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2013年5月アーカイブ

深田公園の水路にガマが繁茂しているので、トライやるの中学生たちが八木研究員の指示のもとガマ抜きに挑みました。

gamanuki1.jpg  gamanuki2.jpg 

 

ガマは地下で横につながっているので、抜いても抜いても絶えることがありません。あまりに繁茂すると水路に生息しているメダカや昆虫類にとってよくないので、たまにガマを地下茎から抜くのです。

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 水路といっても、臭いヘドロが溜まっています。ドロドロの中に腕を突っ込んでガマを抜き取るには力が要ります。中学生たちは泥だらけになりながら、ガマを引き抜きました。
泥が掻き混ぜられて、臭いにおいがしますが、泥水の中に酸素がまわるので、生き物にはいいことです。
深田公園に自然学習に来ていた小学生は、「くさい、くさい」といいながらも、興味深そうに見物していました。「中学生になったらトライやるで博物館に来たい」という子もいました。

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収穫はガマだけではなく、たくさんのゴミも出ました。自転車も引き上げてしまいました。
誰が捨てたのでしょう。こんな所に自転車を捨ててはいけませんね。

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ガマを抜いたあとは、水面が見えるようになりました。よく見ると、たくさんのメダカが泳いでいました。水面の好きなトンボも戻ってくるそうです。

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ちょっと暑かったけれど、冷たい水で手足を洗ってリフレッシュです。お疲れ様でした。

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                       自然・環境評価研究部  高橋 晃

 

トライやる最終日!

2013年5月31日

トライやるも今日が最後の日です。普段、目にしない博物館の裏側が見えたのではないでしょうか?


<ヘビの分類調査>

 

兵庫県のヘビ類を同定するため、ヘビの胴の中央の体鱗列数や腹板数、尾下板数を数えました。
簡単にいえば、うろこの数を数えました。
触った感触は「背中の鱗は1枚1枚中央が隆起しているが側面に行くほど滑らか」といった感想です。
触ってみないとわからないものですね!


<セミナー準備>

 
「ちりめんじゃこ」に紛れ込んでいる幼魚を取り出し、種別を判別するための封入標本を作っています。
丁寧に真面目に磨いてくれました。おかげで「輝きが違う」との声も!


 
 磨く前と後                     完成!

 
午後は6月に行われるトピックス展の準備を手伝いました。
武庫川上流にもこれだけの種類の魚がいるとは驚きです!

 
火曜日に行った球体づくり。粘土も固まったので、球体に近づけるため余分な所を削り、磨くのみ!
まだ途中ですが、球に近づいてきています。でも、光沢を放つにはまだ先のようです!

   
最後に職員の前であいさつ、それぞれ感想を述べてくれました。

トライやる・ウィークを終えて
充実した表情で博物館から去っていきました。
来週からまた学校で頑張ってください。

ひとはくは来週もトライやるの生徒がやってきます!


情報管理課 阪上勝彦

梅雨のあいまの晴れ日!!

 

 今日は、淡路の灘小学校と沼島小学校の合同での自然学校のお友達がひとはくに来てくれました。

 到着後ただちに「簡単おゆまるレプリカつくり」をしました。

おゆまる選び  ビーカーに入れます  ほんものの化石に触ったよ♪ 

 「おゆまる」を選んだり、ビーカーに入れたり、ホンモノの化石を触ったり……..短い時間でしたが、ひとはくに来た思い出、自然学校の思い出ができたと思います(o^^o)

 

トライやる3日目

2013年5月30日

トライやるも残り2日。他校の仲間とも打ち解けてきたようです。
今日は各学校の先生たちが激励に来られました。

<展示物品の調査>

3階4階にある展示物の名前と個数を調べています。
3階にある動物の剥製の他、4階ミュージアムボックスにあるキノコ類、封入標本、
植物の化石から鉱物まで調査しました。

<セミナー準備>

  DSC_5582_1.jpg
 夏休みに行われるセミナーの準備を兼ねて見本を制作しています。
 テーマは「アジアの家」
 タイ・モンゴル・インドネシアの家をそれぞれ作っているところです。
 セミナーは7月27日(土)~29日(月)それぞれ行われます。完成品はこの日にお披露目?

<収蔵庫棟の整理>

 
 キャラバン準備をはじめ収蔵庫の整理をしています。
 普段、人目につかない収蔵庫には展示物以外にもたくさんの物でいっぱいです。


トライやるも明日を残すのみ。最後まで頑張ってください!

