)
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
おこないました(^▽^)/


どんな恐竜にしたいかな?みんな真剣に色塗してくれています。


とってもカラフルな恐竜ができました!

できあがったプラバンはひもをつけてとってもステキに完成しました☆
ご参加ありがとうございました
フロアースタッフ一同
3月のKidsサンデーの日(3月2日)は、
雨が降ったり、やんだりの不安定な
天気でしたが、気温は高かく
春が来た感じでした(ちなみに
三田での日最高気温は14.2 ℃、
日最低気温は 8.2℃でした)。
ひとはくの周辺では、カンツバキ
(ツバキ科)の花が咲いています。
※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。


▲エントランスホール周辺のカンツバキ
3月の 主なプログラム の ようす の報告で~す。
<コレクショナリウムでは・・・>
昨年後半から始まった『ナンデナン?』シリーズ。
今回は・・・
、
コレクショナリウムで行われた
■「鳥が恐竜なのナンデナン?
~深田公園にいる恐竜を見に行こう~」
のようすは・・・
まずは、ワークルームで
研究員から恐竜と鳥類の関係の
お話を聞いて...

▲研究員から恐竜と鳥類のお話
展示室の鳥類の展示を使って
双眼鏡での観察の仕方を練習して・・・

▲鳥類の標本を使って双眼鏡の使い方の練習中
天気はあまりよくなかったようですが、
屋外で鳥類を観察したようですよ。

▲コレクショナリウム周辺で
活動しているようす
雨が降ったり やんだりの天気
にも関わらす、数種類の鳥類が
観察できたそうです。
今回の『ナンデナン?』は
解決しましたか?
また新たな『ナンデナン?』が
生まれましたか?
<本館内では・・・>
■エコロコおやこ『タネの模型を
つくって飛ばそう!』
の ようすは・・・
親子で つくってくれています。

▲親子でつくっているようす
さっそく、飛ばしてくれています。


▲親子で飛ばしています
皆さん、おうちでも飛ばしてみてね!
■企画展関連セミナー
『あまりものアート!』
の ようすは・・・
現在 本館2階の企画展示室では、
企画展「価値の手直し展」が
開催されています(~5月31日まで)。
今回、未活用な資源 や 捨てられて
しまうものを活かして、みんなで
アートをつくったようですよ。



▲作品をつくっているようす
できた作品の写真です(6作品)。
※画像をクリックして、写真を拡大して見てください。

▲できた作品(6作品)の例
すご~い! アートですね~
フロアスタッフによる
■『フロアスタッフをあそぼう
「おひなさまのタペストリーをつくろう」』
のようすは・・・
こんな感じのタペストリーを
つくりますよ。

▲おひなさまタペストリーの見本


▲親子でタペストリーをつくって
いるようす
下記のブログに作品と一緒に記念撮影
した写真がありますよ。
こちらも見てくださいネ
こんにちは!フロアスタッフです♪~フロアスタッフとあそぼう「おひなさまのタペストリーをつくろう!」~
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/03/post_3228/
フロアロアスタッフによる
『デジタル紙芝居』や『展示解説』も
実施されましたよ。
みなさん、雨が降り足元が悪い中、
ご来館いただきありがとうございました!
楽しんでいただけましたか?
次回のKidsサンデーは、2025年4月6日(日)です。

ご家族で、ひとはくへ お越しください。
Kidsサンデープロジェクト 小舘
こんにちは!フロアスタッフです♪
本日はフロアスタッフとあそぼう「おひなさまのタペストリーをつくろう!」をおこないました。
毎年3月3日。ももの花がさくころに行われるひなまつり。
ひとはくでは、ひとあし早くおひなさまをモチーフにしたタペストリーをつくりました!
会場にはたくさんのおともだちが参加してくれましたよ~♪
おひなさまは女の子が主役の行事ですが、今日はイベントに参加してくれたみんなが主役です!
にっこり笑顔で楽しそうな、おだいりさまとおひなさま☆彡
いろんなお顔のひな人形ができあがりました♪
また遊びに来てくださいね!
3/1(土)は開催中の企画展に関連した、はかせとつくろう!
『着れなくなったお気に入りのTシャツからバッグをつくろう!」をおこないました♪
みなさん!「アップサイクル」って聞いたことありますか?アップサイクルとは、もういらない!捨てちゃうものに、アイデアを加えて新たなモノを生み出すことです!


参加されるみなさまにはTシャツをお持ちいただきました。
Tシャツの首回りと袖、裾を切って、裾を結びます。
針も糸も使わず、ハサミだけで使って、さあ~Tシャツからバックに変身するよ~


捨てようとしていたものが、また違うモノに生まれ変わって使えるって嬉しいですね♪
残った生地は、お家でどんなモノに変えられるか考えてみようね(*^-^*)
また博物館にみなさまのアップサイクル作品を見せに来てくれると嬉しいです♪
ご参加いただきありがとうございました。
フロアスタッフ 一同
「〇〇で地震がありました。地震の規模を示すマグニチュードは〇.〇です。」
地震のニュースでよく聞く言葉です。でも意味がよくわかっていませんよね。
今日は、きのくに子どもの村小学校の児童20名がこのセミナー参加しました。
最初に、地震の大きさとマグニチュードの関係を加藤研究員から説明を受けます。
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地震の規模を示すマグニチュードが1増えると、地震(のエネルギー)の大きさは約32倍となるそうです。
研究員が机の上で並べ、倒してみたドミノで、地震の起こり方を目で見て感じます。
今回は、東日本大震災クラスの地震のマグニチュード9の地震をドミノで体感してみましょう。
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マグニチュード9というと、約1000個のドミノを並べる必要があります。
これがまた、なかなか大変。
セミナー室の床も微妙に歪んでいるので、よけいに大変でしたね。
滞在時間の関係で1000個すべてを並べることはできませんでしたが、約900個のドミノを並べることができました。
900個ものたくさんのドミノが順に倒れていく様子を見ていると、結構時間がかかることがわかります。
大きな地震になると長い揺れが続くことも実感できますね。
◎参加した児童の感想など
・ドミノを並べるのは楽しかった。集中力がいりました。
・南海トラフ地震のこともニュースになっているので、地震の勉強ができてよかった。
◎加藤研究員より
マグニチュード7.3の兵庫県南部地震とマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震の大きさの違いを実感して頂く試みです。
巨大地震では揺れが長く続き、広い範囲で揺れるわけも実感できます。完成までの時間が予測できず、セミナーの終わりが見通せない点が弱点ですが、それも大地震の長期予測と似たものなのでしょうね。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
いろいろな木が生えています。
深田公園の芝生広場にある、舗装された
緑道沿いの端の方に、秋から冬にかけて
落ちた葉がたまったところがあります。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲深田公園の芝生広場の緑道沿い
(道から左側は芝生地、右側は樹林)

▲道の端にたまった落ち葉
2月下旬に、たまった落ち葉をみると
その主なものは コナラ(ブナ科)、
クヌギ(ブナ科)、ハリギリ
(ウコギ科)などがありました。

▲左からコナラ、クヌギ、ハリギリの
落ち葉(どれも裏面)
緑道沿いで(風が吹いていないのに)
落ち葉が動いたような気がして
(小さな音もしているようにも感じ
たので)そちらの方を注意して見ると・・・
近くに ツグミ(ツグミ科)がいました。

