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2009年7月アーカイブ

ようこそのお運び厚く御礼申し上げます。謎の講談師、河南堂珍元斎でございます。さて、「ぎっちょん君。松江に参上!」の一席でございます。

時は、7月29日。松江市の行う「子ども塾 スーパーヘルンさん講座」に特別講師として、大谷剛研究員と珍元斎が招かれたのでございます!五感を鍛える・・・特に今回は音がテーマ!天気はくもり、でございますが、さすが、神々の国の首都、宍道湖は神々しい美しさでございます!DSCN7548.JPG

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松江市役所で父母と別れた総勢17名の子どもたちをのせたバスは一路、宍道湖畔をひた走ったのでございます。天気がちょっと心配でございます。

 

ちょっと早めに目的地の一畑にある研修施設サンレイクに到着。

松江市の担当さんから、いきなり「早く着いたので、何かお願いしDSCN7551.JPGます!」という依頼を受けた珍元斎は、連携Gきんひばりからあずかったキリギリスたちをば、ドアを閉め、室内に放ち、まずは、キリギリスをさわる!ことから始めました。DSCN7553.JPG

 

 

 

 

そして、小雨のなかの虫さがしでございます!エンマコオロギやバッタの赤ちゃんを見つけ、なんと立派な角のカブトムシまで発見。

 

 

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  なんとか時間はうまく流れ、そして、一 行が向かったのは、 一畑薬師でございます。お坊さんのお話と指導のもと、座禅体験をしました。標高200Mある寺は静寂に包まれています。そんな中。雨や風の音、ヒグラシや鐘の音など、この寺の音につつまれながらの座禅、子どもたちはしっかりと座禅が組め、お見事!拍手喝さいでございます。

そして、再びサンレイクへ戻ります。塾長、小泉凡さんも合流!IMG_8207.JPG

  

まずは講談「虫売り」から。応援部隊の河南堂四十一斎と写楽斎とともに、ヘルIMG_8210.JPGンさん(小泉八雲のこと)が好きだった虫売りが登場したのでございます。

 

ぎーす、どうどすー・・・・松虫どうどすー・・・鈴虫どうどす・・・・と売り声をあげる河南堂一座。

 

 

そして、ヘルンさんと喜六の掛け合いで、虫売りの歴史を語ります。           

 

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口上をのべる写楽斎。

                                             

 

 

 

 

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仕事をさがす喜六を四十一斎。ヘルン先生は写楽斎。

寸劇を交えながら、子どもたちの五感に訴えます!

 

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講談体験ワークショップ。まずは凡塾長に、早口言葉で活舌をよくするネタ「ういろう売り」をやっていただきました。

そして、得意のセミの鳴きまねも披露。ツクツクボウシ、アブラゼミ・・・みんなわかったかな?

 

 

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そして、子どもたちにも「ういろう売り」のほか、リズムをつけるネタ「宇治川一番IMG_8222.JPG渡り」をば。

 

 

 

 

お手本?を見せる河南堂写楽斎・・・・ 

 

 

 

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恥ずかしがってましたが、女の子もチャレンジ!

 

 

 

 

 

 

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売り体験は、参加者殺到で盛り上がり、鳴く虫を愛したヘルンさんの生きた明治時代にタイムスリ ップしての講談ワークショップと相成りました!

つづく・・・・・

7月26日に、ぎっちょん君講談の第2弾!開催しました。今回は河南堂一座は急激に若返り、小学生、中学生、高校生が出演しました。

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最初は3人とも恥ずかしそうです・・・

 

 

 

 

 

 

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まずは、本日デビューした河南堂十七斎。ミツバチのハチリーナ役です。本当に十七歳なんです・・・。となりはフロアスタッフ、テントウムシのテンコちゃん。

 

 

 

 

 

 

ぎっちょん君は河南堂写楽斎。中学1年生。そして、ぎっちょん君と戦うカマキリのカマオ君は、河南堂売斎。小学6年生です。    

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だんだん乗ってきました。珍元斎とノコギリ演奏!

 

 

 

 

 

戦いはやはり力で勝るカマキリの勝ち!でも、ぎっちょん君はタタンポの綿毛で飛んで逃げます。

緊張もだいぶ解け、必死に戦います。

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ぎっちょん君も成長し、恋の季節がやってきて、メスのキリギリス、キリコと出合い・・・・さあ、この恋のゆくえはいかに!

キリコ役はフロアスタッフの笹山さん。2回目で演技にも磨きがかかりました。

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講談+寸劇のあとは、お話をきいて感じたものを、短冊に絵と五七五の俳句で表 現しました。  

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短冊は横でも縦でもOKで、俳句も季語なしでOK!自由にかきました。

 

 

 

 

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ぎっちょん君やチョウ、トンボなどみんなの頭の中に浮かぶ虫でいっぱいになりました。                          

 

 

 

 

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2Fの展示室は大賑わいですIMG_8190.JPG

 

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かわいい作品がたくさんできました。

 

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最後は珍元斎の描いたぎっちょん君扇子をジャンケンポンでプレゼント!

 

この時描いた短冊は、記念に持って帰った人を除いて、展示する予定です。 次回のひとはくでのぎっちょん講談は8月31日です!乞うご期待! 

 ぎっちょん君チーム 川東丈純

 

 

 

 

 

 

今月28日に関西国際空港を出発したボルネオジャングル体験スクールの
その後のレポートを心待ちにしている保護者の方もおられるでしょう。
いま彼らはジャングルの奥地、もっとも通信環境の悪い所にいます。

予定では今朝からジャングル内をトレッキングした後、午後には
研究者用の「フィールドセンター」から観光客向けの「レインフォレストロッジ」に移動します。


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▲フィールドセンターの外観         ▲レインフォレストロッジの外観

 

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▲フィールドセンターの室内         ▲レインフォレストロッジの室内

 

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▲フィールドセンターの食事         ▲レインフォレストロッジの食事

                      (デザート付きです!!)

便りがないのは無事な証拠。
今晩あたり、現地レポートが届くかもしれません。お楽しみに!!

(生涯学習課長 平松紳一)
 

7月29日(水)14:30から17:30、加東市「まちまるごとミュージアム」の一環として「子ども大昆虫調査隊」を行いました。
これは、播磨中央公園で虫とりをし、その成果を絵に描いて、「まちまるごとミュージアム」のギャラリーで展示しようというものです。

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雨が心配される中、4、50人のこどもたちが集まり、播磨中央公園へ、いざ虫とりに出発。
「加東 伝の助」くんは、残念ながら現れませんでした。あのスタイルですから、きっと虫とりは苦手なのでしょう。11月1日のひとはくフェスティバルに来てくれるのではと期待しています。


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元気に、がんばっています。みんな、いい表情していました。

子どもたちがアミをもって虫とりに興じる風景は、日本独特のものです。ほとんど、文化ですね。ヨーロッパの昆虫学者は「考えられない」とうらやんでおりました。コンビニで虫とりアミを売っているなど、諸外国では、ありえないです。


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トンボやセミ、バッタなどが採れました。池のまわりに虫が多かったです。これは、子どもたちにはつかまらなかったタイワンウチワヤンマ。


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虫とりのあとは、お絵かきです。大きな画用紙に、つかまえた虫の絵を描きました。絵具や色鉛筆は持参。
虫の名前も、ちゃんと書きました。これを見れば、子どもたちがどんな虫をつかまえることができたか、一目瞭然。よい情報にもなるでしょう。

彼ら彼女らのすばらしい作品は、8月1日(土)から9日(日)(3日(月)は休館)の「まちまるごとミュージアム」で展示されます。みなさんもぜひお立ち寄りください。
会場は、滝野図書館2階。中国自動車道「滝野・社」インターからすぐです。

「まちまるごとミュージアム」展示準備のようすはこちら
加東市との協定調印のようすはこちら

(自然・環境評価研究部 八木 剛)

 自然・環境評価研究部の先山 徹です。7月20日〜25日に兵庫県立大学主催のアカデミック・ツーリズム・プログラム「2009年 皆既日食クルーズ」に講師として参加しました。

 ひとはくからは私と自然・環境マネジメント研究部の大谷 剛さんが参加し、すばらしい皆既日食を体験することができました。

DSC06448.JPG  くもり空の中「ふじ丸」という豪華客船で出発。天候が心配です。

船の中では公開講座やいろいろなイベントがあり、私と大谷さんは小笠原の自然について話をしました。

 

 

 

 

 

 

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7月22日、いよいよ日食当日の朝、観測地の北硫黄島近海に到着すると、20日から続いた曇り空がうそのような青空が広がっていました。

北硫黄島は、いかにも火山島という風貌の無人島です。飛んでいるのはカツオドリです。

波の静かな海面には雲が映るんですね。



 

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参加者は500人以上。午前8時半に全員集合し、グループごとに決められた場所に向かいます。

 

    

 

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甲板へ上がると、それぞれシートを敷いて場所を確保し、それぞれ工夫を凝らした装備で撮影に備えています。それに引き換え、私はポケットサイズのデジカメひとつ。この時点で皆既日食の写真はあきらめました。

 

 

 

 

いよいよ日食の始まりです。まずは部分日食の観察です。

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10時5分撮影。太陽の右端が欠け始めているのがわかりますか。

 

 



  

DSC06552.JPGのサムネール画像 

 

 

 10時18分撮影

 

 

 

 

 

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10時43分撮影 だいぶ欠けてきました

ピントを合わせるのが難しいです

 

 

 

 

 

 

 

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11時22分撮影。世紀の一瞬まであと少しです。

 

木漏れ日で観察するのと同じように、発泡スチロールのボードに穴をあけ、白紙の上に部分日食を映してみました。

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 太陽の形が全部同じです

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これは何の影でしょうか?

