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2025年8月アーカイブ

地球上に生息している生き物は、約200万種といわれています。
その中の約4分の128%)が甲虫で、カブトムシやクワガタ、愛らしいテントウムシや輝くタマムシなども甲虫の仲間で、私たちにとって古くから親しまれている昆虫です。
今日のギャラリートークでは、この企画展を担当した山田研究員が、この企画展の展示を見ながら、甲虫の「すごい世界」を紹介しました。

IMG_5223.JPG IMG_5225.JPG

 

 

 

 

 

 

 


ひとはくに収蔵しているたくさんの標本の一部が、企画展で展示されています。
今回の展示は、「たくみなくらし」「多様なすみか」「見た目がすごい」「兵庫の甲虫」「珠玉の寄贈コレクション」など10のコーナーに分かれています。
一つ一つを説明していると、時間がいくらあっても足りませんね。

IMG_5229.JPG IMG_5230.JPG

 

 

 

 


甲虫は、硬い前ばねを持つことで、体全体が硬い外皮におおわれるようになっています。
そのことによって様々な環境に適応することができ、今の繁栄につながったと考えられています。

IMG_5233.JPG IMG_5234.JPG

 


とくに、「見た目がすごい」のところでは、「どうしてこの色?、この形?、このサイズ?」など、それらの理由の説明がありました。

また、ひとはくに寄贈いただいた標本が「珠玉の寄贈コレクション」として、展示してあります。
今後、入れ替えも計画されているようです。

 

今回のギャラリートークは、予定時間をオーバーして、熱い解説が続きました。
熱心にメモを取っている子どもたちもいましたね。
終了後も研究員に質問する姿が見られました。


この企画展は、令和8112日まで実施されています。

みなさま、ぜひ甲虫たちのすごい世界をご覧ください。

 

◎参加したみなさまのコメント

・たくさんのムシがいてすごかった。

・わからない虫の調べ方を教えてもらいました。

・今飼っている虫の飼育方法を尋ねました。自然の環境に近いことが必要だとわかりました。

・展示にある「まめ知識」がおもしろかった。

・先生の話が楽しかった。

yamada_circle.png

 

◎山田主任研究員より

最後まで熱心に聞いていただきありがとうございました。
会期終了までまだまだ長いので、あと何回か展示解説を行いたいと思います。

(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)


本日8/17(日)ははかせと学ぼう!「妖怪盆おどり!」を行いました。
今年もこの季節がやってまいりました(^^♪ 

 
妖怪はかせ☆大平研究員の妖怪〇×クイズからスタート!
いくつ正解できたかな?

sDSC01444.jpg

カッパ天狗キツネのお面をつくります。おもしろいお面、かわいいお面、みんな上手です♪

sDSC01450.jpg 
sDSC01449.jpg

はかせに振り付けを教えてもらって、一生懸命つくったお面をつけて、
おとうさんもおかあさんも一緒に盆踊り!楽しいね(^^♪
大平研究員&すぎカッパさん!ありがとうございました~♪

sDSC01460.jpg

最後はみんなでいっしょに記念撮影です!
ご参加いただいたみなさんありがとうございました。

sDSC01464.jpg









来週8/23(土)のフロアスタッフと遊ぼう♪は「ひまわりペーパークイリング」です。
ぜひ、ひとはくへお越しください☆

フロアスタッフ一同

ザクロの身体計測

2025年8月14日
ひとはくに隣接する深田公園には、
いろいろな木が植えられています。


ザクロ(ミソハギ科)の果実が
大きくなってきましたよ。
表面の色が だんだん赤みを
帯びてきました。

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

250807 zakuro no wakai  kajitsu s-IMG_6998copy.jpg











▲大きくなってきたザクロの若い果実
(2025年8月7日撮影)


このザクロの木について身体計測
(様々な部位を測定)をしてみました。

地面から高さ1.3mの高さで幹の直径を
測ります。これを胸高直径(DBH;cm)と
いいます。また幹の高さ(H;m)も
測ります。

このザクロの木は、
幹3本が同じ株から出ていますので、
それぞれ別々(幹の太いものから順に
①、②、③と呼ぶ)に測ります。

それから、それぞれの幹の枝に
ついている若い果実の数も
数えます。

250807 zakuro no kabudachi 3hon s-IMG_7000.jpg











▲ザクロの3本(中央)の幹
(2025年8月7日撮影)



250807 zakuro no DBH s-IMG_6978.jpg










▲幹の太さ(DBH)を測定
している様子
(2025年8月7日撮影)


<測定結果>

 胸高直径  高さ   果実数
 (DBH;cm)(H;m)
 3.5   3.1    12
②  3.0   2.5    1
③  1.5     2.9      3

3つの幹についていた果実の
数の合計は、16個でした
(2025年8月7日時)。

これらの果実の中で、最も
大きかったものの球形部分の
直径は、約6㎝でした。また、
宿存しているガク片の長さ
約2.5㎝でした。


ザクロのその他の特徴として・・・、

本年の枝は、四陵がある(断面が四角っぽい)。

250808 zakuro no honnnenn no eda  s-IMGP0059.jpg









▲今年の枝先(2025年8月8日撮影)



