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2025年4月アーカイブ

ついに!ゴールデンウィークがスタートしましたね!
今年は飛び石連休ですが、お天気が良い日が多そうです(^-^)
山へ!海へ!大阪・関西万博へ!
おでかけする方も多いのではないでしょうか?

ひとはくサロンではただいま、
ゴールデンウィーク特別企画「古新聞で大きな木をつくろう!」
をおこなっています

古新聞をくるくる巻いて、
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葉っぱには色をぬりぬり、
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古新聞が大きな木に大変身!
葉っぱもつりさげるよー!
捨ててしまう古新聞がうまれかわったね
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こんな風に、いらなくなったものに工夫とアイデアを加えて、ステキな何かを作る「アップサイクル」を紹介する
企画展をおこなっています
「価値の手直し展」~アップサイクルから見つめるモノと人の豊かな関係~←くわしくはタイトルをクリック☆
2025/2/15(土)~5/31(土)
アップサイクルを楽しく学ぶことができます!ぜひ見に来てくださいね!

フロアスタッフのイベントは他にも・・・
3日(土)~5日(月) ワークショップ「とっても簡単!化石のレプリカづくり」
6日(火)ひとはく〇×クイズ大会

そして4日(日)はキッズサンデー!
イベントもりだくさんですよ!

どこに行こうか迷ったら、ひとはくへレッツゴー!(^O^)/
みなさまのお越しをお待ちしております♪

フロアスタッフ一同
ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えられています。


4月下旬にヒラドツツジ(ツツジ科)の
花が咲き始めました。

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

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▲4階入り口近くのヒラドツツジの植え込み


ヒラドツツジの花は、花ビラやおしべ、
ガク片の数などが、5の倍数であると
下記のブログでお伝えしました。

よかったら、下記のブログを
見てください。
咲いた、咲いた、●●●●●●の花が!(その3)
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/04/post_3269/

ヒラドツツジのたくさんの花を
観察していると・・・、


こんな花がありましたよ。
開いている花びらの数が・・・

えっ! 5枚 じゃなくて
6枚 じゃないですか!!!!!!


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▲ちょっと変わったヒラドツツジの花


また、同じ花をさらに、
よく観察すると、
中心部から縦長に
丸まった感じになった
花ビラ2つ(2枚)が
ありますよ。

写真では わかりにくいかも
知れませんが、
おしべの数を数えると
7本です。



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▲ちょっと変わったヒラドツツジの花
(少し角度を変えて撮影)

つまり、開いた花ビラ6枚の
うちの1枚(1つ)と、
丸まった感じになった
花ビラ2枚(2つ)を引いた
7本(=10本ー3つ(3本分))なのです。

花ビラの色が異なる花でも、
開いた花ビラは 5枚なのですが、
丸まった花ビラが1つ(1枚)
あるものも ありました。

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▲ちょっと変わったヒラドツツジの
淡いピンク色の花

上記の花のおしべの数は 9本です。
つまり、おしべの1本が丸まった
花ビラに変わっているようです。

花ビラの数が増えるのは、
おしべが花ビラの形に
変化していたようです。

ツツジ類を見つけたら、花ビラの数や
おしべの数などを 数えてみましょう。


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

             研究員 小舘

「先生! お庭でむしつかまえたよ!」

「おうちでつかまえたのを持ってきました!」

「先生、このむし知ってる?」

 

先生のみなさん、虫を持ってきて笑顔で話す子どもたちに対応できますか?

 

「私、虫苦手なの...」

そんな先生たちのために、今回のセミナーを企画しました。

今日 セミナーが行われる部屋には、様々なグッズが置かれています。

これだけでも興味津々! どう使うのかな?

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虫は生きています。当然動くし、虫も生きるために衣食住があります。
虫が自分の身を守ることや、自分の子どもを守る行動をとります。
虫の特性を知ることで、上手に捕まえ、さわることができます。
動く虫に、子どもたちは関心を示します。
手に取って見ることは、貴重な体験となりますね。

 

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つかまえ方、育て方、危険な虫への対処・・・先生対象の研修会で蓄積した頻出質問と回答を一気に公開、目から鱗の基礎知識、ノウハウ、機材等についての解説ののち、野外で実習を行いました。


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 深田公園にいる虫をさがしながら、捕まえて先ほど学んだことを実践です。

 先生方、頑張ってます。上手に取れましたね。

 

 虫かごに入れて持ち帰った虫たちを拡大鏡で見てみましょう。



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虫が苦手な子どもたちも、チャック袋に入れれば虫メガネでも観察できます。じっくり観察できますね。
子どもの年代に応じて、できる活動も広がります。

 

虫の扱い方を体得して子どもたちの関心に応え、保育・教育の幅を拡げてほしいと思います。
虫が苦手な先生もこれで安心ですね!



 

◎参加してくれたみなさまの感想など

・セミナーガイドで、このセミナーを知りました。虫が苦手なので、とても役に立ちました。

・先日エコロコで保育園を訪問していただき、このセミナーを勧めていただきました。

とても楽しくできました。

・100均でそろうグッズやペットボトルでできるバッターゲッター、参考になりました。

・危険な虫もいるので回避する方法が知れてよかったです。




◎八木研究グループリーダーより

得体の知れない虫も、私たちと同じ動物なので、行動原理は同じようなものです。

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今日の体験や知識を日頃の保育、教育に生かしていただければ幸いです。


(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)

4月27日(日)は宝塚市のソリオ宝塚でひとはくキャラバンの開催日でした!

今回のキャラバンはソリオ宝塚名店会のイベント「エンジョイGW!」の企画のひとつです。

ショッピングモール内の広場(GFメインプラザ)のステージ上に設営したので、そこまで入れないゆめはくは
阪急宝塚駅前で客引き係です。

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▲駅前で堂々のゆめはく

エントランスホールから出張のティラノサウルスの頭骨レプリカ、恒例のむしむしみっけ、
生きた虫たち(クワガタ、ダンゴムシなど)、アンモナイト、大きな貝殻など展示しました。

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▲正面にはティラノサウルス

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▲むしむしみっけに挑戦!

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▲生き虫コーナーも大盛況

人通りの多い場所だったこともあり、参加者はなんと約2500人!
家族連れの方や劇場帰りの方までいろいろな方にお越しいただきとても楽しいイベントになりました。

次回のキャラバンもお楽しみに!

(地域連携推進室 坂本)

ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えられています。


4月下旬にヒラドツツジ(ツツジ科)の
花が咲き始めました。


濃いピンク色や淡いピンク色、白色など
様々な色の花ビラがあります。



画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

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▲4月下旬に咲き始めたヒラドツツジの花


ところで、ヒラドツツジの花ビラは、
横方向から見るとラッパのような形を
しています。

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▲横方向からみたヒラドツツジの花


その花の先の方はいくつか、
に分かれています。



さて、いくつに分かれているの
でしょうか?
数えてみてください。

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▲前方向から見たヒラドツツジの花


そうです。 5つ(5枚)ですね!

