2009年8月9日、14:00から、佐用町昆虫館(兵庫県佐用町)にて、当館と佐用町昆虫館との連携に関する協定書への、調印を行いました。

佐用町昆虫館は、37年間存続した兵庫県昆虫館の後を受けて、2009年4月に開館した、小さな館です。豊かな自然に恵まれ、館の周囲で自由に虫とりができ、館内では生きた昆虫や小動物に触れることができます。NPO法人こどもとむしの会が指定管理者となって、4月から10月の土日祝日だけ開館するというユニークな運営をしています。

詳しくは佐用町昆虫館のホームページをごらんください。

現在開催中の「初夏の鳴く虫と巡回展、ぎっちょん君参上!」では、昆虫館から「生きた化石」といわれるガロアムシの標本とパネルを出展してもらっています。
今後、当館と連携した野外体験型のセミナーなどを展開し、子どもたちの体験学習機会を増やしていきたいと考えています。

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ひとこと、ごあいさつする中瀬副館長(カウンター越しの中央)。となりは、内藤親彦昆虫館長(神戸大学名誉教授・元 人と自然の博物館協議会長・NPO法人こどもとむしの会理事長)、庵逧典章佐用町長。手前右端は、内海功一前兵庫県昆虫館長。

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調印の後、来館者のみなさんと記念撮影。


と、ここまではよかったのですが、その日の夜、佐用町は未曾有の大雨に見舞われました。

昆虫館のある佐用町船越地区にも甚大な被害が出ており、昆虫館前の道路は崩壊し、敷地にも大量の土砂が流入するなど、当面、開館できない状態となってしまいました。

今後の再開の予定は、佐用町昆虫館のホームページで告知されますので、ご参照ください。


八木 剛(自然・環境評価研究部)
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