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まだまだ寒い日が続いていますが、少し寒さが和らいできましたね。そんな春の訪れを敏感にかんじて、産卵の準備をしている両生類を三田市内のある場所で見つけました。それは、“カスミサンショウウオ”です!みなさん、カスミサンショウウオって、ご存知でしょうか?

サンショウウオ(山椒魚)というと、あの大きなオオサンショウウオのことをイメージする方が多いかもしれませんが、カスミサンショウウオは親になっても13cmほどにしかなりません。普段は山で生活していて、早春になると水たまり(ため池、田んぼの水路など)に、卵を産みにやってきます。

見つけたカスミサンショウウオは、お腹が大きく、アゴの下が白くなっていなかったので、雌だと思います(雄は産卵期にアゴの下が白くなります)。両生類は、雄が先に産卵場所にやってきて、後から雌がやってくる習性があるので、もうすぐ産卵!っといったところですね☆

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しかし、なぜ、まだまだ寒いこの時期に卵を産みにやってくるのでしょうか?春の訪れが待ちきれなくなったから!?(笑)。いいえ、それはまだ寒くて敵が少ないこの時に、タイミングを合わせているのだろう、と考えられています。カスミサンショウウオの子どもはとても弱くて、色々な敵に食べられてしまうのです。自分の子どもたちが少しでも生き残れるように、親も必死なのかもしれませんね。

また、卵が見つかったら、ひとはくニュースに書かせてもらいます。

p.s. 一般的にはあまり知られていませんが、日本では小型のサンショウウオが、実は20種類ほど生息しています。日本は、サンショウウオの多様性が高い、世界でも有数の国なのです。

(自然・環境マネジメント研究部 田口勇輝)

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