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8月26日。加藤茂弘研究員+河南堂珍元斎と南あわじ市の玉青館へいったんだモー。
ウッシッシシッシ…
 安政大地震後に江戸の庶民に大ブームを起こした加藤コレクションの鯰絵展と河南堂珍元斎 の現代版鯰絵「ナマズウシ七変化」展の関連イベントだモー! 

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  タヨウ星のニホン島とタイワン島の間の地底に住むナマズウシは、自らナマズエビスマイウシやナマズアワオドリウシに変身し、ナマズウズシオウシやナマズタマネギウシといったアワジ王国ご当地ナマズウシンたちとともにニホン島を元気づける・・・講談「ナマズウシ七変化」モー、鯰絵の魅力に迫るカトちゃんの「鯰絵解説会」モー、江戸時代のおもちゃ絵「立版古(たてばんこ)ぬりえ」モー、逆断層などの構造がペーパークラフトで楽しくわかる「動く断層をつくろう」モー大にぎわいだモー。

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鯰絵展+ナマズウシ七変化展は9月2日までだモー。ナあ、マズ、玉青館に急げウシ。

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今回、参加した生徒は、小学校6年生〜高校3年生の26名で、4班に分かれて寝食を共にしました。

 現地では、ラハダトゥ・サイエンススクールの生徒も5日間、班活動に加わり、交流を深めることができました。特に現地では、イスラム教のラマダンの時期と重なり、食事などの制限を目にし、文化や宗教の違いを実感しました。 

 

DSC02112.jpg                              サイエンススクールとの交流会にて

ダナンバレー自然保護区では、周りを原生林に囲まれ多種多様な樹木や植物、昆虫を目にすることができました。今年もオラウータン親子がジャングルの木々を移動していく姿を目にすることができました。また、タイガーリーチと呼ばれるヒル

に血を吸われることも経験しました。

  

P1080712.jpg                                木々を渡るオラウターンの子ども

 

一方のタビン野生生物保存区は、アブラヤシのプランテーションと二次林が中心でした。そこは、森林伐採などで棲みかを奪われたゾウたちが集っている場所でもあり、ナイトサファリでは群れをなして生息する野生のゾウの姿を目にすることができました。他にもブタオザルが木々を駆け回り、サイチョウが空を駆け巡り、夕暮れにはムササビが飛んでいく  など動物たちの自然の姿を目にすることができましたが、一方で想像以上の森林伐採が進んでいる現状を知ったジャングル生活でもありました。 

 

DSC_3479.jpg                                 興味深く観察する生徒たち 

 

帰国前にはひとはくと学術交流協定を結んでいるサバ大学を訪問し、ジャングル体験スクールの修了式の後、収蔵庫見学をさせていただきました。

このジャングル体験スクールでは、10代という多感な時期にある生徒たちが、ラハダトゥ・サイエンススクールの生徒たちと触れ合い、日本とは違う文化や環境を体験し、

さらに上級生が下級生をしっかりと面倒を見て過ごすところ に大変意義があると感じました。生徒たちのこれからの成長に期待したいと思います。

  

DSC02143.jpg                             ジャングルを満喫する生徒たち

 

 

お世話になった関係者の皆様、及び保護者の皆様、生徒たちは全員、病気や怪我もなく無事帰国の途へ着くことができました。ありがとうございました。

 

  DSC02202.jpg                    今回参加したメンバーで記念撮影

 

                                     

                                                                                            情報管理課 阪上勝彦

 

 

こんにちは、夏休みも、もう終わりですね。

9月もフロアスタッフ一同、残暑に負けず!

頑張っていきたいと思っております\(*⌒0⌒)♪

 

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 夏休みが終わっても、「ひとはく」に来てね\(*⌒0⌒)♪

 

フロアスタッフ うえやま たかこ

あめんぼーん って、何? アメンボとトロンボーンなのね

アタクシはアメンボーンだボーン!
 田んぼ系のタヨウ星人だボーン。アタクシたちタヨウ星人は、超アツイこの夏、河南堂珍元斎を引き連れ、「いろんな種類の生き物がたくさんいて、それぞれつながっている!」ということの大切さを伝えてるんだボーン!

久しぶりの里帰り講談(o^^o) 8月20日は久々のホームグランドひとはくで、タヨウ星人巨大紙芝居絵巻だボーン。
 こちらは、台場クヌギの穴からタヨウ星へ行くスタンダード版。イカジイ、カエルトノサマに案内され、主人公ダイバくん、クヌギちゃんと一緒に子どもたちもタヨウ星人の世界へ行ったんだボーン!

