9月12日(土)、ミニ企画展「科学を描く 細密画 -Drawing Science-」の関連イベントとして、
トークセミナー「昆虫を描くということ-生物画家・川島逸郎氏トークセミナー-」を開催しました。
講師には、昆虫を中心に精緻な生物画を手がけてこられた川島逸郎さんをお迎えしました。
会場となった実習室には、川島さんの作品や昆虫標本を展示し、実体顕微鏡も用意しました。
![]()
▲川島逸郎さんによるトークセミナーの様子
川島さんには、昆虫を描き始めたきっかけやこれまでの制作についてお話しいただきました。
生きものを正確に描くためには、まず対象をよく観察し、体のつくりを理解することが大切です。
モニターに映したアリの標本やホワイトボードを使いながら、昆虫の形をどのように捉え、絵にしていくのかを
わかりやすく解説していただきました。![]()
▲アリの体のつくりを描きながら解説する川島さん
参加者のみなさんも、実体顕微鏡で標本をじっくり観察しました。
肉眼では見落としてしまいそうな体の凹凸や毛の生え方など、
描こうとすることで初めて見えてくる特徴があります。
川島さんのお話を聞きながら、昆虫を見る目が少しずつ細かくなっていく時間となりました。![]()
▲実体顕微鏡と標本を囲み、昆虫の形を観察しました
会場では、細かな点の積み重ねで昆虫の質感や立体感が表現された作品も間近でご覧いただきました。
写真とは異なり、観察した特徴を選び取り、一枚の画面に組み立てていく生物画。
その緻密さと、描くことを通して生きものを知る面白さを感じていただけたのではないでしょうか。![]()
▲細かな点描によって表現された昆虫の体表や毛
ご講演くださった川島逸郎さん、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
(文責)大崎遥花研究員









