2014年4月アーカイブ

ユニバーサル・ミュージアムをめざして51

憂うつな数学者-2

三谷 雅純(みたに まさずみ)


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 大学の理学部で習う数学は、授業を2、3回さぼると、もう何をやっているのかわからなくなります。と言うより、数学はとことん抽象性の高い学問なので、「他人の解き方を学ぶ」のではなく、「自分にあった思考法のイメージを見付ける」学問だと理解しています。わたしの場合、数学(の「お勉強」)は高校までは、それなりに得意だったのですが、大学ではあっさりと挫折しました。以後、研究に必要な最低限の数学しかしていません。ですから、3回生や4回生の専門課程で数学を専攻した友人は、どこかまぶしく、光り輝いているように見えたものです。

 当然、数学者になるものだと思っていた、そんな友人のひとりは、大学院に進学するかどうかで迷っていました。結局、その友人は「自分には、とても数学者になる才能があるとは思えない。だから数学者になることは諦める。大学院には進まず、数学の教師になろうと思う」と言ったのです。なぜその人が数学者ではなく教師になろうと思ったのか、真意はわかりませんでした。きっと数学者になるには、人並み外れて「個性的」である必要があったのでしょう。友人は常識人であり過ぎたのかもしれません。

☆   ☆

 シルビア・ナサーの『ビューティフル・マインド』(新潮文庫) (1) は、数学者ジョン・ナッシュ (John Nash) の伝記です。ナッシュの数学者としての思考力は、群(ぐん)を抜いていました。大学院時代に研究したゲーム理論では、後にノーベル経済学賞を受けています。しかし、その振る舞いは自己中心的でした。ナッシュは発達障がいのせいで、自分以外の第三者にも<こころ>があるのだと、なかなか認識できなかったのです。

 ナッシュは傲慢(ごうまん)でした。マサチューセッツ工科大学 (MIT) に教員として勤めていた頃、あんまり他の数学者をバカにするので、「Gナッシュ」(この本では「歯ぎしり野郎」と訳してありました:英語の "gnasy" は歯ぎしりのことです)とあだ名が付きました。すると反対に、こう言い返したそうです。

「Gはもちろん天才 (Genius) のGさ。実際、このごろのMITには天才がほとんどいないからな。そりゃ、まず、ぼくさ」(p. 352)。

 またナッシュは、得意そうに社会的俗物性をひけらかしていたそうです。この本には「自分は旧家の出であるとほのめかし、パーティではワインの香りを嗅(か)いで、『うん、これはなかなかいけるキャンティだ』などと言った。とりわけその俗物性が際立ったのは『ほとんどユダヤ人ばかりの社交場で、自分はユダヤ人ではない』と強調したことだろう」(p. 352)と書いています。ナッシュが人種差別論者であったのかどうかはわかりませんが、少なくとも「人種差別論者」として振る舞ったのは確かです。これは発達障がい者によく見られる、幼児性の表れだと思います。

 このような自己中心的な振る舞いは、家族にも向けられました。ナッシュには奥さんの違う息子がふたりいたのですが、最初の奥さんとは、通常の夫婦関係が築けませんでした。と言うより、ナッシュには、その奥さんや、ふたりの間に生まれた赤ん坊が、自分と同じように<こころ>のある存在だとは理解できなかったのです。奥さんの言葉によれば、ナッシュは「(息子のためにではなく、自分の満足のために)息子のそばに、いつもいたいようでした」(p. 414)と言っています。しかし、充分な給料をもらっているにも関わらず、当然負担するべき赤ん坊の養育費や奥さんのための生活費は負担しなかったそうです。

 2番目の奥さんは、ふたりの間の子どもの事よりも、まずナッシュのことを考えて過ごしたようです。この奥さんはエルサルバドルの裕福な家庭の出身でした。お金には困っていなかったという出自も、ナッシュのことだけを考えて生活できた事に関係があったのかもしれません。

 

 そのような人と友人として付き合うのは、わたしには、ためらわれます。できれば付き合いたくない。しかし、ナッシュのような人は、どこにでもいるものです。あなたの周りにも、きっといるでしょう。付き合わずに済ますというわけにはいきません。第一、気付いていないだけで、私たちの中にも「ナッシュ」が潜んでいるのかもしれないのです。

 

 数学者としての高い能力やノーベル賞の受賞という世間的な成功とは裏腹に、ナッシュのたどった人生は、決して成功したものではありませんでした。ナッシュの発達障がいには統合失調症の遺伝的素因がありました。統合失調症には遺伝的な要素が深く関わります。ナッシュの統合失調症は、ふたり目の息子が生まれた時期から現れます。30歳頃のことでした。この時期から10年以上に渡って、ナッシュは入退院を繰り返しました。

☆   ☆ 

 わたしは、この本を読む時、注目したことがふたつあります。それは:

1 統合失調症がよくなった後、ナッシュは第三者にも「その人独自のこころがある」と悟るようになるのだろうか? そして、

2 統合失調者であるナッシュの子どもは、どのような人生を送るのだろうか?

