root.jpgフシネキンエノコロが三田に上陸!

 昼休みに弁当を買いに行く途中、以前から気になっていたエノコログサをよく見ると、

やはりフシネキンエノコロでした。

日本に生育または帰化したエノコログサ類が一年生なのに対し、

フシネは、多年生です。その名の通り。地上に延びた茎が倒れて、そこから根を出します。他のエノコロ類は、斜上、または直立し、根は、ほとんど着きません。

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フシネの花穂です。他のエノコログサ類に比べて、かなり長い。

 

 

 

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エノコログサ類(去年採集したので、変色している)

上からエノコログサ、アキノエノコログサ、キンエノコロ、コツブキンエノコロ、フシネキンエノコロ

エノコログサ類とキンエノコロ類はノギの色が、緑色か金色かでわかる。

エノコログサとアキは、果実の大きさが違う(アキが大粒)

キンエノコロ類はキンが最も果実が大きい、コツブとフシネは小さく、ほぼ同じ大きさ。

フシネの果実のほうがコツブに比べて、やや大きい。

最終的には、根茎を見る必要があります。

                                            再生研:藤井

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