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収蔵資料スペシャル企画「標本のミカタ~コレクションから新しい発見を生み出す~」

1 主旨

specimen2019flier.jpgのサムネイル画像 兵庫県立人と自然の博物館には、開館以来収集してきた190万点近くの昆虫や動植物、岩石・化石などの自然史系の標本や古写真などの資料が収蔵されています。これらの標本には、タイプ標本と呼ばれる新種として登録するための唯一無二の基準標本をはじめとする学術的な新発見の基盤となった標本、生物の過去の分布状況を証明するための標本、絶滅危惧種の分布状況の証拠となる標本など貴重なものが含まれています。また、よく似た種類を比較分類するためのセットとして、生物の形状の美しさ・面白さを伝える展示物として、収蔵標本が活用されています。しかし、博物館の収蔵標本のすべてを館内に展示することは物理的にも保存面でも難しいため、現状ではその多くが収蔵庫に保管されています。標本資料の収蔵は博物館機能の核心部分にも関わらず、この様相は気楽に見学してもらうことができませんでした。
 そこで昨年度から、普段は見ることができない収蔵資料をテーマにもとづいて蔵出しする日を定め、収蔵資料から進化や自然、地球の成り立ち、まちの景観形成などについて読み解き方を解説するオープンセミナー「標本のミカタ」を始めました。今年は毎月1回、さまざまなテーマの全8回を予定しています。普段は、展示室でガラス越しにしか見ることができない標本を、この企画では、実物を直接見られる状態で数多く陳列し、顕微鏡などの実験道具を使って、研究員が解説いたします。専門的な内容も含めつつ、見学される方に合わせて丁寧に解説いたします。関連のイベント・解説も同時に開催することで、標本が存在する意義を多様な観点からわかりやすく発信します。

2 実施概要

(1) 実施回数:全8回
(2) 日  時:令和元年5月~12月の毎月1回(詳細は下記参照)13:00~16:00(10月のみ11:00~16:00)
(3) 場  所:兵庫県立人と自然の博物館 4階ひとはくサロン等
(4) 申し込み:不要
(5) 参 加 費 :無料(ただし観覧料は必要)
(6) 対 象 :対象は広く一般とします
(7) 担 当 :兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員 高橋鉄美 ・ 主任研究員 橋本佳明

3 各回のテーマ

第1回 5月12日(日)「スミレの世界」(高野温子) 終了しました
第2回 6月9日(日)「川虫の世界」(三橋弘宗) 終了しました
第3回 7月14日(日) 「干潟のカニ大集合」(三橋弘宗) 終了しました
第4回 8月12日(月・休) 「地球のカケラから何がわかる?」(生野賢司・加藤茂弘) 終了しました
第5回 9月8日(日) 「化石レプリカでたどる象の進化」(三枝春生) 終了しました
第6回 10月27日(日) 「いろんなキノコとコケを見てみよう」(秋山弘之 終了しました
第7回 11月10日(日) 「タンガニイカ湖シクリッドの世界」(高橋鉄美) 終了しました
第8回 12月8日(日) 「古地図ですごろく」(福本優) 終了しました

※( )内は担当研究員

4 案内チラシ

こちらからダウンロードできます>> 「標本のミカタ~コレクションから新しい発見を生み出す~」



specimen2019may.jpg specimen2019june.jpg
第1回「スミレの世界」 第2回「川虫の世界」
specimen2019july.jpg specimen2019august.jpg
第3回「干潟のカニ大集合」 第4回「地球のカケラから何がわかる?」
specimen2019september.jpg specimen2019october.jpg
第5回「化石レプリカでたどる象の進化」 第6回「いろんなキノコとコケを見てみよう」
specimen2019november.jpg specimen2019december.jpg
第7回「タンガニイカ湖シクリッドの世界」 第8回「古地図ですごろく」


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