 

 25日は多可町ベルディ―ホールに河南堂珍元斎を連れていったボーン。
 テーマはアタクシ、アメンボーンのトロンボーンコンサート…ではなく、タヨウ星人巨大紙芝居絵巻登紀子の田んぼスペシャルだボーン。オバケドジョウを探しにきたダイバくんとクヌギちゃんはオバケ柳の穴からタヨウ星へ行き、アタクシたちタンボ系タヨウ星人が登場。

写真のまとめすぎ!! 珍元斎は子どもたちに囲まれ上機嫌だボーン。タヨウ星人お絵かきではいろんなタヨウ星人が生みだされたボーン。
 これは、多可町での加藤登紀子さんのコンサート20年のプレイベントで、タヨウ星人絵画展が10月1日まで開かれ、9月2日には、登紀子さんが子どもたちの描いたタヨウ星人の中から「登紀子の田んぼ賞」を選ぶんだボーン。6月に田植えした山田錦はすくすくと育ち、ヌマガエルやイナゴが大喜びだボーン!10月1日はついにお登紀さんのほろ酔いコンサートだボーン。アメンボーンも出演したいボーン…

今日はこの辺で・・・・・ 

 去りゆく夏を追いかけ、いざゆかん多可町タヨウ星の世界へ・・・みんな行くんだボーン!


 

 

ユニバーサル・ミュージアムをめざして13

 

いろいろな子どもと野外活動をする準備

学校の先生といっしょに考えてみた−2

 

三谷 雅純(みたに まさずみ)

 

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『コミュニケーション支援用絵記号デザイン原則(JIS T0103)』


 

 マヒと色覚以外のことで、特にお伝えしておきたいのがディスレクシアの問題です。発達障がいの中でも、特にディスレクシアのことを考えてみましょう。

 

 自閉症スペクトラム障がいの子どもに対しては、絵や写真を入れると、とたんに理解しやすくなるそうです。絵や写真が理解を助けると言い換えてもいいでしょう。自閉症の動物行動学者、テンプル・グランディンさんは、文章ではなく、図でものを考えるのだそうです。

 

 グランディンさんはご自分のことを自閉症だといっていますが、神山 忠(こうやま・ただし)さんはディスレクシアです。ディスレクシアは「難読症」とか「読字障がい」とも言われていて、日本語や中国語では漢字が読めなかったり、書けなかったりすることがよくあります。偏(へん)と旁(つくり)も、どちらがどちらだったかわからなくなりますし、「ウ冠(う・がんむり)」や「草冠(くさ・がんむり)」といった冠(かんむり)とルビがごっちゃになって、何を書いてあるのかがわからなくなるそうです。

 

 ディスレクシアの人は、つい鏡文字を書いてしまいます。ある有名な俳優はサインをねだられて、急に書かないといけない時には、Cは「⊂」だったか「⊃」だったかがわからなくなるそうです。そういえばわたしも、CやSがどちら向きだったかわからなくなった記憶があります(左右どちら向きであったかは、今は、こっそり筆記体(ひっき・たい)で書いてみることで、まちがえなくてすむようになりました)。

 

 ディスレクシアを知的障がいだと思っている方がよくいますが、基本的には、まったく違うものです。鏡文字の例でおわかりのように、生まれつき左右の認識があいまいなのです。

 

☆   ☆

 

 ディスレクシアのような現象がなぜ起こるのか、わたしには わかりません。でも、わたしは、左脳と右脳のつながりに秘密があるのだと思っています。

 

 ヒトではことばを話すことやコミュニケーションが、とても重要な日常の行動――重要すぎて普段の生活では、自分が言葉を話す動物だと言うことを忘れるぐらい――になっています。そして、ことばを理解し、構成し、話す中枢(ちゅうすう)は、たいていの人が左脳にあるのです――右脳にある人も、少数ですがいらっしゃいます。ところがチンパンジーやゴリラは〈ことば〉の中枢がないのです。ですから左と右を気にすることもありません。「ヒトのように、右利きが多い」ということもないのです。杉山幸丸さんという京都大学霊長類研究所の先生が、野生のチンパンジーでは左右どちらの腕で食べ物を採ることが多いかを調べてみたことがあります。その結果は、左右の比率は半はんだったそうです。〈ことば〉の中枢がないヒト以外の動物には、右利きや左利きはないのです。

 

 自閉症のグランディンさんは絵や図でものを考えるそうです。右脳は絵や図を使って何かを考える時によく働きますが、ディスレクシアの人も、絵や図は得意だと思います。少なくともわたしの知っているディスレクシアの人は、皆、絵や図が得意です。実は、漢字の学習障がい者(LD)であるわたしも、そうなのです。わたしの場合、鏡文字を書いてしまうというクセは左脳と右脳のつながりが弱いからなのか、右脳の働きが強すぎて、その分、左脳の働きが弱くなっているのかは、今でもわかりません。でも、絵は得意でした。細かいところまで、性格に描(か)けるので、霊長類学のフィールド・ワークでは重宝しました。

 


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 トゲの生えた豆をサルが食べた.わたしがカメルーンで描いたスケッチです.


cameroon_fruit2.jpgのサムネール画像

クズウコン科のヒプソロデルフィスの果実.これも,わたしのスケッチです.