 

 

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クラッカーでした。

  

 

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そうこうしているうちに、あたりが急激に暗くなります。そして、この直後、太陽は一瞬ダイアモンドリングの光を残して月の影に隠れてしまいます。

 

 

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    黒い太陽です。皆既日食は6分あまり続きましたが、皆ほとんど無言で、ただ黒い太陽を眺めていました。

私のカメラでは、この程度の写真が限度でした。

 ダイアモンドリングと皆既日食のきれいな写真は、撮影の上手なスタッフから分けていただくことにしました。


 

 

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皆既日食の最中は、周囲に360度夕焼けのような景色が広がり、頭の上だけが暗いという、不思議な光景でした。 

 

 

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その晩は、さっそくそれぞれの発表会が開かれ、自慢の写真が披露されました。見事な写真が映されるたび、会場はどよめきやため息に包まれ、改めて昼間の感動を思い起こしました。

翌日の23日には父島に上陸し、大谷さんは昆虫、私は岩石について案内しました。そちらも天気が良く、大満足の一日でしたので、また改めてご報告いたします。

 

今回のクルーズは、およそ6分間の皆既日食を見るために、6日間の船旅をおこない、そのための準備に6年間を費やしたそうです。実施に当たっては、西はりま天文台公園の黒田園長をはじめ、スタッフのみなさんの尽力は並大抵のものではなかったと思います。黒田先生、県立大やボランティアで参加されたスタッフの皆さん、さらに様々なイベントをしていただいた皆さんには、この場でお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

(自然・環境評価研究部 地域環境地質研究グループ  先山 徹)

 

みなさん、クローバーを見つけたことが一度はあるはず。

さて、そのクローバーの葉っぱは何枚でしたか?

幸せの4つ葉のクローバーでしたか?

今日は、クローバーの葉が1〜7枚まで全て見つけてしまった、名人が読売テレビの撮影クルーを引き連れ、植物のプロ高野温子主任研究員を訪ねてきました。

って、クローバーって葉っぱが7枚もあるの???

高野主任研究員によると、2009年5月には、56枚も葉っぱがあるクローバーが見つかったとか。っう、見てみたい。

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名人は、西脇市からやって来てくれたさやちゃん(写真:左から高野主任研究員・さやちゃん・虎谷温子キャスター)。なんと小学校4年生。さえちゃんは昨年5月ぐらいに1枚から7枚葉のクローバーを、自宅の周辺の複数の集団を回って集めたそうです。将来は高野主任研究員のような研究者になるのかな?

虎谷温子キャスターとクローバーについて、より詳しく高野主任研究員から話を聞きました。

1枚葉から7枚葉のクローバーまで集めた小学生の話は聞いたことありません!すごいですね。私もまだ5枚葉のクローバーまでしか見つけたことがないです。」と高野主任研究員。4つ葉が見つかりやすい集団と、3つ葉しかでない集団があるそうです。

 

s-P18.jpgのサムネール画像

この様子は、8月11日(火)午後4:48〜読売テレビ「ten!」で午後5時15分から放映される予定です。(番組内容が変更になったら、ごめんないさい。)

ひとはくには、いろんな専門家がいます。自然について「?」があれば、ひとはくの先生に聞いてみよう〜。

小林美樹(生涯学習課)

 

第11回ボルネオジャングル体験スクール
現地レポート(あと何回できるか?!)

平成21年7月28日(火)午前9:00に関西国際空港に集合した一行は、出発式をすませ見送りに訪れた多くの家族のもとを離れ、
大きな期待と不安とを胸にマレーシア航空051便に搭乗しました。

曇り空の関西国際空港を飛び立った飛行機は、一路南へ、ボルネオ島目指しました。沖縄の上空に差し掛かった辺りで空は快晴に変わり、美しいサンゴ礁の島々を眼下に眺めることができました。
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途中気流の乱れから、機体がかなり揺れる場面もありましたが、約5時間後無事にコタキナバル空港に到着しました。

コタキナバルの近代的な空港から、バスで15分ほどのハイアット・リージェンシー・ホテルが今日の宿舎です。
ホテルの立派な会議室お借りして、事前学習会で準備してきた班毎の発表を、コンテスト形式で開催しました。
空手の演武あり、流暢な英語のプレゼンテーション、桃太郎の寸劇ありと、バラエティーに富んだ発表会ばかりで、審査も難航しましたが、
第3班の「日本の食事」が優秀賞に選ばれました。

夕食はホテルの中華レストランで、おなかいっぱいいただきました。
スクール初日で、まだまだ元気いっぱいですが、明日からはいよいよラハダトゥへ移動し、
ダナンバレーでの本格的なジャングル体験の始まりです。

2009年7月28日現在、全員元気に旅を続けております。
マレーシア コタキナバル より(写真のデータが読み込めないアクシデントに見舞われ、多くお見せできないのが残念です・・・・)

 明日以降の通信環境によっては、しばらく途切れるかも知れませんが、とにかくがんばってみます

                            西岡・八尾

今年の夏休みに博物館でセミナーはいかがですか?
ひとはくでは、8月10日(月)から3日間と8月18日(火)から3日間の計6日間、夏季教職員セミナーを実施します。

すでに定員を超えて募集を締め切ったセミナーもありますが、
まだ定員に達していないセミナーは、まだ受け付けています。


その中から、いくつか紹介しましょう。

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この写真、どこかわかりますか?
淡路島の南端、阿万海岸です。
G03「地層の見方・調べ方in淡路」では、地層や化石について講義を受けた後、実際に地層を見学します。2学期以降の授業に即、活用できるはずです。


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子どもの頃の思い出に昆虫採集はありませんか?
でも、昆虫を捕まえたけど、いつの間にか死んでしまった・・・
という方も多いのでは?(私もその一人です)

G07「昆虫標本をつくってみませんか?」では、研究員の技を伝授します。プロ級の昆虫標本をつくって、2学期に子どもたちを驚かせてみませんか?

そのほか各セミナーの紹介は、「ひとはく手帖2009」または
ひとはくホームページ>セミナー>2009年度のセミナー>分野別にみる> で「教職員セミナー」をご覧ください。

http://hitohaku.jp/education/09bunya/index.html


詳しくは生涯学習課まで直接電話でお問い合わせください。
TEL079−559−2002(直通)
 

(生涯学習課長 平松紳一)

今朝、関西国際空港にボルネオジャングル体験スクールに参加する
第11期生28人がそろいました。
今年は新型インフルエンザなどの影響もあって、実施が危ぶまれましたが、
全員元気な顔で保護者の方々と一緒に集合することができました。
出発式のあと見送りの方々に明るく手を振りながら、搭乗口に向かいました。


1班

▲1班 石田研究員とスクール生

上田

▲2班 上田研究員とスクール生

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▲3班 八尾指導主事とスクール生

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▲4班 西岡指導主事とスクール生

8月4日の早朝、日本に帰ってくるまで、緊張と興奮のなかを毎日過ごすことでしょう。

今年はマレーシアとの通信環境も整備されてきたので、このブログで現地からのレポートができます。お楽しみに!!

(生涯学習課長 平松紳一)


 先日,氷ノ山で奇妙なものをみました.

 写真でわかるように,アケビコノハの幼虫です.ただしその背中に
なにやら華麗な装飾が!? …よく見ると,トゲトゲのそれぞれが虫
で,たぶん蜂の幼虫です.
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このテの光景で思い出すのは,ケムシやイモムシの体から蜂の幼虫
が一斉に出てきて小さな繭を作る,という状況です.コマユバチによ
る寄生です.出てくる現場に出くわすことは稀ですが,廃墟となった
ケムシの近くに小さな繭が鈴なりになっている状況はよく目にします.
 で,問題のシーンはというと,一斉に出てきたとすると,寄生虫が
一カ所にかたまりすぎてます.同じ穴から出てきたためでしょうか?
 そうではなく,シッポを外にして.頭がイモムシに食い込んでいる
のです.

 とても派手な事態なので,そのスジ(寄生蜂屋さんとかイモムシ
好きとかアケビコノハ愛好家とかアケビ愛好家とか)の間では知られ
ているんだろうなと,現場では思って,撮影だけして持ち帰りません
でした.

 ネット上で検索(「アケビコノハ」と「コマユバチ」)してみると,
似た状態を撮影された方がありました(しかも最近,西宮の甲山),
その方の観察は,アケビコノハの幼虫の背中に大量の卵(?)が産み
つけられていて,それが孵って成長し始めるところだったようです.
連絡してみると,そのアケビコノハ幼虫は死んでしまったらしく,背
中の虫の正体は不明のままとの事.
 写真を比較してみると甲山の例は私が氷ノ山で見た状態よりは少し
前の段階のようです.要するに,この虫は外部寄生性,多寄生性の,
たぶん蜂の幼虫だろうということしか,わかりません.

 一方,蜂好きの方々に伺いを立てておいたら,ある方からヒメコ
バチ科の Euplectrus属あたりに似た生態のものがあり,同属には
アケビコノハの天敵であるアケビコノハヒメコバチという種がいる,
という事を教えて頂きました.関連文献には同属の種の幼虫がアワ
ヨトウに取り付いている写真があり,似た雰囲気です.
 ただ,氷ノ山の体のサイズがヒメコバチとしては大きすぎ,もち
ろんアケビコノハヒメコバチかどうかは即断できません,

 やはり採集しとかなあきませんね.

昆虫共生・沢田佳久

7月24日から26日、将来有望な10人の虫好き少年少女たちと、「ひとはく博士と行く ハチ北高原サマースクール」に行ってきました。


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今年は、梅雨が明けなくて、お天気が悪かったです。
時折薄日がさすこともありましたが、だいたいこんな感じ。




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お兄さんのアミを借りてみました。虫とりには体力も必要だね。


IMG_2041.jpgアサギマダラをゲットしました!!


オオチャイロハナムグリがいました。キミたちには10年早いね。


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水の中の虫をとるなら、雨でも大丈夫! しかし、自分も水生昆虫になってしまいました。


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夜は、遅くまで、灯火採集です。みんな、真剣なまなざしで、虫をさがしています。


今回は、材料集め。次回は、今回つかまえた虫たちを標本にします。「つかまえた虫を大切にする」ということを学びます。

サマースクールについてのくわしくは、るんるんプラザのブログをごらんください。

八木 剛(自然・環境評価研究部)

さて、夏休みに入っても雨が多く、なかなかすっきりしないですね。
こんな日は、涼しいひとはくの館内で楽しんでみませんか?
ひとはくは夏休み期間中、無休。毎日いろいろなイベントがあります。

今日は、11時から4階ひとはくサロンで赤澤宏樹研究員による
「ミニ逆さビデオカメラをつくろう」が始まりました。

カメラ

申し込み不要なので、さっそく館内にいた子どもたちが参加しました。

 


説明する赤澤研究員

お父さん、お母さんと一緒に楽しく作っておられました。

親子で02のサムネール画像  親子で01のサムネール画像

このセミナーは10月24日(土)にも開催されます。

15時からはフロアスタッフと遊ぼう「星座万華鏡」が始まりました。
夏の星座についてお勉強した後、紙コップと分光シートで「星座万華鏡」をつくりました。


まずお勉強

▲まずはお勉強から・・・

星座万華鏡01のサムネール画像

▲説明を聞きながら・・・

できたよ

▲上手にできましたね。さすが5年生!!