短い枝のことを短枝(たんし)と
いいます。ザクロの短枝は針状と
なります。

250808 zakuro no tannshi ha toge s-IMG_7116.jpg










▲針みたいな短枝(2025年8月8日撮影)


今日は果実が1個も落ちていませんでした
(落ちがありません?)。

果実はだんだん大きく重くなり
枝が曲がって、下方へたれて
きています。

250813 zakuro no wakai kajitu s-IMG_8757.jpg










▲果実の重みで? 枝が
たれてきているザクロ
(2025年8月13日撮影)

ここで一句、

実(みの)るほど
頭(こうべ)をたれる
石榴(ザクロ)かな

作者不明(アレンジ?kodate)


果実が熟するのが楽しみです。

皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。


よかったら、
ザクロについての関連ブログ
(下記)も見てください。

3~1本 たりないよー
2025年8月11日
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/08/31/


              研究員 小舘

博物館に展示してある標本は、基本的にはさわることができません。
自然史博物館において、さわることのできる標本があるところはそれほど多くはないのです。

今回のセミナーでは、大阪府立千里高等学校のみなさんに、プラスティックの中に標本を閉じ込めて作成する「封入標本の作り方」のセミナーを受講いただきました。

封入標本は、手に取ってさわることができることで、生き物をより身近に、しっかり観察することができます。

まずは、容器に不飽和ポリエステル樹脂の溶液を半分くらい入れます。
IMG_5180圧.JPG


 

 

 

 





固まるのに時間がかかるので、大セミナー室で、封入標本の必要性、使われる樹脂の種類や、その分子構造、用途など基本的なことを学びました。
そして、実際の標本を見て、作成方法を学びました。

 

IMG_5183.JPG IMG_5185.JPG

 

 

 

 

昼休みを挟んで、封入するものを選びます。
公園で花や虫を取ってきた生徒もいましたね。
ただし、封入には完全に乾燥することが必要なため、シリカゲルに埋めてレンチンで乾燥などの手間が必要です。
今回は、中に入れるものを博物館でいくつかサンプルを準備しました。

固まった一層目の上に、標本となる虫や花、魚を置きます。
樹脂をかけて、標本を固定、そして、3層目、全体が樹脂で覆われるように、かけて仕上げます。
乾くまで時間がかかるので、今日はここまでとなりました。

 

IMG_5194.JPG IMG_5201.JPG

 

 

 

 

 生徒たちの手元に、まもなく世界に一つだけの「封入標本」が届くでしょう。


◎参加した生徒の感想など

・セミナーが楽しかった。

・このような経験はしたことがなかったので、とてもおもしろかった。

・樹脂や研磨の技術など、あらためて日本の技術力の高さ知ることができました。

・ひとはくの展示がすごかった。

・虫が好きなので、実際にたくさんの標本を見ることができてよかった。

 

◎三橋主任研究員より

mitsuhashi_circle.png

一見すると生物の授業のように思えますが、実は化学、物理、美術、社会などと繋がっています。
日本の産業や工業技術のことは、なかなか高校では習わないので、普段の教科学習が実は社会と
繋がっていることに気づいてもらえて良かったです。


(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)

ひとはくに隣接する深田公園の
緑道沿いには、並木のように
ケヤキ(ニレ科)が
植えられています。

クリックすると、写真が
拡大するものがあります。

s-250812 keyaki no namikimichi IMG_8307.jpg










▲緑道沿いのケヤキの高木
(2025年8月12日撮影)

ケヤキの幹に、この時期、
クマゼミ(セミ科)や
アブラゼミ(セミ科)が
よく止まっています。

それらのセミ類は、口吻
(こうふん:ストローの
ような口)で樹液を
吸っています。

s-250812 aburazemi ga  jyueki wo sutte iru IMG_8602copy.jpg











▲ケヤキの幹に口吻を刺し込んで
樹液を吸っているアブラゼミ


s-250812 kumazemi ga  jyueki wo sutte iru IMG_8578copy.jpg











▲ケヤキの幹に口吻を刺し込んで
樹液を吸っているクマゼミ(♂)


8月12日の昼に、ケヤキの
細い枝に止まっていた
クマゼミを見つけました
(細い枝だったので気に
なりました)。

よく見ると、口吻は枝に
刺さっていません。

樹液を吸っていないのに
そこに留まっていました。

s-250812 kumazemi ga tamago  wo unnde iru IMG_8551copy1.jpgs-250812 kumazemi ga tamago  wo unnde iru IMG_8564.jpg











▲ケヤキの細い枝に
止まっていたクマゼミ



クマゼミが止まっている枝を
(横から)よく見ると、規則正しく
2~3㎜ほどの長さ(幅は約1.5mm)
で樹皮が(複数が並んで)
めくれているようです。

そのめくれた樹皮(一番新しいもの)
の中に、クマゼミの腹の下方部から
でている黒っぽい棒状のものが
刺さっています。

s-250812 kumazemi ga tamago  wo unnde iru IMG_8551copy2.jpg











▲クマゼミの腹の下方部から
でている黒っぽい棒状のもの

どうやら、このクマゼミは、
メスで、産卵をしていた
ようです(黒っぽい棒状の
ものが産卵管)。
ケヤキの細い枝の樹皮を
産卵管でめくって卵を
産みつけるているのです。