 

 そして、この事はわかります。鏡文字を書いてしまうディスレクシアの人は、もともと左側・右側の認識が苦手なのですから、左右差を問いかけるような問題を出すのは慎重にした方がいいのです。野外活動では、東西南北と地形の関係が混乱しがちなのですから、それを問うような課題は避ける方がいいと思います。ましてや、わからないからといって罰(ばつ)を与えても、「気を付けていれば、わかる」というわけではないのですから、「苦手な人もいる」といった認識で野外に出る方が、ずっといいと思うのです。

 

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『子ども自然教室 第2版』【注1】の「植物標本を作ろう」

 

 ディスレクシアの人にとっては、文章が縦書きか横書きかというのが大きな問題だと、神山(こうやま)さんが指摘していました【注2】。わたしは、失語症でコミュニケーション障がいになったディスレクシアではなかった人が、まったく同じことを言っていたのを思い出しました。不思議な気がしたのです。ディスレクシアと失語症という、まったく別のコミュニケーション障がい者が同じことを言っている。ひょっとすると、何かつながりがあるのかもしれません。

 

 神山(こうやま)さんは、ディスレクシアの人にとって、一番わかりやすいのは、横書きで分かち書きがしてある時だと言います。たとえば、

 

「たいことばちをもってきて」

 

と伝える時は、

 

「たいこ と ばち を もって きて」

 

と分けて書く方が理解しやすいし、

 

「きょうはてんきがいいので

 そとでたいいくをします。」

 

と書いたのでは、わからないことがあるが、

 

「きょうは/てんきが/いいので/

 そとで/たいいくを/します。」

 

と書くと、とても理解しやすいということです。「たいことばちをもってきて」と続けて書くと、ディスレクシアの子ども(つまり、かつての神山(こうやま)さんご自身)は「鯛・言葉・血を・持ってきて」かなと誤解したというのです。


☆   ☆


 実は、元来の日本語の文章の書き方である縦書きよりも、英語のような横書きの方が理解しやすいということや、分かち書きで書いたり、「/」で切ったりするとわかりやすいというのは、多くの失語症者が同じことを言っています。ただ、失語症の人は、まれな例外を除いて病気やケガで脳の一部が傷ついて〈ことば〉が出なくなった人が多いので、もともと漢字は知っていたはずです。ですから、分かち書きで書いたり、「/」で切ったりする代わりに、漢字を適度に混ぜれば、わかりやすい文章になるのです。

 

 神山(こうやま)さんは、文章は、横書きで分かち書きや「/」で切ってある上に、ひらがな、カタカナ、漢字が混じった文章が一番わかりやすいと言っています。

 

 比較的、高齢者の多い失語症の人に比べて、ディスレクシアの人は、(もちろん高齢者もいますが)年齢に関係なく社会にはいるものです。子どもであれば、各クラスにいるのが普通です。ディスレクシアの人を「障がい者」「障がい児」と捉(とら)えて、文章がよくわからないままにがまんさせるのではなく、文章の伝え方や書き方を工夫してあげれば、多くの人と共通した理解ができるのですから、学校も楽しくすごせそうです。要はコツをつかむことだと思います。コツをつかむのは、ディスレクシアの子どもは自分のことなのですから、当然なのですが、学校の先生や野外活動のリーダーといったおとなも自分のこととして、ディスレクシアの人の読みにくさを実感してもらえれば、状況は、ずいぶん変わると思います。

 

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【注1】 『子ども自然教室』は,全文が人と自然の博物館ホームページからダウンロードできます.『子ども自然教室』は,特に障がい児といっしょに野外活動をすることを意図したものではありませんが,その中の,1.「植物標本を作ろう」,2.「セミのぬけがらで環境を調べよう」,3.「ネイチャーテーリング入門」などはそのまま使えそうです.

 

【注2】 岐阜県立関 特別支援学校教諭の神山 忠(こうやま ただし)さんが出ていたのは、「ディスレクシアとマルチメディアDAISY −当事者そして教育者の立場から」(障害保健福祉研究情報システム HP

 

ですが、同じ講演を動画でしているものもありました。動画では、神山(こうやま)さんの話すようすと音声が聞こえ、それがDAISYになって見えます。河村 宏さんというDAISYの開発に深く関わってこられた方の講演で、DAISYはディスレクシアの人ばかりでなく、高機能自閉症者,パーキンソン病などの病気や薬の副作用のある人,ADHDなどで集中して出版物を読むことが困難な人,さらには幻覚や幻聴があって混乱しやすい人,本を持って読むことが難しい紙アレルギーや麻痺のある人,手話を第一言語とする人,聴覚トレーニングを必要とする難聴者を助ける技術であると言っています。

 

神山忠さんの講演は動画でも 見ることができます2011年調布デイジー講演会)



兵庫県立大学 自然・環境科学研究所/

人と自然の博物館

三谷 雅純(みたにまさずみ)

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