明日もあります。是非ご参加を!!

昨日のラジオ関西でも紹介された「ぎっちょん君の変身コーナー」には
一日中子どもたちの姿が絶えませんでした。

変身コーナー

 

丹波で発見された獣脚類・ティラノサウルス類の歯や「丹波竜」の化石、
さらに、企画展「初夏の鳴く虫と巡回展 ぎっちょん君参上!」も8月末まで開催しています。
明日26日(日)は、
11:00〜デジタル紙芝居
11:30〜展示室ツアー
13:30〜「実演・解説!丹波の恐竜化石」
14:00〜鳴く虫講談「のこぎり名人 ぎっちょん君誕生!」
15:00〜FSと遊ぼう「星座万華鏡」
と一日中楽しいオープンセミナー・イベントがあります。お楽しみに!

ぜひ、この夏、ひとはくに何度もお越しください。

(生涯学習課長 平松紳一)

「ぎっちょん君参上!」展の出前イベントで7月29日〜30日、松江に行きます。

http://www.city.matsue.shimane.jp/jumin/shisei/kouhou/shihou_matsue/2106/event.htm

今回は、松江市の依頼で、小泉凡さんが塾長を務める子ども塾「スーパーヘルン先生講座」の特別講師として、大谷剛研究員と謎の講談師河南堂珍元斎が出演します。子ども塾は子どもの五感力をはぐくむためにはじめた講座で、今回で6回目。過去の講師には佐野史郎さんとかもいます。今回のテーマは五感でも特に耳。耳で虫の声の聞きわけや耳で講談をきいてそのイメージの絵を描くことです。その中で使う体験版「虫売り屋台」完成しました。この屋台はひとはくが誇る木工職人T.ケンヂの作品で、現在展示している県立美術館のフジワラヨシカツMTの作品より小ぶりで、子どもたちでも担ぐことができるようになっています。

制作過程をご紹介します。

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まず、枠組みから・・・ガタつかないように、しっかりと寸法をはかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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つづいて、木枠に障子紙をはるための枠をば打ち付けて・・・

 

 

 

 

 

 

 

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そして、屋根づくり・・・

 

 

 

木工職人の血が騒ぎ、現在展示中の屋台より、いっそう精密さが増していき・・・

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屋根の仕上げは、すだれを張り付け・・・格調高くなりました。

 

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障子を張り付けて、ついに完成!虫売りだけでなく「うどん」も売れそうです!

 

この虫売り屋台は、松江でのデビュー後、ひとはくでも、みなさんの体験撮影用の屋台として8月から展示します。

乞うご期待!

 

 

 

 

川東丈純

みなさん「日食」は見れましたか?
ひとはくでも三田市の「子ども環境セミナー2009〜第1回 藍の生葉で古代染めをしよう」に参加したメンバーが、本来のセミナーの前に日食観察をしてました。

日食観察

日食のしくみ

▲日食のしくみとは・・・わかりやすく教えてくれました

このときの詳しい写真は、今日の八木研究員のブログを見てください。

http://hitohaku.jp/blog/2009/07/post_377/

さて、夏休みに入って、ひとはくも賑わってきました。
生涯学習課長としては嬉しいですね(^o^)

今日の団体の一つ、相生市から「中学生理科研修会」のみなさんが2つの特注セミナーを受講されました。

1つは、池田忠広研究員の「丹波の恐竜化石」についてのセミナー。
毎年、冬に行われる発掘期間中の2ヶ月半は、三枝春生主任研究員とともに毎日休まず発掘現場で奮闘している池田研究員から、恐竜の知識から最新情報まで・・・生徒たちは熱心に聞いていました。

池田研究員から

▲池田研究員の話を聞いて、恐竜の発掘をやってみたいと思ったかな?

2つ目は、古谷裕主任研究員の「顕微鏡で見る化石」
一人ずつ実体顕微鏡で微化石を観察しました。
教科書や図録で見る化石と違って、目の前の本物の化石・・・
暑い中でしたが熱心に顕微鏡をのぞいていました。

 

古谷研究員から

▲実体顕微鏡で見る微化石 とってもきれいだったでしょ

ひとはくでは団体向けに特注セミナーをやっています。
メニューも豊富。詳しくはホームページで「ひとはく手帖2009」p.24〜p.29をご覧ください。

http://hitohaku.jp/education/main.html


午後になって、子ども環境セミナーのメンバーは本題の藍の生葉で古代染めに挑戦!
講師はNPO法人 人と自然の会のみなさんです。

環境セミナー

▲子どもたちに丁寧に指導する人と自然の会のみなさん

大セミナー室では、有馬高校の科学部のみなさんが鈴木武研究員とタンポポ調査のまとめをしていました。たくさんのデータをまとめるのは大変そうでした。

鈴木研究員とのサムネール画像

▲膨大なデータを一つ一つ慎重に確認していました

 

今日は、このほかにもホロンピアホールで北摂三田高校吹奏楽部のみなさんが練習していました。大会も近いようですね。がんばってください!!

そして私は・・・
午後から小学校の先生方の下見対応に追われていました。
2学期以降、ひとはくに来館を予定されている小学校の先生方です。
下見のついでに、夏休み中の夏季教職員セミナーの紹介もしたところ、
「まだ申し込めますか?」「大丈夫です。定員になったものから締め切っていますが、まだ申し込めるセミナーもありますよ」と紹介しました。

みなさんもこちらからどうぞ!

分野別、夏季教職員セミナーのところをご覧ください。

http://hitohaku.jp/education/09bunya/index.html

今年から始まった教員免許状更新講習の申し込みはこちらから!

http://rikashien.jst.go.jp/teacher/index.html

 

さて、ひとはくでは夏休み期間中、無休です。
毎日いろいろなイベントがあります。

丹波で発見された獣脚類・ティラノサウルス類の歯や「丹波竜」の化石、
さらに、企画展「初夏の鳴く虫と巡回展 ぎっちょん君参上!」も8月末まで開催しています。
今度の週末には、
■25日(土)11:00〜「ミニ逆さビデオカメラをつくろう」
■26日(日)14:00〜鳴く虫講談「のこぎり名人 ぎっちょん君誕生!」
などもあります。お楽しみに!

ぜひ、この夏、ひとはくに何度もお越しください。

(生涯学習課長 平松紳一)
 

さて、「ぎっちょん君ラジオ関西出演ものがたり」の一席でございます。

時は7月8日でございます。

ラジオ関西の林真一郎アナウンサーがバッタロデオにのってさっそうと現れました。

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「ぎっちょん君参上展の取材をさせていただlきたい!」とのこと。大谷・八木研究員がたまたま不在で、小林みずいろ、いや、小林みき広報担当と謎の講談師河南堂珍元斎が案内することになったのでございます。

林アナウンサーは、4Fの巨大キリギリスぎっちょん君に驚き、2Fの企画展示室では、ケラが鳴くことを知り驚き、特に巨大な世界のぎっちょん君の標本にはびっくり!あとは、日本の鳴く虫の標本や栗林慧さんの瞬間写真、小泉八雲展示や虫売り屋台など、熱心に取材をされ、珍元斎にインタビュー。

そして、再び4Fのぎっちょん君着ぐるみコーナーに足を踏み入れたとたん、ぎっちょん君展示が林アナウンサーの着ぐるみ好きのハートに火をつけたのでしょうか?

あれよあれよとさまざまな虫に変態・・・いや変身する林アナウンサーでございます。         P1000315.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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P1000309.JPGそして、再びバッタロデオでさっそうと去っていく林真一郎アナウンサーでありました。

 

この模様は、7月24日(金)16時30分から17時までの「時間です!林編集長」 の放送にて・・・・

 

「ぎっちょん君ラジオ関西出演ものがたり」

の一席でございました!

 

 

ぎっちょん君チーム 謎の好男子・・・講談師 河南堂珍元斎

 8月1日から、始まる「まちまるごとミュージアム」で使用する展示物を

ひとはく から、加東市の滝野図書館2階ギャラリーへ運び込みました。


加東市 マスコット キャラクターの「加東 伝の助」くんは、社へ出張だそうで、

今日は会えませんでした(残念!)。

dennnosuke.jpg 

◆加東 伝の助くん

katoushi.jpg     katoushi (1).jpg

 ◆さあ、会場設営開始!              ◆大きな展示物は、みんなで運びます

 

katoushi (2).jpg 
◆大きな展示物を設置しています

katoushi (3).jpg     katoushi (4).jpg   
◆こんなところからも見えますよ  ◆みんなで、出来栄えを見ています

 

加東市の職員のみなさん。ご苦労さまでした。


 

さて、展示物の一部を撮影しました。 

<丸っこいもの>
   
katoushi (6).jpg  katoushi (5).jpg

まる1                   まる2

 katoushi (8).jpg   katoushi (9).jpg

まる3                     まる4

 katoushi (13).jpg

  まる5

 

<角っぽいもの>

katoushi (15).jpg   katoushi (14).jpg  

かど1                   かど2

katoushi (12).jpg   katoushi (11).jpg  

かど3                   かど4

katoushi (10).jpg

かど5

 

どの展示物か、わかるかな? 会場で探してみてね!

 

「まちまるごとミュージアム」は、加東市滝野図書館2階ギャラリーで

8月1日(土)〜8月9日(日)に開催されます(ただし、3日(月)は休館日です)。

 

問い合わせは、加東市教育委員会(電話0795-48-3073)へ 

 

(自然・環境再生研究部 小舘 誓治)

2009年7月22日。
今日は日食の日ですよ。みなさん、見ましたか?

ひとはくの前でも、曇り空の間から、見ることができましたよ★


IMG_1937.jpg
うーん。写真に撮ると、ただの三日月ですね・・・


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三田市子ども環境セミナーのみなさん、よかったですね。NPO法人人と自然の会のみなさんが、日食メガネを用意していました。でも、子どもたちは、すぐ飽きたかも・・・

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大人は、真剣に楽しんでいました!