では、花の中心部から棒状のものが
出ていますが、何本出ていますか?
数えてみてください。

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▲前方向から見たヒラドツツジの花

どうですか?何本でしょうか?

上記の写真に、数えやすいように
〇印をつけてみました。

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▲棒状のものの先に〇印をつけたもの


そうです。11本ですね。

より中心部から出ている、
他のものよりも太くて長くて、
先の形が少し違うもの
1本を除くと10本です。

その他のものと違うものが
「めしべ」です(黄色の)。
他の10本は「おしべ」です。

この10本の「おしべ」は、
(微妙なもの もありますが、)
長めのものが5本(濃い青色の)、
短めのものが5本(淡い青色の
あります。

「おしべ」のそれぞれの先には米俵
のような形の、花粉が入っている
葯(やく)が2つずつあります。

そのそれぞれの先に穴があいていて、そこから
花粉がでてきます。

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▲「おしべ」の先の葯



一方、「めしべ」の先の柱頭(ちゅう
とう)をよく観察すると、なんと、
漢字 1 文字が見えます。



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▲「めしべ」の柱頭





柱頭の先に漢字の「大」が見えませんか?

柱頭の先に丸いものが5つあって、
それぞれが接している隙間が「大」に
見えると思うのですが・・・。

それぞれの丸いものにつながっている
子房が、やがて5つの部屋に分かれて
その中にたくさんの種子がそれぞれに
入っている果実ができることに
なります。

つまり、ヒラドツツジの花は、
花ビラの先が、5つ(5枚)に分かれていて、
おしべが、10本(長めが5本、短めが5本)、
めしべの先が、5つの丸いものに分かれている、

というように、それぞれが5の倍数
(5数性ともいう)で
できているのです。
ちなみに花の下にある緑色のガク片も
5つ(5枚)あります。

ツツジ類を見つけたら、花ビラの数や
おしべの数、ガク片の数など
を数えて みましょう。


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

             研究員 小舘

427()は、オープンセミナー「アップサイクルかるたってなあに?」を実施しました。

アップサイクルとは捨てられるものにアイデアを加えることで新たな価値を見出すこと...と聞いても少し難しいですが、実際にかるたで遊びながら体験しました!

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まずは衛藤研究員からの挑戦状!捨てられてしまうものから作られた製品を展示エリアの中から探し出します。

実はこれがかるたの大きなヒントに...

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その後は実際にかるたに挑戦!

午前の回は、アップサイクル製品の画像から材料をあてるゲームです。「あっ!これさっきの!」といった、気づきが飛び交っていました。

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途中にはその製品が作られたプロセスに関するクイズにも挑戦!

身近に「もったいない」があった時に、この経験を活かしてアイデアが浮かぶと素敵ですね。

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一方、午後の回は別の遊び方で「逆?! スリーヒントクイズ」に挑戦しました。

こちらは、アップサイクル製品にまつわるヒントから製品を予測し、その原材料の札を取るという難易度の高いゲームです。

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少し難易度が高いのではないかという心配を裏腹に、展示の様子を一生懸命思い出して次々と正解が!

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各テーブルの優勝者には、「アップサイクルマスター」の称号と、記念品として名前入りのメダルが授与されました。

 

◎担当した衛藤研究員より

もともと想定していた以外の「アップサイクルかるた」の遊び方を、関学生イベントチームが提案してくれました。試行をもとに、今回は実際に来館者に向けてイベントのかたちでやってみることができました。さまざまな年齢層や理解度に応じて難易度も柔軟に調整できる素敵な遊び方の例を示してくれました。さらなる展開に期待が膨らみます。

 

かるたが終わった後には、先週から始まった参加型企画に回答してくれている人も多く見られました。企画展もラストスパート、まだまだ進化する展示にもご注目ください!

来る55(日・祝)には、この企画の企画者本人によるワークショップも開催予定です!

皆様のご参加をお待ちしています!

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(企画展イベントスタッフ 福谷 匠哉)


本日の「フロアスッタフとあそぼう」は、画はくの日~ボルネオジャングルを描こう~を行いました。
場所は、博物館1階の共生の森です。

まずはクイズに挑戦!正解できたかな?
ボルネオ島の、熱帯雨林のジャングルについてのお話も聞きました。

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クイズの後は、好きな動物や植物を選んで、絵を描いていきます。
ラフレシアオランウータンなど、ボルネオ島の植物や動物は大きくて迫力満点!!
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小さな画はくさんたちは、細かい部分までじっくり観察して、集中して絵を描いていましたよ。
構図も色使いも、とっても素敵な絵が描けました☆彡

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画はくの日の作品は、4階ひとはくサロンに掲示しています。
たくさんのご参加、ありがとうございました。

1階の共生の森は、淡路花博「ジャパンフローラ2000」のテーマ館である「緑と都市の館」の 
「共生の森 熱帯雨林コーナー」の貴重な展示を移設したものです。
まるでボルネオ島のジャングルを歩いているような体験ができますよ!(^^)!

GW期間中、ひとはくではたくさんの楽しいイベントをご用意しています。
みなさまのご来館、お待ちしております。

フロアスッタフ一同

4/26(土)は「高校生とアップサイクルクレヨン体験 ~クレヨンを作ってお絵かきしよう~」が実施されました。

講師は三田祥雲館高校の生徒さんたちです。

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好きな色を選びます。
どれも色の原料は学校周辺にあったもの。

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駆除対象の外来植物や落ち葉、職員室のコーヒーかすなど。


型から取り出して

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どの色のクレヨンが良いかな?


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できた!

かいてみよう~!

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作ったクレヨンは持って帰って使えるよ。
興味がわいたら自分でも身近な素材から作ってみよう!

(文責:研究員 衛藤彬史)

4月26日(土)は、はかせと学ぼう!「楽しい草あそび」でした。

春の暖かい陽射しが気持ちよいお天気です!
さあ、植物はかせ黒田研究員と博物館の外へ出発です♪

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照葉樹林の椿(つばき)の葉っぱをくるくるっと丸めて、笛のできあがり!

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ぷっぷー♪

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大人もこどもも夢中です♪

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つぎは、櫟(くぬぎ)の落ち葉と細い枝でかざぐるま~

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樫(かし)の葉っぱ2枚重ねて笛のできあがり♪
さっきのつばきの笛より大きな音が出るかな?

