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2025年4月13日、NPO法人「命稲の稲」の皆様にご協力いただき、「稲作文化を体験しよう!~藁苞(わらづと)納豆つくり~」と題したセミナーを実施しました。

10組19名の方がご参加くださいました。

「命稲の稲」理事長の久山さんの田んぼで作られたお米の稲藁を使って、昔ながらの方法で納豆を作ります。

まず、稲藁を手で剝いて「わらすぐり」を行います。稲藁に触るのも初めてという方が多く、「なんだかお米の香りがするね」「けっこう固い」とそれぞれに感触を楽しまれていました。

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40本くらいの稲藁を選んだら、良い長さに切って、中心で折り、納豆になる大豆を入れる窪みを作ります。

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熱湯消毒をして、茹でた大豆をいれて保温します。

40度くらいを保って1昼夜保管すると納豆の出来上がり。
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今回は、久山さんの畑でとれた無農薬の大豆を準備していただきました。

保温バッグに携帯用カイロを入れ、タオルでくるみ、大切にお持ち帰りいただきました。今夜は抱いて寝ます!とおっしゃる方も。

みなさん、無事に納豆が出来上がったでしょうか?

 

◎担当した衛藤研究員より

現代農業では稲わらは多くは収穫の際に粉砕して漉き込まれ、次の肥やしとして使われます。そのため消費者が稲わらを目にすることも少なくなりましたが、かつてはさまざまな使い方がありました。部位ごとに名前がついていて、それぞれに適した用途もあったのです。食べるお米の部分とともに、稲わらの使い方も発展してきました。実際に触れることを通じて、現代的な文脈で新たな用途を考えたり、循環や価値について考えるきっかけになれば幸いです。

(研究補助スタッフ 黒河)

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