▲落ち葉がたまったところにいるツグミ
しばらく観察していると・・・
くちばしで落ち葉をどけているのです。
それは、(ホウキで落ち葉を掃くように)
くわえて すぐに サッ、くわえて サッ、
という感じで、落ち葉をどけています。


くわえて サッ

▲くちばしで落ち葉を移動させるツグミ
(その前後の写真;飛ばされているのは
ハリギリの落ち葉)
その後、何か(赤っぽい細長いもの)を
くちばしで くわえて いました(そして
呑み込みました)。

▲赤っぽいものをくわえたツグミ
赤っぽいものはミミズ類かなと思った
のですが、写真を拡大すると、脚が
たくさんあります。
ミミズ類でなければ何かな?と思い、
ツグミと同じように(あとで)
現場で(何か所か)落ち葉を除いて
探してみると...
腐植(落ち葉などが分解されてできる
暗い色をしたもの)を含む土壌の
ところに似たような生きもの
がいたので写真を撮りました。

▲落ち葉の下にいた赤い生きもの
どうやらムカデ類のようです。
体長は約5㎝、体の節数は50以上
(したがって脚は100本以上)
でした。

▲赤っぽい ムカデ類
ツグミは、(鳴かずに。
口をつぐんで)緑道に沿って
歩いて何か所も落ち葉を
くわえて移動させていました
(道の中央に散らす感じで)。
よく犬が、散歩のときに
緑道沿いの落ち葉が
たまったところで(排泄後?)
落ち葉を 後ろ脚で蹴って
いるのを見ますが...
(これも落ち葉を散らしている)。
「ツグミさん、食べた後は
落ち葉を元に戻しましょう!」
と、言わなくても 風が吹くと
落ち葉がまた緑道の端の方へ
たまっていきます。
<おまけ>
運よく、こんな写真も撮れました。
2つの白い斑点の模様が目立つ
カメムシ類?が くちばしを
開いたツグミに
呑み込まれる直前の写真です。

▲カメムシ類?を食べようとしているツグミ
ツグミは、果実が少ない冬には、
落ち葉の下のムシなどを食べている
ようです。
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
こんにちは!フロアスタッフです♪
2/24(日)、ひとはく探検隊「石や化石をさがそう!」をおこないました。
さむ~い中、朝からたくさんの方が参加申し込みに来てくださいましたよ☆彡
今日の探検隊長は、アンモナイトはかせの生野研究員です!
ひとはくの中の石や化石を、クイズをときながらさがしてみよう!
はじめに4階のミニ企画展「ひとはく研究員展2025」で、標本を調べるのに便利な道具を
教えてもらったよ!

次に3階展示室へ!
「丹波竜の正式な学名は?」
「はーい!」正解のおともだちがたくさんいました(^_^)v

2階展示室では「蛍石」のクイズ
ブラックライトを当てると・・・?

1階展示室では、兵庫県の鉱物・岩石のクイズにチャレンジしたよ!
どれかなぁ・・・


最後にみんなでハイ!チーズ!!

今日のクイズの答えは、後日報告書としてポスター掲示します
みなさん、見に来てくださいね♪
ご参加ありがとうございました☆彡
フロアスタッフ一同
2月15日から開催している企画展「価値の手直し展」、今日は先日のオープニングイベントで片山象三氏(西脇市長)にもお話しいただいた「播州織」を使っての「アートパネルづくり」の体験セミナーです。
最初に衛藤研究員から、この企画展についての説明と、
「さがしてみよう、何に生まれ変わっているかな?」のクイズがありました。
参加してくれた子どもたちは、会場を回って「生まれ変わったモノ」をさがします。
見つけたら、研究員へ報告!
みんなすべて見つけてくれました。捨てられてしまうモノが、別の価値あるモノに生まれ変わっていましたね。これを「アップサイクル」と言います。
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さて、アートパネルづくりに入りましょう。
まずは、たくさんの播州織のハギレの中から、自分の好きなものを選びます。
「きれいな模様が入っていた」、「色が好き」、「色の組み合わせがよかった」など、選んだ理由はみんなそれぞれ、すべて正解!
ここからは、ハギレを好きな形に切って台紙に貼り付けていきます。
世界に一つだけの、オリジナルアートパネルが完成です。
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最後に、研究員からアレンジワインダー(残り糸をつなげて1本の糸にする機械、西脇市の企業が開発)でつながれた糸で織られた製品は、表面に結び目があり、織物としては価値の低いものでしたが、近年再現性のない唯一無二の模様がもたらす希少性(ユニーク)と残り糸を無駄にしない環境配慮(サステナブル)の視点がいま注目されていると説明がありました。
◎参加いただいた子どもたちの感想など
・おもしろかった! もう一個作りたい!
・楽しくできました。
・私のおうちをイメージしてつくりました
・ネットで調べて、このイベントがあるのを知り、子どもたちと来ました。
・(大人の)私もやりたいなあ。

◎衛藤研究員より
できあがったアートパネルはどれも素敵で、参加のみなさんに作品の紹介いただくのがとても楽しい時間でした。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
明石市立鳥羽小学校4年生のみなさんが、今回の企画展を活用した特注セミナー「捨てられるはずだったものを活かすには?」を3つのグループに分かれて順に受講していただきました。
1つ目の班は、「アップサイクルクレヨンを用いたぬりえ体験」です。
普段使っているクレヨンは、石油を中心とした化学薬品で作られています。
しかし、このクレヨンはちょっと違います。
「描きやすい」「いい感じ」「においがちがう?」「色がちがう」など児童から感想が聞かれます。
2つ目の班は、「 スリーヒントクイズ」。
3つのヒントからアップサイクルで作られた製品の原材料を当てるクイズです。
なかなか、第1ヒントであてるのはむずかしいよね。
3つのヒントを聞いても「う~ん」、なかなか手が出ませんね。
普段教室や生活で使っているものが、
「えっ!?そんなものからできているの!?」
新たな発見がありましたね。
3つ目の班は、衛藤研究員から展示室を回りながら解説を受けます。
本来は捨てられるはずだったモノがこんな形で再利用されているなんて...
メモもしっかり取れていましたね。
子どもたちは、新たな価値が生まれることに、興味津々の様子でした。
◎参加した児童の感想など
・捨てられるものが、うまく再利用されていることにびっくりした。
・クレヨンはとても描きやすく、感触がよかった。
・クイズでは、意外なものが答えだった。お手付きが多かった。
◎衛藤研究員より
ご参加いただきありがとうございました!展示ツアーやクイズ、クレヨン体験を通じて、「もったいない」ものを活かすさまざまな取り組みについて、理解と関心を深めてもらえたようで良かったです!
身近なもったいないものを何かに活かすことができないか、生活の中でも考えてみるきっかけになればと思います。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
現在兵庫県だけでも20万頭に近い数のシカが生息しています。
年間に45000頭ものシカを駆除してようやく頭数の増加がみられなくなったそうです。
この増えすぎたシカとどう向き合うのか?
この問題に対して、生物多様性の専門家の視点と、実際に野生動物を追いかける猟師の視点から、お話しするのが今日のセミナーです。
最初に、衛藤研究員から今日の流れについて説明がありました。
シカの過採食により山の景色が変わってしまった状況は、とくに但馬地域などで顕著です。
また、その影響は植物だけにとどまらず、昆虫を含めた生態系にまで影響を及ぼしています。
生物多様性の研究者の立場から、現状とともにシカが増えすぎてしまった原因や現在行われている対策について解説がありました。
次に実際に狩猟を行われているジビエハンターの林利栄子氏から、狩猟の様子を聞きました。
狩猟の具体的な方法や現状の問題点などをわかりやすく解説いただきました。
多数の駆除されているシカの命を何とか活かせる方法はないのか。
ジビエがアップサイクルにつながらないか。
シカとの向き合い方を考えるきっかけとなればという熱い思いを感じることができました。
最後にシカ肉の試食がありました。
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今回試食していただいたシカ肉は、国産ジビエとして認証された基準をクリアしており、百貨店でも販売されているものです。
みなさん、「おいしい」を連発、試食後も、狩猟について熱心に質問される参加者の方もいらっしゃいました。
◎参加いただいたみなさまの感想など
・とても分かりやすくお話しいただきました。
・研究者と猟師、両方のお話を聞くことができてよかった。
・シカ肉のしゃぶしゃぶは初めてでした。
・もっと消費者にもシカ肉のおいしさが広がればよいと思いました。
・まだ、一般家庭との距離感を感じました。
◎研究員より

