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今年のダナムバレーはラッキーなことに「一斉開花」が起きたあと。熱帯ではいつも花が咲き乱れているイメージがあるかもしれませんが、そうでもありません。特に東南アジアのフタバガキ林にユニークなのが、「一斉開花」です。数年の不規則な開花間隔で、森の中の多くのフタバガキ科樹木やその他の植物が同調して開花します。ダナムバレーの森の中でもたくさんの花や果実を見かけました。フタバガキ科樹木の果実の羽根は、赤や黄色のものが多く、紅葉しているようにも見えました。

 

 

Forest.jpg 

さまざまなフタバガキ科の果実。

 

 

Dryobalanops.jpg

 

Parashorea.jpg

 

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  こちらのトウダイグサ科Baccaurea属の果実はもっともよく見かけた果実の一つです。熟すと外側が割れて、きれいな青い果肉が見えます。食べてみましたが、とても酸っぱくてもう一つという気分にはなりませんでした。

 

 

Baccaurea2.jpg 

森の中では、野生のドリアンも見かけました。こちらは普通に売られているドリアンとは違って、果肉が真っ赤なDurio graveolens。現地では、果肉を炒めてご飯のおかずにするそうです。確かに塩味で炒めたらおいしそうな味でした。

 

  Durio1.jpg

 

こちらは道端を歩いていた時にすぐ近くに落下してきたドリアン。お店で売られているドリアンと似ています。もう2m道路側に落ちてきたら、わたしの頭に直撃したかもしれません。30m以上の高さから落ちてきたので、帽子をかぶっていても痛そうです。

 

  Durio2.jpg

  Durio3.jpg

 

熟したから落ちてきたのかと思って割ってみましたが、中には巨大な幼虫がうごめいていました。虫食いだから先に落ちてきたようです。残念〜。

 

自然・環境マネジメント研究部 北村俊平

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