クマゼミが産卵した枝の
太さや、産卵箇所の数などを
測定してみました(ちなみに、
このケヤキの枝は、枯れて
いました)。

s-250812 kumazemi ga tamago wo unnda keyaki no shinda eda (5 mm)IMGP0092copy.jpg











▲クマゼミが産卵した
ケヤキの枯れた細い枝
(ものさしの1目盛りが0.1㎝)

太さ(直径)は 約 0.5cmでした。

産卵箇所(樹皮がめくれている
ところ)は、(真正面から見ると)
規則正しくほぼ二列に?
並んでいます。

つまり、(二列になるように?)
順番に(左右に)ずらしながら
産卵しているように見えます。

連続して産卵している箇所の
範囲(枝の長さ)と、
その範囲内の産卵箇所数も
調べてみました。

s-250812  kumazemi ga sannrann sita keyaki no kareta eda   IMGP0097copy.jpg











▲クマゼミが産卵管を刺していた
跡(二列に並んだ?複数の産卵箇所)

上記の写真では、
枝の長さが約 3㎝の範囲に、
産卵箇所が 9つありました。

また、同じ枝の少し離れた
ところでは、枝の長さが
約 2㎝の範囲に産卵箇所が
6つ ありました(同じ個体が
産卵したもの)。

クマゼミが産卵している
ところを運よく見ること
ができました。


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。


よかったら、関連ブログ
(下記)も見てください。

マルマルアナアナ
2025年8月10日
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/08/post_3309/

ミンミンアリアリ
2025年8月 8日
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/08/post_3308/

綱渡りしているの、だぁ~れだ
2025年7月21日
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/07/post_3302/




              研究員 小舘

3~1本 たりないよー

2025年8月11日
ひとはくに隣接する深田公園には、
いろいろな木が植えられています。


ザクロ(ミソハギ科)の花は、
6月に入ってから咲きはじめました。

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

s-250608 zakuro no ha ga saite iru IMG_9766.jpg










▲花が咲いているザクロ
(2025年6月8日撮影)


その中で、ザクロの花のガクが
地面にいくつか落ちていました。

よく観察すると、ガク片の先の
部分が 分かれているのですが、
5つ、6つ、7つ など
いろいろなもの が ありました。

250618 zakurono hana ga ochiteiru s-IMGP9457.jpg









▲コンクリート上に落ちている
ザクロの花のガク部分や花ビラ
 (2025年6月8日撮影)


植物図鑑では「ガクは筒状で
上部は6裂」(ガク片は6つ)
と書かれています。


250620 zakuro no hana no hanabira ga ochita gaku s-IMGP0018.jpg










▲花ビラが落ちたザクロの花
 (2025年6月20日撮影)

確かにガクの先の方が6つに
分かれているものが多いの
ですが、中には、違うものも
見られました。

s-250612 zakuro no gaku no saki ga 5tsu, 6tsu, 7tsu ga aru IMGP9273.jpg








▲落ちたガク(ガク片の数が、
左から5つ、6つ、7つ)
(2025年6月12日撮影)


落ちたガク筒の先のガク片の数が
それぞれどれくらいの割合か
数えてみることにしました。

期間は、2025年6月の
17日から22日までの
6日間です。

対象は、深田公園に植えてある
ザクロの木(1個体)から
落ちている花(ガク部分)です。

拾ったガクは、計 115ケで、
1日ごとに拾った(落ちていた)
数は、1日あたり7ケ~33ケ
(平均 19ケ/1日)でした。


それぞれの花のガク片の数を
集計すると・・・

s-ザクロの落ちたガクのガク片数2025.jpg










▲落ちたガクによる、
それぞれのガク片の
数の割合


図鑑に書かれているように、
6つのガク片のものが 86%
最も多い多い割合でした。
つづいて、
7つのガク片のものが 8%
そのつぎが、
5つのガク片のもので 4%
最も少ない割合は
8つのガク片のもので 2% でした。


その後も若い果実が落ちてきましたが、
7月のものは、球形部分が膨らんで、
その形は「タコタコぼうず」?です。

s-250718 zakuro no wakai kajitsu IMGP0025copy.jpg











▲タコ類の形に似ている?
ザクロの若い果実
(2025年7月18日撮影)

海にいるマダコ(マダコ科)などの
タコ類の形に似ているとして、
タコ類の脚(本物のタコ類は腕)
の数が8本だとすると、3本~1本
足りないものが 98%ということに
なりますね~。



皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。


よかったら、
ザクロ(タコタコぼうず?)
についての関連ブログ(下記)も
見てください。

タコタコぼうず?タコぼうず?
2024年7月17日
https://www.hitohaku.jp/blog/2024/07/post_3117/





              研究員 小舘

マルマルアナアナ

2025年8月10日
ひとはくに隣接する深田公園の
緑道沿いには、ケヤキ(ニレ科)
が多く植えられています。

夏には、それらのケヤキの
幹や枝、葉などに、
たくさんのセミ類の抜け殻が
見られます(もちろん、他の
種類の植物にも 抜け殻は
あります)。

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

250808 keyaki no miki ni aru semi no nukegara s-IMG_7465.jpg250808 semi no nukegara ga keyaki no miki ni s-IMG_7069copy.jpg










▲ケヤキの幹や枝などにある
セミ類の抜け殻(2025年8月8日撮影)


あるケヤキの高木の根元に
いくつもの丸い穴が
開いていました。

ちなみに、このケヤキの高木は、
高さが約14m、地表から高さ1.3mの
幹直径(胸高直径(DBH)という)
が 47.1cmです。推定樹齢50~60年。


s-250808 keyaki no chikaku no semi no youcyuu ga chihou ni deta ana IMG_7064 copy.jpg











▲地表に開いた丸い穴
(2025年8月8日撮影)

それらの穴は、セミ類の幼虫が
土壌中から地表にでてくるときに
開けた穴のようです。

丸い穴の直径は、約 2㎝です。

このケヤキの高木の幹には、
毎年この時期に、たくさんの
セミ類の抜け殻が見られます。

また、その木の根元には、
たくさんの丸い穴が
見られます。

7月の上旬から、この高木の
ケヤキをときどき
観察していると・・・、

7月16日は、まだ地表の丸い穴は
見つけられず、幹にもセミ類の
抜け殻は見当たりませんでした。

s-250716 keyaki no kouboku no miki IMG_4224.jpgs-250716 keyaki no kouboku no sita IMG_4222 copy.jpg










▲高木のケヤキの幹と、幹近くの地表
(2025年7月16日撮影)


7月17日は雨が降りました
(三田市の日降水量52.5mm)。


その次の日の7月18日は、幹に
セミ類の抜け殻が 少なくとも 3ケ、
幹の近くの地表には 丸い穴が
少なくとも 3ケありました。

s-250718 keyaki no kouboku no sita IMG_4312 copy.jpgs-250718 keyaki no kouboku no sita no jimenn ni ana IMG_4321 copy.jpg










▲高木のケヤキの幹と、幹近くの地表
(2025年7月18日撮影)

さらに、7月20日には、幹に
セミ類の抜け殻が 7ケ以上、
幹の近くの地表には丸い穴が
7ケ以上ありました。

s-250720 keyaki no kouboku no miki ni semirui no nukegara IMG_4645 copy.jpgs-250720 keyaki no kouboku no shita no jimen IMG_4651 copy.jpg










▲高木のケヤキの幹と、幹近くの地表
(2025年7月20日撮影)

7月17日から8月6日まで 雨は降らず、
8月7日にようやく?
三田市で降雨(日降水量43.5mm)
がありました。

8月8日に、1m×1mの範囲で、
どれくらいの数の丸い穴が
開いているのか調べてみました。

調べる前に、落ち葉や太い落ち枝
などはできるだけ除きました。

s-250808 keyaki no chikaku no semi no youcyuu ga chihou ni deta ana s-IMG_7538.jpg









▲ケヤキの高木の近くで地表の
丸い穴を調べた1m×1mの枠

1m×1mの範囲で見られた
セミ類の幼虫が土壌中から
地表に出てきた丸い穴
(マルマルアナアナ)が
28 ケありました。

これって、多いのかな?
少ないのかな?



さて、山中式土壌硬度計
という土壌の硬さを調べる
装置で、地表から4㎝までの
硬さ(指標硬度;mm)を
調べてみました。


250808 yamanakasiki dojyoukoudokei s-IMG_7627.jpg










▲土壌の硬さ(指標硬度)を
測るための山中式土壌硬度計
(写真右側)

穴が少ない場所の指標硬度(mm)は、
最小から最大の値が、17~20mm、
10回の測定の平均値が 18.4mm

穴が多い場所の指標硬度(mm)は、
最小から最大の値が、13~17mm、
10回の測定の平均値が 14.9mm

この指標硬度の値が大きい方が
土壌がより硬いということ
になります。

セミ類の幼虫が土壌中から
地表に出てきた丸い穴が
少ないところの方が、
より硬いようです。

また周辺の森林土壌の表層の
指標硬度の値(15mm以下)と
比べると「穴が少ない場所」の
値はやや高い(土壌が硬い)
です。

皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。


よかったら、関連ブログ
(下記)も見てください。

ミンミンアリアリ
2025年8月 8日
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/08/post_3308/

綱渡りしているの、だぁ~れだ
2025年7月21日
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/07/post_3302/




              研究員 小舘
本日8月10日(日)も昨日に引続き、フロアスタッフとあそぼう「ひとはくクイズ大会」を開催しました。
あいにくの雨ふりでしたが、ひとはくにはたくさんのお客様が来てくださいました♪

フロアスタッフとあそぼう「ひとはくクイズ大会」は博物館の展示物の一部を映し出し、
何かをあててもらうクイズ!
「これなぁに?」さて、みんなわかるかな?

