| 交通アクセス | バリアフリー/ユニバーサルサービス一覧 |
文字サイズの変更

ご利用案内

博物館専用の駐車場はございません。公共交通機関のご利用にご協力いただきますようお願いいたします。
お車でお越しの方は近隣の有料駐車場をご利用ください。
※ナビには「フラワータウン駅」で検索いただくと、近隣有料駐車場も含めて分かりやすいかと思います。

  • 交通アクセス
  • 料金(観覧・ホールご利用)
  • 団体でのご利用
  • バリアフリー/ユニバーサルサービス一覧
  • ひとはくの展示
  • セミナー情報

ひとはく活用術

移動博物館車 ゆめはく

ひとはくセミナー倶楽部

ひとはく新聞ハーモニー

恐竜化石

ひとはくKids

行政や企業の方へ「シンクタンク事業」

学校関係者の方へ「学校教育支援」


 今年は「国際カエル年 −Year of the FROG−」として世界各地でカエルにまつわる色々な啓発活動が行われます。英語のホームページですが、宜しければごらん下さい(http://www.amphibianark.org/yearofthefrog.htm)
このHPの中で、キーメッセージの部分は日本語版がでています(→こちら (pdfファイル))
 今、世界中でカエルをはじめ両生類が姿を消していっている、ということが分かってきました。絶滅危惧にある両生類は世界で32%(約6000種類のうちの3分の1!)にも達するようです。これは、鳥類の12%、哺乳類の23%と比べてもとても危険な状態です。約3億年前にイクチオステガという動物が、魚類から両生類へ初めて進化したと考えられています。そのような3億年の歴史をもつ両生類が今、世界的な危機に陥っているのです。

 その理由の1番は、両生類のすみ場所が直接破壊されていることです。両生類がすんでいる湿地や池、田んぼなどは開発の対象となりやすいのです。そのほかにも、農薬の影響や、紫外線の影響、最近ではツボカビの影響(http://hitohaku.jp/tsubokabi/)が世界中で出ています。両生類は、水と陸の両方の環境がよくないとすんでいくことはできない、とても敏感な弱い生き物といえます。

 日本では、これらの影響に加えて、稲作の衰退が大きな減少理由の一つになっています。人が里山で作ってきた沢山の水田やため池はカエルたちのすみ場所にかなり貢献したはずです。川の上流部から中流部では、自然状態でそんなに大きな水溜りはなかなかできないでしょう。
 わたしたちがまず出来ることは、日本のお米を食べることだと思います。パンもおいしいですが、ご飯もシッカリ食べていきましょう。

田口勇輝(自然・環境マネジメント研究部)

Copyright © 1992-2023, Museum of Nature and Human Activities, Hyogo, All Right Reserved.