中濱研究員「シカが引き起こす問題は、なかなか簡単に解決するのは難しいことです。どうすれば解決することができるのか、皆さんの考えるきっかけになれば嬉しく思います。」
衛藤研究員「シカをテーマに、生態系への影響に関する専門的な解説と、狩猟や食肉を取り巻く現状に関するハンターによる解説を同時に聞けるのはおそらくここだけです。多くのみなさまに楽しんでいただけたようで何よりです。
林利栄子氏「今回のイベントで野生動物による被害をどう捉え、私たちにできることは何かを考えるきっかけになってもらえると嬉しいです。野生動物の被害防止の最終出口となる「ジビエ」を、少しでも多くの方に認知してもらえるようにこれからも頑張っていきたいです。」
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
「海外に行ってみて初めて日本のことがよくわかった」とはよく言いますが、やはり身近な生き物ほど「大して面白いものではない」とナメてしまうのが人間の性です。
しかし、「身近な植物も本当は面白いぞ!」と伝えたいのも、研究員の性なのでしょう。
日本に一人しかいないツユクサ科の系統分類学の研究者が、へんないきもの好きの視点でツユクサ科を紹介します。
今回参加いただいたみなさまには、普段から植物をよく観察されている方も多かったようで、熱心に質問される姿勢がありました。
研究員もその質問に丁寧に回答しながら、講義が進んでいきました。
◎参加したみなさまの感想など
・楽しく学べてよかったです。
・ツユクサを標本にするのがむずかしいことがわかりました。
・質問にわかりやすく答えていただきました。
・最近、植物を観察するようになったので、機会があれば次も参加したい。
◎李研究員より
他の科をテーマにして、さらに展開していったら楽しいだろうなと思っています。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは生涯学習課までお願いします。)
2月22日(土)のフロアスタッフとあそぼう!は、先週に引きつづき~川でさかなつり~を行いました。
みなさんは川で魚をつったことがありますか?
上流・中流・下流でつれる魚に違いがありますよ~(*^^*)

ミッションカードですんでいる場所やエサを確認したら、早速さかなつり!!
エサを間違えると、うまくつれません!ちゃんと選べたかな~(^^)/


たくさんつれたよ!!

がんばってつってくれたおかげで、立派な「ひとはく川魚水族館」ができあがりました(^^♪
明日は、ひとはく探検隊「石や化石をさがそう」を行います。
ぜひご参加ください!お待ちしております。
フロアスタッフ一同
2024 Ecological Research Paper Award (25th, from Volume39) を受賞しました。
日本生態学会学術雑誌「Ecological Research」
受賞論文は
Ecological ResearchVolume 39, Issue 5 p. 730-743 Utilization of abandoned land as cattle grazing restores butterfly and flowering plant diversities in Japan Naoyuki Nakahama, Tomo Hamano, Mari Fujimoto, Akifumi Eto
doi:doi.org/10.1111/1440-1703.12494
おめでとうございます。
中濵研究員より
この論文は、但馬牛の耕作放棄地において虫媒植物の花の数やチョウ類の 数が回復したことを示す論文です。兵庫県に大きくかかわる 論文が論文賞を受賞でき、とても嬉しく思っております。
そして本日、関連イベントのはかせと学ぼう!「おやさいクレヨンってなあに?」が開催されました。

まずは「もったいないはかせ」の衛藤研究員といっしょに、みんなで展示を見ました。
いろんなものが新しいアイデアで素敵に生まれ変わります。
もったいない!が大切だね。
今日使うおやさいクレヨンもあるね。

さて、どんな色がでるかな~?やさしい色だね。


ほんもののお野菜をみながら、おやさいクレヨンでお絵描きしたよ!
次回の「おやさいクレヨンってなあに?」は3月16日(日)です。
これからも「価値の手直し展」関連のイベントが目白押し!
みなさまのご参加をお待ちしています。
フロアスタッフ一同
今回の企画展では、廃校となった小学校で使われていた引き出しや机が展示用の台やベンチなどにアップサイクルされて使われています。
これらのものは釘を使わないで組み立てられています。
今展示物が置かれている机は、湿気で腐っていた机の脚も木組みで補修されています。
この仕組みはわかるかな?
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今日は、木組みの家具を組み立ててみようです。
さあ、机は組み立てられるかな。家族で協力してチャレンジです。
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湿気の多い日本では、木は季節によって縮んだり伸びたりします。
その性質を生かして、木の組み方を工夫しています。
まさしく先人の知恵ですね。
無事完成したようです。
今回組み立てていただいた机は、今後の関連イベント、ワークショップで使う予定です。
ありがとうございました。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課にお願いします。)
◎参加してくれた子どもたちのコメント
・つかれたけどおもしろかった。ちゃんとできた!
・木がなかなか入らなくてたいへんだった。でも楽しかった。
・学校にこの企画展のポスターが貼ってあり、興味があったので来ました。組み立てるのはおもしろかったです。
◎藤木慶一氏(うがつ)より
この机は、木の性質をよく理解したうえで、考えて作られています。様々な物をつくるときに、それらはどうやってできているのか、どのような仕組みがあるのかなど知ることはとてもおもしろいしためになります。ぜひ、考えてみてくださいね。
2月15日からひとはく2階の企画展示室で、「企画展 価値の手直し展 ~アップサイクルから見つめるモノと人の豊かな関係~(Re:value Expo)」がスタートしました。
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その開会にあたりオープニングイベントが西脇市長片山象三氏を迎えて行われました。
村上哲明館長のあいさつの後、今回の企画展の担当である衛藤彬史研究員が企画展の趣旨と概要を解説しました。
そして、ゲストの片山西脇市長から「播州織産地にみる持続可能な"衣"の可能性」と題して講演をいただきました。「アレンジワインダー」により廃棄されていた糸を製品へとよみがえらせ、新たに価値を生み出した片山市長は、西脇市をイタリアのビエラをモデルに「ファッション都市構想」を掲げ、生地の生産からデザイナーの育成、製品づくり、販売と持続可能なまちづくりを目指して市政を運営されています。
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アップサイクルとは、捨てられるはずだったモノに、アイデアやデザイン、ストーリーを加えることで新たな価値をもつモノに生まれ変わらせることを目指す取り組みです。
本企画展では、様々なアップサイクル品を展示するとともにアップサイクルを体感できるワークショップやイベントを計画しています。アップサイクルを身近に、そしてワクワクしながら取り組めることを感じてもらえる企画展となっています。
◎衛藤研究員より
いよいよ開会となりオープンの日を迎えられますこと、また、こうしてオープニングイベントを開催できますことを、とても嬉しく思っております。
今日を皮切りに、企画展に関連したイベントやワークショップを多数用意していますので、引き続きご参加いただけますと幸いです!