情報管理課 阪上勝彦

トライやる2日目

2013年5月29日

人と自然の博物館のトライやる・ウィークでは、中学校ごとペアを組み3~4名で1班、3班体制で活動しています。
この1週間は同じメンバーで行動します。

本日のトライやる
<キャラバン準備 ~けやき台・藍中学校~ >

      

6月に行われるキャラバン事業で使うアンモナイトの紹介と整理券を準備しています。


<標本づくり ~上野台・狭間中学校~>

標本にしようとしているヘビは「ジムグリ」。普段は地面にもぐっているヘビです。
ホルマリンではなくエタノールによる液浸は、DNAを保存することができます。このあとエタノールの注射も行い2人で1つの標本を作りました。
博物館は、古いもの、珍しいものを見せるだけでなく、未来のために保管し研究に役立てることも
大事な役割の1つだと教えられました。

<ユニバーサルデザイン ~藍・西谷中学校~>

     

ユニバーサルデザインとは、「すべての人のためのデザイン」を意味し、年齢や障害の有無などにかかわらず、最初からできるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインすることです。

博物館のユニバーサルデザインをテーマにそれぞれが館内を歩き、検討し、独自の改善点について意見を述べていました。

最後に全員集合して、今日1日についてまとめて解散しました。

情報管理課 阪上勝彦

トライやる・ウィークが本格的にスタートしました。

博物館では三田市立上野台中学校、狭間中学校、けやき台中学校、藍中学校、宝塚市立西谷中学校からそれぞれ2名、計10名の中学生を受け入れています。

 

          職員の前で初めに自己紹介                                 応援しています!

                          研究員から「博物館のイメージ」「印象は?」質問されそれぞれが答えています。
                                           この1週間で博物館の仕事を理解してくださいね!

 

セミナーの準備

   

              粘土を測って切り取っています。                       目標はこの「球体」です

 

                                               磨けばこのように光沢が・・・ お楽しみに 


川の調査の事前準備

                                           ゴムボート(カヌー)は魚の生態調査で使用します。
                                                                気分は激流下り?



情報管理課 阪上勝彦

「樹木の見分け方を学ぶ 初級編」の第2回目をおこないました。このセミナーは毎回、博物館収蔵の標本を用いて、対象とする樹木の見分け方を学びます。

今回はバラ科キイチゴ属について標本を観察してもらいました。

初めにバラ科とキイチゴ属の特徴について簡単に説明した後は、検索表をもとにひたすら標本を見つめます。

皆さん真剣に標本を見比べ、気がついたことを書き留めていました。

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  kiichigo3.jpg   kiichigo4.jpg

自然・環境評価研究部 高橋 晃

植物観察会 in 香美町

2013年5月28日

5月18日、19日に香美町で植物の観察会がありました。
18日は香美町小代区での植物観察会でした。天気も良く、とても気持ちの良い観察会でした。
午前中はふれあい歴史公園で樹木を中心とした植物を観察した後、小代物産館で昼食をとり、午後からは久須部渓谷で渓流沿いの植物を観察しました。

  ojiro1.jpg  ojiro2.jpg  ojiro3.jpg

三田ではすっかり咲き終わっているフジやイタヤカエデがちょうど花をつけていました。

ojiro4.jpg  ojiro5.jpg

 


19日は香美町たかのすの森での植物観察会でした。この日は残念ながら雨に降られる観察会となりましたが、多くの方が参加されました。

amarube1.jpg 

山路は、手入れが行き届いているようで、雨でも歩きやすく、ちょうど目の高さでヤマボウシやホオノキ、ミズキなどが間近に見られました。

amarube2.jpg  amarube3.jpg 

帰りはJR鎧駅から餘部駅に行き、餘部鉄橋を見て戻りました。

amarube4.jpg

雨だけは止むことなく降り続けていましたが、皆さん楽しんでいただけたようでした。

自然・環境評価研究部 高野 温子

トライやる・ウィークも最終日。最後のまとめとして博物館を紹介します。
皆さんも一度、人と自然の博物館まで足を運んでください。

  

神戸電鉄フラワータウンで降りたら西側に出ます。出たら左(南側)に標識があるので指示通り進んでください。するとエントランスホールが目印です。エントランス広場を抜けて階段下りれば博物館入口です。博物館の入口は3階となっています。(博物館は4階建てです)      

神鉄フラワータウン駅      道順

   
エントラスホール    博物館入口

 

次に人博恐竜ラボの紹介をします。ここでは、実際に行われている化石のクリーニングを近くで見ることができます。その他にもクリーニング中の化石や発掘に使われた道具も展示されています。