県立大学の皆既日食観測ツアー船に、当館から、先山、大谷両先生が同行されています。
体験記を楽しみにしておきましょう。


(八木 剛)

□ピクニックは楽しい

 皆さん夏休みはいかがお過ごしでしょうか?遠くの山へ森林浴に出かけたり、南の島のビーチに寝転んで過ごすのは、もちろん贅沢な時間ですが、近くの公園や広場で会話や食事を楽しむのも人生を豊かさを感じる至福のひと時です。

 

□ピクニックは美味しい

家族や仲間と青空のもとで食べる食事は、いつもの食卓とは違った魅力があります。日を浴び、風を感じながら、頬張るおにぎりやサンドウィッチは、高級レストランでは味わえない格別な味。味覚だけでなく五感すべてを使っての食事は、お腹も心も満たしてくれます。

 

□ピクニックは人それぞれ

ピクニックには決まりがありません。キャンプのように役割分担をして勤勉に労働することもなければ、ハイキングのような入念な準備や豊富な運動量も不要です。ふと思い立った時に気軽に出かけ、各自が思い思いに過ごすだけ。ピクニックは自由で想像的な屋外を楽しむ過ごし方のスタイルです。

 

□ピクニックにハプニングはつきもの

目的地に着いたら雨が降り出す。食べ物が芝生に転がり落ちる。そういう出来事も過ぎてしまえば楽しい思い出です。あれはまだ少し肌寒い春先のことだったでしょうか。家族で海辺へピクニックに出かけました。広い海を目の前に、息子がさっそく大きな口を開けておにぎりをほお張ろうとしたその時、黒い影がさっと目の前を横切り、一瞬にしておにぎりが消えていました。見上げれば、空でトンビが起用におにぎりを食べています。息子は大泣きでしたが、鳥とピクニックできたと思えば、これもまた素敵な体験。今度は余分におにぎりを持って来なくっちゃ。

 

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     武田重昭(自然・環境マネジメント研究部)

梅雨明け間近、いよいよ夏本番ですね。

まちにまった夏休み、楽しんでますか??

 

7月12日(日)に実施した『フロアスタッフとあそぼう−画はくの日−』では、

博物館2階の「初夏の鳴く虫と巡回展〜ぎっちょん君参上!〜」展示室にて、鳴く虫を描いていただきました。

 

 

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すごい集中力で、真剣に描いています。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

完成した絵は、4階の休憩コーナーに飾ってあります。どの作品が「ひとはく博士賞」に選ばれたのか、チェックしてみてくださいね。

 

さて、来月のイベントは以下を予定しております。

 

フロアスタッフとあそぼう

/1 (土)、2  (日)  「けんちくかの日〜自分の家をつくろう〜」 

/9 (土)、10(日)  「画はくの日〜鳴く虫を描こう〜」

/15(土)、16(日)  「ひとはくふしぎ発見!」

/22(土)、23(日)  「ヒオウギガイうちわづくり」

/29(土)、30(日) 「鳴く虫宝探しラリー」

 

 【ふかたん(深田公園うきうき探険隊)】 

/22(土) 「夏の虫を探そう」

 

そのほか、毎日のもよおしも、ございます。詳しくは“うきうきカレンダー”をご覧ください。(HPから見ることができます

 

夏の楽しい思い出づくりに、是非ひとはくへ!

みなさまのお越しを心よりお待ちしてます!

 

                岡本 知佳(フロントスタッフ)

718日(土)アースシアターで「皆既日食、直前案内〜黒い太陽を見よう〜」を行いました。

 

722日は日本で46年ぶりに見られる皆既日食。そして皆既日食の見える時間が、21世紀で一番長い皆既日食です。多くの方々がトカラ列島や硫黄島付近に出かけます。自然現象で一番すばらしく、神々しいといわれており、皆既日食を一度見ると日食病にかかる方が多くいらっしゃると聞いています。皆既日食があると必ず世界のどこまでも出かけていってしまうという病気です。

三田では残念ながら部分日食ですが、でも、8割程度太陽がお月さんに隠れます。なかなかめぐってこないチャンスです。しっかり、事前学習をして安全に見ましょう。

 

 

「あちこち電話で問い合わせてやっと日食の直前学習講座を受けることができます。」と話してくださったお客さまもいました。ワクワクしながら開始を待っています。

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                                            はまぎんこども宇宙科学館より

日食の種類もいろいろあります。今回、博物館のある三田で見ることのできるのは部分日食です。 

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安全に日食を見るために、日食メガネが必要です。直接太陽を見たりサングラスなどで見るのは絶対にしないでくださいね。

7月22日のお天気が心配です。晴れたらいいね!

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                                                                    参加者に抽選で日食メガネをプレゼント。

 日食の観察でやってはいけないこと                              

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世界天文年2009日本委員会

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田中慎悟(NPO法人人と自然の会・星の会)

 

 

 まだ梅雨は明けていませんが、いよいよ夏休み!(今年はインフルエンザの影響で夏休みが短くなった学校もあるようです) 以前からこのblogでもお伝えしてきておりますが、7月19日(日)、ボルネオジャングル体験スクール第2回事前学習会がひとはくの大中セミナー室で開かれました。
 はじめに当スクールの校長高橋研究部長のあいさつに続き、スクール生を代表して1班班長野下さんがあいさつしてくれました。前回の第1回学習会の時は、お互い初めてで緊張していましたが、2回目の学習会では、最初から和気あいあいのいい雰囲気が漂っていました。

 今回の学習会では、「ボルネオといえば安間先生。安間先生といえばボルネオ」というくらい、ボルネオの研究では日本はもとより、世界でも第一線で活躍されている元JICA派遣専門家の安間繁樹(やすましげき)先生をお迎えしました。世界中で安間先生しか知っておられないボルネオの動物たちの話やボルネオでの生活などについて詳しくお話しいただき、スクール生も興味津々で熱心に聞き入っていました。
安間先生の撮られた写真を見ながら       野生動物の生態について        図鑑に出ている動物の名前のことで質問 質疑応答では、さらに専門的な動物の名前の疑問や興味深い素晴らしい質問も出ていました。
 今回のボルネオジャングル体験スクールにももちろん安間先生が同行してくださいます。島へ行けばさらに本物を目の前に素晴らしい体験ができることと思います。

 午後は、班別活動の時間。前回の続きで、ラハダトゥサイエンススクールを訪問する際、班ごとにプレゼンテーションする予定になっていますが、その準備をすすめました。小学生から高校生までの異年齢の集団で、しかも住んでいる地域も学校も違いますが、班長のリーダーシップの下、素晴らしいプレゼンテーションの資料ができあがっていきました。 

こんな風にマジックで塗って・・・・  模造紙を巻いて・・・・どうするの?  じゃぁ、あなたたちはお寿司を仕上げてください  「ももたろう」って英語でなんて言うんだろう ?? 
 ボルネオジャングル体験スクールの魅力は、ボルネオ島での自然体験が大きいと思いますが、今回のような事前の学習会を通した、スクール生同士のつながり、コミュニケーションの深まり、チームワークの醸成も大きな魅力の一つだと感じました。 4人の班長が内容を発表

 ボルネオジャングル体験スクールを通して、素晴らしい自然とかけがえのない仲間を見つけ、何より、自分自身の大きな成長につなげてほしいと思います。  出発まであと1週間。体調管理には十分注意してください。

情報管理課:八尾 ボルネオが待ってるよ!! 

企画展「ぎっちょん君参上!」の小泉八雲コーナーに生きた鳴く虫展示を追加しました。

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展示パネルの扉をあけると!キリギリスやヒメギス、ツユムシが・・・。運がよければ鳴いてくれるかも知れません。

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ぜひ、虫の演奏を聴きに、ひとはくへ!           ぎっちょん君チーム 川東丈純

 

企画展「ぎっちょん君参上!」の虫に願いをコーナー。竹が思いのほか元気なことと好評につき、7月末まで延長します。

みなさんも鳴く虫に願えば、歌がもっとうまくなったり、音楽の演奏が上達するこもしれません。せひ試してみてくださぁい。

ぎっちょん君チーム 川東丈純

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ひとはくサロンで君臨する巨大キリギリスが、仮面ライダーのように、なんと変身しました。(ライダーのようにだんだん強くはなっていきませんが・・・。)

夏休みは、ぎっちょん君ハウスも完成し、笑顔、笑顔でごきげんのぎっちょん君にぜひ、会いに来てくださぁい!                                        

ぎっちょん君チーム 川東丈純 IMG_8107.JPGのサムネール画像IMG_8108.JPGのサムネール画像

7月12日(日)に「小泉八雲と鳴く虫」を開催しました。

さて、講談「虫売り」の一席でございます。・・・・・・・・

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と、河南堂珍元斎一座による寸劇講談ではじまりました企画展「ぎっちょん君参上!」のスペシャルイベント「小泉八雲と鳴く虫」。DSC00036.JPG

 

スペシャルゲスト、小泉凡さんが父上、時さん(小泉八雲の孫)が亡くなったため、急きょ、出演できなくなってしまい、野球でいうと4番バッター抜きでの開催でしたが、

鈴木武研究員の応援と、川東珍元斎のアドリブ紙芝居「小泉八雲物語」に差し替えての開催となりました。

寸劇は、いつもの河南堂四十一斎(虫売りの喜六)と河南堂御免奈斎(八雲:ヘルン先生)。時は、明治31年。江戸のにおいの残る市谷富久町のヘルンさんの家に、近所に住む喜六が訪ねてくるところから、はじまります。「また、仕事やめてしまいましてん・・・」という喜六にヘルン先生は「虫売り」の仕事を紹介し始め、「虫売り」の歴史の講釈をはじめます。 P1000477.JPG

小泉八雲の「虫の音楽家」というエッセーをもとにした珍元斎オリジナルの講談で、県立美術館藤原義勝ミュージアムティチャー制作の虫売り屋台を使った「虫売り」の再現が見もので、喜六が虫売りの売り声がどうしてもきんぎょ売りになってしまい、教えていたヘルン先生までも「さお竹売り」になってしまうという、けったいなお話です・・・・

P1000486.JPG P1000469.JPG「あー聞いてみたいなあ」とこのブログを見て気になった方は、ぜひ、企画展「ぎっちょん君参上!」の小泉八雲展示コーナーへ!屋台の前の床几に座ると、鳴く虫の声のあとに、講談「虫売り」が聞こえてきますので、一度お聞き下さいませ。