(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは生涯学習課までお願いします。)
川は山からはじまり、海へ流れ着きます。
おなじ川でも、山側と海側ではすんでいる魚が違うんだよ。
まずはルールをしっかり聞いて・・・

さかなつり開始だ~☆

すんでいる場所とエサを考えて、ちゃんと釣れたかな?


たのしかったね♪
ご参加ありがとうございました!
フロアスタッフとあそぼう!~川でさかなつり~は
2月22日(土)も開催します(^^)
みなさまのご来館、お待ちしております!
フロアスタッフ一同
今回で20回目を迎えた「共生のひろば」、地域の自然・環境・文化を自ら学び伝える活動を行っている方々が、お互いの活動を知り、活動の質をあげ、新たな展開のヒントを得る場として開催しています。
9:00の受付開始と同時に、多くの団体が準備に入りました。
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発表は、11:00からとなっていましたが、す
でにそれぞれのポスターの前では、発表のリハーサルとともに、お互いの発表を見学する姿が数多く見られました。
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10:45開会
参加者で埋め尽くされた4階のひとはくサロンで、本館の岩槻名誉館長の開会のあいさつがあり、共生のひろばがスタートしました。
◎コアタイムの様子
今回は、会場でのポスター発表のみとなり、昨年度を超える60以上の個人、団体が発表を行っています。
4階だけでは収まりきらず、3階も使っての発表となりました。
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メンテナンス休館を終え、本日から再開館した本館は、一般のお客様もたくさん入館され、「共生のひろば」の発表をご覧いただきました。
小学生から高校生、地域をはじめ、様々な団体のみなさまの熱い思いを感じる発表でした。
多くの方から、質問や貴重なご助言をいただくことができたようです。
◎研究員トーク(田中公教主任研究員)
本館の田中公教主任研究員が、「丹波の巨人 篠山の小人」と題して研究員トークを行いました。
◎田中公教主任研究員より
2024年度「共生のひろば」で発表された皆様、お疲れさまでした。
また会場にお越しいただいた皆様、ありがとうございました。
どんな小さなことでも、自分なりに考え、調べ、新しいことが分かると楽しいものです。それが誰も知らなかった事実であれば、研究になります。
研究の原動力は「楽しい」ことです。
来年も、発表者が面白がっている研究発表をみることを、私も楽しみにしています。
最後に本館の村上哲明館長が、閉会にあたり講評とお礼のあいさつを行いました。
来年度も多くのみなさまのご参加をお待ちしています。
今年の1月17日で阪神・淡路大震災発生から30年が過ぎました。
大規模な自然災害が発生した地域においても、30年が経過すると被災当事者による語りが縮退し、災害発生時の様々な情報や教訓の伝承が難しくなります。
阪神・淡路大震災も例外ではありません。
この課題に対して、小説が果たす役割は小さくありません。
阪神・淡路大震災の描写を含む作品を読むことは、当時の状況を知るだけでなく、震災当時とその後を生きる人びとの心情や感情の変化を追体験することにつながるからです。
本企画展は、発生から30年が経過した阪神・淡路大震災について、その語り継ぎを拡充していくうえでの小説作品の可能性に光をあてることを目的として開催するものです。

ミニ企画展「小説のなかの阪神・淡路大震災〜三十年が過ぎて、エコクリティシズムの視点から〜」では、エコクリティシズム(生態学的批評)の視点から、阪神・淡路大震災の描写を含む小説作品のうち2010年から2024年(阪神・淡路大震災発生から15年から30年の間)に刊行されたもの20作品をコレクショナリウム、ワークルームに展示しています。
※エコクリティシズム...文学作品を通して人と自然の関係を批評的に探求する専門分野
◎髙田主任研究員より
当事者でなくても、さまざまな形で震災のことを未来に語り継いでいくことができます。
むしろ、わたしたちはそれぞれの方法で積極的に震災のことを語っていかなければなりません。
まずは、この企画展で紹介した作品の世界に没頭してみてください。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
現在開催されている「ひとはく研究員展」、当館の研究員が日々行っている研究の内容やその最新動向を紹介しています。
その中で、第10回目となる今回は、各研究員の「研究員のひみつ道具」を展示し紹介しています。
このフォトスケールは、写真を撮る際に地層や標本等の大きさの対象の比較となるとともに、裏面に粒度見本表があり、堆積物の粒の大きさを判定することができます。
地球科学研究グループの生野賢司研究員が紹介している「フォトスケール」はミュージアムショップで販売中です。
◎生野研究員より
私と田中公教主任研究員が中心となって監修したフォトスケール/粒度見本表が、ミュージアムショップでお買い求めいただけるようになりました。
自由研究、探究活動のための調査道具や、ご来館の記念品として、手に取っていただければ幸いです。
(文責 生涯学習課 ※この記事のお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
そんな中、年に1回おこなわれる「共生のひろば」が開催され、
たくさんの皆さんが、日ごろの研究を発表されていました!
私たちフロアスタッフは「ひとはく缶バッジづくり」をおこないました
標本のイラストに色を塗って、缶バッジにしよう!
一生懸命、色を塗ってくれていますね



