11月の末、西宮市立山口小学校に行ってきました。


この日は天気もよく、この季節にしては暖かい日でした。

 

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▲コナラの紅葉がきれいな「浄川の森」    ▲アカマツもみられます

 

学校に隣接する樹林は、「浄川(じょうせん)の森」と呼ばれ、この樹林を活用した授業が行なわれています。

この日のテーマは、「木のみきやタネを観察しよう」です。


前々日に3年担当の先生方が3種類(アカマツ、ソヨゴ、コナラ)の木の幹に、それぞれ違う色(赤、青、黄)のヒモをつけられました。

 

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▲観察の場所を示す「A」と質問のフダ       ▲記録シートとマップ

クラスごとに「浄川の森」に入り、 まずは ひとはくの研究員からやり方の説明を受けました。

それから、「記録シート」と「森のマップ」をもって、さあ出動!

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▲ひとはく研究員から説明を受けているところ   ▲さあ、活動開始!

フダをみつけて、そこに書いてある質問に答えながら、幹や実を観察します(約30分)。 


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            ▲フダをみつけて、その質問に答えます    

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▲急な坂をロープで下ったりもします    ▲こんなものを見つけました

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▲観察場所「B」での観察のようす       ▲観察場所「C」での観察のようす 

 

いったん集まって、研究員から説明を受けます。

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▲みんなー! 研究員の話を聞いてる?

 

こんどは、特徴がわかったアカマツ、ソヨゴ、コナラの木をみつけて、どこにあるのか

マップに位置を落としてみます。(約10分)

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▲友だちと相談しながら・・・    ▲マップに位置を落としています

 

ある子は、アカマツの幹の上の方を見て・・・・

s-YAMAGUCHI (19).jpg     ▲アカマツの幹の上の方をみると・・・

 

「この木、 ヨッパラッテ いる!」と言っていました。

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▲この木、酔ってる?

最後に、「気づいたこと」や「驚いたこと」などを記録シートに書いて、何人かに発表してもらいました。

■<子どもたちの感想(気づいたこと、驚いたこと)>
 ・「おんなじ木が、いっぱいあった。」
 ・「しょくぶつを いろいろ さがすのは楽しい。」
 ・「いっきに三本とかでも、一本の木がおなじとは しりませんでした。」
   (=3本の幹が同じ株からでている木と1本の幹がでている木と、同じ種類の木(ソヨゴ)とは知らなかった)
 ・「みき が みどりで おどろきました。」 
 (=ソヨゴの幹の色が緑っぽい色なので、驚いた)
 ・「はっぱは 3しゅるい いじょうあること に きづいた。」
 ・「赤い木があって おどろいた。」  (=アカマツの幹の色が赤くて驚いた)
 ・「木が ふくを ぬいだ みたいで すごいです。」  (=アカマツの樹皮が、はげ落ちるところがすごい)

 子どもたちの感想に、こちらも驚かされました。

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▲出来上がった記録シートとマップを持って記念撮影!!

また、いろんな木の幹やタネを観察しようね。   

                                    (自然・環境再生研究部 小舘 誓治)

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