地球上に生息している生き物は、約200万種といわれています。
その中の約4分の1(28%)が甲虫で、カブトムシやクワガタ、愛らしいテントウムシや輝くタマムシなども甲虫の仲間で、私たちにとって古くから親しまれている昆虫です。
今日のギャラリートークでは、この企画展を担当した山田研究員が、この企画展の展示を見ながら、甲虫の「すごい世界」を紹介しました。
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ひとはくに収蔵しているたくさんの標本の一部が、企画展で展示されています。
今回の展示は、「たくみなくらし」「多様なすみか」「見た目がすごい」「兵庫の甲虫」「珠玉の寄贈コレクション」など10のコーナーに分かれています。
一つ一つを説明していると、時間がいくらあっても足りませんね。
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甲虫は、硬い前ばねを持つことで、体全体が硬い外皮におおわれるようになっています。
そのことによって様々な環境に適応することができ、今の繁栄につながったと考えられています。
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とくに、「見た目がすごい」のところでは、「どうしてこの色?、この形?、このサイズ?」など、それらの理由の説明がありました。
また、ひとはくに寄贈いただいた標本が「珠玉の寄贈コレクション」として、展示してあります。
今後、入れ替えも計画されているようです。
今回のギャラリートークは、予定時間をオーバーして、熱い解説が続きました。
熱心にメモを取っている子どもたちもいましたね。
終了後も研究員に質問する姿が見られました。
この企画展は、令和8年1月12日まで実施されています。
みなさま、ぜひ甲虫たちのすごい世界をご覧ください。
◎参加したみなさまのコメント
・たくさんのムシがいてすごかった。
・わからない虫の調べ方を教えてもらいました。
・今飼っている虫の飼育方法を尋ねました。自然の環境に近いことが必要だとわかりました。
・展示にある「まめ知識」がおもしろかった。
・先生の話が楽しかった。

◎山田主任研究員より
最後まで熱心に聞いていただきありがとうございました。
会期終了までまだまだ長いので、あと何回か展示解説を行いたいと思います。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)