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2025年12月アーカイブ

ひとはくの周辺(深田公園)には、
色々な植物が植えてあります。


深田公園にある円形劇場の上の
緑道沿いにケヤキ(ニレ科)の
高木があります。

今年の秋は、なんだか短く感じ、
ケヤキの葉が色付き始めたな
と思ていたら、11月中旬には
たくさんの葉が落ちていました。


※画像をクリックすると、
写真が拡大するものがあります。

251123 keyaki no ki s-IMGP0069 copy.jpg











▲ケヤキの高木(中央の焦げ茶色の
葉に見える木)がある緑道
(空に飛行機雲が1筋見えます)
(2025年11月23日撮影)

251121 keyaki no orennji yo s-IMG_5728.jpg










▲緑道沿いのケヤキの枝先
(2025年11月21日撮影)

251121 keyaki no ochiba  s-IMG_5719.jpg251121 keyaki no ochiba  s-IMG_5730.jpg










▲道に落ちたケヤキの葉
(2025年11月21日撮影)



11月下旬には、ケヤキの葉の
かなりの量が落ちてしまい、
枝先には、やや小さい、
焦げ茶色~褐色の枯れ葉が
たくさん残っているのが
観察されました。

251130 keyaki no edasaki s-IMG_6833.jpg











▲ケヤキの枝に残っている枯れた葉
(2025年11月30日撮影)


12月に入って、風の強い日がありました。

251203 enntorannsuho-ru no hata s-IMG_7458.jpg











▲強い風になびく、
エントランスホール前の旗
(2025年12月3日撮影)



この日、ケヤキの高木を
観察していると、
10㎝くらいの長さの細い小枝に
数枚の枯れた葉がついた状態の
ものが、あるものは、横向きに
あるものは縦向きに くるくる
回りながら落ちてくる
(空から降ってくるように)の
が 運よく見れました!

251203 keyaki no  hatsuki koeda ga sora ni matteiru s-IMG_7337.jpg











▲強い風に飛ばされる、枯れた
葉がついたケヤキの小枝たち
(2025年12月3日撮影)

小枝の全体の大きさや重さ、
風の強さや向きなどの違い
によって、横方向や縦方向など
色々な恰好で くるくる回り
ながら飛んで(落ちて)
いましたよ。

251203 keyaki no  hatsuki koeda  (yoko)  IMG_7312 copy2.jpg251203 keyaki no  hatsuki koeda (tate)  s-IMG_7370 copy.jpg












▲空を舞う、枯れた葉が
ついたケヤキの小枝
(2025年12月3日撮影)

次の写真は、同じ日の
晴れた時間帯に運よく撮れた
青空に舞うケヤキの小枝です。

251203 keyaki no  hateuki no koeda s-IMG_7526 copy.jpg











▲同じ日の晴れた時間に
撮影した枯れた葉がついた
ケヤキの小枝
(2025年12月3日撮影)


ここでなぜか、
「空を見ろ!鳥だ!飛行機だ!
(やや興奮気味に言う)
いや、〇〇〇だ~」の言葉を
思い出しました。


このケヤキの小枝には、(すべて
ではないですが)果実がついて
いるのです。

251204 keyaki no ochiba (dry) s-IMG_7856 copy.jpg











▲ケヤキの葉と果実がついた小枝
(左側)と黄色っぽい普通の葉(右側)
(小枝の葉のつけ根にある
径約5mmの丸いものが果実)

こうやって、複数の小さめの葉が
ついた小枝があることで、
(しかも小さめの葉が立体的に
小枝についていることで
くるくる回り)滞空時間が長くなり、
タネ(果実)が遠くへ
運ばされる可能性が
高くなのなるのですね~。



皆さんも 周辺の環境で生きものの
観察をしてみませんか。


           研究員 小舘
ひとはくの周辺(深田公園)には、
色々な植物が植えられていたり、
生育しています。

深田公園の芝生広場の緑道を
歩くと、舗装された道に
色々な葉が落ちています。

※画像をクリックすると、
写真が拡大するものがあります。

251202 harigiri no kiiroi ochiba s-IMG_7149.jpg










▲芝生広場の緑道に落ちている
いろいろな葉
(2025年12月2日撮影)

いろいろな葉と言っても
12月になると、(11月末
までよりは)種類は
少なくなります。


緑道沿いに 高さが0.8mくらいに
伐り揃えられた オカメザサ
(イネ科)の(帯状に長~い)
植栽があります。

251204 haraigiri s-IMG_7936.jpg










▲緑道沿いに帯状に
長~く植栽されたオカメザサ


その緑色の葉群の上に
手のひらを広げたような
形をした黄色い葉が
2 枚 落ちていました。

これらの葉は、大人の手よりも
少し大きく、さきほど落ちた
ばっかりのような新鮮なものでした
(ぱっと見、黄色い手ぶくろ に
見えたりしませんか?)。

251202 harigiri no kouyou  s-IMG_7146.jpg










▲黄色い落ち葉
(2025年12月2日撮影)


これは、ハリギリ(ウコギ科)
の葉です。

上の方を見ると・・・、
同じような葉が枝にあります。

251202 harigiri no kouyou  s-IMG_7147.jpg










▲ハリギリの枝につく黄色い葉


この木の若い枝には針状の
トゲがあります。

251204 haraigiri s-IMG_7910.jpg










▲ハリギリのトゲがある若い枝
と黄色い葉


道に落ちているハリギリ
の葉をいくつか集めて、
葉の先(手の指の部分
にあたるところ)を数えると、
5つに分かれている葉と
7つに分かれている葉が
見られました(5つの葉の
方が割合的には多い)。

s-251203 harigiri no ochiba (5tsu) ura 0063.jpg




















▲葉先が 5つに分かれている落ち葉(うら面)


s-251203 harigiri no ochiba (7tsu) ura 0069.jpg















▲葉先が 7つに分かれている落ち葉(うら面)
(全体が大きいので、葉柄の部分が
写っていません)


葉の柄の部分に近いところを
見ると・・・、

葉先が 5つに分かれている葉
の方は、葉の先の方に向かう
葉脈が7本あります(両端の
それぞれの1本は細い)。

s-251203 harigiri no ochiba (5tsu) ura 0071.jpg
















▲葉先が 5つに分かれている
ハリギリの葉身(うら面)の
基部の葉脈のようす

葉先が 7つに分かれている葉
の方は、葉の先の方に向かう
葉脈が9本あります(両端の
それぞれの1本はかなり細い)。

s-251203 harigiri no ochiba (7tsu) ura 0070.jpg
















▲葉先が 7つに分かれている
ハリギリの葉身(うら面)の
基部の葉脈のようす


どちらも両端の1本ずつを
除けば、他の葉脈は葉の
先端へ伸びて(達して)います。

さて、両端の1本ずつは、
どこへ伸びてどうなって
いるのでしょうか?
観察してみませんか?

ハリギリの葉っぱ観察する
ときは、葉のおもて面と
うら面を指で触って
感触を確かめてみてください。


皆さんも 周辺の環境で生きものの
観察をしてみませんか。

           研究員 小舘
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