博物館のある、ここ三田では紅葉の真っ盛り、というより終わろうとしていて、季節は秋から冬へ移ろうとしています。
付近の山はなだらかな丘陵地でコナラが優占しています。それで紅葉の色は「赤」や「黄色」というより「茶色」です。茶色というとあまり綺麗なイメージはありませんが、よくみるとかなり美しいものです。
この茶色は北摂三田の晩秋というか、初冬の特徴的な色合いです。

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 ←深田公園の周りに残っているコナラの林


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 →茶色というよりオレンジ色に紅葉したコナラ


晩秋のもう一つの主役はドングリです。博物館の周りの深田公園にはシラカシがたくさん植えられていますが、今年はそのドングリが豊作でした。たわわに実ったドングリですが、このごろはただ落ちるだけで、誰も拾おうとしないですね。
拾ったからといってどうするものでもないですが、たくさん拾って机の中に隠しておくと、忘れた頃に虫がいっぱい出てきたり、ときには根が出たりして驚いたものです。

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 →シラカシのドングリ


朝晩は相当冷えて、今朝、博物館の横の池には氷がはっていたそうです。もうすぐ冬ですね。

                                (自然環境評価研究部 高橋)

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