県立神戸学園都市高等学校文理探究科1年生の生徒のみなさんは、これまでの探究学習で大学や地域とも連携して授業を行ってきたそうです。
今日は、その探究学習の一環で博物館の見学とともに三橋研究員のセミナーを受講されました。
「環境」と「治水」は、共存できるのか?
記憶に新しい豊岡地域を流れる円山川の水害。コウノトリの再生に取り組んできたこの地域は、この水害で大きなダメージを受けました。
限られた予算の中で、県や国はどのように再生に取り組んでいったのでしょう。
生物、土木、治水、経済、政策、法律、環境、医療、福祉等、文理融合した総合的な視点で河川改修(災害復興を含めた事業)が進められたことについて理解することができました。
単なる理系、文系だけで決められるものではないことがわかりましたね。
講義のあと博物館内の見学が行われました。
今回は、展示方法についても特に注意して見るように担当の先生からのミッションもあったようです。![]()
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今後生徒のみなさんが探究活動を進めるにあたって、今日のセミナーや博物館がお役に立てればうれしく思います。
◎参加した生徒のコメント
・はじめてひとはくに来た。標本の展示がたくさんあった。
・展示の説明がわかりやすかった。
・自分の住む県(兵庫県)のことで知らないことが多かった。
・見たことのない種類の昆虫がたくさんいた。
・研究員のセミナーがためになった。物事を考えるのに一つの視点だけではダメなことがわかった。
◎三橋主任研究員より
これからの多くの社会課題は、文理融合で総合的に進めないと解決には至らないです。
なかでも技術がとても大切になります。
何が役に立つか分からない時代になっていますので、
できるだけ多様な価値観と視点をもってください。
博物館には、そのヒントがたくさんあります。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)









