交通アクセス | サイトマップ |
文字サイズの変更

ご利用案内

交通アクセス

利用案内(観覧料金)

団体でのご利用

バリアフリー情報

ひとはくの展示

セミナー情報


ひとはく活用術

移動博物館車 ゆめはく

ひとはくセミナー倶楽部

ひとはく新聞ハーモニー

恐竜化石

ひとはくKids

行政や企業の方へ「シンクタンク事業」

学校関係者の方へ「学校教育支援」


先日12月16日(日)、ひとはくでROOTプログラムひとはくツアーが行われました。
ROOTプログラムは、科学の分野で強い好奇心・探求心を持つ高校生のための教育プログラムです。このプログラムは、科学技術振興機構(JST)のサポートのもと、神戸大学を実施機関として、兵庫県立大学、関西学院大学、甲南大学と共同で運営するもので、国際的に活躍できる未来の科学者を育てることを目指しています。

その一環としてこの日は、科学を志す高校1年生を中心とした生徒が、舞鶴・大阪・兵庫県内などから、指導の大学の先生方や大学院生たちと集まりました。実習では生物系収蔵庫・地学系収蔵庫・液浸収蔵庫を見学し、講義では「研究とは」をテーマに研究者としてのキャリアを歩む過程について講義を受けました。自然科学を志す高校生たちの学びをご覧ください。


  
(左)ホオジロ科アオジの標本を見ながら、博物館がなぜ同種の生物の標本を数多く収蔵するのかを聞く高校生たち。地域変異を調査することの大切さを学び、また未来の科学者に向けて標本を保存する意義に納得の様子。
(右)タカ科ハチクマの標本を見ながら、その生態研究と人間生活の改善が無縁ではないことを学び、基礎研究の大切さを学ぶ受講生たち。

  
(左)ブナ属の標本をもとに、植物標本を残していく意義や、博物館の果たす使命などについて、高野主任研究員から学ぶ受講生たち。

(右)ひとはくが所蔵する世界に1点しかない標本タヌキノショクダイ科コウベタヌキノショクダイを見ながら、博物館が標本を保管する重要性について学ぶ受講生。

  
(左)(右)モルフォチョウの美しい羽の色の説明を山内主任研究員から聴いたのち、食糞性の昆虫、オオセンチコガネの各地の標本を見ながら色の地域差の説明を聞き、生物の多様性の不思議さにふれる受講生。

  
(左)液浸収蔵庫を見学し、生物系収蔵庫との違いについて学び、新種の命名方法について学ぶ受講生たち。
(右)標本にも自分で触れてみて、液浸標本がどのように保存されるかについて体験する受講生たち。

  
(左)地学系収蔵庫の収蔵品(化石、岩石、鉱物、ボーリングコアなど)について説明を聴く受講生たち。
(右)フズリナの剥片を顕微鏡で観察し、大きな化石から顕微鏡観察の必要な化石まであることを体験する受講生。

  
(左)地学系収蔵庫に収蔵されている化石や岩石について、その目的や種類について学ぶ受講生たち。
(右)阪神淡路大震災後に大阪湾で行われた調査に伴うボーリングコアを見る受講生たち。普段は見ることのない海底の地下のボーリングコアに感激。

  
午後は、「研究とは」をテーマに太田研究部長、加藤主任研究員からどのようにして研究者になったか、自身の研究をどのように積み上げてきたか、について講義を行いました。ROOTプログラム受講生が自分のキャリアを形成するために役に立つことを願っています。

  
(左)(右)タンバティタニスが発見された篠山層群の岩石を割り、化石発掘体験を行う受講生たち。地道な根気と努力が必要です。

最後に感想を述べ合った時に、受講生たちは実習と講義に対する満足感、1日の充実感を口にしてくれました。ひとはくにとって、未来の科学者を目指す高校生が自然科学の基礎となる博物館に来てくれることは、大変光栄なことと思います。今日受講してくれた高校生たちのこれからの成長を願っています。


■ROOTプログラムについて
 ROOTプログラム(企画名「根源を問い革新を生む国際的科学技術人材育成挑戦プログラム」)は、科学の分野で強い好奇心・探求心を持った高校生等が、将来国際的に活躍できる科学者や技術者を目指して大きく成長してゆくための教育プログラムです。国立研究開発法人科学技術振興機構の次世代人材育成事業の一環である「グローバルサイエンスキャンパス」の企画として支援を受け、実施されています(支援期間:2017~2020年度)。神戸大学が実施機関となり、兵庫県立大学、関西学院大学、甲南大学との共同で運営されています。(ROOTプログラムWebサイトより抜粋)
詳しくはWebサイトをご覧ください >> header-logo.jpg


■グローバルサイエンスキャンパス(GSC)について
 科学技術振興機構(JST)のサイトをご覧ください >> 「グローバルサイエンスキャンパス(GSC)」とは


生涯学習課 竹中敏浩

Copyright © 1992-2023, Museum of Nature and Human Activities, Hyogo, All Right Reserved.