サイトマップ |
文字サイズの変更

ご利用案内

交通アクセス

利用案内(観覧料金)

団体でのご利用

バリアフリー情報

ひとはくの展示

セミナー情報


ひとはく活用術

移動博物館車 ゆめはく

ひとはくセミナー倶楽部

ひとはく新聞ハーモニー

恐竜化石

ひとはくKids

行政や企業の方へ「シンクタンク事業」

学校関係者の方へ「学校教育支援」


アカシネザサのアイソシンタイプ(副等価基準標本)
Isosyntypes of Pleioblastus akasiensis Koidz. in Acta Phytotax. Geobot. 6: 68 (1937).

Fig08.JPGFig07.JPG アカシネザサは,小泉源一氏(元京都大学教授)により1937年に記載されたササ類です(Koidzumi 1937).原記載には「Hab. Japonia: prov. Harima, Akashigun, Tamatsumura (lg. H. Muroi !)」とあり,京都大学総合博物館で調べたところ,それに対応すると考えられる標本が3枚 (KYO-00019393 − 00019395) 見つかりました.それらにはすべて小泉氏の手書きのラベルが貼付されており,ラベルには「Pleioblastus akasiensis Koidz アカシネササ Prov. Harima, 明石郡 玉津村 17 1935 H. Muroi」と書かれていました.したがって,この3枚の標本はどれも等価のタイプ標本であるため、シンタイプになります.

ひとはくには,それら標本の重複標本と考えられる標本が2点ありました.1枚には「播磨.明石郡玉津村 July 17, 1935 H. MUROI No. 337」(HYO_C2-134348: 上右の標本),もう一枚には「摂津國明石市外 玉津村 1935年7月17日 H. MUROI No. 336」(HYO_C2-134349: 上左の標本)と書いてありました.さらに両標本には赤字で "Co-type" と書かれていました.原記載および京都大学の標本には採集番号が示されていませんが,その他の情報は一致するので,この2枚は京都大学にあるシンタイプの重複品と考えられます.ただし,ひとはくの標本は採集者である室井棹氏が小泉氏に送った標本の重複品を手許に残していたものと考えられ,小泉氏はこれらの標本を実際には見ていないと思われます.したがって,ひとはくの標本はアイソシンタイプ(副等価基準標本)と考えられます.なお,ひとはくにはタイプ標本が採集された翌日(1935年7月18日)に同じ玉津村で室井氏によって採集されたアカシネザサの標本 (HYO_C2-134350) がありますが,採集日が異なることから,タイプとはみなされません.

明石市民の方には"アカシ"と名前がついた植物があるのは嬉しいことかと思いますが、残念ながら現在アカシネザサはネザサのシノニム(=同物異名)とされており、図鑑などで名前を見る機会はほとんどありません。(自然・環境評価研究部 高野温子)

確認標本

Japan. Harima (Hyogo Pref.), Akashi-gun, Tamatsu-mura [播磨(摂津國)赤穂郡玉津村] (H. Muroi nos. 336 & 337, 17 July 1935, HYO_C2-134349 (no. 336) & 134348 (no. 337)-isosyntypes).

Copyright © 1992-2021, Museum of Nature and Human Activities, Hyogo, All Right Reserved.