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植物が子孫を効果的に増やし広げるために、重要な役割を果たすのが種子です。
植物は親個体からできるだけ遠くに種子が運ばれるよう、その形を進化させてきました。

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植物の中には、空中で漂い、横から吹いてくる風によって少しでも遠くに運ばれるよう、
くるくる回って落ちる種子をつくるものがあります。
カエデの仲間、シデの仲間がその代表です。

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くるくる回って落ちる種子には、様々な形があり、回転する様子も異なります。
その様子を、下から風が吹く透明パイプの中に落として、じっくり観察してみましょう。

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ウリハダカエデ、イヌシデ、マルバアオダモ、ツクバネウツギなど、形の違いを確認し、
どのように回るか予想しながらパイプの上から落としてみました。

うまくいくかな?

回り方が違うのは、くるくる回る種子の「種子」の部分と「はね」の部分、重心の位置の違いに関係があるようですね。

IMG_5757.JPG











◎参加したみなさんのコメント

・タケコプターみたいに回るのがあった。

・ずっと回り続けておもしろい。

・種子によって回り方が違っていた。

・パイプから飛び出していくのもあった。


◎橋本主任研究員より

くるくる回る種子をつくる植物の代表選手はカエデの仲間です。

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紅葉狩りにあわせて、カエデの種子がくるくる回りながら飛んで行く様子も観察してみてください。

風に吹かれて飛ぶ様子は幻想的ですよ。





(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)



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