できあがり!かっこいい缶バッジができたね☆彡


メンテナンス休館があけて、ひとはくは今日から開館しました!
久しぶりにお客様の笑顔にお会いできて、スタッフ一同うれしかったです(^o^)/
春はまだもう少し先、寒い日はひとはくに遊びに来てくださいね♪
みなさまのお越しをお待ちしております
フロアスタッフ一同
当館の研究員が日々行っている研究の内容やその最新動向を来館者にわかりやすく紹介し、調査研究の面白さを伝える「ひとはく研究員展」を毎年行っています。
第10回目となる今回は、上記のテーマに加えて「研究員のひみつ道具」をテーマとした展示を行います。
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2月7日(金)には、神戸新聞の記者から、今回のミニ企画展の担当である本館の中濱主任研究員がこの企画展について取材を受けました。
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今回の会場には、100円ショップで購入できるものから、50年前の書籍や最新のデジタル機器、非常に高価なものまで、多くの「ひみつ道具」が展示されています。
それぞれの研究テーマによって使う道具が違うのは、とても興味深いです。
また、道具も進化しているようですね。
また、当館に所属する31名の研究員が取り組んでいる研究もあわせて展示され、研究員それぞれの思いが感じられる展示となっています。
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自然・環境マネジメント研究部 環境計画グループ |
自然・環境マネジメント研究部 生態研究グループ |
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自然環境環境再生研究部 生物資源研究グループ |
自然環境再生グループ コミュニケーション・ デザイン研究グループ |
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自然・環境評価研究部 系統分類研究グループ |
自然・環境評価研究部 地球科学研究グループ |
◎研究員のコメント
ひとはくの研究員は日ごろどんな道具で研究をしているのでしょうか。
今回は研究員がよく使う「ひみつ道具」にスポットをあててご紹介いたします。
日常生活で身近なものからまず見かけないものまで、さまざまな「ひみつ」をどうぞご覧ください。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
人と自然の博物館には、200万点を超える収蔵資料があります。
博物館にとって、様々な資料を展示してお客様に見ていただくことも大切な仕事ですが、多くの資料を大切に保管して、今後の研究に役立つよう後世に残すことも大切な役割です。
メンテナンス中の期間を利用して、フロアスタッフが生物系、環境系、地学系、植物系(コレクショナリウム)の収蔵庫を研究員の案内のもと、見学して研修を行いました。
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普段お客様に直接対応しているフロアスタッフは、様々な質問を受けるようです。
また、「展示解説」などのイベントでも、展示について説明を行うことがしばしばあります。
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厳重な管理のもと収蔵されている貴重な資料を実際に見てみることで、今後の業務にも役立つものと思います。
時間ギリギリまで研究員に質問を行っていました。
もっとじっくり見たかったですね。
◎参加したスタッフのコメント
・あらためて博物館にある収蔵資料の多さにびっくりしました。
・貴重な資料がたくさんありました。
・お客様のお問い合わせにも役立つと思いました。
・楽しくわかりやすい展示解説ができるように、努力します。
◎研究員より
熱心にお話を聞いていただきうれしかったです。
頼りになるスタッフだと感心しました。
当館の特徴である都市計資料にも触れていただきました。
街や暮らしの観点から人と自然のつながりについて、ご来館のお客様にも伝えていただくきっかけとなればうれしいです。
展示室と収蔵庫では博物館の見え方が全く異なると思います。
研修の中で得た知識を、今後の来館者対応やイベントの構想に活かしていただければ幸いです。
(文責 生涯学習課)
トウネズミモチ(モクセイ科)の
高木(高さ約10m)があります。
1月中旬~下旬、その木には、
1週間くらいで集中的に
ヒヨドリ(ヒヨドリ科)が
果実を食べに来ていました。
この木の枝葉の広がりの下には、
コンクリート製の外階段や、
樹林の地表面および他の植物が
生えていたりします。
ヒヨドリが来るようになって
階段の表面や手すりの部分に
鳥類のフン?と思われるものが
たくさん落ちているのが
見られます。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲階段のコンクリート面に落ちている、
トウネズミモチの 果実や種子、
葉、枝、鳥類のフン?など

▲階段の手すり部分に落ちている
鳥類のフン?など

▲カンツバキの葉に落ちている
鳥類のフン?など

▲トウネズミモチの高木の下の方の
枝の葉に落ちている鳥類のフン?など
それらの鳥類のフン?と思われる
ところにトウネズミモチの種子
があったりします。
ちなみに1月下旬に採集した
トウネズミモチの種子の写真を
撮ってみました。
果実は熟していると思ったのですが、
その中の種子は緑色でした
(まだ十分熟してない?)。

▲トウネズミモチの種子
(縦方向にシワがあります。
熟すと茶色っぽくなる?)
トウネズミモチとしては、遠くへ
行ってフンをして(種子散布をして)
ほしいと思っていることでしょう。
トウネズミモチの高木の近くに
ヒラドツツジ(ツツジ科)の
植え込みがあります。
この植え込みは、定期的に高さを
1mくらいに伐り揃える手入れが
されています。
しかし、その揃えられた高さよりも
高く成長したトウネズミモチが
複数見られたりします。


▲ヒラドツツジの植え込みから
伸びたトウネズミモチ(1月下旬撮影)
それらは、手入れのときに
ヒラドツツジと同じ高さに
伐られるのですが、
伐られた位置の近くから
新しく枝を伸ばして再生し
高くなっています。

▲伐られた跡があるトウネズミモチ
毎年、種子が供給されているようで
ヒラドツツジの植え込みの中に
トウネズミモチの幼木や双葉などの
実生個体(種子から発芽して生じた
もの)が見られます。

▲ヒラドツツジの植え込みの中の
トウネズミモチの実生個体
(1月下旬撮影)
種子が散布された(食堂でいえば、
暖簾(のれん)分け?をしてもらった)
のですが、まだ、果実や種子を作るまで
には至っていない(食堂としてオープン
できていない?)という状況でしょうか。
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
ひとはくは、地域の高等学校と連携した取り組みを行っています。
有馬高校の人と自然科1年生の生徒は、本館のセミナーを年間8回,
一般の方と一緒に受講しています。今日は、本年度の最終回です。
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三田周辺では、恐竜時代の火山活動によってできた有馬層群の上に、その後の河川活動による堆積物である神戸層群や大阪層群が積み重なっています。
有馬高校の近所にもその地層が見られるところがあります。
ここからどのような化石が見つかっているか紹介がありました。
植物の化石や哺乳類の化石など様々なものがありましたね。
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その後、グループごとに神戸層群の葉の化石の仲間分けの実習を行いました。
まずそれぞれの特徴のレクチャーを受けます。
さあ、化石をじっくり観察してみましょう。
数ある植物の化石の中から、指示された化石をグループの代表が探します。
グループへ持ち帰り確認、そして研究員へと提出して答え合わせです。
今回は、一般の化石愛好家の方々も参加され、生徒と一緒に化石の仲間分けにチャレンジされていました。
◎参加してくれた生徒の感想
・有馬高校の近くでも多くの化石が発見されていることを初めて知った。
・知らない植物がたくさんありました。化石をさがすのがおもしろかった。
・1年間にわたってたくさんのいろいろなセミナーが聞けて良かった。
・今後の活動に活かせたらよいと思いました。
◎半田研究員より
今回の実習で使ったのは神戸と東条湖の植物化石ですが、有馬高校の周辺にもこのような化石がたくさん埋まっているはずです。
哺乳類の化石もあるのではないでしょうか。
地層が見える所があったら化石を気にして見てくださいね。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
ひとはく周辺(深田公園)には
トウネズミモチ(モクセイ科)の
高木(高さ約10m)があります。
1月中旬~下旬、その木には
たくさんの果実が成っていて、
ヒヨドリ(ヒヨドリ科)が
それを食べに来ています。
画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

▲たくさんの果実が成っている
トウネズミモチ
この木にヒヨドリが1~2羽くらい
来ているのに気がついて観察をはじめて
から3~4日目には、朝から夕方まで
(いろんな時間帯に)枝葉が広がった
空間に、複数のヒヨドリが頻繁に出たり、
入ったりしていて、たいへん
にぎやかでした。

▲朝、トウネズミモチの枝にいる
複数のヒヨドリ
果序(果実がついている軸)に
たくさん成っていた果実は、観察をはじめて
5日目の昼には(枝によって異なりますが)、
6~9割くらい食べられてしまいました
(1~4割くらいしか果実が残っていない)。