続いて、川東珍元斎のアドリブ紙芝居「小泉八雲物語」。P1000490.JPG

小泉凡さんのパワーポイント約100枚をもとに、兵庫文学館担当時代のキャリア?を生かして、八雲の人生や神戸時代のエピソード、愛した鳴く虫のこと、友人の凡さんについてなど、前列に陣どった子供たちとのかけあいで、なんとか4番不在をしのいだ珍元斎でありました。

 

P1000498.JPG P1000493.JPG P1000495.JPG 

さあ、つづいての登場は4番の代打、鈴木武研究員。八雲が神戸に来たわずか5年後に神戸にあらわれた、英国人ゴードンスミスのおはなし。 

       P1000504.JPG

ゴードンスミスは、スミスネズミのタイプ標本を神戸で発見しました。 そしていろんな日本の生き物の採取し、標本を英国に送っています。そのスミスネズミが最近六甲山で、猫のタツマキ君の活躍で再発見されたエピソードやスミスさんが八雲の著作を読んで興味をもった虫売りの屋台をまるごと買い取った話などをこれまた紙芝居風に紹介しました。そして、なんと八雲とおなじように明治日本の会談の採話もしていてびっくりです。 DSC00045.JPG P1000505.JPG

つづいて、大谷剛研究員の「八雲の聞いた鳴く虫」です。昨日完成した「ぎっちょん君ハウス」のデビューと相成りました。参加者は真っ暗ななかで、八雲の愛した鳴く虫の音に耳をかたむけました。

IMG_8105.JPG   IMG_8104.JPG  

聞きわけの訓練のあとは、深田公園へ。この日はまだ時間は早くマダラズスとシバススしか鳴いていませんでしたが、バッタを捕まえたりして、虫とたわむれ虫を愛した八雲に思いをはせました。

IMG_8112.JPG

 

 

最後になりましたが、小泉八雲の偉業を広く世界に伝え、そのバ トンを見事に息子凡さんに渡された小泉時さんのご冥福を祈ります。                                       八雲愛用の虫かご P1010217.JPG

 

ここで講談が聞けます。DSCF1659.JPG

みなさんも八雲の愛した鳴く虫を体感しに、ぜひ、ひとはくへ!八雲の作品と鳴く虫と講談がみなさんをお待ちしています。

ぎっちょん君チーム  川東丈純

                                                                        

いよいよ夏休み。といっても終業式がまだの学校もあるようですね。
それでもこの3日間は3連休だったはずです。
今日も館内は家族連れなど大勢のお客様でにぎわいました。

4階サロンにて

▲ぎっちょん君の変身コーナーも終日にぎわっていました

今日は「海の日」。ということで、午後に来館された子ども会向けに、
小林文夫主任研究員の特注セミナー「海の一生」があったのでのぞいてみました。

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▲地球儀を片手に熱く語る小林文夫主任研究員

「海は広いな♪大きいな♪〜」
その海にも「紅海」のような生まれたばかりの海、
青年期の海「大西洋」、壮年期を過ぎた海「太平洋」
そして、「地中海」は晩年期の海なんですね。

ひとはくでは団体向けに特注セミナーをやっています。
メニューも豊富。詳しくはホームページで「ひとはく手帖2009」p.24〜p.29をご覧ください。

http://hitohaku.jp/education/09techou/09techou_all_page.pdf


今日は祝日。ということで土・日・祝日いつも15時からやってる「フロアスタッフと遊ぼう」をのぞいてみました。この3連休は「川で魚つり」です。

 

魚つり0 魚つり1

▲みんなうまく釣れたかな?

今日は特にたくさんの子どもたちが魚釣りにチャレンジ!
スタッフの笹山さん、美濃さんも大忙しでしたね。

魚の説明 紙芝居

▲つりの後は「魚のお話」と「外来魚についての紙芝居」

一番たくさん釣った子どもには「表彰状」までプレゼント!

ほかの子どもたちも、「ぎっちょんくんポイントカード」にスタンプをゲットしていました。
今度の週末25,26日は「星座万華鏡」です。こちらも、ぜひご参加ください!


さて、ひとはくでは夏休み期間中、8月31日まで無休です。
毎日いろいろなイベントがあります。

丹波で発見されたティラノサウルス類の歯や「丹波竜」の化石などの展示、「ひとはく恐竜ラボ」でのクリーニング作業も毎日やっています。
さらに、企画展「初夏の鳴く虫と巡回展 ぎっちょん君参上!」も8月末まで開催しています。
今度の週末には、
■25日(土)11:00〜「ミニ逆さビデオカメラをつくろう」
■26日(日)14:00〜鳴く虫講談「のこぎり名人 ぎっちょん君誕生!」
などもあります。いずれも申し込みは不要。

ぜひ、この夏、ひとはくに何度もお越しください。

(生涯学習課長 平松紳一)

今日のひとはく

2009年7月18日

連休、初日。みなさん、いかがお過ごしですか?

今日のひとはくをご案内します〜。(。・ω・)ノ゙

今日ご来館してくださった方も、ひとはくへ行くことを検討されてる方もどうぞ〜。

 今日からティラノサウルス類の歯をみなさんに見ていただけるようになりました。

今日の朝刊に掲載されたこともあって、朝から大勢のお客様がお越しくださいました。

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    3階丹波の恐竜化石展示コーナー      早速、篠山からお越しくださったお客様                    

 

実際に肉食恐竜の歯を見てどうでしたか?「ちっちゃい?」「大きい?」

 

館内はティラノサウルス類の歯の展示以外にも、魅力満載。

今、開催中の「初夏の鳴く虫と巡回展 ぎっちょん君参上!」が展示してある2階へ降りてみましょう。

ん〜、誰かが喋ってますね。

声は2F企画展示室前虫売り屋台から聞こえてきます。そして、その前に人だかりが。

ひとはくが誇る、謎の講談師「河南堂珍元斎」の虫売りの講談でした。

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ゆっくり座って、講談を聞くことができますよ。

 

あっ、イベントをやってますね。なんのイベントでしょうか。

DSCF5943.JPG フロントスタッフのイベント「川で魚つり」でした。

 どんな魚が釣れたかな?このイベントは明日・明後日も実施します。

 この他、フロントスタッフのイベントは毎日あります。是非参加してみてね。

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      展示室ツアー                デジタル紙芝居

 

 さて、4階に上がってみましょう。セミナー何かやってるかな?

 

 三枝主任研究員と池田研究員のセミナー「カエル骨格作成教室」が実験セミナー室でやっています。少し覗いてみましょう。

カエルの内臓の話を聞いた後、トノサマガエルを解剖しています。

今日のセミナーが終わったら、「ポリデント」につけて明日もっと肉を剥がしやすくするんだって。

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セミナーの様子。                       外からも見学出来ます〜。

                                  明日も見学できるよ。 

 

4階サロンには、「初夏の鳴く虫と巡回展 ぎっちょん君参上!」に合わせて虫の着ぐるみも置いてあります。

P1000422.JPG    musigurumi.JPG 

     いろんな衣装があるよ               着替え完了〜

                                  はい、チーズ。かわいい〜☆

 

青い服を着てカメラを持ってウロウロしている職員がいたら、それは私です。写真撮りますよ〜。

逃げないでね。('-'*)ヨロシク♪

 

ひとはくは8月末まで、休まず開館してます。ご来館お待ちしています☆

                                      小林美樹(生涯学習課)

 

 

2009年7月18日(土)連続セミナー「芦屋で学ぶ森・川・海の自然」第4回を行いました。今回のテーマは森の昆虫。担当は、大谷研究員です。ひとはく連携グループNPO法人さんぴぃすの方もスタッフとして参加してくださいました。受講者は10名と少人数でしたが、遠く福井県から来てくださったご家族もいました。

一向は、芦有ゲートを出発し、旧あしや村(芦屋市青少年野外活動センター)へと続く山道をゆっくりと登りながら、昆虫採集をしました。あちこちで「あ!」「つかまえた」「先生これなに?」など声が上がります。そのたびに大谷研究員が「どれ」と言って解説をしてくれました。少人数ならではの特典です。キマワリやアカハナカミキリといった甲虫が多くとれました。時には、虫かごに入れている間に、ウスバカゲロウの成虫がオサムシに食べられてしまう場面も。食物連鎖を目の当たりに。

昆虫採集の様子 解説する大谷研究員
(写真左)外は暑くても森の中はひんやり、(写真右)昆虫少年からの質問

あしや村は海抜400m〜500m。車が通れる道路はありません。かつては子供たちのレクリエーション施設として、キャンプ場やアスレチック施設が整備されていたそうです。しかし、阪神淡路大震災で施設が利用できなくなり、昨年完全に撤去されました。今は森が広がるのみです。阪神芦屋駅からわずか4kmの場所にこんな環境が、と驚きです。

池の様子 アカハライモリ
(写真左)森の中に池が出現、(写真右)イモリがたくさんいました

最後はみんなでつかまえた虫を確認。見たり声を聞いただけの種類を含めて22種類の昆虫を確認しました。下の写真の昆虫は、尻があがったように見えるのでシリアゲムシの仲間なんだそうです。

昆虫を同定 シリアゲムシ

★★★★★★彡

来月の芦屋セミナーは、8月13日(木)「真夏の鳴く虫を聞く」(担当:大谷研究員)です。真夏の夜、虫の声を聞きながら涼んでみませんか?夏休みの思い出にも。

詳しい情報、申し込みはこちら→ http://hitohaku.jp/education/main.html

(自然環境マネジメント研究部 遠藤菜緒子)

丹波の恐竜化石の発掘では、国内初となる恐竜の全身骨格発掘に期待がかかっています。これは恐竜の中でも竜脚類・ティタノサウルス形類に属する大型植物食の恐竜、いわゆる「丹波竜」です。

実は発掘中に、この「丹波竜」を食べに来たと思われる肉食の恐竜の歯がたくさん見つかっています。肉食恐竜たちは歯を折りながら、かぶりついていたんですね。
そんな恐竜たちの中でも、今回、獣脚類・ティラノサウルス類の歯が見つかったのです。