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今日もクイズ大会は大盛り上がり!正解した後の子供たちの「イェーイ!」という声に我々スタッフも楽しくなっちゃいました(^^)
おまけ問題も含めて全12問!全問正解したお友達もいました!

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皆さん、楽しんでくれましたか?たくさんのご参加ありがとうございました。
夏休み後半もたくさんのご来館をお待ちしています。

フロアスタッフ一同
いよいよお盆のシーズンが始まりました。
本日8月9日(土)と明日10日(日)のフロアスタッフとあそぼうはお待ちかね「ひとはくクイズ大会」

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今回はひとはくの標本を大きく画面に映し出して「これなぁに?」の掛け声で答える三択問題です。

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みなさんすごい集中力で画面に見入っています!!
正解の発表ごとに歓声があがる、大白熱の会場となりました。

明日もこの楽しひとはくクイズ大会、開催します。(クリック!)

あわせて、本日より4階ひとはくサロンでは、お盆企画「甲虫あつまれ★」が始まりました。

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ぬりえで自分のオリジナル甲虫を描いて、ひとはくサロンを甲虫でいっぱいにしよう!

みなさまのお越しをお待ちしています。

フロアスタッフ一同

 
 
 



(前号からの続き)

4 迫力ある大型展示

AMNH
のもう一つの魅力は、大型模型や骨格標本によるスケール感のある展示です。  
エントランスホールでは首長竜と肉食恐竜の骨格が来館者を迎え、海洋生物展示室には実物大のシロナガスクジラ模型が天井から吊り下げられています。  
これらは単なる"目を引く展示"にとどまらず、スケール感を通じて生物の生態や生きていた環境への理解を促します。

全体としてジオラマ展示がかなり多く、生態や行動、化石生物なら生前の姿など、来館者が観察する余地のある展示が魅力的であった。



8.png











**
写真8**:エントランスホールの恐竜骨格。
来館者の視線を一瞬で引き込む博物館の顔。 




9.png












**
写真9**:シロナガスクジラの実物大模型。
圧倒的な大きさが、海洋のスケールを体感させる。
これを室内に置けてしまう建物の規模がアメリカン。



10.png

 










**
写真10**:異型巻きアンモナイトのジオラマ。
個人的にぐっと来たジオラマの一つ。




5 博物館を「知の構造から楽しむ」



今回の訪問で強く感じたのは、「展示は情報の提供だけでなく、知の構造そのものを体験させることができる」ということです。
 
AMNH
の展示は、標本の背後にある分類体系、収集史、社会的文脈といった多層的な要素を空間に組み込み、来館者がその中を歩くことで"考えながら学ぶ"体験を生み出していました。

ひとはくを含め、博物館には膨大な標本と、それを整理するための分類や保存の体系があります。
次に博物館を訪れるときには、展示の背後にある「なぜこの並びなのか」「どんな物語が隠れているのか」という視点で見てみると、新しい発見や気づきがきっと生まれるはずです。  

ぜひ、自分だけの「展示の読み解き方」を探してみてください。



(文責)大崎遥花研究員
 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお知らせください。


アメリカ自然史博物館を訪れて  〜展示空間に組み込まれた知の構造〜

今年度着任した研究員の大崎です。
私はひとはくに来る前、2023年から約2年間、アメリカで研究をおこなっていました。
今回ご紹介するニューヨークの**アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History, AMNH)訪問は、
2025年6月に行ったものです。

ここでは博物館学的視点から、この世界屈指の博物館で得た刺激についてお伝えします。
アメリカでの研究活動の様子は別の記事で改めて紹介したいと思っていますのでお楽しみに。

1 空間化された分類体系

特に印象的だったのは、「生物多様性」展示室です。
貝類、昆虫、鳥類、爬虫類など、多岐にわたる分類群の標本が、壁一面に系統分類に沿って立体的に配置されていました。
これは単なる収蔵品の羅列ではなく、「収集活動と分類体系という"知の枠組み"そのものを可視化する試み」といえます。
このアプローチは、ひとはくの「コレクショナリウム」とも共鳴します。
実際、コレクショナリウムの展示は、このアメリカ自然史博物館の展示を参考にして作られたそうです。
AMNHの展示は、分類体系や収蔵物の並びそのものが一種の物語を形成する好例であり、標本展示の可能性を感じました。



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写真1:分類体系に沿って壁一面に並ぶ無脊椎動物と脊椎動物の標本



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写真2:鳥類・哺乳類の多様性を立体的に示す展示。
分類群間の距離感や関係性が一望できる構成。




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写真3:植物や小さな無脊椎動物も精密な模型が展示されている。




