三田市では、9月21日に雨が降って
(気象データによると日降水量 19.0 mm)、
ようやく「まだ夏」の暑さが やわらいできた
感じで、朝晩が涼しく感じるようになりました
(22日以降は、最高気温が 27℃以下になる日
が多くなっています)。
ちなみに、博物館周辺ではツクツクボウシ
(セミ科)が9月23日に鳴いていました。
エントランスホール近くにある
エノキ(アサ科)の果実は、
オレンジ~茶色になってきて、葉も
黄色っぽくなってきました。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。
▲エノキ の 果実と葉
(2025年9月27日撮影)
ひとはくに隣接する深田公園には、
いろいろな木が植えられています。
その中には、ドングリがなる木
も あります。
も あります。
ちなみに、ドングリは果実で、
堅い殻(果皮(かひ))なので
「堅果(けんか)」と いいます。
堅い殻(果皮(かひ))なので
「堅果(けんか)」と いいます。
また、堅果にくっついている
(枝とつながっている部分)は、
「かく斗(と)」と いいます。
(枝とつながっている部分)は、
「かく斗(と)」と いいます。
深田公園には、少なくとも
8種類の堅果がみられます。
8種類の堅果がみられます。
今回は、下記の6種類の現状を
観察してみました。
そのときに、それぞれの、
かく斗と堅果の長さ
(かく斗の長さとかく斗で隠れて
いる部分を含む堅果の長さ)と
最大幅 を、比較的大きなもの
1つ選んで それぞれ測って
みました(写真も撮影)。
観察してみました。
そのときに、それぞれの、
かく斗と堅果の長さ
(かく斗の長さとかく斗で隠れて
いる部分を含む堅果の長さ)と
最大幅 を、比較的大きなもの
1つ選んで それぞれ測って
みました(写真も撮影)。
<観察した木>
種 名(常緑樹か落葉樹か※、花が咲いて熟すまで)
・コナラ(落葉樹、約半年で堅果が熟す)
・アラカシ(常緑樹、約半年で堅果が熟す)
・シラカシ(常緑樹、約半年で堅果が熟す)
・クヌギ(落葉樹、約1.5年で堅果が熟す)
・マテバシイ(常緑樹、約1.5年で堅果が熟す)
・スダジイ(常緑樹、約1.5年で堅果が熟す)
※「落葉樹」は、秋から冬にかけて
葉をドサッと落とす木のこと。
「常緑樹」は、緑色の葉が枝に
一年中 みられる木のこと。
まずは、コナラ(ブナ科)です。
▲コナラの堅果 と かく斗
(2025年9月25撮影)
成長していますね~。堅果 は 緑色。
コナラの堅果 と かく斗の長さなどを
測定しているようすは・・・
▲コナラの堅果とかく斗の長さを
測定している例(定規の1目盛りは0.1cm)
測定している例(定規の1目盛りは0.1cm)
つづいて、アラカシ(ブナ科)です。
▲アラカシの堅果 と かく斗
(2025年9月25撮影)
縦方向には まだ伸びそうです。
堅果は 緑色です。
つづいて、シラカシ(ブナ科)です。
▲シラカシの堅果 と かく斗
(2025年9月25撮影)
縦方向には まだ伸びるのかな?
堅果は 緑色です。
つづいて、クヌギ(ブナ科)です。
▲クヌギの堅果 と かく斗
(2025年9月25撮影)
かく斗の先の方が少し開いて、
堅果が みえるものもあります。
つづいて、マテバシイ(ブナ科)です。
▲マテバシイの堅果 と かく斗
(2025年9月25撮影)
たくさん花のあと(去年咲いたもの)
があるのに、大きくなっている
ものが少ないです。
大きくなっている堅果は、
やや茶色です。
があるのに、大きくなっている
ものが少ないです。
大きくなっている堅果は、
やや茶色です。
つづいて、スダジイ(ブナ科)です。
▲スダジイの かく斗
(2025年9月23撮影)
まだ、かく斗に堅果が包まれている
ものが多いです(上記の写真では
堅果は みえていません)。
それぞれの堅果 と かく斗の長さ、
最大幅、堅果の色の結果(9月)を
まとめると・・・
-----------------------------------------------------------
堅果 と かく斗の
長さ 最大幅 堅果の色
コナラ 2.2㎝ 1.2㎝ 緑色
アラカシ 1.2㎝ 0.9㎝ 緑色
長さ 最大幅 堅果の色
コナラ 2.2㎝ 1.2㎝ 緑色
アラカシ 1.2㎝ 0.9㎝ 緑色
シラカシ 1.7㎝ 1.3㎝ 緑色
クヌギ 1.7㎝ 2.8㎝※ 黄緑色
クヌギ 1.7㎝ 2.8㎝※ 黄緑色
マテバシイ 3.0㎝ 1.4㎝ やや茶色
スダジイ 1.8㎝ 1.2㎝ 黄緑色
----------------------------------------------
※なお、クヌギの「最大幅」は かく斗の
刺状の部分の広がり も含んでいます。
クヌギ と スダジイは、まだ
ほとんどの堅果が、かく斗に
包まれて守られている状態
でしたよ(でも、いくつかは
かく斗の先が開いて、堅果の
一部が みえています)。
マテバシイの堅果の色だけが
やや茶色でしたが、他の堅果は
緑色 か 黄緑色でした。
またマテバシイの堅果+かく斗の
(縦方向の)長さは3㎝もありました。
以上、ドングリの背くらべ でした!
皆さんも 周辺の環境で 生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
※なお、クヌギの「最大幅」は かく斗の
刺状の部分の広がり も含んでいます。
クヌギ と スダジイは、まだ
ほとんどの堅果が、かく斗に
包まれて守られている状態
でしたよ(でも、いくつかは
かく斗の先が開いて、堅果の
一部が みえています)。
マテバシイの堅果の色だけが
やや茶色でしたが、他の堅果は
緑色 か 黄緑色でした。
またマテバシイの堅果+かく斗の
(縦方向の)長さは3㎝もありました。
以上、ドングリの背くらべ でした!
皆さんも 周辺の環境で 生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