歩きまわりながら、植物はかせがつぎからつぎへといろいろなあそびを紹介してくれました。
あっという間の楽しい1時間でしたね♪

ご参加いただきありがとうございました。

みなさんも草あそびしてみてくださいね♪楽しいですよー

明日4月27日(日)はフロアスタッフとあそぼう!「画はくの日」です。
みなさまのご来館をお待ちしております。

フロアスタッフ一同

今日は、兵庫県立大学グローバルビジネスコースの留学生が、日本文化体験研修の一環で本館を訪問、高野研究部長によるセミナー「人と自然の博物館の役割」を受講しました。

グローバルビジネスコースには、23か国166名の留学生が在籍(20251月現在)しているとのこと、そのうちの38名のみなさんに受講していただきました。
このセミナーは、すべて英語で行われました。

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高野研究部長からは、200万点を超える標本の管理、整理とともに、研究員の研究活動や来館者への対応、研究員が行うセミナーや、学校園への訪問、行政委員会等への出席と、研究員、博物館の果たす役割についての説明がありました。

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留学生からは、展示物についての質問や標本の集め方、海外研究員や施設との交流などについての質問がありました。

セミナー後、留学生たちは館内を見学、生命誕生や人類誕生の歴史などの化石標本や、開催中の企画展など熱心に見学していました。

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◎高野研究部長より

縁あって日本の大学に学びに来られた学生さんたちなので、日本という国や自然についても色々と学びを得てほしいと思っています。
takano_circle.png三田は少し距離がありますが、神戸市周辺には多くの博物館や美術館があるので、是非あちこち足を運んでほしいです。

(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課へお願いします。)

 


ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えてあります。


本館3階入り口前の階段近くに、
ハナミズキ(ミズキ科)が
あります。

現在(離れたところから見ると)
枝先にピンク色っぽいものが
あり 綺麗です。


画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

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▲3階入り口ちかくのハナミズキ

ちなみに黄緑色のものは、ケヤキ
(ニレ科)の葉です。



いきなりですが、ここで質問です。


下記の写真で、いくつの花が
咲いているでしょうか?


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▲ハナミズキの花
(2025年4月23日撮影)


いくつだと思われましたか?

「赤っぽい花ビラが4枚ずつ
開いているから、3つの花が
咲いているよ」と思われた方、

普通そうですよね。そう見えますよね。


じつは、3つの花のように見える
もの、のそれぞれの中心部を
よく観察すると・・・

先ほどの写真の左から、順番に
仮にA、B、C としましょう。

それぞれの中心部の拡大写真を見ると、
まずは、Aです。

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▲Aの中心部

次に、Bです。

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▲Bの中心部


最後にCです。

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▲Cの中心部



それぞれの中心部を見ると、左側のAと
真ん中のBには、小さな花がそれぞれ1つ
見えているのが わかりますか?


そのほかの、先が丸い棒みたいなものは、
すべて1つ1つが花のツボミなのです。


赤っぽい花ビラみたいに見えているのは、
「苞(ほう)」といいます。

「苞」とは、花や、花の集まりである
花序(かじょ)の基部にある特殊化
した葉(あるいは、「苞葉(ほうよう)」
ともいう)のことです。


ハナミズキの花の構造は、赤っぽい苞が
4枚あって、その中心部に20ケくらいの
ツボミがあります。やがて それぞれが
開いて黄緑~黄色っぽい花ビラが4枚と、
白~黄色っぽい葯(やく)がある
雄しべが4つ見えます。
さらに中心部には薄い緑色の雌しべが
1つあります。

右側のCの中心部のものは、すべて、
まだ開いていないツボミでした
(ここで感心してでてくる言葉の
「ほオう」と言ってもらえれば・・・)。


したがって、小さな花はAとBの
それぞれ1つずつ、合わせて2つ
しか咲いていませんでした!
(ここでも、感心してでてくる
言葉の「ほォう」と言って
もらえれば、私も嬉しいです)。

花は、近くで観察しないと、
咲いているか、どうか
分からないこともあるのですね。


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘

「この恐竜は、なぜ肉食だとわかるのでしょう?」

クイズを交えながら、セミナーは進みます。

研究員の質問にも追手門学院小学校の子どもたちは、その理由についてもしっかり答えてくれました。


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化石を調べることで、恐竜のことがたくさんわかります。

はじめて恐竜の化石が発見されたのは19世紀、100年以上たった今でも発掘調査を行い、発見された化石の研究が続いています。



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化石のレプリカを実際に持ってもらい、化石の重さも感じていただきました。

兵庫県の丹波市で発見された「丹波竜」のことを中心にセミナーが進みました。
丹波竜の発見された篠山層群では、恐竜のほかにもたくさんの生物の化石が発見されています。

セミナーの後も、実際の展示や恐竜ラボをぜひ見ていってくださいね。

我々人類が見ていない恐竜の世界がどんな環境で、どんな生物がいて、どのように暮らしていたか、その研究が様々な化石の発掘、研究によって進んでいるのです。

 

 

 

◎参加してくれた児童の感想など

・クイズがおもしろかった。

・知らないことがたくさんありました。

・化石を調べることで、恐竜の病気のことまでわかるなんてびっくりした。

・化石を切って調べるとは思わなかった。



 

◎池田研究グループリーダーより

・恐竜をきっかけに、身近にある色々な不思議に興味を持ってほしいです。
(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは生涯学習課までお願いします。)
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4月20日(日)は、はかせと学ぼう!「ってなぁに?」をおこないました♪

もったいないはかせの衛藤研究員からクイズ!!
みんな一生懸命考えてくれていたね。
クイズの後はクレヨンの試しぬり♪キャベツってこんな緑色だったんだね!             
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さいごにおやさいクレヨンで野菜のお絵描きをしました☆
みんなとっても上手に、おいしそうな野菜の絵が描けました(^▽^)

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次回のはかせと学ぼう!「おやさいクレヨンってなぁに?」は5月25日(日)です!
皆様のご参加お待ちしております♪

フロアスタッフ一同

現在開催中の企画展「価値の手直し展」では、休日に様々なワークショップやイベントを開催しています。
今日は、衛藤彬史研究員が直接来館のみなさまに、展示解説を行いました。

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企画展の展示は、5つのゾーンに分かれています。
Aゾーンは、数々の「アップサイクル製品」を見てアップサイクルの意味を知るところ。
Bゾーンは、衣:価値がアップするとは?
Cゾーンは、食:主産物と副産物との境界は? 
Dゾーンは、住:循環=善? 
Eゾーンは、ワークショップのコーナー。
それぞれのテーマからアップサイクルについて考えられるようになっています。
協力いただいた企業や個人の方々のお話を交えながら解説が進みました。

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本日別のセミナーで来ていた兵庫県立大の留学生も熱心に見ていましたね。

また、本日は「おやさいクレヨンってなあに?」のワークショップも開催されます。

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この企画展は、531日までの開催です。
休日には様々なイベントがありますので、ホームページ等でご確認のうえ、どうぞご来館ください。


◎参加されたみなさまの感想など

・捨てられるはずのものが、またつかわれるのはすごいと思いました。

・廃棄にお金がかかっていたものが、その会社の収益になると知ってびっくりです。

・このガラスは、むかしおばあちゃんちで見たものでした。こんなふうになるなんて...。

・タンバリンはどこかな?