 というふたつです。



 治療の後、ナッシュは、「人には誰でも、その人なりのこころがある」と悟った態度を取りました。例えば、ノーベル賞を受賞した後のエピソードでは、

「実のところ、現在のナッシュの生活にとって、研究は主要な事柄ではなくなっている。重要なのは、家族や友人や共同体と再度結びつきを深めることで、これはすぐにも実行しなければならない緊急事態だった。彼のなかでは自分が他人に頼り、他人も自分に依存する関係について、むかし抱いていた恐れはもう消え失せ、自分を必要とする人々と和解し、その世話をしたい気持ちが一番大切になっていた。いまでは、およそ二五年も仲たがいしていた妹マーサと週に一度は電話で話をし、息子のジョニーが、もっとも大事な、絶え間のない関心の対象となっているのだ。」(p. 911~p. 912)

とあります。統合失調者であったナッシュの人生は、すっかり変わりました。そのうちにナッシュは、

 

「頑(かたく)なで、よそよそしく、自己中心的で、時間に(金銭にも)うるさかったナッシュが、いまでは皿洗いも、預金の出し入れも、毎月曜の晩に連れ立って家族療法に出かけることも、まずアリシアに相談せずには何ひとつ勝手にことを運ばず、彼女の言うことを聞き、彼女を助けようとして」(p. 918)

いたということです。アリシアというのは2番目の奥さんのことです。このようなエピソードについて、この伝記を書いたナサーは:

「ナッシュは、おそらく知的には後退し、若いころに匹敵する業績はもう達成できないかもしれない。だが、かつての人間以上の人間になったのはまちがいない」(p. 925)

と述べています。穏やかな生活ができるようになったのなら、それが一番です。数学者としてキラキラ輝いていた(ギラギラしていた?)としても、友人はおろか、家族のこころも認識できないよりは、ずっと幸せなのではないでしょうか。

☆   ☆

 ふたりの息子の内、弟は父に似て大学で数学を教えました。そして統合失調症も出てしまいました。弟の名前はジョニーです。

「(ジョニーの症状は)しばらくのあいだは落ち着いていたが、そのうちに紙で作った王冠をかぶり出した。ある日の午後、彼は金がほしくなり、自分は国王(ソブリン:独立国家の統治者)だと信じていたためにソブリン銀行から金が引き出せると考えた。ところが、銀行前のATMから現金は出てこないどころか、差しこんだ銀行カードも戻ってこない。みじめな思いで動揺したジョニーは、ソブリン銀行に口座を持っている母に、ATMのところへきてカードを取り出してほしい、と電話をする。(中略)そのうちに(自分の思い通りにならないので)ジョニーが怒りだし、太い棒きれを拾い上げて、はじめに(息子の窮状を聞いて駆けつけていた)母を、それから父を突きはじめた。通りの向こうの歩行者が、若い男が年老いた男女を脅している光景を見て足をとめた。ナッシュはそのひとりに向かって、警察を呼ぶように大声で頼んだ」(p. 912~p. 913)

☆   ☆

 父と音信がなかった長男ジョン・デヴィッドは看護師になりました。長男は他人の力になることに喜びを見いだしたのです。しかし、ジョン・デヴィッドに再会した時、長男のためにと思ってしたことのようなのですが、ナッシュは真意に反して「冷淡でよそよそしい、と言われかねない言い方しかできなかった」そうです。「仕事の選択にも文句を言い、看護師などは、自分の息子にはそぐわない職業だとほのめかし、看護学の修士号を取るぐらいなら医科大学に入るべきだ、と強要した」ということです。この長男へのふるまい方を見ると、ナッシュの本質は何も変わらず、「ナッシュはナッシュのままだ」と言いたくなってしまいます。

☆   ☆

 統合失調症のような遺伝的な病気では、「治癒」とは呼ばず「寛解(かんかい)」と言います。統合失調症は「治る」のではなく、「落ち着く」ものなのです。それは一生付き合うべき、性格のようなものです。ですから、その人を遠ざけたり、閉じ込めたりするよりも、症状が落ち着いたら、できるだけ社会の中で生活するように仕向けるべきです。