   展示ケース

▲第3次発掘で見つかった「丹波竜」の歯と獣脚類の歯が同じ展示ケース内に。

ティラノサウルスの復元模型の前に、見つかった2本の歯を展示しています。

 

長さ2cmにも満たない前顎歯ですが、ティラノサウルス類の特徴である「D型」の歯です。予想される体長は5メートル?
すでに新聞やインターネットでは報道されていますが、ティラノサウルスといえば後期白亜紀に13mにも達したティラノサウルス・レックスを思い浮かべられる方は多いでしょう。
このティラノサウルス、いつ頃から大型化したのか詳しいことはわかっていません。というより1億年以上前の原始的なティラノサウルス類は、小型のものの化石しか見つかっていないのです。

最近、中国で1億年前よりもやや古い前期白亜紀の地層から大型化に向かう中間型のティラノサウルス類の化石が発見されました。
そして今回、その地層よりも古い「篠山層群下部層」(1億4千万年〜1億2千万年前)から発見されたのです。
このことはティラノサルス類の進化を考える上で、世界的に見ても重要な発見となるわけです。

 

歯1のサムネール画像 歯2のサムネール画像

▲1本は折れていますが上から見てD型がわかります。もう1本は前顎歯を舌側から見えるように展示しています

いよいよ、この歯を明日18日(土)から一般公開します。
8月31日(月)までの夏休み期間中、3階「丹波の恐竜化石」展示室にて見ることができます。

この機会に、じっくりとご覧ください。

(恐竜タスクフォース・生涯学習課長 平松紳一)

 

但馬海岸でユウスゲが咲きはじめています。

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ユウスゲは、山地の草原や海岸の斜面には えるユリ科の多年草で、花茎の高さは1.5 mにもなる背の高い植物です。

夏になると、淡黄色でやや芳香のある花をつけます。

 

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花は夕方に開き、翌日の午前中に閉じるため、ユウスゲ(夕菅)の名がありますが、美しいレモンイエローの花の色から、キスゲ(黄菅)とも呼ばれます。

但馬の海岸沿いには大きな群生地があり、香美町香住の岡見公園や、今子浦の大引きの鼻が有名です。

yusuge gunsei.jpg

 

先日行った時には3時ではまだ早いですが、4時頃には開きはじめていました。

今の時期は日暮れが遅いので、6時ぐらいまでは写真も撮れそうです。ただ海岸なので、しばしば強い風が吹くことがあり、撮影に苦労するかもしれません。

 

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残照に輝く日本海を眺めながら、ユウスゲ群生に包まれてみると、心が洗われる気がします。

 

            (自然環境評価研究部 高橋 晃)

ひまわり

2009年7月17日

 関東甲信越地方ではすでに梅雨明けがいわれていますが、近畿地方はもうしばらく梅雨がつづきそうです。ちなみに、「梅雨明けは、西から順に東へ」と思っていたのですが、どうやら単純ではなさそうです。

 梅雨が明ければ本格的な夏到来!夏といえば ひまわり

ひまわりの黄色を強調しました 道端のひまわり 
 通勤途中、両側の花壇にひまわりがたくさんありました。といっても、背丈ほどもある大きな品種ではなく、膝から腰高ほどのかわいらしいひまわりたちです。毎朝、ここを通過する時、両側から出迎えてくれます。 この日は、道端に車を停めて、パシャ!!(遅刻しないか心配でしたが)

 ひまわりの原産は、北アメリカ中・西部だそうで、コロンブスのアメリカ大陸発見後、ヨーロッパに広まり、中国を経由して江戸時代(寛文6年、1666年ごろ)日本に渡来したといわれています。
 また漢字では「向日葵」と表記しますが、「日廻り」にちなんでいるとされています。本当に太陽の方を追いかけているかどうかは、身近なひまわりでご確認ください。

情報管理課 八尾 

平成21年7月20日(月・祝)から展示が始まる「世界の鳴く虫 昆虫展」in 有馬温泉 瑞宝園の展示準備開始です〜。

 

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まずは、博物館の中から昆虫標本棚、ドイツ箱とパネルを運び出します。

重い棚を持ち上げているのは、平松生涯学習課長、西岡指導主事そして沢田研究員です。

これらを、車にのせます。

 

博物館を出発して車で走ること40分。有馬温泉瑞宝園に到着。

到着したら、早速瑞宝園のスタッフが搬入のお手伝いをしてくれました。  

 

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1階ロビーで展示開始です。

昆虫標本棚にドイツ箱を各面2箱、4面にセットしていきます。

後ろのボードには大谷研究員の解説パネルや鳴く虫クイズのパネルを展示していきます。 

 

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   ロビーはこんな感じです    左から都志支配人・徳田副支配人・平松生涯学習課長 

 

 

瑞宝園のスタッフのおかげで手際よく、30分ほどで展示完了。

このあと、特製のソーダをいただきました。

仕事の後の炭酸ジュースは美味しい♪

 

 

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     瑞宝園のロビー          瑞宝園外観

 

 

展示期間は、平成21年7月20日(月・祝)〜8月31日(月)

展示場所: 有馬温泉 瑞宝園 1階ロビー

 

是非、見に来てね〜。

 

なんと、「ぎっちょん君有馬に参上!」セミナーもやっちゃいます。

ひとはくの大谷研究員と謎の講談師が出演します。

※セミナーだけでも、ご参加OK!(要電話予約)

8月 1日(土)20:30〜21:10「鳴く虫講談と聞きわけ」

8月22日(土)20:30〜21:10「鳴く虫講談とお絵かき」

 

詳しくは、瑞宝園まで 078−903−3800

http://homepage3.nifty.com/zuihouen/

 

 

小林美樹でした(生涯学習課)

6月末に、西脇市芳田小学校3年生20人と一緒に自然環境体験学習を行いました。
この小学校は、学校の近くの里山でいろんな活動をしているそうです。


テーマは、植物観察の方法「ドングリがなる木の葉っぱを観察しよう!」です。

はじめに「里山」で見られる木のはなしをして、「葉っぱ」に関する資料などを配りました。

houta3nen.jpg     houta3nen (1).jpg

◆研究員から「里山の木」の話し      ◆配布した資料など
                          
(葉っぱのコピー、ビニール袋など)


houta3nen (2).jpg

◆配布資料などに自分の名前を書いています

(だれかな〜、ビニール袋であそんでいるのは。)

 

配布された資料とビニール袋をもって、いざ 外へ!

houta3nen (3).jpg    houta3nen (4).jpg    
◆高い木の葉っぱは、落ち葉を探したりします    ◆ドングリが落ちていました(去年の?)
 

houta3nen (5).jpg   houta3nen (6).jpg   
◆葉っぱを選んで・・・                    ◆それぞれ葉っぱを採取

  
葉っぱを採取して、ギザギザや葉脈(ようみゃく)などを観察します。

セミナー室に もどってからは・・・

採ってきた「葉っぱ」と「葉っぱのコピー」と、どれがどれか合わせてみます。

深田公園に植えられているクヌギの「葉っぱ」や「若い果実」、「今年の花のあと」や、その他のドングリがなる木 の「葉っぱのギザギザの先」、「葉っぱのうらとおもて」などを拡大装置でスクリーンに拡大して、みんなで観察しました。

また、ドングリがなる木は、種類によってはドングリが熟すのに約2年かかる(花の咲いた次の年の秋に熟す)ものがあることを説明しました。

houta3nen (7).jpg

◆観察したことなどを一生懸命、ノートに書いています

(「アベマキの葉っぱのうらに毛がたくさん」、「アラカシのギザギザいたい」、「コナラの葉」、「クヌギのドングリ」・・・、中には絵をたくさん描いてくれている子もいました。)

 

みんな、学校の近くの里山で、ドングリがなる木をさがしてね。

 

(自然・環境再生研究部 小舘 誓治)

 

梅雨明け間近。蒸し暑い毎日が続いています。

さて、ふと深田公園を見下ろすと、3羽のハシボソガラスが噴水プールにやってきました。1羽だけ大きかったので、親子かもしれません。そして何度もためらいつつプールにどぼんと入りました。

カラスの行水

別に珍しくない光景です。黒い色は光を吸収するので、カラスはさぞかし暑いだろうといつも思います。
でも太陽に暖められた噴水プールの水は、涼をとるというよりはむしろ熱いのではないでしょうか。
試しに水温を計ってみました。36.5℃。熱いというほどではありませんでしたが、外気温は32.5度。外のほうがやや涼しいようです。

そこで遅ればせながら、ようやっと気付きました。このカラスたちは、気化熱を利用しているのでした。
気化熱は、水が気体になるときににうばわれる熱のことです。つまりぬれた羽がかわくときに、表面の熱が少し下がります。ちなみに手元の乾湿計の湿度計は、27.5度でした。改めてずいぶ違うことに驚きました。

『カラスの行水』 カラスたちは、ちょっと水に入っただけでさっさとどこかへ行ってしまいました。

(自然・環境マネジメント研究部 遠藤菜緒子)

コミュニティデザイン研究グループでは、地域の昔の様子がわかる古写真を研究材料として収集する活動を進めています。

7月12日(日)のキャラバンでは、佐用町三河地域で16名の方から提供いただいた840枚もの貴重な古写真の一部を、昔の三河の様子を思い出していただき、これからの三河を考えていただく機会として、地元主催の「ふれあい喫茶」の中で展示しました。

昔の懐かしい写真に囲まれながら、和やかな雰囲気のもと、ふれあい喫茶は始まりました。

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研究員が写真について質問すると、皆さん懐かしそうに当時の思い出を語って下さいました。

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こちらは、稲を架けて干す「はぜ木」の前に並んだ子どもたちを撮影した昭和30年頃の写真です。

現在はこのようなはぜ木はなくなってしまったとのこと。よく子どもの遊び場になっていたそうです。

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こちらは、隣組単位による共同田植の風景。隣組は、村の共同作業をとり行う単位で、現在は高齢化、過疎化によって成り立たなくなってきているそうです。なお、現在は共同田植は行っていないとのこと。

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古写真には、記憶を呼び覚ます大きな力があるようです。地域の自然環境や暮らし方の移り変わりを知る手がかりとして、大きな可能性を秘めています。

今後も、キャラバンでの古写真の効果的な利用方法を検討していく予定です。

 

上田 萌子(自然・環境マネジメント研究部)  

互いの交流・連携をさらに進めて行くために、7月13日に協力協定の調印式を行いました。

会場は、県立播磨中央公園に隣接する加東市滝野図書館の3階会議場です。
  

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◆みどりに囲まれた滝野図書館            ◆図書館の入口(調印式の案内があります)

 

加東市のマスコットキャラクターの「加東 伝の助」くんも、スタンバイOK!?