 

恐竜ラボ 化石クリーニング実演

  

 博物館は深田公園の中に位置しています。前面には芝生が広がり円形広場や滑り台・迷路もあり、とても楽しいところです。

  円形広場     深田公園

 

    深田公園から見た「人と自然の博物館」のサムネール画像    

  

博物館にはたくさんの展示物があり興味がわきます。土日にはたくさんのイベントがあるそうです。是非見に来てください。

  氷上回廊を通じた淡水魚、植物の分布 こいのぼりがお出迎え

 

最後にこの1週間の振り返りを書こうと思います。最初の1日目は失敗が少し多いと思いました。2日目はお土産を沢山作りました、2日目はお土産を沢山作ったのでとても楽しかったです。最終日の今日、今書いているこのホームページを書く仕事をしています。この1週間を通して少しは成長したと思いました。ご覧の皆さんも是非来てください。

  トライやる・ウィーク 無事終了!   お世話になりました!  

 スタッフの皆さんありがとうございました。

作成者 伊丹市立東中学校

    K.F.

朝から、雲一つない真っ青な青空が広がるひとはくです。

 

 

 明石市立高丘西小学校3年生のお友だちが大型バス2台でひとはくにお越しになりました。

 

 今日はフロアスタッフからあなただけに「特注デジタル紙芝居」が上演されました。

      ダンゴムシ 知ってる?   動く紙芝居です

 

 

 手遊び唄も取り入れた楽しい紙芝居。みんな楽しんで参加してくれました。

歌いながら 腕をグルグル♪ 

 

 

生涯学習課

 

みなさんは「ふかたん」ってご存知でしょうか?

 

ひとはくの研究員が隊長となって、私達フロアスタッフと一緒に、博物館のおとなり・深田公園を探検するオープンセミナーです。

テーマは各回違います。植物や化石、トカゲまで!!

今年のふかたんスケジュールはこちら♪

 

fukatan.jpg 

4月のふかたんは「初夏の鳥をさがそう」。

鳥博士の布野研究員と一緒に深田公園へ鳥を探しにお出かけしました。

 

当日はお天気に恵まれ、小春日和のあたたかい1日。ゴールデンウィークの日曜日ということもあって、たくさんのお客様にご参加いただきました。

 

 

fukatan1.jpg出発の前にひとはくサロンで、望遠鏡や双眼鏡の使い方を教わります。マスターできたら、さっそく探検へ!

 

館外へ出たらすぐに、鳥の巣を発見!コシアカツバメの巣がありました。

 

 

fukatan2.jpgここで博士からクイズです♪

コシアカツバメの巣は何でできているのでしょう?

 

正解は、田んぼの土でできています。知らなかったぁ~(^^

そして、公園の奥に入っていくと…かわいい鳥さんがいましたよ。

 

みんな双眼鏡を大事に抱えて、鳥を見つけると一生懸命探します。

ハクセキレイやムクドリ、カラスやスズメ…。鳥の他にも、気になった植物についても教えてもらいました。

 

高い木の上に、カラスの巣もありました!なかなか場所が分からなかったのですが、探しあてた瞬間はみんな大喜び。

 

fukatan3.jpgみんなで楽しくお散歩しながら、探検できました。

 

いつもは鳥の声は聞こえても、なかなか姿までは見れなかったけど、双眼鏡だとバッチリ、かわいいおかおまで鮮明に見えるんです。感動~♪この双眼鏡はタカの視力と同じなんだとか。すごい!!

マイ双眼鏡を持って、準備万端で参加してくださっていた方もいらっしゃいました。

 

最後に、クイズに挑戦してくださったみなさんは鳥博士に認定♪ということで、認定バッジをプレゼントしました。

 

 

博士といっしょに楽しい探検♪

皆様のご参加をお待ちしています(*^_^*

 

 

フロアスタッフ みの あんな

 

 本日お越しいただいた柳学園中学校さま。今回は、特注セミナーを受講されました。

 

 赤澤主任研究員から「ミニ逆さビデオカメラを作ろう」を教わりました。

 出来上がったビデオカメラで早速外の景色を見るために、ファインダーをのぞいていました(o^^o)

  意外に簡単にできちゃう?!   しっかり支えて

 普段見慣れている風景は、どんな風に見えたのでしょうか?また新しい発見をして、ぜひかわらばんにご応募ください。

 

  一方、私はというと、豊能町立東ときわ台小学校のみんなと「おゆまる」を使って簡単アンモナイトのレプリカづくりの勉強をしていました。

  やけどしないように!!   ほんものの化石に触れるよ!!   結構重い!!