2 社会的文脈を組み込んだ自然史展示

AMNHの特徴のひとつは、自然史展示に社会的・歴史的視点を組み込んでいる点です。
たとえば「植民地時代のニューヨーク」のジオラマでは、展示横に「この場面には誰が"いない"のか?」という問いが掲げられ、展示の背景にある歴史的文脈や権力構造に光を当てています。
これは自然史展示が"自然"だけでなく、"人間社会が自然をどう見てきたか"をも対象にできることを示す好例です。



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写真4:歴史的ジオラマと解説パネル。
「誰がいないのか?」という問いが、来館者に批判的視点を促す。



3  昆虫と行動展示の充実

私はゴキブリの行動を研究しています。
ワクワクしながら昆虫ゾーンに向かうと、昆虫に関する展示も充実しており、行動生態や社会性を来館者が直感的に理解できる構成になっていました。
生きたハキリアリの巣をガラス越しに観察できる展示は、巣内構造や採餌行動がリアルタイムで見られ、特に教育的効果が高いと感じました。
また、ゴキブリや多様な節足動物を紹介する生体展示もあり、動物園的要素と博物館的要素を融合させる手法として参考になりました。
いつか私のゴキブリもひとはくに展示したいですね。



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写真5:ハキリアリの巣。切り取った葉を運び入れ、巣内でキノコ栽培を行う様子が観察できる。




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写真6:生きたゴキブリ展示。
生態や分布に関する簡潔な解説とあわせて展示されている。



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写真7:ゴキブリのアップ。
こちらはドミノローチ Therea olegrandjeani 。
来館者がじっくり観察できる距離で展示されている。

(次号へ続く)

(文責) 大崎遥花研究員
(この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)








ミンミンアリアリ

2025年8月 8日

ひとはくに隣接する深田公園には
様々な木が植えてあります。

8月8日の昼ごろ、深田公園で
ケヤキ(ニレ科)の高木の幹に
アブラゼミ(セミ科)がいる
と思って、カメラを向けると、
近くにミンミンゼミ(セミ科)
も いました。

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

s-250808(0 min. ) aburazemi to  minnminnzemi ga keyaki no miki ni iru s-IMG_7401.jpg










▲ケヤキの幹に止まっている
アブラゼミ(写真中央下)と
ミンミンゼミ(写真やや右上。
地表から45㎝くらいの高さの幹上に)


ちなみに、このケヤキの高木は、
高さが約12m、地表から高さ1.3mの
幹直径(胸高直径(DBH)という)
が 36.6cmです。推定樹齢50~60年。

s-250808 keyaki no kouboku (H yaku 12m ,DBH36.6cm )s-IMG_7671.jpg




















▲ケヤキの高木

ミンミンゼミの方に近づいて
写真を2~3枚撮ったところで、
ミンミンゼミは すぐに飛んで
行ってしまいました(ちなみに
アブラゼミは、そのままです)。


s-250808 minnminnzami ga keyaki no miki ni tomatteiru s-IMG_7399copy.jpg











▲飛んで行ってしまったミンミンゼミ


ミンミンゼミが ケヤキの幹に
ストローみたいな口である、
口吻(こうふん)を刺していた
場所から、ジワ~と
透明な樹液がでてきました。

その後すぐに、アリ類が
近づいてきてきました。

1分以内に4~6 匹。

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▲樹液が出だして 1分以内の状態


1~2分経つと、アリ類は 12匹に。

s-250808 (1 min. )keyaki no jyueki ni ari(12ari) IMG_7419copy.jpg











▲樹液が出だして 1~2分の状態


7分以上経つと、樹液も垂れてきて
面積が広がり、アリ類は 27匹に
なっていました。

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s-250808 (7 min. )keyaki no jyueki ni ari(27ari) s-IMG_7500.jpg










▲樹液が出だして約7分の状態
(地表に近いところの幹にいる
のはアブラゼミ。黒っぽい斑に
見えるのが集合したアリ類)



