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ひとはくのSDGs・DEI

■ひとはくのSDGsの取り組みはこちら

■ひとはくのDEI(多様性Diversity, 衡平Equity, 包摂Inclusion)の取り組みはこちら


ひとはくのSDGsの取り組み


ひとはくSDGs宣言SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けたひとはくの取り組み方針
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ひとはくとSDGs

 ひとはくは、1992年の開館から現在まで、「思索し、行動し、提言する博物館」として、人と自然が共生する持続可能な社会の構築に向けた活動を積極的に行ってきました。これらの活動はいずれもSDGsの達成に貢献するものですが、今後は新たに6つの方針を設定し、さらなる貢献を目指した取り組みを強力に推進していきます。

ひとはくの過去および現在の活動とSDGsの関係
ひとはくレポート 2012-2016 ひとはくレポート 2017-2021 ひとはく20年のあゆみ

SDGsの達成に向けた6つの方針

【方針1】
 調査・研究活動や自然環境情報の収集・活用を通じて、SDGsの根底にある諸課題(生物多様性、生態系サービス(※)、まちづくり、地域づくりなどをめぐる課題)の解決策を考案し、その成果を社会に広く発信・提供していきます。
【方針2】
 学習支援活動や教育普及活動を通じて、SDGsの達成に貢献するリーダーや人材を育成すると共に、こうした人々の活躍を支援する取り組みを推進していきます。
【方針3】
 シンクタンク活動を通じて、SDGsの達成に向けた行政機関、市民団体、民間企業などの取り組みを支援していきます。
【方針4】
 ジーンバンク活動を通じて、行政機関、市民団体、民間企業などによる生物多様性保全活動や森づくり、草原づくりを支援していきます。
【方針5】
 館内の省エネルギー化、省資源化、再生可能エネルギーの健全な活用に向けた取り組みを強化・推進していきます。
【方針6】
 館内のSDGs推進体制を構築し、SDGsの達成に向けた館全体の取り組みや他機関・他団体との連携を強化・推進していきます。

(※私たち人類が生態系から受けている恩恵を生態系サービスといいます。生態系サービスは生物多様性によって支えられており、供給サービス、調整サービス、文化サービス、基盤サービスの4つに分類されます。)




ひとはくのDEI(Diversity多様性, Equity衡平, Inclusion包摂)の取り組み


 ひとはくは、開館30周年の節目に2032年までの行動計画である「ひとはく将来ビジョン」を策定しました。この中でダイバーシティ&インクルージョンを重点的に取り組む内容の1つとし、「みんなと共に、地域と共に-ひょうごの自然・環境・文化の多様性を守り、育む社会を目指して-」のスローガンを掲げ、2023年度より館内ではD&Iに取り組むチームを新設し、様々な活動を展開しています。



ひとはくDEI行動規範


 兵庫県立人と自然の博物館(ひとはく)は、「地域を愛する心を育み、地域の自然・環境・文化を未来に継承する」というミッションを掲げています。
 このミッションは、一人でも多くの人に届けることを理想とするものです。また、これはひとはくと多様な人々との協働の下で実現するものと認識しています。多様な視点を身につければ博物館活動の質が高まり、より多くの人にとってわかりやすく、共感しやすい体験を届けられるようになります。また、様々な配慮ニーズを満たせれば結果としてすべての来館者にとっての過ごしやすい環境が創出できます。ひとはくは多様性(Diversity)、衡平(Equity)、包摂(Inclusion)の推進によって、人びとの対話と創造性を育む場としてのひとはくの機能を高め、持続可能で公正な社会づくりを目指します。
 ひとはくは、共生社会の実現に貢献するとともに、わたしたちのミッションの達成のために、下記に示す3つの原則と7つの指針を定め、博物館運営に取り組みます。

    【3つの原則】

    【原則1】
     利用者には様々な要因でひとはくのサービスに接続しづらい状況が常に生じうることを認識し、その解消に努めます。
    【原則2】
     わたしたちには知らず知らずのうちに偏見を持ってしまう可能性があることを理解して、その解消に努めます。
    【原則3】
     配慮するもの・されるもの」などの固定した役割・立場に囚われない柔軟な対応に努めます【非対称性の解消】。

