八木 剛@自然環境評価研究部です。

ひとはく連携活動グループ「テネラル」主催の「48時間耐久虫とりキャンプ」に行ってきました。

2007年8月5日から7日、場所は宍粟市波賀町赤西渓谷、参加者は、高校生大学生の男子19名。

「48時間耐久」というほど過酷ではなかったですが、濃い、三日間でした。


あまり虫の多い季節ではないけれど、林道ではミヤマカラスアゲハの吸水が各所で見られた。夏型はでかくて迫力あり。わりと新鮮な個体が多かった。


キャンプサイトのようす。ほかにだれもいない。3日間自炊。じょうずにご飯を炊けました。


(左)風呂兼洗濯。しかし、水は、ビールを冷やすのによい程度に冷たく、長時間の行水には耐えられなかった。
(右)ナイター(灯火採集)のようす。晴天&見通しの悪い谷筋につき、虫の飛来はいまいち。それでも、ヒゲナガカミキリの立派なオスを採ったヤツがいた。ゆるせん。


(左)大木の幹にトワダオオカがけっこういて、うれしかった。でも、こういう類に喜びを感じるということは、体力勝負の採集について行けなくなった証拠かもなあ・・・と思うとわびしい。
(右)オオチャイロハナムグリを採ったヤツがいた。おこぼれにあずかろうとサワグルミのウロをほじくると、土繭が出てきた。やったぜ!と思ってパカッと割ると、出てきたのはクロカナブン・・・ これはこれで格調高い虫だけれど、ちょっとくやしいっす。。。


虫とりは人生の縮図だ。


※ キャンプのようすは、俺の人生「虫」ブログも参照ください。

※ 「テネラル(teneral)」とは、羽化直後の体が軟らかい状態のことです。ひとはく連携活動グループ「テネラル」は、ひとはくのセミナー「ユース昆虫研究室」修了生などで構成する高校生大学生のグループです。

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