もう、アリあり状態(ミンミンから
アリアリ)です。

どうやら、このケヤキの高木に、
他にも、アブラゼミやクマゼミ
(セミ科)などのセミ類が
同様に樹液を吸っていたようです。

それらが飛び去った後、
アリ類が集まった場所が、
さきほどのミンミンゼミが
いた場所の近くに
いくつか見られました。

s-250808(0 min. ) keyaki no miki ni ari ga iru s-IMG_7431.jpg











▲ケヤキの幹にアリ類が集まって、
いくつかの黒っぽい斑に見える状態

だから、アリ類が新しく樹液が
出だした場所にすぐに来れた
のだと思われます。

セミ類がケヤキの幹に穴を開けて
樹液を出してくれるのは、
アリ類にとっては「アリがたい」
ことなのでしょう。

皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。



よかったら、過去の関連ブログ
(下記)も見てください。

セミ・ツリー
2024年8月 8日
https://www.hitohaku.jp/blog/2024/08/post_3130/

喫茶ケヤキのお客さん
2024年8月 8日
https://www.hitohaku.jp/blog/2024/08/post_3129/

C. C. ゼミ
2024年8月24日
https://www.hitohaku.jp/blog/2024/08/c_c/



              研究員 小舘

月の第1日曜日は、ひとはく
Kidsサンデーです。

夏です。8月3日は、7月からのつづきで
たいへん暑い日でした(三田での
最低気温23.2℃、最高気温36.9℃)。


ひとはくの周辺では、ムクゲ(アオイ科)
の花が咲いています(日当たりがよい
個体の葉は、やや黄色っぽくなっています)。

250805 mukuge no hana s-IMG_6687.jpg









▲ムクゲの花


また、クマゼミ(セミ科)が
ケヤキ(ニレ科)の幹に
たくさん止まっています。

250805 kumazemi ga keyaki no miki ni tomatteiru  s-IMG_6683.jpg










▲ケヤキの幹に止まっている
クマゼミたち




8月の 主なプログラム の ようす の報告で~す。


<コレクショナリウムでは・・・>

「葉っぱの香りを楽しもう
  -匂うのナンデナン?」は・・・

『葉っぱの香りは植物の種類に
よって違うのかな?
どんな匂いがするのかな?』

ということで、いろんな種類の
植物の葉っぱの香りを試して
もらったようです。

ごめんなさい。写真が撮れていません。

参加してくれた皆さん、
今回のナンデナン?は
解決しましたか?そして、
新しいナンデナン?は
生まれましたか?


■「エコロコおやこ『いろんな葉っぱと
お水であそぼ♪』」のようすは・・・

コレクショナリウムの外(軒下)では、
葉っぱとお水を使って、
いろんな不思議で楽しげで、涼しげな
ことをやっていたようですよ。

250803 happa to mizu asobi s-IMG_6393.jpg










▲コレクショナリウムの外のようす


250803 happa to mizu asobi s-IMG_6436copy.jpg250803 happa to mizu asobi s-IMG_6417copy.jpg











▲葉っぱと お水で、あそんでいるところ


暑い中の水あそび、皆さん夢中でした。
たのしかったですか?


■「風に乗って飛ぶタネの模型をつくろう」
のようすは・・・

コレクショナリウムのワークルームでは、
フタバガキ(フタバガキ科)やニワウルシ
(ニガキ科)などのタネの模型をつくって
飛ばしたようですよ。

250803 tane no mokei wo tukurou s-IMG_5767.jpg











▲研究員の説明を聞いているところ


皆さん、うまく できましたか?



<本館内では・・・>


本館2階では、ただいま
企画展『甲虫展 - ひとはくコレクション
のビートルズ- 』
開催中です。

8月3日には、「カブト・クワガタを
さわってみよう!」が開催されましたよ。

250803 koucyuutenn s-IMG_5773.jpg










▲「カブト・クワガタをさわって
みよう!」のようす

皆さんも 企画展 見に来てネ!


■「エコロコおやこ『葉っぱぐるぐる を
つくってあそぼう!』」の ようすは・・・

木の葉っぱでつくるオモチャ
「葉っぱぐるぐる」をつくって
あそんで くれました!


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▲「葉っぱぐるぐる」で
あそんでいるところ

どうですか、
うまく回りましたか?


■博物館実習生による
「タネの模型をつくって飛ばそう!」
のようすは・・・

博物館実習生(大学生)による
プログラムです。

下記のブログを見てください。

8月のKidsサンデー(2025)で博物館実習生がプログラムを実施しました!
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/08/8_kids2025/


■「花ぬりえ」のようすは・・・

ジーンファームで育てている植物の
花を見ながら、ぬりえをした
ようですよ。

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▲丁寧に塗ってくれているようす


250803 hana nurie s-IMG_6529copy.jpg











▲笑顔で見守る研究員


みなさん、うまくできましたか?


■人と自然の会の皆さんによる
「おはなしシアター」は・・・

始まる前の練習風景のようすを
無理を言って、撮影させて
もらいました(ありがとう
ございました)。

250803 ohanashi siata- rensyuu  s-IMG_6484.jpg










▲今日のおはなしの練習風景


アースシアターで参加した皆さん
どうでしたか?


■研究員とフロアスタッフによる
「はかせと学ぼう!『立体魚拓に
チャレンジ!』」のようすは・・・

もうすぐ始まりますよ~

250803 gyotaku  s-IMG_6502.jpg










▲始まる直前の参加者のようす


下記のブログがありますので、
こちらをご覧ください。

こんにちは!フロアスタッフです♪
~はかせと学ぼう!「立体魚拓にチャレンジ!」~
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/08/post_3307/


フロアスタッフによる
『デジタル紙芝居』や『展示解説』
も 実施されましたよ。


次回のKidsサンデーは、2025年9月7日(日)です。

250803 Kids sanday s-IMG_6548copy.jpg











ご家族で、ひとはくへ お越しください。

         Kidsサンデープロジェクト 小舘

8月Kidsサンデー
博物館実習生(大学生)が
タネの模型をつくって飛ばそう!
のプログラムを実施してくれましたよ。


実は、この2日前(8月1日(金))に
一度このプログラムを実施していました。

その様子は、下記の記事をご覧ください。

博物館実習(2025)の実習生がプログラムを実施しました!
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/08/2025/

その日の反省を踏まえて、
練習に練習を重ねて?
8月3日の本番を むかえました。



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▲プログラムを実施しているようす


当日の準備から運営(受付、模型の
作り方の説明、模型を飛ばす、植物
の補助資料で解説など)は
すべて実習生が行いました。

参加いただいた皆さん、
博物館実習生のプログラムは、
いかがだったでしょうか?