 

◎衛藤研究員より

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多くの方々にご来館いただき、またセミナーやイベントにご参加いただき、ありがたい反応をいただくたびに
たいへん励みになっています。
見ていただき、知っていただくことで共感の輪が広がっていくと嬉しいです。

(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)


ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えてあります。

前日(4月18日)は、全国的に
暑い日になったようです(三田市の
日最高気温25.0℃、日最低気温13.1℃)。

本日(4月19日)も非常にアツアツの
日になりました(三田市の日最高気温
27.6℃、日最低気温12.2℃)。

昼の時間帯は、日陰にいないと肌が
ヒリヒリするような感じです。
日傘をさして歩いている方も
いらっしゃいます。

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

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▲日傘をさして歩いている人




ハウチワカエデ(ムクロジ科)の
冬芽が開き始めたのは3月下旬ごろ
からでした(ハウチワカエデを漢字
で書くと「羽団扇楓」です。これは
天狗がもつ、羽でできた団扇(ウチワ)に
似た葉をもつカエデの意味です)

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▲冬芽が開きはじめたハウチワカエデ
(2025年3月30日撮影)


以下は、4月上旬の花の状態です。

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▲4月5日の花の状態


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▲4月8日の花の状態


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▲4月15日の花と葉の状態


さて、4月19日の昼ごろは日差しが
きつく、ウチワのような葉
( 枝に ニマイ、ニマイ ずつ
付いている)が、まるで日傘
のように日よけになっている
ようです。

s-250419 hauchiwakaede no ha IMG_6597copy.jpg










▲日に当たっているハウチワカエデの葉

全てではないのですが、
ウチワのような形の葉の下には花があります。

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▲葉の下に花があるハウチワカエデ


花の状態をよく観察すると、
すでに翼果(よくか=ツバサ
がある果実のこと)の翼の部分
(薄い緑色)が すでに(2ケずつ)
できているものがありました。

s-250419 hauchiwakaede no hana IMG_6649copy.jpg










▲花の中に翼果の形に
なっている部分がある


よく探してみると昨年できた
翼果(黄土色っぽい)が運よく
ニコニコ、ニコニコ(あわせて
4ケ)残っていました。

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▲昨年できて残っていた翼果


ヨクヨク探してみた私でした。

皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘
4月19日(土)のイベントは はかせと学ぼう!播州織のアートパネルをつくってみよう!」でした!

2階の展示室では、企画展「価値の手直し展」が
開催されています(~5月31日まで)。

もったいないはかせ!衛藤はかせから、企画展のお話を聞いて「さがしてみよう、何に生まれ変わっているかな?」のクイズに挑戦!

みんなで、会場を回って「生まれ変わったモノ」をさがします。見つけたら、はかせへ報告して答え合わせするよ♪
もういらないって捨てちゃうモノに、アイデアで価値を加えて生まれ変わったモノがアップサイクルなんですね。

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そしていよいよアートパネルづくり♪
まずはたくさんの播州織のハギレの中から、自分の好きなものを直感で選びます。

そして選んだ理由を発表します☆
どうして好きなのかを考えることができましたね(*^-^*) 

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ハギレを好きな形に切って台紙に貼り付けていきます。
どんなパネルにしようかな~?

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じゃ~ん♪
とっても素敵なオリジナルアートパネルが完成です!

みなさんの思いの詰まった作品に心がおどりました☆

今日のアートパネルは写真で2階企画展示室に掲示いたします。
ぜひ見に来てくださいね!!

ご参加頂きありがとうございました。

明日ははかせと学ぼう!「おやさいクレヨンってなあに?」です。
みなさまのご来館お待ちしております。

フロアスタッフ 一同

高校生でも論文を書いています。

従来のプロの研究者が気付かない視点で小学生が研究発表をしています。

そんなお話から、今日のセミナーはスタートしました。

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論文とは、
①ある事柄について論理的に書かれた文章

②研究結果を発表する文章 

で、学術的な審査(査読)を受ける必要があります。この査読を通ったものが「論文」として認められるのです。
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昔は論文というと図書館で自分の研究したい分野の論文をさがす必要がありましたが、今はWEBで条件を絞って検索することができるようになっています。

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実際に論文を読み進めながら、どのような視点で読めばよいかを学びます。

 

論文というと難しそうなイメージがあるかもしれませんが、意外と?簡単かもしれません。

今回のセミナーは、日本語で書かれた論文を対象に、論文の探し方、読み方のコツを伝授する内容となっています。
中学生から定年退職されたみなさままで、幅広い年代の方に受けていただきました。
探究活動を進める学校の先生方にもぜひ受けていただけるといいですね。
(このセミナーのシリーズで、「科学論文の書き方入門講座」も秋に実施予定です。)


◎参加したみなさまの感想など

・セミナーガイドでこの講座を知りました。論文を読んでみたいと思いました。(大人)

・論文の読み方がわかりました。興味のあることを調べてみようと思いました。(中学生)

・今後の自分の活動に役立てたいと思いました。(大学生)

 

◎中濵主任研究員より

 この度はご参加くださりありがとうございました。nakahama_circle.png論文というと難しいイメージがあると思いますが、今回の講座が、論文に触れるきっかけとなると嬉しく思います。

(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)

4月も半ばを過ぎましたね。少し早いけど、ひとはくサロンではゴールデンウィークの準備がはじまっています。

 20250411_141407.JPGs-20250403_140239.jpg

古新聞の棒がいっぱい!柱につけて何になるの???
 
s-20250410_112802.jpg s-20250410_120916.jpg 

天井にもつけて、フロアスタッフの準備はここまでです。
つづきはゴールデンウィークにお越しいただいたお客さまに。

パネル古新聞で大きな木をつくろう!.jpg



















フロアスタッフ一同


ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えてあります。

3月下旬ごろから、ヤブツバキの品種で
淡いピンク色の花を咲かせる
オトメツバキ(ツバキ科)と呼ばれる
木が目立つようになりました。

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

250404 otometsubaki  ga hobo mannkai  s-IMG_1281.jpg










▲花が咲いているオトメツバキ
(2025年4月4日撮影)


今日(4月15日)の様子は・・・


250415 otometsubaki no hana ga saite iru s-IMG_4888.jpg










▲4月15日の4階入り口近くのオトメツバキ

花が減ってしまいましたが、
とびっきり綺麗な花を選んで
(もちろん主観です)
撮影してみました!

250415 otometsubaki no hana s-IMG_4889copy.jpg











▲4月15日のオトメツバキの花


4月に入ってから、花が咲くピークを
迎えたあと、不安定な気候(雨や強風)
によって(何度か)多くの花が
地面に落ちてしまいました。

250415 otometsubaki no hana ga ochite iru s-IMG_4933.jpg









▲4月15日に地面に落ちていた
たくさんのオトメツバキの花

雨や強風のため落ちたと思われる
花の中には、淡いピンクの花ビラが
枝で茶色になったものもありますが
ピンク色のままのものもあります。

花ビラ全体が落ちた花を
よく観察すると、背面側の
緑色っぽいガク片も一緒に
落ちていたり、背面側の
中央に穴があいているものが
あったりします。

250415 otometsubaki no hana ga ochite iru s-IMG_4938.jpg










▲花の背面側が見えてる落ちた花


さて、列植されているオトメツバキを
観察していると・・・

おっと、箱の中に入ったように見える
オトメツバキを見つけました。

250415 otometsubaki no hana ga gaitou no naka ni s-IMG_4954.jpg











▲箱入り?のオトメツバキの花



この箱のようなものは・・・

そうです。

外灯です。

250415 gaitou  s-IMG_5127.jpg










▲深田公園にある別の外灯


「箱入り乙女」のオトメツバキは、
木が成長して、外灯の電球を保護する
枠に枝葉が入った状態で花が咲いた
ものです(この外灯自体は横面が
なくなっていたり、電球が
なかったり、と機能していない
ようです)。