 

生涯学習課 やお

残り2日間は情報管理課でのお仕事です。

<情報管理課の1日>

図書の登録

納品された雑誌を台帳に記入、博物館の押印したシールをもってスタッフさんに渡しました。

図書の配架

本の配架、整理をしました。

コピー用紙の配達

コピー用紙など各部屋に届けました。

ラベルの制作、貼付

映像を記録したDVDそれぞれにラベルの制作、貼り付けを行いました。

 途中、中学校の先生が激励に訪問されましたが、本人はいつもの様子とは違ったようです。
明日は最終日!しっかり頑張ってください!!

 
                                  情報管理課 阪上勝彦

 平成25年5月21日(火)、兵庫県高等学校教育研究会科学部会及び生物部会の総会ならびに研究大会が合同で開催されました。
 この会合は、県下の高校で理科を担当されている先生方の会合で、各部会長の校長先生、丹有支部の運営スタッフの先生方のご尽力により、久し振りにひとはくで開催の運びとなりました。
 この2つの部会が合同で開催されることは初めての事で、記念講演としまして当館三枝春生主任研究員による「篠山層群、これまでの発掘の成果」の講演がありました。

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 また、午後からは各部会の議事に引き続き、選択研修として、昨年度開館20周年を迎え整備された「魅せる収蔵庫~生物多様性フロア~」や里山を体感するための「ひとはくの森」、屈指の標本点数を誇る収蔵庫など、参加の先生方にひとはくの魅力を体験していただきました。
 どのコースでも先生方の活発な質問が多々あり、予定の時間を越えて研修は続けられました。研修終了後に早速来館のご相談をいただく場面もあり、単なる見学だけではない、学校からの多様な学習ニーズに応えられる当館の学習プログラムを実感していただきました。

  Aコース「博物館の標本~生物多様性フロア及び生物系収蔵庫見学」橋本佳明主任研究員、布野隆之研究員、山本伸子研究員
  Bコース「六甲山のキノコ展2013~博物館等と連携した高等学校の研究活動」三橋弘宗主任研究員
  Cコース「里山の植物観察~”ひとはくの森”見学」橋本佳延主任研究員

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▲昆虫標本についての解説(Aコース 橋本佳明主任研究員)

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▲植物標本についての解説(Aコース 山本伸子研究員)

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▲鳥類のはく製についての解説(Aコース 布野隆之研究員)

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▲県立御影高等学校が作成したキノコ標本について(Bコース 三橋弘宗主任研究員)

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▲里山を学ぶためのフィールド”ひとはくの森”(Cコース 橋本佳延主任研究員)

 2つの部会をあわせ、150名を越える先生方にご来館いただき、盛会のうちに会合を終えることができました。
 この部会を契機にひとはくをご活用いただくようお願いします。ご相談がありましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
 (生涯学習課)TEL:079-559-2002

西岡敬三(生涯学習課)

まだまだトライ!!

2013年5月22日

トライやる・ウイーク2日目です。

 

今日は生涯学習課で体験しました。

午前中まずは、印刷用の紙の包みを倉庫から部屋に運びます。結構重いので大変だったようです-写真は残ってないです(゚ε゜;

その後も生涯学習課の日常の業務の一端を体験します。

    200個以上もあったけど、がんばったよ!!

   台車から落とさないように

ご来館されたお客さま(火曜日に研修会が開催されていました)にお配りした資料の封筒の残り分を元に戻しました。そして、使用された名札の中身を抜き出して整理しました。そして、ホロンピアホールにも行って、会場の片付けを手伝いました。

 

午前の部は以上。

 

午後は、日頃生涯学習課で実施している特注セミナーのうち、「葉脈標本のしおりづくり」と「石膏を使った化石のレプリカづくり」を実際に体験しながら、博物館の仕事の一端を垣間見ました。

三葉虫のレプリカに挑戦!!

写真は石膏レプリカの完成前です。

 

そして、写真ありませんが、ちょこっとだけ、収蔵庫も見学しました。

 

 

 

生涯学習課 やお

 

 

 

猪名川河川敷には、陸生のホタル、ヒメボタルがいます。

明日、5月23日(木)から、4夜連続で、「いながわ・ひめぼたる・うぃーく」を開催します。

現地からの情報によると、ホタルはたくさん出ていて、ちょうど見頃とのことです。
4日間とも、お天気よさそうです。ぜひおこしください。

JR「北伊丹」駅に、19時から19時30分の間に集合ください。順次出発いたします。
猪名川河川敷まで、ぶらぶらと30分近く歩きます。
道中では、大阪空港の夜景もキレイです。都会の中の別世界をお楽しみください。

※ 現地に駐車場はありません。くわしくは、こちらをごらんください。


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八木 剛(自然・環境評価研究部)


今年もトライやる!