 かつて統合失調症は不治の病だと思われていました。しかし、ナッシュのように寛解(かんかい)して、ふたたび社会生活を送れる人が現れました。今では、かなりの統合失調症が寛解(かんかい)の後、社会に復帰しているはずです。それを実現するためには、クッションのような柔軟な共同体が必要でしょう。そして統合失調症者は、時として「悪夢に捕らわれる」のですから、統合失調症者の良いところとともに悪いところも、周りの人はよく理解しておく必要があります。ノーベル賞の受賞記念講演によれば、ナッシュの精神の安定には大学の図書館が効果的だったそうです。図書館であれば静かな上に、必要であれば情報がすぐに利用できる環境だからです。また、当事、新たに起こったコンピュータのプログラミングに没頭できたことも、効果があったと言うことです。何が良いかは、きっと、その人によって違うのだと思います。


 長男への態度を見ると、自己中心的で傲慢(ごうまん)なままのナッシュでした。このような人を見ると、無念な気持ちになります。落ちつている時もあるのですが、問題によっては、簡単に以前の自分に戻ってしまうのでしょう。

 ナッシュの苦しみは、どのようなものなのでしょうか? わたしには、この本を読んでもまだ、十分には実感できません。しかし、その苦しみが積み重なって、時には穏やかに、時には傲慢(ごうまん)になる。このことを考えていると、わたしたちの人生も同じなのだと気づきます。こうと決めたからといって、その通りにできる人などはいません。その上、人は誰しも自分の人生を逃れることはできないのです。それを、自分を縛る「鎖」と考えるか、「自由への跳躍台」と考えるかは、その人自身によるのでしょう。努力は実を結ぶこともあるし、結ばないこともある。しかし、結ばなくても、努力することで新たな生き甲斐が生まれるのだと思います。今のわたしは、それを信じています。

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(1) 『ビューティフル・マインド 天才数学者の絶望と奇跡』(シルビア・ナサー 著、塩川 優 訳、新潮文庫 シ-38-6)

 

三谷 雅純(みたに まさずみ)
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

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この夏開催予定の収蔵品展「ゾルンホーフェンの化石コレクション展」(7月19日ー11月3日開催)に先立って、関連講座がいよいよ5月からはじまります。
ゾルンホーフェンは、中生代ジュラ紀の良質な化石が出土することで有名です。中生代といえば、恐竜が
いた時代と思われる方が多いと思いますが、現在見られる生物群が出揃った時代でもあります。
昆虫、植物、爬虫類など様々な生物群を例に、中生代をどう生きて今につながるのかを解説するセミナー
を開催します。第1弾は池田研究員による、「恐竜時代のトカゲたち」5月31日(土)です。
お申し込みはこちらから。
http://www.hitohaku.jp/musepub/seminar/?id=2014A02

高野 温子 (展示マネージャー/ 自然・環境評価研究部)

新緑が美しい深田公園で、本日来館された小学生、中学生のみなさんが、ランチをとられていました(^^)/
あまりにも気持ちよさそうなので、博物館4階から、写真を撮りました。

ランチ中~    













                                                                                                                        
                                                                                                     
                                                                                                          
                                                                                  


                                                                            



館内で学習したあとは、深田公園で木々や生き物の観察ができますよ♪
ぜひ、ひとはくへお越しくださいね。

笹山由利子(フロアスタッフ)






                                                                                                

久しぶりの流星群 出撃してきました !(^^)!

1時間ほどボッーと見てて、肉眼では数個目視できたのですが、写真には残らず....


 興味のある方は是非夜空を見上げてみてください
外部リンクですけど →  http://www.nao.ac.jp/astro/sky/meteor-stream/major.html
1年かけて、植物や昆虫のすてきな標本をつくって、展示しようという、新しいセミナーです。
担当は、高橋 晃(植物)と、八木 剛(昆虫)です。

2014年4月19日。
午前中は、展示とは何か、なぜこのセミナーを企画したか、の講義をしました。
博物館の展示をつくるには、専門的な知識や、技術も必要です。
ということになっていて、研究員が展示をつくっています。
でも、展示を見る人は、研究員ではありません。
われわれ研究員は、展示を見る人の視点に立っているのでしょうか、立つことができるのでしょうか・・・
原点に返って、身近な発見、経験を、素直に表現するにはどうすればよいのでしょうか。
それには、分野の異なる研究員や、一般の方々といっしょに考え、創造する方がいいのかもしれません。
そんな疑問や自省や、挑戦の意識を込めて、このセミナーを企画しました。
われわれ研究員にとっても、チャレンジです。