さすが、箱入りオトメツバキの花は
(箱によって)雨や強風から
守られたことになります、
と言いたいところですが、
強風で枝が揺れて、花が箱に
バンバンあたっていたかも
知れませんね(箱入りの方が辛い?)。

花ビラの色が少し茶色になっている
ようですが、(強風に耐えて)
頑張って?枝に残っているようです。


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘

今日(4月13日)は、朝から雨模様です。
昼ごろには、水たまりができています。

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

250413 s-ame IMG_4737copy.jpg











▲雨粒が水たまりに落ちてできる波紋

4階入り口ちがくのキンシバイ
(オトギリソウ科)の新しい葉
には、雨粒が綺麗に並んでいます。

250413 kinshibai no atarasii ha ni ame ga s-IMG_4778.jpg











▲キンシバイの葉上に並んでいる雨粒



エントランスホールの横の生垣の
アラカシ(ブナ科)の新しい葉の先に
雨粒が集まって落ちて行きます。

s-250413 arakashi no atarasii eda to ha ni ame IMG_4748copy.jpg











▲アラカシの新しい葉の先の雨粒




本日は雨なのに(雨だから?)たくさんの
ご家族が来館いただいているようです
(感謝!)。

250413 ame no naka idou sareru raikannsya s-IMG_4706.jpg










▲雨の中移動されている来館者



さて、本題です。
4階入り口近くの天井(高架下になります)
には、大小2つのツバメの巣と10個以上の
いろいろな形のコシアカツバメの巣が
あります。

本日、昼ごろツバメの巣の小さい方
(去年つくられた巣)に、つがい
と思われる2羽のツバメ(ツバメ科)
がいたのです(写真が撮れて運がいい!)。
2羽で、おしゃべりして(さえずって)
いたので気が付きました。

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▲小さいツバメの巣にいた2羽のツバメ


しばらく観察していると、1羽が雨の中
飛んで行きました。その後、何度も
巣の近くに戻ってきていました。


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▲雨の中を飛んでいるツバメ


片方のツバメは小さい巣にいます。

250413 tubame ga 1wa furui taubame no iru s-IMG_4695copy.jpg











▲小さいツバメの巣にいる
もう一方のツバメ


ここで、子育てをしてくれるのかと
期待をしていました。


その約1時間後、もう一度確認しに行くと
ツバメの姿は もうありませんでした
(卵を産んでいないのに、巣にずっと
いることはないのは分かっている
のですが・・・)。

「ま、まさか、雨宿りしに来ただけ
ではないですよネ。」と思いながら、
また、出会えるのを期待してる私です。


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘



 今日はあいにくの雨のため、ひとはく探検隊さとやま」の中をあるこうは中止となりました(>_<)
 そこで!フロアスタッフとあそぼう画はくの日「どうぶつを描こうを行いました♪
 
 どうぶつクイズからスタート!
 サルのおしりはどれかな?ツキノワグマの食べ物のクイズもありましたね~
 イノシシはおかあさんといっしょに生活して大きくなるんだって(^^)/

 好きなどうぶつをえらんで思い思いに描いていました。
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 ちいさな画はくたちは、おしゃべりもせずみんな真剣です...
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 みなさん、上手に描けました(^^♪
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 ご参加いただきありがとうございました!
  
 来週の19日(土)ははかせと学ぼう!播州織のアートパネルをつくってみよう!を行います。
 ぜひご来館ください☆彡

 フロアスタッフ一同

2025年4月13日、NPO法人「命稲の稲」の皆様にご協力いただき、「稲作文化を体験しよう!~藁苞(わらづと)納豆つくり~」と題したセミナーを実施しました。

10組19名の方がご参加くださいました。

「命稲の稲」理事長の久山さんの田んぼで作られたお米の稲藁を使って、昔ながらの方法で納豆を作ります。

まず、稲藁を手で剝いて「わらすぐり」を行います。稲藁に触るのも初めてという方が多く、「なんだかお米の香りがするね」「けっこう固い」とそれぞれに感触を楽しまれていました。

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40本くらいの稲藁を選んだら、良い長さに切って、中心で折り、納豆になる大豆を入れる窪みを作ります。

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熱湯消毒をして、茹でた大豆をいれて保温します。

40度くらいを保って1昼夜保管すると納豆の出来上がり。
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今回は、久山さんの畑でとれた無農薬の大豆を準備していただきました。

保温バッグに携帯用カイロを入れ、タオルでくるみ、大切にお持ち帰りいただきました。今夜は抱いて寝ます!とおっしゃる方も。

みなさん、無事に納豆が出来上がったでしょうか?

 

◎担当した衛藤研究員より

現代農業では稲わらは多くは収穫の際に粉砕して漉き込まれ、次の肥やしとして使われます。そのため消費者が稲わらを目にすることも少なくなりましたが、かつてはさまざまな使い方がありました。部位ごとに名前がついていて、それぞれに適した用途もあったのです。食べるお米の部分とともに、稲わらの使い方も発展してきました。実際に触れることを通じて、現代的な文脈で新たな用途を考えたり、循環や価値について考えるきっかけになれば幸いです。

(研究補助スタッフ 黒河)

4月12日(土)ははかせと学ぼう!「ちいさな、ちいさな、化石をさがそう!」でした。
けんびきょうをはじめて使ったお友だちも、化石はかせ廣瀬研究員に使い方を教えてもらって、ちいさな化石を大きく見ることができました。

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砂粒をけんびきょうで見ると、ちいさな化石がいっぱい!
巻き貝の赤ちゃんや二枚貝のかけら、ウニのトゲの先っぽや有孔虫、かたちや色もさまざまでとってもきれい!