2013年5月21日

今年もやってきましたトライやる・ウィークの季節!
ひとはくでは今週、伊丹市立東中学校から1名を受入れトライやるを実施しています。
はじめに職員の前でしっかりと自己紹介をしたあと、ひとはくの業務体験が始まりました。

<本日のスケージュール>

  ・朝ミーティング       朝ミーティング  
  ・館内巡回
  
  ・団体客お出迎え     団体客お出迎え
  ・イベント準備作業・館内放送練習など
  ・デジタル紙芝居練習
     ・館内放送実施           館内放送
  ・展示室ツアー見学
  ・デジタル紙芝居     デジタル紙芝居

この日限りではありますがフロアスタッフのお仕事を体験しました。
団体客のお出迎えでは、偶然にも小学校時にお世話になった先生と再会ということがあったようです。

明日は別のお仕事が待っています。この一週間、博物館の仕事をしっかり経験して頑張ってください。


情報管理課 阪上勝彦


5月12日は晴天になり、風もなく穏やかな一日でした。

朝早く、ひとはくを出発して、赤穂海浜公園の中にある赤穂市立海洋科学館へ向かいました。

 

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           ▲赤穂海浜公園と赤穂市立海洋科学館

 

赤穂市立海洋科学館の周辺の案内板や科学館の入口には、

企画展示「わくわくネイチャー・テクノロジー『生きものって、すごい!』」の

ポスターが貼られていました。

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企画展示室の入口の上の方は、こんな感じです。

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さて、この日は企画展示の関連ワークショップ『貝がらで飾りをつくろう!』を展示室のとなり

のスペースで実施しました。

科学館長の黒川様の呼びかけや園内放送をしていただいたおかげで、家族連れの方々が

たくさん参加してくださいました。


高瀬科学コミュニケーターから、貝のこと(貝の硬さ、生態、色など)について、実験をしたり、

標本や資料、拡大装置などを用いて説明があり、生きもののスゴイところを知りました。

 

みなさん興味深そうに聞いていました。


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そのあと、キラキラのアワビの貝がらを使って、可愛い飾りをつくりました。

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キラキラする本物の標本や写真(モルフォチョウなど)を観察してから、キラキラする

飾りをつくっています。大人も子どもも、みんな真剣です。

科学館のボランティアの方々もお手伝いしてくださいました。

作品が出来上がったら、みんな笑顔で写真を撮らせてくれました。

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作った作品、キラキラしています?

 

可愛く出来た飾りを友だちにも見せて、観察したことや体験したことを話してみてネ!

 

                 (生涯学習推進室/キッズひとはく推進タスクフォース 小舘 誓治)

*なお この事業は、JST「ネットワーク形成先進的科学館連携推進型」事業の一環として行っています。

 

6月もフロアスタッフでは、イベント盛りだくさんで、皆様のご来館をお待ちしております♪

※「フロアスタッフとあそうぼう」は、土・日・祝の15:00より 開催いたします。

6月1日()・2日()

「かたつむりのクイリング」

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紙をくるくるまいて、かたつむりを作ろう!

場 所:4Fひとはくサロン

参加費:無料

6月8日(土)・9日(日)

「くるくるとぶたね」

 

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フタバガキのタネってどんな形かな? どんなふうに飛ぶのかな?

自分で作って実験してみよう!

場 所:1F展示室

参加費:無料

6月15日(土)・16日(日)

「川でさかなつり」

 

022.JPG                                                 2階展示室に、川が出現!

         上流・中流・下流…、どんなエサでどんな魚がつれるのかな?

場 所:2F展示室

参加費:無料

 

6月22日(土)・23日(日)

「リサイクルペーパー工作」

 

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ペーパーバックにティッシュケース… 

ちょっとした♪紙のリサイクル工作に挑戦してみよう!

場 所:3F展示室

参加費:無料

 

6月29日(土)・30日(日)

「紙コップでつくる万華鏡」

 

P1060741.JPGキラキラひかる万華鏡を分光シートで作ろう!

場所:29日ひとはくサロン

  30日大セミナー室

料金:100円

 

 

(^^)/ おまちしておりま~す♪

FSうえやま 

 

だいじょうぶ?!

2013年5月 9日

おやおや

 サロンで 誰か ひっくり返ってる!!