▲果実がほとんどなくなった
トウネズミモチの果序
少し離れて見ると、果実がなくなった
果序の軸が赤く見えて目立つように
なりました。
果序の軸を観察すると、
太陽の光がよく当たる方の軸の面は、
より赤みが強いようです。

▲トウネズミモチの果序の
光がよく当たる方の面

▲トウネズミモチの果序の
光があまり当たらない方の面
果序の軸の赤い色と、葉の緑色
の組み合わせによって、この木の
枝葉は目立ちます。

▲トウネズミモチの果序の赤い軸
これが「もうすぐ果実が
なくなるよ~」と知らせて
いるようです。
この果序の軸の赤さは、
まるで「閉店セール」や
「大売出し」などと書かれた
赤い旗のようですね。
この木に来るヒヨドリの数が急に少なく
なりましたが、
メジロが来て果実を食べていましたよ。
メジロくらいの小さな鳥だと、果序の
先の方に残っている果実も食べることが
できるのでしょう。
(これまでも果実を食べに来ていました
が、写真が撮りやすい感じでした。)

▲メジロが、少なくなった果実を
ねらっているところ

▲メジロが、果実をくわえたところ
トウネズミモチ食堂は、果実がなく
なり 間もなく閉店で~す
(6日目以降はヒヨドリを
ほとんど見なくなりました)。
余談ですが・・・
トウネズミモチの葉を透かして見ると、
葉の周りが縁どりがされていて
(黄色っぽく明るく見えて)キレイです。
また、葉面を見ていると、しあわせな
気分になりますよ。

▲トウネズミモチの葉を透かして見る
ちなみに、トウネズミモチの仲間
(同属)のネズミモチと、それぞれの
葉を並べて透かして見ると・・・
画像をクリックして、
写真を拡大して見てください。

▲ネズミモチ(左)とトウネズミモチ(右)
の葉を透かして見る
ネズミモチの葉脈は、中央脈を除いて
ほとんど透けないのですが、
トウネズミモチの葉脈は、中央脈以外
も透けて明るく見えます。
その形をよ~く見ると・・・
ねっ。 しあわせな気分になった
でしょう?
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
ひとはく周辺(深田公園)にはトウネズミモチ
(モクセイ科)の高木(高さ約10m)があります。
1月中旬、その木には、ヒヨドリ(ヒヨドリ科)が
果実を食べに来ています。
ヒヨドリは、トウネズミモチ食堂の
常連?のお客さんです。
画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

▲たくさんの果実がなっているトウネズミモチ
ヒヨドリは、いろいろな時間帯にこの木に
来ているようです(同じ個体かどうかは
わかりませんが・・・)。
運よく、ヒヨドリが果実をくわえている
ところをいくつか写真に撮ることが
できました。



▲ヒヨドリがトウネズミモチの果実をくわえているところ
ヒヨドリがトウネズミモチの果実を
食べるときの一連のようすは・・・
(これも運よく撮れました!!)

← 見定める

← くちばしを果実に
寄せる

← くちばしの先で
くわえる

← 果実を少し宙に
浮かせる

← 果実を呑み込む
▲ヒヨドリが果実を食べるようす
高木のトウネズミモチの枝葉の広がり
(樹冠(じゅかん)という)の一部の
下に、コンクリート製の外階段があります。
そこには、トウネズミモチの果実や種子、
葉、果軸、枝などがたくさん
落ちています。

▲落ちたトウネズミモチの果実や葉、枝など
これらは、鳥たちが枝から枝へ(あるいは
果序から果序へ)移動するときに
落ちているようです。
(お客さ~ん、落としてますよ~)
また、くちばしで 果実を とろうと
したときに落としてしまうことも
あるのかな?
それから、鳥のフンらしきものも
たくさん落ちています。

▲トウネズミモチと思われる種子が
入っている鳥のフン?
階段に落ちた果実の中には、
ヒヨドリが、果実をくちばしの先の方で
くわえたあと、呑み込むために宙に浮か
せるのですが、キャッチしそびれる
こともあるのではなかと想像します。

▲ヒヨドリが果実を宙に浮かせているところ
(くちばしを結構大きく開いていますよ)
なお、階段に落ちている果実を(たくさん
あるにも関わらず、)ヒヨドリが
食べているのを(今のところ)見たことが
ありません。
トウネズミモチとしては、鳥類などに
果実を食べてもらって、遠くへ移動して
からフンと一緒に種子を落としてほしいと
思ているのでしょうが・・・
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
ひとはく周辺(深田公園)にはトウネズミモチ
(モクセイ科)の高木(高さ約10m)があります。
1月中旬、その木には、(まだ?)たくさんの
果実が残っています。
画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

▲たくさんの果実が残っている
トウネズミモチの果序
トウネズミモチの
果実の大きさは、
長さが8~10mm、幅が5~6mmです。
種子の大きさは、
長さが6~7mm、幅が3.5~4.5mmです。

▲トウネズミモチの果実(上)と種子
果実を食べに この木に鳥が来ていました。
良く目立つのは、ヒヨドリ(ヒヨドリ科)です。
「ピイーヨ、ピー」や「ヒー、ヒー」、
「ヒーヨ」などと、それぞれが
不規則に鳴いて大変 にぎやかです。
動きが速いのと、トウネズミモチが
常緑樹(じょうりょくじゅ)で、緑の
葉をたくさん つけていることもあり、
何羽いるのか正確にはわかりませんが、
5羽以上、多いときで10羽くらいは
いたような気がします。

▲トウネズミモチの果実を
ヒヨドリがくわえているところ
ヒヨドリのほかには、メジロ
(メジロ科)が来ています。

▲トウネズミモチの枝にいるメジロ
さて、下記の写真にメジロが
何羽 写っているか、
わかりますか?
ぜひ画像をクリックして、写真を
拡大して見てください。

▲トウネズミモチの枝に複数いるメジロ
メジロは複数いて、飛んで
この木から離れると 皆
ほぼ同じ方向に移動している
ように見えました。
ヒヨドリは、いろんな方向から
入れ替わり立ち代わりで、何度も
来ているようでした。
あっ、さきほどの写真には
メジロが3羽 写っていますよ
(1羽は 飛んでいます)。
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
2月15日から開催される企画展「価値の手直し展」に先立ち、準備を体験しながらアップサイクルについて学ぶセミナーです。
アップサイクルとは、未活用な資源や捨てられてしまうものを活かして、アイデアやデザイン、ストーリーを加えることで新たな価値を持つ商品やサービスを創出する取り組みのことを言います。
「さて、これは何からできているかな?」
研究員の質問に、子どもたちからはさまざまな答えが飛び交います。
ある製品を作る過程で出てきた「モノ」、処理するのにとても苦労していた「モノ」が、別の価値を持って生まれ変わり、商品化されているそうです。
こちらのグループは、何かを作っていますね。何かできるのかな?
私たちが食べているお米、お米ができた後に残る稲穂、昔は家庭で草履やしめ縄などを作るのに使われていましたが、今は生活様式の変化から作られることがめっきり減っていますよね。
2月15日からの企画展では、「アップサイクル」というテーマを掘り下げ、一度は価値がないと考えられていた「モノ」でも、発想の転換や創造的なアプローチによって新たな価値を付与できることを紹介していきます。
そして、この企画展が生活の中で「モノ」とのより豊かな関わり方を見つめ直す機会となってほしいと考えています。
どうぞお楽しみに!
◎参加してくれたみなさんの感想
・最初はむずかしかったけど、なんとかほうきができました。(小学生)
・クイズが楽しかった。「へぇー」というものからできていた。
びっくりした。(小学生)
・「アップサイクル」ということにとても興味がありました。(おとな)
・子どもたちも楽しそうに取り組んでいたのでよかった。(おとな)
◎衛藤研究員より
アップサイクルを体感しながら理解を深めてもらえたようでよかったです。
参加のみなさまから、感想などフィードバックを多くいただくことができ、ありがたい機会となりました。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
1月13日(月)のワークショップは昨日に引続き、とっても簡単!レプリカづくりを行いました!!

