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2025年5月アーカイブ

「おもしろかった!!」

セミナーが行われたホールから出ていく生徒たちの多くが、笑顔で口々に話しています。

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 今日は京都府立桃山高校自然科学科1年生の生徒78名が、このセミナーを受講しました。
田中研究員は京都府出身、桃山高校のご近所だったとか。
自然科学科の生徒たちは、昨日から兵庫県内の様々な施設を回る研修合宿を行い、最後に本館に来ていただいたそうです。

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環境省が発表している生物の数は約175万種、その生物がどのような形で分類されているのか、様々な例を示しながら、わかりやすくセミナーが続きます。
 

生物は永遠に不変であると考えられ、見た目で分類されてきたものが、生物は不変ではなく時間をかけて変化してきたという考えに変わっていったこと、そしてDNAの発見、古生物学との関連など、研究が進んでいることへと話の内容がどんどん広がっていきました。

IMG_4809.JPG IMG_4811.JPG

 

講義後も質問が相次ぎ、中には残って直接研究員に質問する生徒の姿もありました。
今回のセミナーでは、内容に生物のことだけでなく、社会や歴史とのつながりがありました。
生徒たちの高校での学びも様々なこととつながります。
今回のセミナーが今後の学びのよいきっかけになればいいですね。

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◎参加してくれた生徒の感想など

・おもしろかった。時間があっという間でした。

・恐竜と鳥類が同じ仲間だなんて思わなかった。

・生物系にとても興味があります。先生の話は、とても分かりやすくおもしろかったです。

・昨年度も田中先生にお世話になりました。これからもずっとお願いしたいです。

(引率の先生)

 

◎田中主任研究員より

本セミナーは「系統樹」の見方と読み方の説明を中心に、分類学と系統学についてのお話をさせていただきました。

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生きものの分類や進化の道筋を知ると、ありふれた世界の見方が変わることがあります。生きものの系統樹について詳しく知りたい方、是非ひとはくに遊びに来てください。

(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)


ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えてあります。

春に咲くツツジの仲間のヒラドツツジ
(ツツジ科)のいろいろな色の花ビラ
のものが咲いています。

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

s-250501 hiradotsutsuji  no hana IMGP6872copy.jpg










▲いろいろな色の花ビラの
ヒラドツツジの花

花ビラの色が紫色っぽいもの、
桃色っぽいもの、白色などです。

よく観察すると、
白色の花ビラに部分的に桃色が
見られるものや・・・

s-250501 hiradotsutsuji  no hana IMGP6893copy.jpg










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▲白色の花ビラに部分的に紫色が
見られるヒラドツツジ

よく観察すると、おしべの色も
紫色になっているものもあります。

また、蜜標(みつひょう)と
呼ばれる、昆虫などに蜜の
場所を知らせる模様の部分も
濃くなっているものもあります。

s-250430 hiradotsutsuji no hanabira ga siro ni hann moyou  s-IMGP6828.jpg









▲白色の花ビラに部分的に桃色が
見られるヒラドツツジ


それから、
約半分が異なる色のものも・・・

s-250430 hiradotsutsuji no hanabira ga pinku ni koi pinnku ga hannbun  IMGP6840copy.jpg











▲桃色(左側)の花ビラと、
紫色(右側)の花ビラが、
(半々で?)見られる
ヒラドツツジ



異なる色の位置や範囲も
いろいろです。

ちなみに、花の色が変わる
現象は、転移遺伝子
(動く遺伝子)が関与
しているのではないかと
推察されているようです。


ヒラドツツジの以前の
ブログには、下記のものが
あります。
よかったらご覧ください。

咲いた、咲いた、●●●●●●の花が!(その3)
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/04/post_3269/

5まで、いや 10まで数えられますか?
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/04/5_10/



皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

             研究員 小舘
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