 

 

 

 

 

 何かと思えば・・・・・

         昆虫の拡大模型の下に潜り込んでたようです。

 

 

 

 

 結構愉しめます。

 

      大人の方も是非寝転んでみてください

 (あ、写真は撮りませんので、ご安心ください(^^ゞ)

こどもの日スペシャル フロアスタッフとあそぼう!
5月3、4、5、6日の4日間で延べ170名にご参加いただき、
みんなで こいのぼりのウロコのデザインをしました。

下準備は4月の中旬から始めました。試作の段階では
すべて紙で作る予定でしたがなかなかうまく作れませんでした。

 展示中に破れてきてしまうのではないか?立体的にならないのでは?

迷っていましたが、偶然にもエアパッキンを発見!

軽くて扱いやすので採用することにしました。

  s-__ (1).jpgのサムネール画像

大人も子ども 色とりどりのウロコに楽しくお絵描き!

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デザインができたら、こいのぼりに貼り付けます。

最初はこんな感じ 本当に「こいのぼり」になるかちょっと心配。

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 日にちが進むにつれてだんだんコイらしくなっていきました。

そして天井への取り付けもスタッフで行いました。

123.jpg 

あっもう少しみぎへ!あっいきすぎー、もう少しひだりへ!
なんとか形になりました。

じゃーんお披露目 写真では巨大さが伝わらないのが残念((+_+))                                       s-P1150557.jpg s-P1150559.jpg

 

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  参加くださった皆様、ありがとうございます。  すてきなこいのぼりに仕上がりました。

     こちらは5月末まで展示しております。

完成した「こいのぼり」を見に是非ひとはくへお越しください。

             フロアスタッフ  みの あんな ・ せら ゆうこ

 どこからの景色かわかりますでしょうか?

爽やかに晴れ渡った こどもの日の5月5日、
Kidsサンデーが開催されました。

昨年から始まったKidsサンデーは、ご好評いただき、
今月から2年目がスタート!
『第一日曜日はKidsサンデー』と覚えてくださいね。

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Kidsサンデーのひとはくには、小さな子どもたちが
楽しめるイベント・プログラムが大集結します。

※ひとはくでは毎日小さな子どもたちも楽しめる イベントをしています。
詳しくは
コチラ

5月のKidsサンデーの様子を、サンデーの特別プログラム中心に
ご報告します!

 

一日中人気を集めていました!

ひとはく連携活動グループ NPO法人 人と自然の会の
「サイエンスショー スーパー飛行機作り」 

割りばしと紙だけでよく飛ぶ飛行機を作りました!

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同じく人と自然の会による『パネルシアター』。
今回は「もりのくまさん」と「三びきのこぶた」のお話でした。

Kidsたちも大活躍していますね!

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連携活動グループrun♪run♪plazaさんによるrun♪run♪sundayでは
昆虫博士八木研究員と一緒に、深田公園で『けむし』探しをしました。

探した後は、博士から特別レクチャー。「けむしは あしは なんぼんあるかな?」

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Kidsひとはくタスクフォースによる
『わくわくネイチャーテクノロジー 自然ってすごい!~貝~』

では、ぬりえや工作通して、アワビの貝がらのすごい!を発見。
「アワビの貝がら、どんな色が見えるかな?」

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その他にもフロアスタッフのイベントや、
ひとはくの研究員によるオープンセミナーが開催されました。

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6月のKidsサンデーは6月2日(日)です!

KidsのみんなはKidsサンデーで、どんな発見をしたのかな?
みんなの発見を画用紙にまとめる『ひとはくしぜん&キッズかわらばん』
を今年も開催予定です!

(かわらばんの詳細は後日、ホームページなどでお知らせします。)

Kidsサンデーで見つけた「おもしろい!」、「ふしぎ!」の種を育ててみてくださいね!

                                    (Kidsひとはく推進TF)



 

 

 

ユニバーサル・ミュージアムをめざして29

 

博物館ファンは認知症にならない?-2

 

三谷 雅純(みたに まさずみ)

 

 

 認知症の予防には知的活動がよいそうです。博物館や美術館の生涯学習プログラムなら、学ぶ仲間ができて続けやすくなります。それでも、人によってはもの足りません。なぜかというと受け身だからです。受け身で知的活動をするよりも、もっと能動的になって、自分から何かをするというのが選択肢のひとつです。博物館や美術館のボランティア・スタッフは能動的な活動のひとつでしょう。

 