午後は、これからのフィールドとなる、深田公園を散策しました。

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ツクシとスギナは、同体。私は、はじめて見ました。

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八重桜が満開です。

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カラスノエンドウが、七部咲きくらい。

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スミレ(左)、アリアケスミレ(右)
きれいですね。標本として色や形を残すのは、難しいです。
この美しさを表現するには、どうすればいいのでしょう。

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ノヂシャ。小さなかわいい花です。植物って、立体的なのですね。

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シロコブゾウムシがいました。この日は低温で虫は少なかったです。

昆虫は、乾燥標本として、色や形を残すことが、比較的容易です。
植物は、難しいですね。
展示室に持ち込むこと自体に、無理があるのかもしれません。

さて、どういう展開になりますことやら。
われわれの作品は、来年3月に展示することにしています。
どうぞご期待ください。

(八木 剛 記)

こんにちは、フロアスタッフです。
博物館のとなりにある深田公園は、春のあたたかな陽気につつまれています。
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お弁当を持って、公園で食べるのもいいですね!

さて、フロアスタッフとあそぼうひとはくこどもの日スペシャルのご案内です。


♪やねより たかい こいのぼり~

4/26(土)・27(日)・29(火・祝)は、「こいのぼりをとばそう」を行います。

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カラフルな花紙で、よく飛ぶこいのぼりをつくってみませんか?(参加無料)

時間13:00~(受付10:30から4階カウンターにて開始)
場所:2階展示室

ほかにも、楽しいもよおしが色々あります♪下記の案内をご覧ください。

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▲クリックで拡大します

化石のレプリカや、恐竜の帽子、万華鏡もつくれるよ

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ひとはく博士がかぶっているのは「ティラノ★ハット」
こちらは5/3(土)・4(日)のイベントで作ることができますよ♪

みなさまのご参加お待ちしております。

(フロアスタッフ まつだ)

2階展示室、ひとはく生物多様性フロア〜魅せる収蔵庫トライアル〜の「収蔵庫体験ラボ」に展示している昆虫標本を入れ替えました。

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作業中です。

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入れ替え完了。
(入れ替える前は、色とりどりのチョウでした)

テーマは、引き続き、「ひとつずつ、ちがう」です。
私たち一人一人の顔が違うように、昆虫も、二つとして同じ個体はありません。
個性、多様性、ですね。みんなちがって・・・♩

「収蔵庫体験ラボ」には、キャラバン等で活用できる昆虫などの貸し出し標本セットを、収蔵庫のように収納しています。
今回、新たに、タマムシやコガネムシなどの甲虫類の貸し出しセットが、135箱加わりました。標本数として、2,900点あまりです。
昆虫はちょっと苦手・・・という方にも、おやっ?と関心を持ってもらうことを願い、標本の並べ方に、工夫しています。
ぜひごらんになってください。

(八木 剛)

4/13(日)の13:00~より、1階共生の森におきまして
フロアスタッフとあそぼう「画はくの日~ボルネオジャングル~」を行いました。

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画はくの日とは、博物館の展示をじっくり観察して絵をかくイベント。毎月いろんなテーマで描いています。

ラフレシア、オランウータン、コノハムシ...などジャングルには不思議ないきものがいっぱい♪

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▲カニクイザル(左) やクロサイチョウ(右)もいますよ。

みんな、特徴をとらえて丁寧に描いてくださいました。

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できあがった絵は4階ひとはくサロンの休憩コーナーに展示しております。
サロンがよりいっそう、にぎやかになりました。

ご参加ありがとうございます!
ぜひ、みにきてくださいね。

ちなみに1階共生の森には、
ドリアンとジャックフルーツの重さ体験ができるコーナーがあります。

ひとはく博士がチャレンジしてみました。

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結果は...?
ドリアンがどれくらい重いのか?
ぜひ、みなさんもチャレンジしてみてくださいね!
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▲オランウータンとひとはく博士

(フロアスタッフ まつだ)

教職員・指導者の方に耳よりセミナー情報♪


 昆虫好きの子どもたちがたくさんいます。これから夏に向けいろいろな昆虫との出会いがあることでしょう。


 そこで、特に学校の先生や環境学習などの指導者の方にオススメのセミナーがあります!!