    【7つの指針】

    【指針1】
     誰もが安全・安心して滞在できる空間の整備を続けます。
    【指針2】
     一人一人が感じている利用しにくさに向き合い、その解消方法を一緒に考えます。
    【指針3】
     誰もが理解しやすい表現方法で情報提供します。
    【指針4】
     来館が難しい環境に置かれている方々に、ひとはくのサービスを届けることに取り組みます。
    【指針5】
     知らず知らずのうちに偏見を抱かぬよう、また無意識に抱えている偏見を取り除けるよう、多様な主体との連携を深め、 建設的対話を続けます。
    【指針6】
     差別・偏見・無理解の解消のため、職員はDEIについて学び続けます。
    【指針7】
     職員の多様性を重視し、各々の能力が発揮できる職務環境を創出します。

策定の背景を記した附帯文書付きPDFはこちらからダウンロードできます




館内の環境整備

  • バリアフリー設備の充実化
  •  様々なバリアフリー設備を用意しています。詳しくはこちらをご覧ください。
    • バリアフリートイレ
    • 授乳室
    • ケアルーム・ケアスペース
    • →医療的なケアや、カームダウン・クールダウンを必要とする方むけ
    • 救護室
    • 飲水エリア(展示室各階)
    • 給水スポットの設置
    • QRコードを用いた展示の多言語化
    • →常設展示の主要な解説文を英語、中国語、韓国語に翻訳したWEBサイトを用意しています。

  • 館内マップ
  •  館内のバリアフリー情報についてまとめたマップを提供しています。ご要望に応じてA3サイズで印刷したものを館内で配布しています(UDフォントを用い、フォントサイズは通常のマップよりも大きいものを使用しています。)
    PDFダウンロードはこちら



イベント・セミナーの取り組み

  • 標本・資料に触れる展示やイベントの展開
  •  視覚情報によらず、標本や資料に直接触れて楽しめる展示、イベントの充実を進めています。
    • プレミアム芸術ウィークでの触れる展示の実践
    •   (写真※準備中)
    • さわってみよう植物の葉っぱ
    • (写真)
    • 触れるアイテムをセットにしたミュージアムボックスの常設
    • (写真)
  • 英語でのセミナーの実施
  •  英語でのセミナータイトルを増やす取組を進めています。また要望に応じて韓国語で講義するタイトルも用意しています。


アウトリーチの取り組み


 来館しにくい地域の方々や、博物館に来館する機会が少ない方々にもひとはくの展示やセミナーを楽しんでいただく活動を行っています。 主な事業は以下の通りです。
  • ひとはくKidsキャラバン
  •  博物館を飛び出して、小さな子どもや親子を対象としたセミナーや展示を展開しています。
    詳しくはこちらをご覧ください。
  • ひとはくキャラバン事業
  •  研究員が県下各地に出張し、展示活動やセミナー、リサーチプロジェクトなどのプログラムを通じて、各地の県民やNPO、行政などが取り組む、地域の自然・環境・文化についての学習や活動をサポートしています。
    詳しくはこちらをご覧ください



外部団体との建設的対話


 神戸大学が主催する「三田市の障害者の生涯学習を巡る懇話会」に参加し、行政や支援団体との連携を模索しています。
 連携により下記の取り組みに発展しています。
 ☆博物館deピラティス(三田市障害者総合相談窓口きいてネットとの共催、2025/8/29開催)
  実施の様子は当館公式Facebookの投稿をご覧ください。


情報発信・研修


職員のDEIに関する理解促進のため、下記のような研修を行っています。
詳しくは下記の記録集をご覧ください。
  • 令和5年 兵庫県博物館協会第2回研修会~ミュージアム・インクルージョン~(2024年度)
     報告書(PDFファイルWORDファイル
  • 兵庫県立大学自然・環境科学研究所研修「ダイバーシティの本質とソーシャルインクルージョンの理念を学ぶ」(2025年度)
     報告書(PDFファイルWORDファイル
また当館の取組について学会等で発表しています。
  • 全国科学博物館協議会第31回研究発表大会(令和5年度)
  • 博物館のダイバーシティ&インクルージョンの充実化に向けて~兵庫県立人と自然の博物館の事例~
     (発表要旨PDF ※外部サイトに移動します )
  • 全国科学博物館協議会第32回研究発表大会(令和6年度)
  • 特別支援学校との協働によるケアルームの設置-誰もが愉しみやすい博物館の環境づくり
     (発表要旨PDF ※外部サイトに移動します )

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