2006年8月に発見された丹波の恐竜化石は、翌年1月からひとはくによる発掘が始まって保存状態の極めて良い化石が次々と発見されました。
2007年5月には、ひとはくと丹波市、丹波県民局の3者が協定を締結し、発掘をはじめ、ハード面だけでなく様々なソフト事業の展開も3者で協力して行ってきたところです。
その間、地元丹波市では「丹波竜」「ちーたん」として愛され、「丹波竜化石工房」、「丹波竜の里・元気村かみくげ」や「旧上久下村営上滝発電所記念館」など次々と開設されました。

一方、篠山市でも2007年以降、哺乳類化石、肉食恐竜の歯、角竜類の化石など、驚くような発見が次々と明らかになっています。

そこで今回、地域団体のコーディネートや生涯学習の推進を担う「(財)兵庫丹波の森協会」、
市民主導による利活用の推進を担う「たんば恐竜・哺乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会」
を加えた6者で「篠山層群における恐竜・哺乳類化石等に関する基本協定書」を締結しました。

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▲大勢の報道陣の前で調印式が行われました

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▲サインの後、固い握手です!

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▲さらに協定書を手元に記念写真(^^)左から伊藤聡:丹波県民局長、岩槻邦男:兵庫県立人と自然の博物館長、河合雅雄:たんば恐竜・ほ乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会長(兵庫県立人と自然の博物館名誉館長)、辻重五郎:丹波市長・(財)兵庫県丹波の森協会理事長、金野幸雄:篠山市副市長

これからも丹波市・篠山市両市にまたがる「篠山層群」での恐竜など前期白亜紀の化石発見、両市およびひとはくでの様々な活動にご注目いただき、セミナー・体験会などのイベントに、ぜひご参加をお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

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