      【昆虫で学ぶ授業計画を考える】 セミナー番号G01
         http://www.hitohaku.jp/musepub/seminar/?id=2014G01
 上記のURLのページをご覧いただくか、「セミナーガイド2014」の17ページをご覧ください。

 虫好きの先生も、虫がちょっと苦手な先生も、学校の授業や特別活動などで、子どもとともに昆虫にふれあってみませんか?


 お申し込み、お問い合わせは ひとはく 生涯学習課セミナー担当 079-559-2003 まで!!

生涯学習課

いいお天気☆^^☆"

さっそく、10時30分に4階カウンターへ受付申し込みのお客様が*(^^)*

今年度より受付方法、時間も新たになりました。☆"   (フロアスタッフのもよおしあんないを見てね)

13時から古谷先生に石のお話を聞いて


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さぁ!外へ出発です☆"

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       石に水をかけて見やすくなったかな                                ハンマーで石を砕いて!!

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           ルーペで見て何の石発見かな?                                                 先生これ何の石ですか 

凝灰岩だぁ~!!!

つるつるした硬いチャート発見など・・・みんな石博士になれたかな

5月のひとはく探検隊は・・・
5月11日(日)13時から♪
 池田隊長

「公園の小さな生きものを見に行こう」です。

カエルやトカゲなど見つかるかな?

みなさまのご参加お待ちしています。

                                      フロアスタッフ  にしぐちひろこ



中学生限定のセミナー「ユース昆虫研究室」、2013年度の成果展示です。
9名の調査員が、春から秋にかけて、六甲山自然保護センター周辺で昆虫を調べました。
採集した223種、276個体の昆虫標本のほか、生態写真や活動のようすをパネルでご紹介しています。
ぜひごらんください。

会期 2014年4月1日(火)〜8月31日(日)
会場 兵庫県立 六甲山自然保護センター(記念碑台すぐ)
   〒657-0101 神戸市灘区六甲山町北六甲123 TEL 078-891-0616
開館 土日祝 9:30〜16:00/平日 9:30~15:00
休館日 毎週月曜日(ただし、休館日が祝日または振替休日のときはその翌日)
入館料 無料

調査員(受講者) 井上 元、河野岳生、坂本貴海、篠谷遼太、高尾海星、徳田 椋、半井陽大、福井 翔、室谷泰智


2014年度のユース昆虫研究室も、同所で開講します。今年は、夜間調査を増強しております。
虫好きをやめられない中学生は、ここに集合せよ。
自由、仲間、明るい未来が待っています。
→ お申し込みは、こちらのページから。
(! お申し込みの前に、まずはこれまでのようすをごらんください。)

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(八木 剛 記)

 3/30(日)は、小雨が朝からシトシトと降っていました。
探検は無理かなぁ~とあきらめていました。


s-P1010006.jpgところが、なんと!ふかたんの時間だけ雨が止んだのです。

 朝の下見の時点では、雨で花が閉じていて花さがしが難しいかも。
と心配していたのですが...

たくさんの花がみつかりました。



ペンペン草みつけた♡         ヒメオドリコソウとホトケノザはどこがちがうかな?    

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ふかたん地図も完成しました。    
 s-aaa.jpg 深田公園は、春真っ盛り。お散歩がとっても気持ちいいです。

   みなさんも「花さがし大作戦」してみてはいかがでしょうか。
   


   ふかたんは、4月より
   名称を「ひとはく探検隊」時間は13時~に変更して
   パワーアップいたします。
   皆様のご参加をお待ちしております。


      フロアスタッフ せら ゆうこ

三田は今、桜が満開✿とっても気持ちのよい季節になりました。
さて、今週末の土曜日!今年度はじめての「ひとはく探険隊~ひとはくの石たんけん~」を行います。
隊長の古谷先生、隊員の西口さんと私の3人で、今日は下見に出かけました。
チャートさがし~神戸層群~


↑チャートはあるかな??化石は?いろいろな石をルーペを使って、調査中~

「ひとはく探険隊」は、「深田公園うきうき探険隊(ふかたん)」から名前が変わりました。
深田公園だけではなく、時には、はくぶつかんの中を研究員と探険します。
4月のテーマは「石」。石博士の古谷研究員と一緒に、探険に出かけましょう。

4月12日(土)

「ひとはく探険隊~ひとはく石たんけん~」
時間:13:00~14:00
定員:20名
集合場所:4階ひとはくサロン
受付場所:10:30から4階カウンターにて受付。定員になり次第終了します雨天時も行います。)

みなさん、ぜひ、ご参加くださいね。

笹山由利子(フロアスタッフ)


4月5日(土)、6日(日)、フロアスタッフとあそぼう『風にのってとぶタネ』が行われました!

