ひとはくの周辺(三田市)では、
台風15号が日本列島を横断した
影響で9月5日の昼前まで雨でした。
この日の昼ごろに、雲の間から日が
差し込んできたりしていたので、
ひとはくに隣接する深田公園に出て見ると、
メジロ(メジロ科)やスズメ(スズメ科)
を見ることができました。
メジロはコナラ(ブナ科)の枝で
チョコマカ動いて、何かをつついて
いるようでしたが 、何をつついて
いるのかよく見えません。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲コナラの枝にいるメジロ
(2025年9月5日撮影)
スズメ(2羽)は、雨上がりの
緑道のコンクリート上で何かを
つついて食べているようです。
この2羽のスズメは、くちばしに
黄色い部分があって、頬の黒っぽい
斑や首の模様が薄い感じで、
若い個体のようです。

▲2羽の若いスズメ
(2025年9月5日撮影、以下同様)
片方のスズメが緑色の小さな丸っこい
ものをくわえていました。

▲緑色のものをくわえているスズメ
しばらく観察していると・・・
少し歩いて、くわえていた
緑色のものをいったん
地面に置いて・・・

▲緑色のものをいったん
地面に置いたスズメ
再度、緑色のものをくわえて・・・

▲緑色のものを再びくちばしで
くわえたスズメ
そのあと、なぜか、緑色のものを
地面に置いて別のものを探すために?
うろうろしていました。

▲緑色のものを地面に置いて
立ち去るスズメ
スズメたちが去った後、
緑色のものを探すと・・・
ありました!


▲スズメが くわえていた緑色のもの
(定規の1目盛りは 0.1cm)
緑色のものの縦の長さと横の長さを
測定すると、縦の長さが 約 0.9cm、
横の長さが 約 0.5㎝でした。
これは、果実ではなく、どうやら
木の冬芽のようです。
小さな葉っぱのようなもの(芽鱗(
がりん)という)が重なりながら
つつまれている花芽(かが)(花が
咲く芽)です。
植物の種類は、園芸種のオトメツバキ
(ツバキ科)のようです。
オトメツバキは、緑色のものを拾った
ところの近くに たくさん植えられています。
この時期には、すでに次の春用の
花芽ができていて、今はまだ小さい
ですが 春までに丸く膨らんで
直径が2cmくらいの大きさになります。


▲緑色のものが落ちていた
近くに植えられていた
オトメツバキの枝先
(丸っこいものが花芽)
なぜ、花芽が落ちていたのか
(強風の影響?)、また
スズメが いったん くちばしで
くわえて、その後、なぜ地面に
置いたのかなど、不思議です。
この緑色のものを食べても
おいしくない?と、
若いスズメは わかったの
(判断した) かなあ?
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
台風15号が日本列島を横断した
影響で9月5日の昼前まで雨でした。
この日の昼ごろに、雲の間から日が
差し込んできたりしていたので、
ひとはくに隣接する深田公園に出て見ると、
メジロ(メジロ科)やスズメ(スズメ科)
を見ることができました。
メジロはコナラ(ブナ科)の枝で
チョコマカ動いて、何かをつついて
いるようでしたが 、何をつついて
いるのかよく見えません。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲コナラの枝にいるメジロ
(2025年9月5日撮影)
スズメ(2羽)は、雨上がりの
緑道のコンクリート上で何かを
つついて食べているようです。
この2羽のスズメは、くちばしに
黄色い部分があって、頬の黒っぽい
斑や首の模様が薄い感じで、
若い個体のようです。

▲2羽の若いスズメ
(2025年9月5日撮影、以下同様)
片方のスズメが緑色の小さな丸っこい
ものをくわえていました。

▲緑色のものをくわえているスズメ
しばらく観察していると・・・
少し歩いて、くわえていた
緑色のものをいったん
地面に置いて・・・

▲緑色のものをいったん
地面に置いたスズメ
再度、緑色のものをくわえて・・・

▲緑色のものを再びくちばしで
くわえたスズメ
そのあと、なぜか、緑色のものを
地面に置いて別のものを探すために?
うろうろしていました。

▲緑色のものを地面に置いて
立ち去るスズメ
スズメたちが去った後、
緑色のものを探すと・・・
ありました!


▲スズメが くわえていた緑色のもの
(定規の1目盛りは 0.1cm)
緑色のものの縦の長さと横の長さを
測定すると、縦の長さが 約 0.9cm、
横の長さが 約 0.5㎝でした。
これは、果実ではなく、どうやら
木の冬芽のようです。
小さな葉っぱのようなもの(芽鱗(
がりん)という)が重なりながら
つつまれている花芽(かが)(花が
咲く芽)です。
植物の種類は、園芸種のオトメツバキ
(ツバキ科)のようです。
オトメツバキは、緑色のものを拾った
ところの近くに たくさん植えられています。
この時期には、すでに次の春用の
花芽ができていて、今はまだ小さい
ですが 春までに丸く膨らんで
直径が2cmくらいの大きさになります。


▲緑色のものが落ちていた
近くに植えられていた
オトメツバキの枝先
(丸っこいものが花芽)
なぜ、花芽が落ちていたのか
(強風の影響?)、また
スズメが いったん くちばしで
くわえて、その後、なぜ地面に
置いたのかなど、不思議です。
この緑色のものを食べても
おいしくない?と、
若いスズメは わかったの
(判断した) かなあ?
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