 「博物館ファンは認知症にならない?-1」では、このように書きました。すると、さっそく感想を書いて、送って下さった方がいらっしゃいます。次のような感想です。文章を損ねないように一部を書き換え、また割愛させていただいたところがあります。

 

 さて、「ユニバーサル・ミュージアム:博物館ファンは認知症にならない?-1」について、感想を一筆。

 

 受講するだけではなく、何らかの能動的活動をした方が良いと言う事、おっしゃる通りだと思います。博物館では色々なボランティアをしておられる方を見掛けます。ただ、私にとっては交通費が高いです。ボランティアをすれば、今より再々行く事になりますので、交通費を思えば、一寸やりかねます。

 

まだ現役で働いていた頃は、色々とやっておりました。ボランティアをすると、結構費用の負担があるものです。会社勤めの頃は、その負担もできました。退職して年金暮らしになってみると、結構出費するのは無理だと思うようになりました。それでボランティア活動を整理し、一つだけ残している現状です。

 

 「ひとはく」は三田(さんだ)にあります。阪神地域からは遠いので、都市部や姫路、淡路にお住まいの方には交通費がかかります。その分、丹波や篠山、但馬にお住まいの方は来やすいかもしれません。ただ、三田(さんだ)の方と共に、人口密度が高いところの方が、よくいらっしゃるのは事実です。そんな方にボランティア活動を無理を勧めていると誤解されたのでしたら、申し訳ありませんでした。そうではありません。市民団体や子ども会、老人会、公民館なら身近にもあるはずです。そんなところで、何か自分から発案してやる。そんな活動が見つかれば、それにこした事はないのです。感想を書いて下さった方も、「ボランティア活動を整理し、一つだけ残して」、それに力を入れておられるのですから、それで十分です。付け足す事は何もありません。

 

 感想をいただき、本当にありがとうございます。こうする事で、一方的に書くだけ・読むだけではなく、双方向のコミュニケーションが成立していますよね。

 

☆   ☆

 

 さて、

 

 今の方もおっしゃいましたが、博物館や美術館のボランティア・スタッフというと、ボランティア側がが一方的に負担を背負ってしまいがちです。しかし、そんな活動には無理があります。無理がある活動は、とても勧められません。それを乗り越えるうまい方法はないものでしょうか。

 

 視覚障がい者の広瀬浩二郎さんは、アメリカのスミソニアン博物館という有名な博物館群・教育研究複合体を訪れた時の事を書いています (2) 。広瀬さんはスミソニアン博物館の内、アメリカ歴史博物館やホロコースト博物館、ハーシュホーン・ミュージアムという現代美術を展示している美術館を見学したのですが、そこでは視覚障がい者に対応できるおじさんやおばさんが案内をしてくれました。おじさん・おばさんの多くは、定年後の自らの楽しみのために、ボランティアをしています。一応、視覚障がい者に対応できる訓練は受けているのですが、けっしてマニュアルに従ってというのではなく、視覚障がい者に対応する基本は押さえていても、大部分はそれぞれの個性でやっているのです。広瀬さんによれば、個性豊かなおじさん・おばさんとの「珍道中」だったそうです。

 

 スミソニアン博物館が障がい者サービスに取り組むようになったのは最近の事だそうです。アメリカでは、1990年に「アメリカ障害者法」ができましたが、この法律は、障がい者が公共施設を利用する権利を広く認めています。ですから、スミソニアン博物館にはアクセシビリティ・コーディネーターと呼ばれる障がい者サービスを担当する職員がちゃんといて、各障がい当事者の要望を聞き、可能なかぎり要望に添うように手配してくれるのだそうです。そして広瀬さんが行った時には、このアクセシビリティ・コーディネーターは車イスを使う身体障がい者でした――障がい者サービスを担当する職員が障がい当事者である事は、とても大切です。なぜなら、サービスを受けるべき障がい者の要求を、我が事として理解できるからです。理解のない人が形だけ真似してみても、本当のサービスにはなりません。

 

 そのようなアクセシビリティ・コーディネーターがお世話をして、おじさんとおばさんが「個性」豊かに障がい者と繋(つな)がるボランティアが成立している。このような繋(つな)がりが、「ボランティア」という制度ではなく、どこの街角やコミュニティーにもある、まるで空気のように「確かに存在するが、誰も意識しないもの」になればいいのにと、つい思ってしまいます。

 

☆   ☆

 

 もちろん博物館や美術館は、もともと新しい知識や造形の美しさ、そして、そのようなものがもたらす精神の深みといったものを展示する場所ですから、それを的確に伝える技量が必要です。その事を考えると、プロフェッショナルがやるかボランティアがやるかは別にして、解説は人が人に行うのが基本だと思います。現実に生きている社会のあり方と同じなのです。