博物館実習生の皆さん、本当に
お疲れ様でした!

             研究員 小舘
8月3日のはかせと学ぼう!は「立体魚拓にチャレンジ!」をおこないました!!

水のいきものはかせの三橋研究員に立体魚拓の作り方をおしえてもらい、型をとりたい魚をえらんでスタート!
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まず、歯医者さんで歯の形をとるときに使われるアルギン酸で型をとります。
うまく固めるには粉の量が重要です!ピッタリになるようにはかりました♪
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はかった石こうと水をまぜて、型に流し入れ1時間待つと完成!
いろいろな種類の魚拓ができました!!よく乾かしたら、絵の具でぬってみてね♪
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ご参加ありがとうございました♪
次回の、はかせと学ぼう!は「妖怪盆踊り」です。

フロアスタッフ一同
8月2日(土)のフロアスタッフとあそぼうは甲虫万華鏡づくりでした♪

ただいま2階展示室では甲虫展ーひとはくコレクションのビートルズーが始まっています♪
今日は、そんな甲虫をテーマにした万華鏡を作りました!!

まずは甲虫クイズをして、甲虫について少し知ってみよう!
DSC01356.jpg
そしていよいよ万華鏡づくり!
紙コップを合わせて、分光シートを貼って作る万華鏡だよ!
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光に当てて見てみよう☆
キラキラ☆彡キレイだね(*^-^*)
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最後の仕上げは甲虫4種♪
ナミハンミョウ・ニシキカワリタマムシ・タイタンオオウスバカミキリ・ヘラクレスオオカブトに
色を塗って完成!!

DSC01368.jpg
カラフルな甲虫万華鏡ができましたね♪

ぜひ、本館2階展示室の甲虫展(←ここをクリック)で今日作った甲虫探して見てね(*^-^*)

ご参加ありがとうございました!

フロアスタッフ
ひとはくでは、夏期に「博物館実習」として
大学生の受け入れをしています。

いくつかのグループで、それぞれ実習を行う
のですが、そのうちの1つの
「自然素材を使った親子向けプログラムの
企画・実施に関する実習」のグループの
実習生の皆さんが8月1日(金)の午後に、
オープンセミナーを実施しました。


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▲様々な準備をしている様子


この日までの活動を活かしての実施となり
ます。

当日の会場準備では、フロアスタッフも
手伝ってくれました。

オープンセミナーのタイトルは、
「タネの模型をつくって飛ばそう!」です。

フロアスタッフにレクチャーを受け
館内放送にもチャレンジ。

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▲ フロアスタッフのレクチャーを
 受けている様子


館内放送の効果もあって、
たくさんの来館者が参加してくれました。

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▲プログラムを実施している様子
(受付、作り方の説明、模型を飛ばす、
補助資料で解説など)

参加いただいた皆さん、
博物館実習生のオープンセミナーは、
いかがだったでしょうか?

博物館実習生の皆さん、お疲れ様でした!



同じプログラムを8月3日(日)の
「ひとはくKidsサンデー」でも
実施します(10時30分~12時まで)。

皆さん、来てくださいネ!

             研究員 小舘
 SSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業は、文部科学省が将来の国際的な科学技術人材の育成を図り、理数系教育に重点を置いた研究開発を行うため、2002年度から実施しているものです。
 2025年度、兵庫県内 SSH(スーパーサイエンスハイスクール)16校が指定され、「兵庫『咲いテク(Science & Technology)』事業」として連携しながら、それぞれの高校が特色ある教育を展開しています。人と自然の博物館では、その教育活動を支援するため、館内での見学や実習のほか、各学校へ出向いての講演や講義、評価や助言などを行っています。
 夏休みのこの時期、ひとはくではそれぞれの学校の特色ある課題研究のポスターを掲示しました。高校生の取り組みをご覧ください。

展示概要

  • 場所:人と自然の博物館 本館3階ひとはくギャラリー
  • 期間:令和7年8月2日(土)~9月23日(火・祝)
  • 内容:兵庫県下SSH指定校の課題研究ポスター(1校ごとに1点)

兵庫県内のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校(2025年度)

  

兵庫県立神戸高等学校
兵庫県立長田高等学校
兵庫県立尼崎小田高等学校
兵庫県立宝塚北高等学校
兵庫県立三田祥雲館高等学校
兵庫県立加古川東高等学校
兵庫県立小野高等学校
兵庫県立明石北高等学校

兵庫県立姫路東高等学校
兵庫県立姫路西高等学校
兵庫県立龍野高等学校
兵庫県立豊岡高等学校
神戸大学附属中等教育学校
神戸市立六甲アイランド高等学校
西宮市立西宮高等学校
親和女子高等学校


(生涯学習課)

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