本物のアンモナイトの化石から形をとったシリコン型に
お湯でやわらかくした樹脂粘土をつめます!!

きれいにつめたら、バケツの水で冷やすよ。
完成たのしみ~?
オリジナル!自分だけのアンモナイトレプリカの出来上がりです!


おみくじもたくさんの方に引いていただきました!!
1月14日(火)から2月10日(月)までひとはくはメンテナンス休館となります。
みなさまが、『超大吉』な1年でありますように☆☆☆

フロアスタッフ一同
1月12日(日)は、ワークショップ~とっても簡単!化石のレプリカづくり~を行いました♪

◇作り方◇
本物のアンモナイトの化石から形をとったシリコン型で
化石の模型をつくっていきます!
型にいれるのは、お湯でやわらかくなる樹脂粘土です♪
カラフルな樹脂粘土から、2色を選んで
それぞれシマシマ模様やマーブル模様、または一色のアンモナイトをつくります。
みんな手の指で一生懸命、ぎゅっぎゅっと型に粘土をつめてくれました♪

型からパカッと取りだすと。。。素敵なアンモナイトのレプリカができあがりました!

明日の、1月13日(月)も行いますのでぜひお越しください♪
フロアスタッフ一同
恐竜はかせの久保田研究員から、化石の発掘、クリーニングなどのお話を聞きました!
さあいよいよ化石を掘り出します!

どんどん掘って掘って掘って...
化石が見えてきた!みなさんの目は輝いて☆
さらに掘っていくと...
化石が出てきたよ!


はかせに掘り出した化石のことについて教えてもらい記念の箱に入れます!

自分で掘り出した化石と記念撮影!

たくさんのご参加ありがとうございました!
12日と13日は、ワークショップ『とっても簡単!化石のレプリカづくり』です♪
みなさまのご来館をおまちしております(^^)
フロアスタッフ一同
ひとはく周辺(深田公園)で、
雪が積もりました。
多いところで4~5㎝くらいの
厚みがあります。
深田公園にある野外施設の
円形劇場の上方にある
緑道沿いを観察していると・・・
※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

▲円形劇場(右側)の上の緑道沿い

▲円形劇場の階段に積もった雪
円形劇場の階段の上の方の段に
積もった雪に 径が5~10mmの穴が
ポツポツとあいています。

▲雪の上に あいている穴
穴の配置によっては、それが目や鼻、
口に見え、全体が顔に見えたりします。

▲位置によっては人の顔に見える穴
見上げると、ケヤキ(ニレ科)の枝の広がり
(これを樹冠(じゅかん)という)が
あります。

▲ケヤキの枝の広がり(樹冠)の一部
観察していると、どうやら枝に積もった雪が
融けて枝を流れて集まり、水滴となって
ポタポタと落ちているようです。
つまり、その水滴によって
樹冠の下に積もった雪に
ポツポツと穴が
あいていたのです。
あらためて見上げて、
枝をよく見ると、水滴が
太陽の光でキラッとして
いるところもあります。

▲キラッと光る部分があるケヤキの枝
近くの樹林の中に入ってみることにしました。
ケヤキと同じように秋から冬にかけて葉を
落としてしまう落葉樹(らくようじゅ)である
タカノツメ(ウコギ科)や コナラ(ブナ科)など
の樹冠の下では、さきほどのケヤキと同様に
林床(りんしょう)に積もった雪にポツポツと
穴があいています。

▲タカノツメの樹冠下の林床に
積もった雪にあいた穴

▲タカノツメの枝の広がり
(樹冠)の一部
下記の写真は、落葉樹である
ウリカエデ(ムクロジ科)の
枝に積もった雪が融けて水滴
(あるいは氷っぽいもの)に
なっている例です。

▲ウリカエデの枝の雪が融けて
水滴になっている例
ところが、ソヨゴ(モチノキ科)などの
冬でも緑色の葉を枝につけている常緑樹
(じょうりょくじゅ)の樹冠の下は、
林床に積もった雪には もっと多くの
(大きさも 色々な)穴があいていました。

▲ソヨゴの樹冠下の林床に
積もった雪にあいた穴

▲ソヨゴの枝の広がり(樹冠)の一部
常緑樹の場合、落葉樹に比べて葉を枝に
残しているため、そこに降り積もった雪
の量も多く、また、葉ごとに融けた水滴
を集めて落とす頻度も多くなると考えら
れます(逆に、樹冠下の林床に積もって
いる雪の量は少ない?)。

▲ソヨゴの枝葉に積もった雪
が融けている例(氷っぽい
ものも見える)
雨水と同様に枝葉に積もった雪を
早く落とす工夫が それぞれの樹種
によって あるのかもしれません。
太陽の光で、あるいは気温が
上がることで、枝葉の雪が
融けだして水滴になり(小さな
氷っぽいものもあるかも)、
林床に落ちる音(林床の
落ち葉に当たる音?)は、
林内が明るいだけに不思議な
気分になりました。
皆さんも 周辺の環境で生きものの観察を
してみませんか。
研究員 小舘
ひとはく周辺(深田公園)で、
雪が積もりました。
多いところで4~5㎝くらいの
厚みがあります。
※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

▲雪が積もった深田公園の芝生広場
深田公園の芝生広場にある緑道は、
雪が積もっているにも かかわらず、
ジョギングをされている方や
犬の散歩をされている方、自転車で
通行されている方がいました。
当然、雪の上には、それぞれの跡が
ついています。

▲雪の上に様々な跡がついた緑道
下の写真は、別の場所(円形劇場)で
見つけた、(散歩している)人
と犬の足跡。

▲雪の上に残された人と犬の足跡
これも犬の足跡だと思われます。

▲犬と思われる足跡
では、これは、だれの足跡でしょうか?

