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三田寒いスノー

2025年12月27日
ひとはくは、兵庫県三田市の
フラワータウン地区にあります。

ひとはくの本館の建物の外側(中庭)
には、プールのようなところがあって
水がはってあり水深20㎝くらいです。

その水面に2025年12月27日の朝、
まあまあの厚さの氷がはっていました。

中庭に植えてある高木のモミジバフウ
(フウ科)の落ち葉が氷の下に
あるのがみえます。

※画像をクリックすると、
写真が拡大するものがあります。

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▲氷がはった水面。水の中に
 モミジバフウの落ち葉がみえる
 (2025年12月27日の朝)


フラワータウン駅からひとはくの
方へ歩いていて、道路沿いに
植えてあるヒラドツツジ(ツツジ科)
の葉に霜が降りていました。

251227 hiradotussuji no ha ni siko s-IMGP0207 copy.jpg











▲葉に霜が降りたヒラドツツジの葉
 (2025年12月27日の朝)



よく観察すると、ヒラドツツジの
葉の表面に生えている毛のところに
霜ができているようです。

251227 hiradotussuji no ha ni siko s-IMGP0207 copy2.jpg












▲ヒラドツツジの葉でみられた霜
 (2025年12月27日の朝)


ヒラドツツジの葉の毛はやや硬く
先の方が少し曲がっていることが
あります。

251227 hiradotsuji no ha wo orimagete ke wo miru s-IMGP0008.jpg










▲ヒラドツツジの葉を曲げて
 毛の状態を見ているところ

余談ですが、
フリースなどの冬場に着る服の
起毛生地に、ヒラドツツジの葉は
よく くっつりたりします。
葉っぱで、あそんでみませんか?
(じつは、こっちの方が本題?
だったりして)

211108 s-hiradotsutsuji no ha wo fuku ni tsukeru IMG_8266copy.jpg















▲服にくっつけたヒラドツツジの葉



霜ができたヒラドツツジの葉を
さらによく観察すると、直径5㎜
以上の大きな雪の結晶も
ありましたよ。

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▲ヒラドツツジの葉の上にあった
 雪の結晶たち
(2025年12月27日の朝)




雪の結晶は、大きく8種類に分ける
ことができるそうで、ヒラドツツジの
葉にあった結晶は「板状結晶群」と
呼ばれるものだと思われます。


板状結晶群の結晶は、中心から
6方向に枝が伸びたような形です。

上空の雲の水蒸気の量が多く、
気温がー15℃前後のときに
この枝のようなところが
よく伸びるそうです。


三田はやっぱり寒いスノー。

皆さんも 周辺の環境で自然や
生きものの観察をしてみませんか。


           研究員 小舘
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