はかせが研究するときと同じ方法で、ちいさな化石を集めました。
けんびきょうをのぞきながら、みんな真剣に取り組みました。

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集めたちいさな化石は、スライドにのせて持ち帰りました。

みなさま、ご参加ありごとうございました。

フロアスタッフ一同

昨晩(4月10日)から今朝(11日)にかけて
強い風と雨でソメイヨシノ(バラ科)の
花ビラが かなり落ちてしまいました。

観察しているソメイヨシノの木では、
4月9日の夕方に花ビラが落ちて
いるのを確認していました。

この木は、4月3日に開花4月7日に
満開状態ちなみに、「4月3日に開花」
と「 4月7日に満開状態」
のところを
クリックすると、それぞれの
ブログへ
飛びます
)、
4月9日に花ビラが落ちだし、
そして、
今朝(4月11日)の様子を見ると、
たくさんの花ビラが落ちていました。

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

250411 someiyoshino no hana bira ga ochita ato s-IMG_4049.jpg









▲たくさん落ちているソメイヨシノ
の花ビラ(2025年4月11日朝撮影)


次の写真は、別の場所(神戸市北区)で
撮影したものです。
雨と風で、道の端の方に集まった
ソメイヨシノの花ビラがすごく
たくさん。


s-250411someiyoshino no hanabira  s-IMGP5501.jpg









▲落ちて集まったソメイヨシノの
花ビラ(2025年4月11日朝撮影)



花びらが落ちた跡を見ると、
そこには ★(星)が・・・



250411 someiyoshino no hana bira ga ochita ato no gaku s-IMG_4096.jpg










▲花ビラが落ちた跡の ★(星)
(2025年4月11日朝撮影)



この ★ (星)形に見えるものは、
花の正面から見たガクの部分です。

中央の黄色い点に見えるものは、
雌しべの先の柱頭(ちゅうとう)
です。

雨風の影響でたくさんのソメイヨシノの
花ビラが落ちてしまったのですが、
枝には、まだまだ、たくさんの花が
花ビラを付けて頑張って?います。

250411 someiyoshino no hana bira ga mada aru s-IMG_4153.jpg










▲頑張っている?ソメイヨシノの花
(2025年4月11日朝撮影)

この週末は何とか、このままで
花ビラを付けていてくれるかな?



皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘






4月8日、ひとはくの近くで見られる
ソメイヨシノの花が只今満開です。
9割以上のつぼみが開いています。

気象庁の基準によるとつぼみの8割
(八分咲き)以上を「満開」と
呼んでいるようです。

じつは、4月7日の状態を確認できて
いないのですが、8日の花の状態と
7日の気象状況などから、
7日にはすでに「満開(八分咲き)」
になっていたと推測します。


画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

s-250408 someiyoshino no hana ga mannkai IMG_2605copy.jpg










▲4月8日のソメイヨシノの花の状態


昨年(2024年)の観察記録によると、
4月2日に開花、4月6日に満開状態でした。
今年(2025年)は、
4月3日に開花、4月7日に満開状態だった
ようです(8日は満開状態)。


4月8日(風が強い日でした)の昼ごろ、
ソメイヨシノの花を観察していると、
30分くらいの間に、いろんな訪問者が
運よく見られましたので紹介します。

まずは、スズメ(スズメ科)です。
3羽くらい見られました。

s-250408 suzume ga someiyoshino no eda ni IMG_2492copy.jpg











▲スズメ


別の木で、スズメだと思って見ていると、
ニュウナイスズメ(スズメ科)もいましたが
すぐに飛んで行きました。

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▲ニュウナイスズメ



イソヒヨドリ(ヒタキ科)は、
枝に止まったなと思ったら、
こちらを見てすぐに飛んで
行きました。

s-250408 isohiyodori ga someiyoshino no eda ni IMG_2540copy.jpg











▲イソヒヨドリ



シジュウカラ(シジュウカラ科)は、
鳴きながら?枝から枝へチョコマカ
している感じで移動していました。

s-250408 shijyuukara  ga someiyoshino no hana ni IMG_2515copy.jpg











▲シジュウカラ


ヒヨドリ(ヒヨドリ科)は花の蜜を
吸って、鳴いて飛んで行きました。

s-250408 hiyodori ga someiyoshino no eda ni IMG_2589copy.jpg











▲ヒヨドリ


ハチ類も蜜を吸いに来ていましたよ。

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▲セイヨウミツバチ(ミツバチ科)


もちろん、人も。

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▲立ち止まって花を愛でている人たち

通りがかっただけかと思っていたら、
このあと、2組ともソメイヨシノの花を背景に
それぞれ記念撮影をされていました。


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘

月の第1日曜日は、ひとはくKidsサンデーです。

4月6日は、雨の予報もあったのですが、
雨は降らず、曇ったり、晴れたりの天気
でした。強い風が結構ふいていたようです。
また風がふくと 少し肌寒く感じることも
あったようです。
一方、室内にいると 午後は暑く感じる
くらいでした(三田での最低気温8.5℃、
最高気温19.9℃)。


4階入り口ちかくには、オトメツバキ
(ツバキ科)の花が咲いています
(満開状態)。

250406 otometsubaki s-IMG_2390.jpg










▲4階入口ちかくで咲いている
オトメツバキ






4月の 主なプログラム の ようす の報告で~す。


<コレクショナリウム前(駐車場側)では・・・>

■『泥だんごをつくろう!』
の ようすは・・・

風が吹くと寒いのか、
日の当たるところに移動して
泥だんごをつくっている家族も
いらっしゃいました。

250406 dorodanngo s-IMG_2165.jpg










▲コレクショナリウム内から見た
泥だんごをつくっているようす


250406 dorodanngo s-IMG_2107.jpg










▲日のあたるところで、泥だんごを
つくっているようす


皆さん、上手くできましたか?



<コレクショナリウム前(芝生地側)では・・・>

■「そとはく」のようすは・・・

芝生地で絵本が読める『絵本のくに』や
動物などの リアルなぬいぐるみがさわれる
『ぬいぐるみ の くに』、ゆっくりできる
テントなども設置されていましたよ。

250406 sotohaku no yousu s-IMG_2155.jpg









▲「そとはく」のようす



■「地面が液状になるのってナンデナン?」
のようすは・・・

エントランスホールの近くでは、
なにか不思議なボトル?を振って
実験をしているようです。

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▲ナンデナン?の実験中


今回の「ナンデナン?」は、
解決しましたか? そして、
新な「ナンデナン?」が
生まれましたか?

+++++++++++++++++++++++++++++++++

この日は、ちなみに
『フラワータウン ひらくマーケット』として、
サンフラワー(「おむすびフェスタ」)、エキマエアキチ
(「やってみたい広場」「あきちらいぶらリー」)、
コレクショナリウム前(「つぼみマーケット」)などで
それぞれイベントが行われましたよ(今後、6/1、10/5、
11/3(フラワータウン フェスタ 時) 予定されているようです)。
(問い合わせ先:エキマエアキチ2階 事務所)

250406 tsubomi ma-ketto s-IMG_2142.jpg










▲「つぼみマーケット」のようす

+++++++++++++++++++++++++++++++++



<本館内では・・・>

■エコロコおやこ『タネの模型をつくって
飛ばそう!』
の ようすは・・・

タネの模型を おやこで つくって飛ばしてみま~す。

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▲おやこで、タネの模型を
つくっているところ


250406 kurukuru mawaru tane  s-IMG_2058copy.jpg










▲つくった模型を飛ばしているところ


うまく飛ばせましたか?


■人と自然の会の皆さんによる
『深田公園観察会』のようすは・・・

人と自然の会の皆さんがセミナー室で、
ごあいさつと今日の活動内容等をお話
したあと、ひとはくサロンへ移動し、
これから行く芝生広場を見て・・・
さあ、出発です!

