鈴木武研究員が、兵庫県佐用町で「とても大きなテントウムシをみつけた!」と、つかまえてきてくれました。

ハラグロオオテントウです。兵庫県やその近辺では、いちばん大きなテントウムシです。

ふつうのテントウムシ(右:ナミテントウ)とならんでいると、その大きさがわかりますね。
親子ほどのちがいがあります。
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おなかが黒いので「ハラグロ」という名前がつきました。
「腹黒い」というわけではありません。
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ふだんは、クワの木にいるクワキジラミという昆虫を食べていますが、ほかの昆虫も食べます。
アブラムシを入れると、食べました。
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いっしょに入れていたナナホシテントウが、食べられてしまいました。
このナナホシテントウは、羽化してすぐで、体がやわらかかったので、おそわれてしまったようです。
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ハラグロオオテントウは、どこにでもいるものではありません。
しばらくは、博物館4階カウンターにいますので、この機会に、ぜひごらんになってください。
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八木 剛(自然・環境評価研究部)
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