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9月27日に,兵庫県民会館で日本造園修景協会研修会が開催され,そこで.ヒアリの講習を行ってきました.

この研修会は,都市緑化に関わっておられる公園協会や行政,造園業者の方々に向けたものです.これまでは,樹木の病害虫対策などの講習がメインで,外来生物に関する講習は,初めての企画になるようです.しかし,都市緑化は,時として,外来生物問題を引き起こす原因になってきました.例えば,法面緑化のために導入されたオオキンケイギクは外来生物化して,在来の生物相に思わぬ悪影響を及ばしています.このため,H18年に,オオキンケイギクは特定外来生物に指定され,今は駆除の対象になっています.ヒアリについても,ちょうど先週,韓国の内陸部大邱市で,造園のために中国から輸入された石材に,女王アリを含むヒアリのコロニーが発見され,韓国でのヒアリ定着が懸念される事態が起こったところです.

外来生物にとって,断片化した生物多様性しか持たない都市生態系は,ライバルとなる生物や捕食者などが不在の好適地です.事実,農村部などと比べて,都市部には,より多くの外来生物が定着していることが知られています.単に,都市の美化という観点だけで緑化を進めれば,経済グロバール化の進展で外来種が持ち込まれる頻度が高まっている現在,ますます,外来生物を呼び込むことにもなりかねません.講習では,都市緑化においても,正しく外来生物問題を理解していただき,ヒアリをはじめとする外来生物が侵入しにくい環境の創出や,外来生物の早期発見への体制構築に取り組んでいただけるように,お話をさせていただきました.

ヒアリの日本侵入で,外来生物問題がようやく日本社会全体に強く認識されることになり,地方自治体での研修だけでなく,多様な集まりで,外来生物について講義をさせていただく機会をいただくようになりました.時間的にも,体力的にも,かなり厳しいですが,博物館の研究者として,大学人として,その責務の一つを果たすべく,できるだけ,全てのリクエストに対応させていただこうと思っています(系統・昆虫 橋本佳明).
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