 

 おじさんやおばさんは人生経験が豊かです。豊かな分だけ、他人に対しても共感できるのです。〈共感〉とは、身も蓋もない言い方をしてしまえば、他人の不便さ、不自由さへの理解です。その理解の深さです。人間の不便さや不自由さは千差万別ですから、それを機械で補完するのは、きわめて難しい――それもまた必要なことではあるのですが。共感する事は、成熟した人間の証(あかし)です。ですから、ぜひとも、成熟したおじさんやおばさんに助けていただきたい。これが、わたしの思い付いたアイデアです。

 

 わたしが勧めるのは無理のない範囲での事です。皆が皆、「博物館のボランティアになって活躍しよう」などと言ってはいるのではありません。ご近所に活動の場があるのなら、それを活かせばいいのです。それから認知症であっても共感する事は、もちろんできます。成熟の度合いや懐(ふところ)の深さは、認知症でなかった時と何も変わりません。本質的には、人柄は変わらないのだと信じています。念のため。

 

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(2) 広瀬浩二郎(ひろせ こうじろう)『触る門には福来たる 座頭市流フィールドワーカーが行く!』(岩波書店、20046月発行) 

 

hirose_book.JPG 

 

 同じ話題は、広瀬さんのブログ「テリヤキ通信」の中の「『ユニバーサル・ミュージアム』って何だろう(1)」にもあります。

http://www.minpaku.ac.jp/museum/showcase/fieldnews/staffletter/hirose/teriyaki03


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 オリジナルのブログでは、佐村河内 守(さむらごうち まもる)さんの話題を挙げてありましたが、佐村河内さんの ろう の症状や作曲家としての言動には虚偽が混じっていることが明らかになりました。佐村河内さんに関する文章は削除しました。

 

 

三谷 雅純(みたに まさずみ)

兵庫県立大学 自然・環境科学研究所

/人と自然の博物館

子どもたちに人気のダンゴムシ.....。神戸市周辺にはふつうのオカダンゴムシの他に
ハナダカダンゴムシ Armadillidium nasatum がたくさんいることがわかってきました。
P1020949a.jpg 
上の写真は3匹ともハナダカダンゴムシです。
ふつうのオカダンゴムシに比べて、やや細長く、背が低く、動きも速いです。
色は白っぽい模様がはいりますが、黒い個体もいます。
P1040589a.JPG P1030347.JPG
二本の触角の間に突起があって、「鼻が高い」ダンゴムシです。

P1040172a.jpgP1030516.JPG
(左写真)左はオカダンゴムシ、右がハナダカダンゴムシです。
     なれないとわかりにくいかもしれません。
(右写真)オカダンゴムシともよくいっしょにいます。
     右中央の黒光りして、濃黒色の個体はオカダンゴムシで、
     それ以外はハナダカダンゴムシです。

P1030532.JPG P1030829.JPG
(左写真)地面に転がったコンクリ片の裏側にくっついていることが多いようです。
     写真は拡大できます。オカダンゴムシが数匹混じっています。
(右写真)地面の方にいることもあります。丸まっていることは少ないようです。  
     丸まっているのはオカダンゴムシです。


背が低く、動きが速いのでワラジムシに誤認されやすいです。
P1040195a.jpg P1030511a.jpg
(左写真)左がハナダカダンゴムシ、右はフトワラジムシです。
 ワラジムシは2本の尾がはっきりとわかります。
(右写真)ハナダカダンゴムシにオカダンゴムシ、ヤマトサトワラジムシがいます。
 難易度は高いですが、区別できるでしょうか?

HanadakaKOBE.jpgのサムネール画像

4/30時点での神戸市周辺でのハナダカダンゴムシの分布図です。
1051地点のうち、275地点でハナダカダンゴムシが見つかっています。
北は三木市、西は明石市まで見つかっています。
東は神戸市東灘区にはほとんど見つかっていません。

ハナダカダンゴムシはオカダンゴムシと同様にヨーロッパ原産の外来種です。
これまで日本国内では6例の報告はありましたが、
神戸でこんなに広がっていたとは全く予想外でした。

もっと広い範囲に分布している可能性は高いです。
ハナダカダンゴムシらしいものを見つけましたら、添付写真で
suzukiアットマークhitohaku.jpまでご一報下さい。

調査や情報収集には多くの方にお世話になっています。
この場を借りてお礼申し上げます。

(鈴木 武)









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