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ひとはくの周辺(深田公園)には、
色々な植物が植えられていて、
カエデの仲間のイタヤカエデ
(ムクロジ科)も その1つです。


※画像をクリックすると、
写真が拡大するものがあります。

s-251007 itayakaede   (PM) IMG_7093.jpg










▲10月上旬のイタヤカエデの枝葉


9月下旬、このイタヤカエデの
ある枝にオオスズメバチ
(スズメバチ科)が複数個体
来ているのに気が付いて
観察していました。


その様子は、下記のブログ記事を
ご覧ください。

<以前のブログ記事>
貸し切り!喫茶「イタヤカエデ」枝店 の お客さん
2025年9月29日
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/09/post_3342/


このイタヤカエデの同じ枝に、
9月の下旬から10月の初旬まで
(気が付いて観察をはじめてから
10日間 以上)ほぼ毎日のように
オオスズメバチ(スズメバチ科)が
来ているようでした。

今回は、オオスズメバチが来ている
イタヤカエデに関するつづきの記事です。

10月上旬に、それまでオオスズメバチ
数匹が、イタヤカエデのある枝に
集中していたのですが、その枝を
「枝1号」と呼びます。


s-251007 oosuzumebachi to hae rui  ga itayakaede no eda A ni iru  (PM) IMG_7036.jpgs-251007 oosuzumebachi to hae rui  ga itayakaede no eda A ni iru  (PM) IMG_7036 copy2.jpg










▲「枝1号」にいるオオスズメバチ
(右側の写真が枝を拡大したもの)

「枝1号」の真っすぐ上方に
伸びている枝の樹皮に数mmの
大きさの穴が いくつか開いている
のが確認できます。


また別の枝2本をそれぞれ
「枝2号」、「枝3号」と 呼びます。

これらの枝の樹皮も
オオスズメバチが数mmの穴
を開けて、そこから出てくる
樹液を吸っているようです。

少し前に開けられた穴は、
樹液の出が悪くなって
(乾燥するからか?)
新しい穴を順次 開けて
いるように見えます。


s-251007 oosuzumebachi to hae rui  ga itayakaede no eda C ni iru  (PM) IMG_7097.jpg










▲「枝2号」にいるオオスズメバチ


「枝3号」のようすは・・・、

s-251007 oosuzumebachi to hae rui  ga itayakaede no eda B ni iru  (PM) IMG_7047.jpg










▲「枝3号」に来ているオオスズメバチ




ある日の午後、オオスズメバチ
の数が減ってきたころ(観察を
はじめてから1週間を過ぎたころ
から数が減ってきました)、
「枝2号」では、黒っぽいハエ類が
「私にも樹液を吸わせて~、
お願い~。」といわんばかりに 
前脚を(手の平をこすり合わせる
ように)2本合わせて
スリスリしていました。


s-251007 oosuzumebachi to hae rui  ga itayakaede no eda C ni iru  (PM) IMG_7018 copy1.jpgs-251007 oosuzumebachi to hae rui  ga itayakaede no eda C ni iru (PM)  IMG_7018 copy2.jpg











▲オオスズメバチの近くで
前脚をスリスリするハエ類
(右側の写真が拡大したもの)


ハエ類は、少し樹液を吸って
いたようですが・・・、

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▲樹液を吸っているハエ類と
オオスズメバチ


近くにいたオオスズメバチが
大きく動くと、ハエ類は、すぐに
どこかへ飛んでいきました。


はじめ オオスズメバチが
イタヤカエデの ある枝
(「枝1号」店)を独占
していたので、
オオスズメバチしか
来ないのか~と思っていました。

観察しはじめて1週間後くらいで、
別の枝店(「枝2号」店)で、
動きが速え~黒っぽい
ハエ類(お客さん)が
来ているのを 運よく
観察することができました。


皆さんも 周辺の環境で生きものの
観察をしてみませんか。


           研究員 小舘
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