 

みなさんは「風にのって飛ぶ種」と聞くと、どんな植物を思い浮かべますか?

s-P1010154.jpg真っ先に思いつくのは「たんぽぽ」だと思います。

黄色い花が咲いたあとに綿毛のついた種子をつくり、風にのって種をとおくへ飛ばします。

(ちなみにこのたんぽぽは「恐竜ラボ」前に咲いていました!さがしてみてね♪)



実はたんぽぽ以外にも、風を利用して種をとおくに飛ばす植物はたくさんあります。

今回は、その中から3種類の種の模型をつくってみんなで飛ばしてみました!

s-P1010213.jpg左から 「フタバガキ」 「マツ」 「ニワウルシ」の模型と本物の種です。

 

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模型ができたら、いよいよ種を飛ばしてみましょう!

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おおきな木になった気分で!

せ~のっ!

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くるくるくる~~~~っ

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風にのってとぶタネ、大成功!

家でもぜひ飛ばしてあそんでみてくださいね♪

 


・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚ おまけ ゚・。★゚・:,。゚・:,。☆゚


博物館のエントランス前には、たくさんのツクシ達が顔を出しています♪

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ツクシも風を利用して「胞子」を遠くまで飛ばします。

ぜひ探して観察してみてくださいね!

 

フロアスタッフ たにぐちはるな

ユニバーサル・ミュージアムをめざして50

憂うつな数学者-1

                              三谷 雅純(みたに まさずみ)

751px-John_f_nash_20061102_2.jpgのサムネイル画像                              数学者 ジョン・ナッシュ(2006年、ドイツでの数学のシンポジウムで。Wikipedia より)


 ネイチャー (Nature) という雑誌があります。最新の論文やニュースを載せた科学誌で、たまたま流行の最先端にいる科学者は、この雑誌に何とか論文が載らないものかと四苦八苦するそうです。

 そのネイチャーです。Eメール・アドレスを知らせておけば、毎週、自動的に新しい情報を送ってくれるサービスがあって(無料です)、同じような科学誌サイエンス (Science) といっしょに、わたしはネイチャーに情報を送ってくれるように頼んでいるのです。そのネイチャーに面白い記事がありました。2014年1月16日号の「今週の注目記事」に、「自閉症と統合失調症に見られる遺伝的変異」という論文があったのです。その論文の解説によると、自閉症と統合失調症には共通した遺伝的な変異、つまり多くの人との違いが見つかるのだそうです。

 自閉症は発達障がいの一種です。一方の統合失調症とは、遺伝と環境が深くかかわった精神疾患です。およそ100人にひとりの割合で罹(かか)るそうです。この2種類の症状には、遺伝子のレベルで共通性があるというのです。

 「やっぱり」と言うか、何と言うか。この2種類の精神疾患当事者には症状に共通するものが結構あるし、ご本人が発達障がいだった人の親族には、統合失調症の人がよくいると耳にします。発達障がいでは必ず引き合いに出されるアルバート・アインシュタインにも、統合失調症の息子さんがいたということです。

 ヒトに限らず生物の遺伝の大半は、ある遺伝子があるかないかと言った単純なものではありません。自閉症や統合失調症も例外ではありません。複数の遺伝子が関わっています(医学の世界では、それを「多因子遺伝(たいんし・いでん)」と呼んでいます)。ネイチャーの記事は、「関わりのあるたくさんの遺伝子の一つに共通の変異があり、たまたま症状が出ていない人でも、脳の構造には、症状が出ている人と同じような変化が見られる」というものでした。ところが、これに輪をかけて、さらに驚くような発見が報告されていました。インターネットで調べてみると、2013年のランセット (The Lancet) という雑誌には、自閉症と統合失調症だけでなく、ADHDや双極性障害(そううつ症)、大うつ症の五大精神疾患と呼ばれるもの全てに、共通の遺伝子が影響しているというのです。

 誤解のないように、もう一度繰り返しておきますが、このような「精神疾患」と言われる症状が出るのは、いくつもの遺伝子から同時に影響を受けた時だけです。その遺伝子は、元来、全ての人が持っているものです。その程度が大きく、しかもある環境がそろったから症状が出た。何も「特別な人」だけが持っている遺伝子ではありません。「ある環境」とは、「強い精神的なストレスがかかった時」とでも言えばいいのでしょうか。どんな時に「強い精神的なストレス」がかかるのかと言うと、具体的には「愛する人の死」とか、戦場で「殺されかけた」、あるいは戦場で「人を殺した」体験などのことです。