250406 fukatakouen kannsatsukai  s-IMG_2261.jpg









▲人と自然の会の皆さんによるお話


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▲ひとはくサロンへ移動して外を見て、




250406 fukatakouen kannsatsukai  s-IMG_2284.jpg










▲さあ、深田公園へ出発!


春のお花、たくさん観察できましたか?



■人と自然の会の皆さんによる
『おはなしシアター』のようすは・・・

人と自然の会の皆さん、
別の部屋で今回のお話の
練習をされて、
いざ会場へ移動です。

250406 paneru siata  s-IMG_2308.jpg










▲アースシアターへ移動中


今回のおはなしシアターのタイトルは
秘密でした。なんのお話だたのでしょう
(お話は、毎回 変わるそうですよ)。




■はかせと学ぼう!『アンモナイトを知ろう!
さわろう!』
の ようすは・・・

アンモナイトに関するクイズをしたり、
化石の実物をさわったりしたようですよ。

250406 annmonaito s-IMG_2255.jpg










▲アンモナイトに関するクイズ実施中!

下記のブログも見てね!

こんにちは!フロアスタッフです♪~
はかせと学ぼう!「アンモナイトを知ろう!
さわろう!」~
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/04/post_3249/




さらに、フロアスタッフによる『デジタル紙芝居』
や『展示解説』も 実施されましたよ。

250406 Kids sannday oudannmaku   s-IMG_2290copy.jpg











次回のKidsサンデーは、2025年5月4日(日)です。

ご家族で、ひとはくへ お越しください。

         Kidsサンデープロジェクト 小舘
こんにちは!フロアスタッフです!(^^)!

春休み最後の日曜日。
ひとはくではキッズサンデーが開催され、たくさんの方にイベントにご参加いただきました。

今回の「はかせと学ぼう!」「アンモナイトを知ろう!さわろう!」を行いました♪
まずは『アンモナイトはかせ』生野研究員からの、アンモナイトクイズに挑戦です!
なかなかの難問ばかりでしたが、生野先生の楽しいお話に、みんな夢中★★★
アンモナイトはイカやタコの仲間だそうですよ^^;知っていましたか?

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クイズの後は、本物のアンモナイトをさわって、感触や重さを確かめました。
アンモナイトには1万種以上の種類があり、中にはとても変わった形の異常巻きもあります。
生野先生が用意してくださったたくさんのアンモナイトは、大きさも形もいろいろ。
異常巻きや、兵庫県で見つかったアンモナイトもありましたよ。

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アンモナイトが生きていた時代を想像して、なんだか不思議な気持ちになりました(*^-^*)

たくさんのご参加、ありがとうございました。

フロアスタッフ一同

今日のフロアスタッフとあそぼう「さくらドームをつくろう!」を行いました♪

最初にさくらクイズです☆
さくらの花びらはどれかな?さくらの花びらはハートの形だよ♡
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それでは、さっそく自分だけの個性がひかるさくらドームを作りましょう!
みなさん真剣ですね~❀
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きれいなさくらドームをつくることができました(^^♪
ブログ用.gif


ご参加ありがとうございました!
明日はひとはくキッズサンデーです。イベント盛りだくさんですよ~☆彡

みなさまのご来館をお待ちしております。

フロアスタッフ一同
ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えてあります。

もちろんソメイヨシノ(バラ科)も。

3月下旬から寒い日が続いております。
昼過ぎ、ここ数日 観察している
ソメイヨシノ(幹の直径が10㎝以下で
株立ち)を確認しに行くと・・・、

咲いておりました!
花の数を数えてみると・・・

昨日午後には、1輪だけ
開きかけていたのですが、
今日は 6輪以上 咲いています。

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

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▲花が6輪以上咲いているソメイヨシノ
(2025年4月3日昼撮影)



ここで、このブログのタイトルに
ありますように かわいい立会人
登場です。


花の写真を撮っていると、親子さんが
声をかけてくれました。

お話をして、この親子さんに立会人になって
いただき、ソメイヨシノの「開花宣言」
をすることにしました。
(お母さんは、ソメイヨシノの花の写真を
撮りたかっただけ? だったかも・・・)
ご協力ありがとうございました。


ソメイヨシノの花とかわいい立会人
一緒に記念撮影です。

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▲「開花宣言」の立会人の お二人
(2025年4月3日撮影)


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▲笑顔が かわいい立会人
(2025年4月3日撮影)

ほんわかした気分になりました。

このソメイヨシノの木の他に、近くに
3本のソメイヨシノがあります
(いずれも幹の直径は20~25㎝程度)。
これらも6輪以上花が咲いている
のを確認しました。

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▲花が6輪以上咲いているソメイヨシノ
の別の個体(2025年4月3日昼撮影)

さて、満開になるのは いつかな?


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

※よかったら、下記の関連記事も
 ご覧ください。
咲いた、咲いた、●●●●●の花が(その1)
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/03/post_3239/



              研究員 小舘

スズメノスザイ

2025年4月 3日

「スズメノスザイ」って何?
と思われた方 おられますか?

いや、すぐに分かったよ、
と言われる方も いらっしゃるでしょう。

漢字で書けば、「雀の巣材」です。



先日(4月1日)、ひとはくに
「スズメの巣が見たい」と親子さんが
神戸から来られました。

話を聞くと、インターネットで
「スズメの巣」などで検索したら、
ひとはくブログの昔の記事
(コシアカツバメの巣が
スズメの巣になっている)が
ヒットしたそうです。
それを見て来られたとのこと。

じつは、ひとはくの4階入り口近く
(高架下)には、ツバメ科の
ツバメ や コシアカツバメの
巣があります。

ここのツバメの巣は、一昨年作られ、
昨年もツバメによって使われた
ものと、昨年作られてツバメ
によって使われたもの の
計2個があります。

一方、コシアカツバメの巣は、10年
以上前から 年々増えていった結果、
巣が現在10個以上ありますが、
ここ数年、そのほとんどが
コシアカツバメではなく、スズメに
使われています。

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

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▲コシアカツバメの古い巣から
顔を出しているスズメ
(2025年4月2日撮影)


息子さん(この春、小学3年生)は、
スズメが好きだそうで、
コシアカツバメの巣から
スズメが顔を出しているところを
撮影しようと一生懸命になっていました。

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▲息子さんがスズメの写真を
撮っているところ

ひとはくの4階入り口近くで、
早朝や午前中のある時間帯などに、
最近 スズメが活動しているのを
見るかけるのですが、運よく
その時間帯にあたったようです。


スズメの写真、うまく撮れたかな?
(じつは、この日、巣から顔を出した
スズメの写真が 私は うまく撮れてい
なかったのです。)


スズメは、人とある程度の距離を保ちたい
らしく、近づきすぎたり(5m以内?)、
じっと見ていたりすると、すぐに
近くのケヤキ(ニレ科)の木の枝などに
飛んで行ってしまいます(近くでは
なかなか写真を撮らせてくれません)。

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▲ケヤキの枝に止まって、こちらを
監視している?スズメたち