  

katosi (2).jpg  katosi (3).jpg
◆伝の助 くん と 加東市の       ◆ちょっと休憩?
スタッフのみなさん 

 

山本 加東市長、中瀬 副館長のあいさつ、協力協定書朗読のあと、
(伝の助 くん が見守る中、)調印が行われました。
   

katosi (6).jpg 

◆見守っている 伝の助 くん  

 

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◆調印後の中瀬副館長(左)と山本市長(右)

ちょっとしたハプニングです!!

集合写真を撮るために、壇上に登ろうとした 伝の助くん、
あわててしまったのか、つまづいてしまい、

頭がグラッときたので、みんなに支えられています。

 

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◆頭を支えられる 伝の助 くん


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◆集合写真 ( やっぱり、めだっている 伝の助 くん )

 集合写真も無事、撮り終えました。

 

早速、夏休みには下記のような連携事業が予定されています。

加東市滝野図書館2階ギャラリーにおいて、「まちまるごとミュージアム(チラシはこちら

090714.pdf)」の展示が開催されます。

期間は8月1日(土)〜9日(日)です。

綺麗なモルフォチョウや甲虫類、トリケラトプスの頭骨レプリカやキベリハムシの拡大模型、魚竜などが展示される予定です。

また7月29日に開催されるプレイベント「子ども大昆虫調査隊」で採取した昆虫を描いた作品も展示されます。

 

みなさん、見に来てくださいね。

「まちまるごとミュージアム」展示のお問い合わせは、加東市教育委員会(電話0795-48-3073)へ

 

(自然・環境再生研究部 小舘 誓治)

今年の主役

2009年7月14日
 12日に「小さな虫の標本作り」の講座を行いました.

 標本にするのは主に5ミリくらいの虫で,天気がよければ博物館の周りで採ります.

 例年はコフキゾウムシがよく採れ,顕微鏡で見るとキラキラと奇麗なので,講師と
しては頼りにしている種類なのですが,今回は草刈り直後で激減(>o<)

021c.jpg
 その代わりに主役になってくれたのが写真のオオクチブトゾウムシでした.深田公
園でもときどき採れた虫ですが.今年はなぜかよく見かけます.コナラの葉などに止
まっていることが多いようです.みんなで探して人数分ゲット!
 他の場所でもそんなに珍しい虫でもないけれども多い種でもなく,割と大きなクチ
ブトゾウなので,どちらかというと採れたら嬉しい虫です.

022c.jpg
 野外では黄色っぽい粉で覆われているのですが,標本にすると茶色い背面と緑の側
面のツートーンです.緑色はコフキゾウと同じように鱗片の色です.

昆虫共生・沢田佳久

7月18日(土)から9月27日(日)の72日間、幕張メッセ国際展示場で開催される「恐竜2009 砂漠の奇跡!!」に丹波の恐竜化石が展示されます。

この恐竜展は、日本経済新聞社・テレビ東京などが主催するもので、なんと言っても目玉の一つは、中国・新疆(しんきょう)ウイグル自治区のジュンガル盆地で見つかった「マメンキサウルス」です。
この骨格標本の全長は35mで、過去最大と言われた「スーパーサウルス」の全長33mを超え、世界最大級の恐竜であるとのことです。

今日は閉館後、博物館3階に展示していた産状レプリカや「脳函」「環椎」「歯」「尾椎」「血道弓」などの貴重な標本がていねいに美術梱包されて幕張に向かいました。

尾椎を丁寧に

▲尾椎もていねいに梱包されて・・・

木枠の運び込み

▲まず、木枠が運び込まれました。この中に産状レプリカを入れて運びます

木枠に入った

▲木枠に産状レプリカが収まりました。このあと固定します

出て行く

▲博物館の荷解き場からトラックに運び込まれました

「恐竜2009」については、こちらで
http://www.kyoryu.jp/index.html

みなさんの中で東京方面に行かれる方は、ぜひ千葉の幕張まで足を伸ばして「恐竜2009」をご覧ください。

さて、さみしくなった館内「丹波の恐竜化石」展示コーナーには、
この夏休みに向けて新しい展示が!?

せっかくの夏休みですからひとはくに来られたお客様にも満足いただけるよう準備中です!何が展示されるかは、準備が整い次第、報告いたします。6月に世間を騒がせた「ティラノサウルス類の歯」も展示の予定です。
お楽しみに!!

(恐竜タスクフォース・生涯学習課長 平松紳一)

今年から全国で教員免許状更新講習が始まっています。

対象となる先生方、もう準備はできていますか?

ひとはくでも教員免許状更新講習を8月11日と12日にそれぞれ行います。

8月11日(火)は「タンポポの仲間を学習する」を鈴木武研究員が担当し、
8月12日(水)は「ハチの知識増強講座」を大谷剛主任研究員が担当します。

いずれも申し込みは、科学技術振興機構(JST)です。

JSTには、平成16年から18年の3年間、私も担当の一人としてかかわった地域科学館連携支援事業で大変お世話になりました。
「校庭の樹木図鑑」や「水生昆虫図鑑」「環境マップ」などのコンテンツを
作成して、ひとはくのホームページでも学習素材の中に紹介しています。

http://hitohaku.jp/education/materials.html

今年、JSTでは全国で千葉県立中央博物館と岐阜県先端科学技術体験センター、屋久島町立屋久杉自然館、そして、ひとはくを合わせた4館で「地域科学館等連携講座」を開設しています。
詳しくは、下記のアドレスをご参照ください。

http://rikashien.jst.go.jp/teacher/index.html

締め切りも迫っています!!
ぜひ、ひとはくで教員免許状更新講習を受けてください。

(生涯学習課長 平松紳一)

 7月11日(土) 4Fひとはくサロンで 「ぎっちょん君ハウスを描こう」イベントが行われました。

 登場からおおよそ1か月。ちょっと夏ばて気味で疲れていたぎっちょん君のお色直しからイベントは始まりました。 初めてのお色直しに緊張気味のぎっちょん君。目をつり上げながらその時が来るのを待ちます。

その時が来るのを待ちます 準備はいいかい?

参加してくれた子どもたちは、ペンキが服につかないようにビニールの袋で作った即席の作業着を被りぎっちょん君に向かいます。 珍元斎さんの合図で一斉にお色直しにかかりました。

ここは黄色だよぉ 顔の正面にも・・・・・ みんな、色を塗ってくれてありがとう(ぎっちょん君より)大きな刷毛や絵の具の筆など、思い思いの道具で好きな色のペンキでどんどんお色直しを進めていきます。あっという間に予定の時間を過ぎました。ようやくお色直し完了!!ちょっと男前になったぎっちょん君。とても満足そうでした。

イケメンのぎっちょん君!!

 引き続いて後半。ひとはくに取材にお越しになっていた、兵庫県の広報専門員の米田さんにも飛び入りで参加していただきました。お姉さんの合図で、今度は一斉にぎっちょん君ハウスの外壁となるボール紙にペンキで絵を描きました。

何を描こうかしら? ここは茶色で決まり! はばタン発見!! 違う色も使って・・・・・ 見て見て!!ぼく、上手でしょう 完成に近づいてきたよ へたりこんで描いちゃおぅ こういう時の子どもの感性って本当に素晴らしいですよね。みんないきいきと、そして黙々と筆を走らせていました。中には、手のひらや足の裏にペンキを塗って手形・足形を描く子もいました。広報専門員のお姉さんも絵筆をもち、はばタンを描いてくださいました。

 やったァ!!完成したぞっ!!

最後に記念写真を撮りました。

明日も楽しいイベントがあるよ!! ひとはくに来てね!!

情報管理課:八尾 これでよしっ 

 

 

帰ってきたファーブル。といっても、ジャン・アンリ・ファーブルが生き返った

わけでもなく、あの日高敏隆先生の著作「帰ってきたファーブル」の紹介でもありません。

時は、7月5日。場所は、有馬富士公園の有馬富士自然学習センター。

昨年実施した「ひとはくファーブル大作戦!」のなつかしいイベントが1日だけ帰ってきたのであります。

その模様を紹介します。

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自然学習センターの動物のふんを紹介する企画展「森のそうじ屋さん」にちなみ、巨大ふん玉、スカラベのかぶりものを従え、橋本佳明研究員といってきました。

 

 

 

タイトルは河南堂珍元斎のお絵かき講談「うんち大好き すからべぇ」です。 DSCF0015.JPG

 

 

 

 

 

 

寸劇つきの参加型講談で、こどもたちに、主役の「すからべえ」やふん玉を力づくで奪いとる「すからべえもん」、手伝うふりをしてふん玉を奪おうとする「すかはち」をやってもらいました。 DSCF0027.JPG DSCF0026.JPG

 

 

 

 

すからべえとすからべえもんは、6年生の男の子たちで、たちまわりも恥ずかしがらずにやってくれ、上手いもんでした。

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なんと、すかはちは3歳のかわいい男の子。ふん玉をだましてとるような子に決して見えないのが、とてもよかったです。

  

 

 

講談のあとは、うんち虫博士、橋本佳明研究員のファーブル+ふん虫講座。 DSCF0053.JPG

 

 パワーポイントでやらずにあえてアナログに紙芝居風にしました。紙芝居のおっちゃんは子どもたちに大人気でした。 

さいごは、有馬富士に生息する生きたふん虫センチコガネやムネアカセンチコガネをさわったり、模型やふん虫を見てのお絵かきです。珍元斎もセンスに描いて子どもたちにプレゼントしました。 DSCF0068.JPG

 

 

 

 

 

このときみんなが描いてくれた絵は、ひとはくの「ぎっちょん君参上!」展でキリギリスの絵と一緒に展示中です。ぜひ、見てくださいね。

 

 

 

ぎっちょん君チーム 川東丈純

生涯学習課の両角さんがすてきなTシャツを着ておられたので写真を撮りました。
ひとはくの近くにある、某アウトレットモールのデザインTシャツ専門店で購入されたそうです。

