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 夏休み期間の7/29(月)~8/2(金)、8/5(月)に、ひとはくにて「教職員・指導者セミナー」を行いました。
 このセミナーは、小、中、高等学校、特別支援学校、幼稚園、保育園の教職員や、環境体験学習等を指導されている方を対象に毎年開催しています。
 夏休み明けの授業等において、子供たちの興味関心を引き出し、内容の深い学びにつなげるべく、とても熱心に受講してくださいました。
 以下、セミナーの内容を簡単に紹介します。



G01「小さな子どもの指導者向け 身近な植物観察の仕方」 講師:小舘 誓治


 深田公園に生えている植物などを使って、身近な植物の観察の仕方を学びました。

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G02「石ころから学ぼう!」 講師:古谷 裕・小山 恵介

 受講者が学校の近くで拾ってきた石ころなどを使用して、石ころ標本セットを作成しました。さらに、加古川下流部で採集された石ころから、ルーペで化石を探して写真撮影をしたり、放散虫化石拡大模型のレプリカを作りました。

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G03「外来種問題を正しく理解し教えるためのポイント」 講師:太田 英利

 外来種の問題を子ども達に正しく伝えるために、教師が知っておくべき事実、持っておくべき考え方など、外来種関連の指導を行う際のポイントを学びました。

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G04「ともに考える里山林を活かした教育カリキュラム」 講師:橋本 佳延

 三田市狭間が丘にあるブイブイの森(南公園)を例に、実際に体験しながら事例を学び、学校での関わりやカリキュラムを講師・受講者が一緒になって検討しました。また、自然観察に出かける際の注意点や指導法など、身近な校外での観察に生かせる内容も学びました。

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G05「ひょうごの森と身近な樹木-講義と観察-」 講師:黒田 有寿茂

 兵庫県の森林植生についての概要、主な樹種の押し葉標本の形態の特徴や見分け方について学びました。また、博物館周辺の樹林や植栽地で見られる樹木を観察し、生活史などについて学びました。

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G06「デンデンムシとダンゴムシ」 講師:鈴木 武

 兵庫県の代表的なデンデンムシとダンゴムシの観察を通して、特徴や飼育方法などを学びました。

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G07「地理情報システムの使い方」 講師:三橋 弘宗

 フリーで利用できる地理情報システムのソフト(QGIS)を使って様々な地図を表示し、統計情報や主題図を重ねることで、地域の特徴を地図として表現する方法を演習しました。また、2022年度から高等学校で導入される科目「地理総合」のほか、まちづくりや生物、様々な総合学習においての活用方法を具体的な事例をもとに学びました。

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G08「動物進化の物語 ~進化を扱う授業の工夫~」 講師:高橋 鉄美・松島 修(地域研究員)

 昨年度まで中学校の理科教員をしていた、ひとはく地域研究員が、実践を通して開発した教育ツール(系統樹を時代ごとに切り分け、それぞれの時代でどのような動物が進化したのかを、わかりやすく伝える)を学びました。

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G09「障がいのある子どもが感じていること」 講師:三谷 雅純

 障がいのある子供たちとの自然観察など、実際の野外活動やインクルーシブ教育を念頭に置いて、子供に与える教材の作り方や野外で注意すべき点を考えました。

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G10「身近な自然の観察」 講師:NPO法人 野生生物を調査研究する会

 身近な植物や昆虫の採集の仕方から、からだのつくりの観察ポイントを学びました。

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G11「森の土の基礎を学ぶ」 講師:小舘 誓治

 身近な森の土壌を対象に、その性質や調べ方などを公園や校庭などの土壌と比較しながらの講義と野外での実習を通じて学びました。

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G12「ヒアリを学ぶ-外来生物問題の生物学」 講師:橋本 佳明

 特定外来生物のヒアリから学ぶことで、外来種問題や、どのようにして外来種から私たちの暮らしや日本の自然を守れば良いのかを考えました。

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G13「ピカピカ泥だんごの作り方」 講師:赤澤 宏樹

 庭の土(まさ土)を使った昔ながらの泥だんごと、陶芸用粘土を使ったピカピカ泥だんごの作り方を学びました。

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G14「水中の小さな世界を知る」 講師:NPO法人 野生生物を調査研究する会

 プランクトンネットの使い方を学び、顕微鏡(実体&光学)を使って水中の生き物を観察しました。

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G15「石の見分け方を学ぶ」 講師:NPO法人 野生生物を調査研究する会

 堆積岩や火成岩などの見分け方について、実習と講義を通じて学びました。

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G16「地層・化石の勉強と化石発掘体験」 講師:久保田 克博・恐竜技師チーム

 小学校6年生の「大地のつくり」をはじめとする地学的な学習を、研究員ならではの解説をふまえて指導に生かす術を学びました。また、丹波地域から発見された恐竜タンバティタニスやその他の化石、発掘現場の様子などを学んだ後、実際に丹波竜発見地から採集された岩砕を使用して、化石発掘体験を行いました。

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G17「火山灰を調べる」 講師:加藤 茂弘

 火山噴火の仕組みを学んだ後、教科書に登場する姶良火山灰や、兵庫県北部の神鍋火山から噴出したスコリアなどを材料として、爆発的噴火で火山周囲に降り積もる火山灰やスコリアを造る鉱物や火山ガラスを取り出して観察しました。

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 梅雨明けの猛暑の中、また、学期末の面談等でご多用の中、セミナーを受講していただいた先生方、大変お疲れ様でした。
 この「教職員・指導者セミナー」は来年度も行う予定ですので、他の先生方も奮ってご参加いただきますよう、心よりお待ち申し上げます。
 また、セミナー以外でも、ひとはくをご利用ください。


生涯学習課 坂井 貴行

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