親子さんと話している途中で、スズメが
何かをくわえて階段近くに止まってました
(我々が近くにいるので警戒している
ようです)。

よく見ると巣の素材になる、枯れた植物の
ようでした(運よく写真が撮れました!)。

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▲巣材となる枯れた植物をくわえている
スズメ(2025年4月1日撮影)


はっきりとは 分からないのですが、
どうやらイネ科の植物の枯れたもの
のようです。


近くの芝生地 や のり面などで
秋から冬に草刈りがされます。
刈られたものが集められて
処分されるのですが、おそらく、
その残りなどが落ちていて
それらをスズメが利用している
のだと思われます。

ちなみに、コシアカツバメの古い巣に
出入りしているスズメが、その巣から
最近落とした一部(巣の中に入っていた
巣材)を見てみると、
イネ科(種類不明)の枯れた茎や葉、
ヌカススキ(イネ科)の枯れた穂(花序)、
ヨモギ(キク科)の乾燥し色が変わった葉、
白い糸(人工物)など がありました。

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▲スズメの巣材の一部


親子さんに、コシアカツバメの巣を
スズメが利用している場合、その巣
の中は、(スズメが巣材として入れた)
枯れた植物などで いっぱいであること
などを伝えました。


今年も、スズメの子育て準備が
始まったようです。


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘

ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えてあります。

早春に、比較的大きくて白い花が
咲いています。

モクレンの仲間(モクレン科)の
ハクモクレン と コブシです。

モクレンと言うときに、花の色が
紫っぽいもの(別名:シモクレン
=紫木蓮)を言う場合と、
ハクモクレンも含めて
総称として使う場合があるようです。


下記は、紫っぽい花のモクレン
(シモクレン)の花です。

図鑑によれば、モクレン(シモクレン)は、
低木~小高木で、ハクモクレン(高木)
よりも やや低めの木のようです。


画像をクリックすると、写真が
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▲モクレン(シモクレン)の花
(2025年3月下旬撮影)




ひとはくの近くで見られる、コブシと
ハクモクレンは、今、満開状態です。

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▲ホロンピアホール近くに植えてある
ハクモクレン(2025年4月1日撮影)



ハクモクレンの大きな花は、上を向いて
咲いています。花ビラの長さは6~8cm。

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▲ハクモクレンの花
(2025年4月1日撮影)



コブシの花はハクモクレンの花と
違って、いろんな方向を向いて
咲いています。

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▲円形劇場の近くに植えてある
コブシ(2025年4月1日撮影)


コブシの花ビラの長さは5~6cm。

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▲コブシの花
(2025年4月2日撮影)



コブシの花を観察しようとしたときに
ヒヨドリ(ヒヨドリ科)が2羽いることに
気がつきました。

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▲コブシの枝に止まっている2羽の
ヒヨドリ(2025年4月2日撮影)



何をしているのか観察していると、
なんと コブシの花ビラを
食べているではありませんか。

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▲コブシの花ビラを食べている
ヒヨドリ(2025年4月2日撮影)



ヒヨドリに花ビラを食べられたコブシの花。

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▲ヒヨドリに食べられたコブシの花ビラ
(2025年4月2日撮影)


コブシの花は、どんな味がする
のでしょうか?

いい香りはすると思うのですが・・・



皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

             研究員 小舘

4月2日の午後、エントランスホールの
近くで観察をしていると、
「サクラだ~」『サクラだ~』と、私から
少し離れた場所から子どもさんたちの
大きな声が聞こえました。

声のする方向には、エドヒガン(バラ科)
の木が花を咲かせています。
今年は3月28日から咲き始めて、
今(5日後)、まさにほぼ100%
(つぼみ が ほとんどない)の
満開状態です。

ちなみに、3月28日のブログは
下記で見てください。
咲いた、咲いた、●●●●●の花が(その1)
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/03/post_3239/


画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

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▲満開状態のエドヒガン
(2025年4月2日の午後撮影)


おそらく、このエドヒガンの花を見て
「サクラだ~」『サクラだ~』と
言っていたのかなと思ったのですが・・・


な、な、なんと、意外や意外。
このお子さんたちは、じつは
エドヒガンの花を見ているのではなく・・・


三田市の雨水のマンホールの蓋に描かれた
花を見ていたのです(ガ~ン)。

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▲三田市の雨水のマンホールの蓋

しかし、その花のデザインは、
サツキ(ツツジ科)の花らしい
のですが・・・(さらに、ガ~ン)。
(パッと見、おじさんも
サクラの花かな、と思ったよ。
しかし、花ビラの斑点がツツジの
仲間の特徴かな・・・)

このお子さんを含むご家族で、博物館の
入り口近くで記念撮影をされていたので、
お声がけをして、
お子さんたちに「サクラだ~」
『サクラだ~』と言っているところを
再現してもらい、写真に撮らせて
いただきました。
ご協力ありがとうございました。

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▲マンホールの蓋を見て「サクラだ~」
『サクラだ~』と叫んでいるお子さん
たち(再現中)

本当は、こんな感じでは無かった
でしょうが・・・
お子さんたちは、(確認はしていませんが)
園児さんか?、この春、小学1年生に
なられる?、双子の ご兄弟のようでした。

写真を撮らせていただいたあと、
ご家族(大人向け)に、サクラの
仲間(バラ科)のエドヒガン や
ソメイヨシノ の 話をさせて
いただきました。


このエドヒガンから少し離れた場所にある
ソメイヨシノや、近くの道路沿いに
街路樹として植えてあるソメイヨシノは
まだ開花状態ではないようです。

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▲ひとはく近くのソメイヨシノの花。
1輪だけ少し開いています
(2025年4月2日午後撮影)

だって、気象庁や地方気象台が
発表する「開花宣言」は、標本木の
ソメイヨシノの花が、5~6輪以上
咲いた状態のとき 行うようです
からね。

ひとはくの近くのソメイヨシノでの
「開花宣言」?は、明日以降かな~


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘

妖怪を見たことがありますか?」

と研究員が尋ねます。誰もありませんね。

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今日は、京都府立亀岡高校文理探究科の生徒が、このセミナーを受講しました。

 

妖怪の存在は見えないけれども、昔も今も、人びとが妖怪に語り、また妖怪に関連する行事が行われていることは紛れもない事実です。
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研究員は、今を生きるわたしたち人間がリスクを回避し、自然資源を持続的に利用するうえで、妖怪はとても重要な役割を果たすと説明します。

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妖怪は、わかっていることの隙間に棲息しています。
それは、余白という意味での「あそび」でもあります。
何でもはっきりさせないといけないようなギスギスした世の中で、妖怪は人間関係の緩衝材になり、他者に寛容になるきっかけをつくってくれます。



◎参加した生徒の感想など

・今まで知らなかったことがたくさんあった。

・亀岡にもいると知って、妖怪について興味を持ちました。

・人々の生活の中から生まれた概念で、生活に根付いていることがわかりました。

・とてもおもしろかったです。


 

◎髙田主任研究員より

目にみえない妖怪を無理やりみようとすることで、日常の風景がまた違った形で立ち現れてきます。

takada_circle.png(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお知らせください。)

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