 自閉症と同じく統合失調症にも、症状には軽い/重いがあるそうです。つまり、多数者と変わらない人――ストレスがなく、症状の出ていない人は、そう言えるのかもしれません――から、重い統合失調症の人まで、症状は人によって連続的に変化するそうです。自閉症スペクトラム同様、統合失調症にもスペクトラムが存在するのです。

 重い統合失調症の人はその疾患に苦しみますが、軽い統合失調症の人――「統合失調型人格障がい者」と呼んでいます――は、見るからに変わった人です。変わった人ですが、しかし、しきたりに捕らわれずに、飛んでもないことがひらめいたり、高い創造性を示したりすることがあるそうです。つまり、<天才>なのです。

 トーマス・アームストロングさんの『脳の個性を才能にかえる』によれば、この<天才>は、アウトサイダー・アートの美的感覚に共通するものだそうです。アウトサイダー・アートというのは、通常の芸術文化ではなく、「外にいる人びと」が創る芸術です。そしてその作品には、独自の芸術的価値があるそうです。そのよい例がヘンリー・ダーガーです。ダーガーはアメリカのシカゴで清掃員の仕事をしていました。そして、ダーガーが死んだ後、アパートには、誰に見せるでもなく創作した絵画と文章の山が発見されました。自分のためだけに描き、また書き上げたのです。その大部(たいぶ)の原稿は、『非現実の王国と呼ばれている国で、子ども奴隷の反乱によって発生したグランデコ・アンジェリニア戦争のヴィヴィアンの少女たちの物語』というシュールな題が付けられていました。世界の善と悪の戦いを描いた戦争ファンタジーで、多数の挿絵(さしえ)もあったそうです(『脳の個性を才能にかえる』の「第8章 べつのキーで考える――統合失調症」,214ページ)。

 人間の歴史では、統合失調症の人を「神懸(かみが-)かりの人」とか「聖なる愚者(ぐしゃ)」と呼んで、かつては、通常の人とは異なる特別な存在として尊重したようです。シャーマンには統合失調症の人がよくいたのでしょう。カメルーンのカラマルエというサハラ砂漠に近い街で出会った男性のことです。わたしが見かけたその男性は、素っ裸で市場の太陽の下に寝そべり、陰を求めるわけでもなく、一日を寝たり起きたり、フラフラと歩き回ったりして過ごしていました。何も着ていないにもかかわらず理知的で、目の奥底には静かな精神性や分別といったものの存在が感じ取れました。市場に買い物に来た男女や市場の商人は決してその男性を追わず、その男性もまた、人びとの邪魔にならないように振る舞っているようでした。わたしはその男性の言葉を、直接、聞いたわけではありません。しかし、今から思えば、その男性は統合失調症だったような気がします。フランスの哲学者ミッシェル・フーコーの『狂気の歴史』によれば、(十八世紀より前には狂気が深刻には受け止められず)「当事、狂人は容易に放浪しうる生活を営んでいた。都市は狂人を市域の外に放逐しがちだったし、ある種の商人や巡礼に預けられなかった場合、彼らは人里離れた野を自由にさまようことができた」そうです(『脳の個性を才能にかえる』,217ページ)。

 人は<天才>をうらやみます。自分にはできないことを、苦もなくやってしまうからです。しかし、<天才>には<天才>なりの苦悩があります。アメリカ人の数学者、ジョン・ナッシュ (John Nash) は、ゲーム理論で有名です。1994年にはノーベル賞を受けました。そしてナッシュは、たとえ恋人であったとしても、自分以外の人に自分とは異なる精神が存在し、それを尊重するべきだと認識できない精神発達の遅れがありました。

 次に書くのは、シルヴィア・ナサーという人が書いたジョン・ナッシュの伝記『ビューティフル・マインド:天才数学者の絶望と奇跡』の読後感です。(次につづく)

 

三谷 雅純(みたに まさずみ)
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

4月になりました!

2014年4月 6日
4月に入り初めての土日を迎えました。肌寒い日々でしたが、ひとはく周辺もサクラが満開です。深田公園の木々はまだ葉をつけていませんが、芝生は日々緑色に色付いてきています。
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ひとはくでは、昼からのイベントがたくさんあり多くのお客様をお迎えしました。その様子をご紹介します。

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フロアスタッフとあそぼう「風にのってとぶタネ」
大勢の子どもたちが積極的に参加してくれていました。


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人と自然の会によるサイエンスショー「さいころであそぼ」
こちらも大盛況!


