- ひとはくに隣接する深田公園には、
ザクロ(ミソハギ科)の果実が
大きくなってきましたよ。
表面の色が だんだん赤みを
帯びてきました。
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▲大きくなってきたザクロの若い果実
(2025年8月7日撮影)
このザクロの木について身体計測
(様々な部位を測定)をしてみました。
地面から高さ1.3mの高さで幹の直径を
測ります。これを胸高直径(DBH;cm)と
いいます。それぞれの高さ(H;m)も
測ります。
幹3本が同じ株から出ていますので、
それぞれ別々(幹の太いものから順に
①、②、③と呼ぶ)に測ります。
また、それぞれの幹の枝に
ついている若い果実の数も
数えます。

▲ザクロの3つの幹(2025年8月7日撮影)

▲幹の太さ(DBH)を
測定している様子
(2025年8月7日撮影)
<測定結果>
胸高直径 高さ 果実数
(DBH;cm)(H;m)
① 3.5 3.1 12
② 3.0 2.5 1
③ 1.5 2.9 3
3つの幹についていた果実の
数の合計は、16個でした
(2025年8月7日時)。
これらの果実の中で、最も
大きかったものの球形部分の
直径は、約6㎝でした。また、
宿存しているガク片の長さは
約2.5㎝でした。
ザクロのその他の特徴として・・・、
本年の枝は、四陵がある(断面が四角っぽい)。

▲今年の枝先(2025年8月8日撮影)
短い枝のことを短枝(たんし)と
いいますが、ザクロの短い枝は
針状となります。

▲針みたいな短枝(2025年8月8日撮影)
今日は果実が1個も落ちていませんでした
(落ちがありません?)。
果実はだんだん大きく重くなり
枝が曲がって、たれてきています。

▲果実の重みで? 枝が
たれていきているザクロ
(2025年8月13日撮影)
ここで一句、
実(みの)るほど
頭(こうべ)をたれる
石榴(ザクロ)かな
作者不明(アレンジ?kodate)
果実が熟するのが楽しみです。
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
よかったら、
ザクロについての関連ブログ
(下記)も見てください。
3~1本 たりないよー
2025年8月11日
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/08/31/
研究員 小舘