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背中には、モンキアゲハとシロオビアゲハ

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前面には、バラとチョウ。
使われているチョウは、シロオビアゲハ、モンキアゲハ、オオゴマダラ、アサギマダラ、タイワンアサギマダラです。左下のアゲハは、シロオビアゲハの白紋を塗りつぶしてあります。

このTシャツは、白と黒の模様の、しかも、同じような大きさのチョウを選んで、デザインされています。すべて日本で見られるチョウです。デザイナーさんのこだわりですね。このうち兵庫県にいるのはモンキアゲハとアサギマダラで、ほかは沖縄にいます。


昆虫にはいろんな模様がありますよ。
夏休みの宿題に、つかまえた虫を写真にとったり、昆虫図鑑をめくって、いろんなデザインを考えるのも楽しいかも。

昔「ワンダフルデザイン」という企画展で、蛾を使ってネクタイをつくったことがあります。ハーモニー44号(2004年1月号)に記事が出ています。

アートな方々とコラボして「生物多様性のデザイン」とか。そんな企画展、やってみたいですね。

八木 剛(自然・環境評価研究部)

企画展「ぎっちょん君参上!」七夕便乗企画!「虫に願いを・・・」好評実施中です。 

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たくさんの方々が虫さんたちに願いを託してくださいました。見てみると「家族みんなでなかよく暮らせますように」とかスタンダードなものにまじって、「蚊にさされませんように」「虫も元気で健康で生きれるように」「虫の王子さま迎えにきて」など虫らしいものも・・・。DSCF0081.JPGDSCF0080.JPG DSCF0082.JPG                                                  

そして、よく見ると「ピアノが上手になれますように」「ヤマハの発表会でうまくひけますように」なんていうのもあります!

おっ、これは・・・。そうです、虫の音楽家鳴く虫に願いをかければ、音楽の演奏がうまくなるかも知れない・・・ということでございます!  なるほど。

 

 

 

明日は最大の山場、7月7日です。7日が終わっても、12日までは実施予定ですが、みなさんも2F企画展示室で鳴く虫への願いを短冊に書いて飾り、4Fひとはくサロンの巨大キリギリスぎっちょん君に祈りをささげれば、音楽家としての才能をさらに開花させられるかもしれません。音楽の好きなよい子のみなさん、新たな都市伝説が生まれた“音楽がもっとうまくなるかもしれない展示”企画展「ぎっちょん君参上!」の「虫に願いを」コーナーで虫に願おう!

ぎっちょん君チーム 川東丈純

みなさん、こんばんは。夜のひとはくからのリポートです。

巨大キリギリスぎっちょん君が夜どうしているか、おそるおそるしらべてみました。

すると、なんと、眠そうな目をしていたのです。

展示ももうすぐ1か月、ちょっとバテ気味なのかもしれません。 DSCF1658.JPG

7月11日の「ぎっちょん君ハウスを描こう!」にあわせて、お色直しをする予定です。

みなさんもバテ気味の巨大キリギリスぎっちょん君に気合いを入れにぜひきてください。

眠そうなぎっちょん君が君たちを待っています。

 

 

 

 

川東丈純

虫に願いを・・・

2009年7月 4日

7月7日は七夕。ひとはくでは、4Fひとはくサロンで七夕の笹かざりを置いてます。

しかし、企画展「ぎっちょん君参上!」といえば、星でなく虫でございます!

ということで、おもいきって虫に願いを・・・かけてみることししました!パチパチパチ・・・

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星に願いを!の笹かざりは、七夕が終わるとおしまいですが、ぎっちょん君の

虫に願いを・・・のほうは、竹が枯れるまでのロングランでございます!

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あなたも星はもちろん、虫や森羅万象、八百万の神々に願って、ぜひ、

ひとはくの「虫に願いを」コーナーにぜひお立ち寄りを!

虫の神々にかわりましての、珍元斎からのお願いでした。

 

川東丈純

 

 

 

 

謎の好男子・・・いや講談師、河南堂珍元斎でございます。

6月27日(土)にぎっちょん君参上!展のスペシャルイベント、

講談「ノコギリ名人 ぎっちょん君誕生!」を2F企画展示室前

スペースのこけら落とし公演!で行いました。その模様のさわり

を紹介します!

DSC_0188.JPGここは兵庫県は三田の深田公園でございます

野辺へ出て参りますと春先のことで、空には

ひばりがチュンチュンさえずって、下には

ンゲ、タンポポの花ざかり、陽炎がこう燃え

立ちまして遠山にはスーッと霞の帯を引いた

よう、麦が青々と伸びて菜種の花が彩ってい

ようという本陽気。そんな中、土のなかから

うまれ出ましたのが、このお話の主人公ぎっ

ちょん君でございます。

 「あー、やっと生まれ出れたな。うわー、お

てんとさま、まぶしいなあ。クラクラすんなあ。

それにしてもわしの触角りっぱやなあ。われな

がら惚れ惚れすんなあ。

 よし、だんだんあしもかたなってきたなあ。」

 

と体をばくねらせながら、土のかたまりをこえ、

巨大な小石をのぼり、葉っぱだらけの世界へやっ

てまいります・・・ 

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というような感じで始まりました、まず、登場するのは、

鳴かないキリギリス、ぎっちょん君。ちょっと太めのぎっ

ちょん君役は、スペシャルゲストの県立美術館の橋本尚人

さん(河南堂四十一斎)で、ひとはく・美術館連携寸劇講談

となりましたDSC_0186.JPG DSC_0185.JPG 

珍元斎との共演は、数十回にのぼります。息もぴったりで、

ノコギリ音楽を奏でました。

ほかに登場する虫たちを紹介します。

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まずは、ぎっちょん君とえさの花粉を奪い合う、ミツバチのハチリン(FS西口さん)。

そして、ぎっちょん君と戦うカマキリのカマエモン(北村研究員)にぎっちょん君と

恋に落ちるキリコ(FS笹山さん)・・・。

3人とも本番直前の指名とは思えない迷演技ぶりでございます。拍手喝采!

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子供たちも飛びいり参加しての大賑わいの寸劇講談でございました。 

それから、講談を聞いて、自分で想像した、ぎっちょん君を描きましたリアルなキリギリス派からマンガのぎっちょん君派まで、いろんな絵

できました。このときの絵は4Fのひとはくサロン展示  DSCF5669.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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お絵かきのあとは、大谷研究員と深田公園へ生ぎっちょん君さがしDSCF5676.JPG      

 

子どもたちも虫の格好をして虫になった気分での虫探しです DSCF5685.JPG

 

ショウリョウバッタやカナヘビ、カエル、ハチなどを捕まえました。盛りだくさんの

ぎっちょん君イベントでございました。

次回の講談は、7月26日でございます。乞うご期待!

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 昨日、鈴木武研究員と沢田佳久研究員による環境体験事業「スーパー『むし』ビンゴ 〜ひとはく深田公園〜」が行われました。

 参加したのは、小野市立小野東小学校3年生5クラスの皆さんです。

 ホロンピアホールでガイダンスを受けた後、2グループに分かれて順番にカタツムリの観察(スケッチ)と虫探しについての授業を受けました。

 

P1000170.JPGのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像   かたつむりをスケッチ中

    あらかじめ探す虫の番号を選んで、ビンゴシートに書いておきます。虫をゲットできたら、研究員にスタンプを押してもらいます。

DSC06004b.jpg ビンゴシート

 

いよいよ虫捕りに出かけます。研究員に虫の居所ろ聞きながら探しました。何が見つかったかな?

DSC05982.JPGのサムネール画像 捜索開始!  

 

DSC05980.JPGのサムネール画像のサムネール画像ダンゴムシをゲット

石の裏側や落ち葉の下、木の幹などをくまなく探します。

 

DSC05993.JPGのサムネール画像沢田研究員のレクチャー

 

池ではアメンボがたくさん捕れました

DSC05999.JPGのサムネール画像網ですくう子どもたち

 

P1000193.JPGのサムネール画像カマキリをゲット

 

 

トンボはすばやくて中々捕まえられません。

DSC06043.JPGのサムネール画像

元気いっぱいに走って跳んでもみても…

 

 

 他にも、ハチ、チョウ、アブラムシ、アリ、バッタなどの虫を見つけることができました。どんな所にどんな虫がいるのか、分かったのではないでしょうか。中には、池でカエルを捕まえた子もいました。ビンゴはできたかな?

P1000200.JPGのサムネール画像 

最後に鈴木研究員からまとめのあいさつ

 

 

 次は、ぜひ家の周りで虫ビンゴに挑戦してみてくださいね。

 

上田萌子(自然・環境マネジメント研究部)

 


6月26日(金)から27日(土)にかけて「ヒメボタル観察オールナイトハイキング」を実施しました。
スタッフも入れて総勢44名が、ほかにだれもいない真夜中の武庫川渓谷を歩きました。

22:00 JR武田尾駅集合。はりきって出発しましょう!

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23:00頃から1時頃まで、桜の園付近で、じっくりかんさつしました。

ゲンジボタルがけっこう見られました。ヒメボタルはまだ最盛期ではないようで、あまり数は多くありませんでしたが、0時をすぎる頃から活発に飛びました。

0:30頃 トンネルの出口を舞うヒメボタルの写真を狙いました(背景露光は19:30)。
しかし、あまり飛んでくれませんでした。トンネルを吹き抜ける風が嫌いみたいです。
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1:00から2:00 休憩中
ときどきゲンジボタルが飛んでいました。照明がなく遠くまで見通せるので、美しいです。
風が吹き抜けるので「寒い」という人も。ちょっと飽きて来たかな・・・でも帰るにも帰れないですから。
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1:30頃 休憩の場所のすぐ山側には、ヒメボタルがたくさん飛んでいました。
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2:10 空を見上げるとカシオペア
この日はよく晴れて、星がよく見えました。写真に撮ると、肉眼で見るよりたくさんの星が写ります。
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4:00 明けの明星
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4:15 ほぼ夜明けです。みなさんお疲れさまでした!!
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もっと気軽にヒメボタルを見たい!という方は、丹波市山南町のヒメボタル祭においでください。丹波のヒメボタルは日没直後に活動しますので、気軽に観察することができます。

佐用町昆虫館でもヒメボタル観察会が行われますが、こちらは会員限定です。メール会員は登録無料ですので、どうぞご検討ください。


(八木 剛@自然・環境評価研究部)
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