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オープンセミナー「絵図を使って立体カードを作ろう」
浮世絵のデザインは姫路城です。背景は書写山が描かれています。
準備していた材料も一瞬にしてなくなりました。申し訳ございません。

他にも、オープンセミナー「解説!丹波の恐竜化石」や展示室ツアー「3階展示ダイジェスト」が行われていました。
午前中には、デジタル紙芝居、展示室ツアー「ボルネオジャングル体験」が行われています。

★ホームページのリニューアルに伴い、イベントを紹介していた「今週のひとはく」のページがなくなりました。
ひとはくのイベントについては、TOPページにある【イベントカレンダー】からご確認ください。
情報管理課 阪上勝彦
hitohaku_HPnew.jpg当館のホームページを5年ぶりにリニューアルしました。

あまりレイアウトは変わっていないという声もありますが、中身や配置の仕方を大きく改訂しているほか、館で実施している事業の説明を追記しています。リニューアルは5年ぶりと書きましたが、実際はほぼ8年ぶりです。5年前にレイアウトを改訂したときは、業者さんにまるごと移行してもらって中身はそのままでした。つくった年代ごとにバラバラのレイアウトで構成されていました。

そんなわけで、昨年度から情報システム更新の担当になったので、ページ構成を一新し、足りない項目を足したり、大学のページをつくったり、セミナーのページ等の仕組みを刷新し、イベントカレンダーなどを導入して、現在のページとなっています。新しく追加された機能は以下のとおりとなります。
  • セミナーページの改訂とマイページの導入(セミナー倶楽部)
  • トピックスと新着情報の設置
  • ひとはく活用術のナビゲーション
  • イベントカレンダーの設置
  • 学校教育支援のページ充実
  • 兵庫県立大学自然・環境科学研究所のページ刷新(VTRを追加
  • その他、ページの統合と整理
以前よりは、見やすくなったかと思いますので、ぜひ改めてひとはくのホームページをご覧いただき、ご活用いただければと思います。

(★ここから関連業界向けのお話し)
ホームページの構築にあたっては、今回はMovableType5をCMSとして利用しています。このことで、メインコンテンツ、自然・環境科学研究所のページ、新着情報管理、ひとはくブログ、館報の編纂、メルマガのバックナンバー管理、館内向けFAQなどの各種コンテンツをCMS上で一元的に管理することができるようになりました。そのおかげで、今回の膨大なページを移行するにあたって様々な館員が同時に情報を共有しながら製作することができました。修正についても、同様に作業が簡便になっています。博物館&大学&ETCが混在化して多様な業務群のマネジメントツールとして、CMSの導入はとても有意義なものとなりました。
(みつはしひろむね)

4月に入り、春休みもあと1週間☆^^☆"

 

3月29日(土)30日(日)のフロアスタッフと遊ぼうでは

s-danngomusi.jpg 行いました。0^_-☆

 

だんごむしと昆虫のちがいについてのしつもんです。*(^^)*

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だんごむしは何の種類の仲間かわかったかな☆??☆

 

みんな だんごむし にへんしんです☆"

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かわいいだんごむしさんがいっぱい!☆^^☆!"

 

次のフロアスタッフとあそぼうは*(^^)* 

4月5日(土)6日(日)

 13:00~『風にのってとぶタネ』です。☆^^☆"

 

みなさまのご参加 おまちしています。☆"

 

        フロアスタッフ  にしぐちひろこ

桜が咲きはじめてポカポカと暖かくてのんぴり。やっと春がやってきました。

しかし、春は別れの季節でもあります。卒業したり、転勤したり...

そして私たちフロアスタッフにも別れがありました。

3月末をもちまして仲間2名が「ひとはく」を卒業していきました。

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一人目は、うえやま たかこ さんです。

熱心に試行錯誤を繰り返しながら工作を
作り上げていく姿がとても素敵でした。

 






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二人目は、みの あんな さんです。

なんといっても、みのさんの笑顔はかわいくて、
みのさん目当てのお客様も多かったと思います。
彼女の笑顔は博物館の職員内でも癒しでした。

 





今まで、ふたりへの温かいご支援ありがとうございました。

また4月より新しくメンバーを迎えます。乞うご期待!(^^♪

今後ともひとはくをよろしくお願いいたします。

                        フロアスタッフ せら ゆうこ

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