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人と自然のワンダーランドへ、ようこそ

wonderland.jpg 当館が2022年10月に開館30周年を迎えたことを記念して、所属する研究員37名が自身の調査・研究をもとに、自然・環境・文化の不思議や科学する面白さをお伝えするエッセイをしたためました。それらを綴った書籍「人と自然のワンダーランドへ、ようこそ」がこのほど神戸新聞総合出版センターから出版されましたのでご紹介します。
 エッセイのテーマは身近な昆虫や動植物、化石、地域の風景や自然環境、生物多様性など、多岐にわたっていますので、どなたでも楽しんでいただける内容となっています。
 分野・年齢を問わず自然について興味のある方に楽しんでいただければ嬉しく、是非、お手にとってご覧いただければ幸いです。

【書籍情報】
  「人と自然のワンダーランドへ、ようこそ」
  兵庫県立人と自然の博物館・編
  サイズ: A5判
  ページ:284p
  出版社:神戸新聞総合出版センター
  価格:2200円(税込)
  ISBNコード: 978-4-343-01189-3
  発行日:2023年3月

【ご購入について】
  各書店にてご注文いただくか、下記URLに示す神戸新聞総合出版センターHPよりお求めください。
  神戸新聞総合出版センターでの本書掲載ページのURLは下記の通りです。
  https://kobe-yomitai.jp/book/1520/

【目次】
はじめに 中瀬 勲
第1章 兵庫の多様な自然と環境
 兵庫の植物、その特異な分布と博物館の標本 高橋 晃
 ヤマラッキョウの地域的変異をさぐる 藤井 俊夫
 可憐な花、オチフジの謎にせまる 高野 温子
 六甲山系の森林植生と土壌の環境 小舘 誓治
 神戸層群の年代を調べる 半田久美子
 兵庫の海にさぐる氷河時代の環境変動 佐藤 裕司
第2章 化石から探る生きものの進化
 アンモナイト化石の研究からわかること 生野 賢司
 恐竜化石を求めてゴビ砂漠へ行く 久保田克博
 小さな「ヘビ類化石」が教えてくれること 池田 忠広
 太古のバードウォッチング~石になった鳥を探る~ 田中 公教
 ナウマンゾウの祖先をエチオピアで掘る 三枝 春生
 エチオピアの大地に人類進化の謎を探る 加藤 茂弘
第3章 身近な動植物たちのふしぎ
 ジャゴケを求めて西に東に 秋山 弘之
 ツユクサ科の分類の再検討に向けて 李  忠建
 ハエトリグモ類の分類体系を整理する 山﨑 健史
 琉球・台湾にいるキノボリトカゲの仲間たち 太田 英利
 雪と森の国に生息するイヌワシの不思議な生態 布野 隆之
 タンガニイカ湖でのシクリッド調査 高橋 鉄美
第4章 人と自然がつくる地域の風景
 コミュニティが育む身近な緑 赤澤 宏樹
 コロナ禍でみえた身近な地域の魅力 藤本 真里
 神社を地域防災の拠点として活用する 高田 知紀
 風景の価値を探る~世界遺産登録へ向けた調査から~ 大平 和弘
 実験的な風景づくりからの都市計画 福本 優
 里山が持つ価値、美しさを未来につなげる 衛藤 彬
第5章 未来につなぐ貴重な自然環境
 地域の自然に配慮した緑化のしくみを目指して 橋本 佳延
 日本を代表する森林、照葉樹林の保全に向けて 石田 弘明
 海浜植物ウンランと海辺の自然の保全 黒田有寿茂
 身近な生き物から地域の特徴を知る 鈴木 武
 海産外来種の複雑な種間関係を紐解く 頼末 武史
 外来カメムシを追う─在野研究者との共同調査 山田 量崇
第6章 博物館の研究と地域社会との絆
 地球の歴史記録、「地層」を調べる 廣瀬孝太郎
 生物標本の遺伝情報を利用する 中濱 直之
 ダーウィン・クジャクの羽・花粉 京極 大助
 ヒトの進化とスペクトラム 三谷 雅純
 「非認知的能力」から読み解く博物館での学び 八木 剛
 意外と役立つアリの研究~博物館と社会の絆~ 橋本 佳明
 自然史博物館の標本~新たな価値創造への挑戦~ 三橋 弘宗
あとがき

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