▲緑道にある「小さな足跡」
(両側の融けだしているところは人の足跡)
「小さな足跡」のサイズは、約3㎝で、
この写真での歩幅の長さは(長いもので)
約8㎝です。
ちなみに写真の左下側から右上側へ移動。
じつは、この「小さな足跡」の主は・・・、
ハクセキレイ(セキレイ科)でした。

▲雪が融けた緑道を歩くハクセキレイ
この緑道に2羽のハクセキレイが
歩いていました。

▲緑道にいる2羽のハクセキレイ
あとで、写真をよく見ると、ハクセキレイ
が昆虫をくわえているのが写っていましたよ。
その昆虫は、ハサミムシ類のようでした。

▲昆虫をくわえているハクセキレイ
ハクセキレイさん、そのムシ、
ちべたくて、オイシイ?
皆さんも 周辺の環境で生きものの観察を
してみませんか。
研究員 小舘
雪が積もりました。
多いところで4~5㎝くらいの
厚みがあります。
※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

▲段になったところに積もった雪
道路沿いや緑道沿いには、
色々な植え込みがあり、
それらの植え込みに
雪が積もっています。
ヒラドツツジ(ツツジ科)の
植え込みはこんな感じです。

▲雪が積もったヒラドツツジの植え込み
雪が積もった植え込みを見ていると・・・

▲雪から出たヒラドツツジの葉
雪から出ているヒラドツツジの葉が
なんと、ウサギの耳のように見えませんか?
(かなりゴーイン?)
次は、サツキ(ツツジ科)です。

▲雪から出たサツキの葉
同様に、ウサギの耳?に。
よく見ると、葉が2枚ではなく3枚。
(さらに、ゴーイン?)
それから、オカメザサ(イネ科)です。


▲雪から出たオカメザサのの葉
同じく、ウサギの耳?に。
オカメザサの葉でも、こちらは・・・

▲雪から出たオカメザサの葉
なんとなくキツネの顔に見えませんか?
これらの植物は、枝への葉の付き方が
どれも枝先に輪っかのようにやや集まって
斜め上方に付いています。
したがって、雪から(そのうちの2つの)
葉が出ているときに ウサギの耳のように?
見えるのでした。
それそれの植物の枝先に、数枚
付いている葉の写真は次のようです。



▲枝への葉の付き方 例
(上から、ヒラドツツジ、
サツキ、オカメザサ)
<おまけ>
断面が丸い手すり(やや細目)に
積もった雪です。
手すりの上に一直線に積もった雪が
徐々に解けて、部分的に移動したため、
(その雪が)手すりにまとわりつく
「白いヘビ」に見えませんか?
(ゴーイング マイ ウェイ!)

▲手すりに巻き付いたように見える雪
皆さんも 周辺の環境で生きものの観察を
してみませんか。
研究員 小舘
本年も どうぞ よろしくお願いいたします
月の第1日曜日は「ひとはくKidsサンデー」です。
Kidsサンデーの
1月5日の朝、博物館がある深田公園の
芝生広場では、霜が降りていました。
午前9時30分ごろ 降りた霜がまだ残って
いるところもありました(ちなみに 三田での
日最低気温は-5.8 ℃(7時30分ごろ)、
日最高気温は 8.9℃(13時10分ごろ)でした)。
※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

▲木の陰の部分で残っている霜(右下)
オカメザサ(イネ科)や
色々な種類の落ち葉にも
霜が残っていました。

▲霜が降りたオカメザサの葉

▲霜が降りた色々な種類の落ち葉
空を見ると、雲はうっすらありますが、
晴れていて風も吹いていませんでした。
高い木の枝に凧が複数 引っかかって
いました。


▲木に引っかかった凧
風が吹くと、この目玉の模様が
ユラユラして、これを見たカラス類は
びっくりする?かもしれません。
1月の 主なプログラム の ようす の報告で~す。
<コレクショナリウムでは・・・>
今回は2つのテーマで『ナンデナン?』が
行われました。
まず、1つ目の、
■コレクショナリウムで行われた
「冬の枝の観察をしよう
ー葉を落とすのナンデナン?」
のようすは・・・
ワークルームで実施された
『ナンデナン?』は、植物の枝
(冬芽など)をルーぺなどで
観察したようですよ。



▲『葉を落とすのナンデナン?』のようす
2つ目の、
■コレクショナリウムで行われた
「指の数ちがうのナンデナン?」
のようすは・・・
つづいて、ワークルームで実施された
『ナンデナン?』は、自分の手の骨
を描いたりして、ヒトや他の動物の
指の数の観察をしたようですよ。



▲『指の数ちがうのナンデナン?』のようす
今回の『ナンデナン?』は
解決しましたか?
また新たな『ナンデナン?』が
生まれましたか?
<本館内では・・・>
■フロアスタッフによる
『ワークショップ「ひとはく缶バッジづくり」』
のようすは・・・


▲『缶バッジづくり』のようす
バッジを自慢げに見せてくれたり、
さっそく、服に付けている人も
いましたよ。


▲できた缶バッジと一緒にハイポーズ!
みなさん素敵なバッジができていました。
■エコロコおやこ『まつぼっくりで
けん玉をつくろう!』の ようすは・・・
親子で つくってくれています。





▲親子でつくっているようす
さっそく、遊んでくれています。


▲けん玉にチャレンジ
それぞれのようすを写真に撮らせて
もらったのですが、
そのほか、旗の前でポーズを
とってくれたり・・・

▲旗の前でハイポーズ!
マツボックリの展示の前で
写真を家族の人に撮られて
いるところを
横から撮らせて もらったり・・・

▲記念撮影中のところをパチリ!
次の写真の男の子たちは、紙コップの
縁の部分に、マツボックリのヒダの
部分(種鱗(しゅりん)という)を
バランスよく引っかける技?を
すぐに習得し実践してくれましたよ
(写真には写っていませんが、この
子たち のお父さんの方が先に成功
していました)。

▲技?を成功させてハイポーズ!!
女の子で、逆さにした紙コップの
底の面にマツボックリを乗せた
直後の写真です。いい笑顔です。

▲底面にマツボックリを乗せた女の子
皆さん、おうちでも遊んでね!
フロアロアスタッフによる
『デジタル紙芝居』や『展示解説』も
実施されましたよ。
みなさん、楽しんでいただけましたか?
<おみくじ で 運だめし?>
フロアスタッフが
心を込めて作成した
「ひとはく おみくじ」は、
1月13日(月・祝日)まで
4階に設置されている予定です。
下記のブログも見てくださいネ!
こんにちは!フロアスタッフです♪~あけましておめでとうございます!~
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/01/post_3200/

▲ひとはく おみくじ2025
しかし、それまでに
無くなっていたら
ごめんなさい(お早めに!)。
次回のKidsサンデーは、2025年3月2日(日)です。

ご家族で、ひとはくへ お越しください。
Kidsサンデープロジェクト 小舘
暖かいお正月で幕を明けた2025年☆
お雑煮食べて、初詣に行って、楽しい時間をすごしましたか?
ひとはくは本日より開館です!
毎年恒例のひとはくおみくじ☆彡


何がでたかな?今年もハッピーな1年になりますように(^_^)/

今日は「ひとはく缶バッジづくり」をおこないましたよ
ていねいに色をぬりぬり・・・

できあがり!さっそくお洋服につけてくれているお友達もいました!


これからの予定は・・・(くわしくはタイトルをクリック!)
1/11(土)はかせと学ぼう!「化石を掘り出そう!」
1/12(日)・13(月・祝)ワークショップ「とっても簡単!化石のレプリカづくり」
ひとはくは2025/1/7(火)~1/13(月・祝)に開館したのち、
冬期メンテナンス休館に入ります(2025/1/14(火)~2/10(月))
休館前にぜひ遊びにきてくださいね!
フロアスタッフ一同