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今日のナンデナンは、アンモナイト化石をみがいて、アンモナイトとカタツムリを見わけることができるようになるテーマです。

みんなの机の上には、4枚のそれぞれに番号がついた耐水ペーパーとほぼ半分まで削ったアンモンナイトが置かれています。
表面をさわるとザラザラしていますね。
これからアンモナイトの中の様子がわかりやすいように、アンモナイト化石をみがいていきます。

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研究員の指定した番号のペーパーで、上に少し水を垂らしてアンモナイト化石の表面を円を描くように回しながら磨いていきます。
水が少し汚れてきました。
これは、作業がうまくいっている証拠だと研究員が話します。
さあ、表面をさわってみましょう。最初にさわった時よりどうなりましたか? 
ツルツルになってきましたね。
汚れた水とペーパーを捨て、アンモナイト化石を洗い、ペーパーを変えてさらに磨いていきましょう。


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どうして表面がツルツルになるのでしょう。
これは、どうやらペーパーに秘密がありそうです。
ペーパーに番号がついていたよね。参加したみんなはわかったね。

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4枚目のペーパーで磨いた後、よく洗ってふき、虫メガネで見てみます。
アンモナイト殻のとくちょうがわかりますね。
そして、今日のポイントのナンデナン、カタツムリの殻のとくちょうとの違いもわかりました。
今日のナンデナン、無事解決!!

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 今日磨いたアンモナイトは、丹波竜が生息していたころと同じ時代のアンモナイトだって。

ちゃんと標本カードの入った袋に入れて持って帰ってね。

 

 

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◎参加したこどもたちの感想など

・磨くのが楽しかった。

・アンモナイトとカタツムリの違いがわかったよ。

・硬いアンモナイト化石の表面がツルツルになる秘密もわかりました。

・研究員の先生から宿題が出たので、今度調べてみます。

 

◎生野研究員より

アンモナイトの断面標本を作るのは時間のかかる大変な作業なので、今日は皆さんに仕上げ作業を体験していただきました。
断面標本を研究で用いる場合、正中面(正確な真ん中の面)を目指して研磨するのは、初期殻や連室細管などの内部構造を観察するためです。今回のセミナーを通して、外側から見るだけではない観察の方法や、標本作製の苦労、石の種類による硬さの違いといった点についても知っていただけたかと思います。より本格的な作業は夏に事前申込制のセミナーで体験できますので、よろしければそちらもご参加ください。
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(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお知らせください。)
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