ひとはく研究員の発表論文紹介(2018年)

言語音の認識が難しい高次脳機能障がい者が理解しやすい災害放送とは?-肉声への非言語情報の付加に注目して-

What kind of emergency broadcastings on disasters are easier for persons with neuropsychological impairments who have difficulty with the spoken language to understand -Attention to presence/absence of nonverbal information in real voice-


2018年3月発行
著者:三谷雅純
掲載誌:福祉のまちづくり研究、20巻1号、13-23、2018
内容紹介:緊急災害放送は全ての人が理解できることが大切です。しかし高次脳機能障がいは、音は聞こえても認識できないことがあります。高次脳機能障がい者にどんな放送が理解しやすいのかを調べるために、聴覚実験を受けてもらいました。実験に使った設問は「棒読み」と「リズムを強調した読み」、「棒読み」と「棒読み」にチャイムを付加した放送などの、それぞれどちらが理解しやすいかでした。警報にもよりましたが、女性アナウンサーがリズムを強調した方が理解しやすく、高次脳機能障がい者は特定のチャイムは注意喚起しないようです。

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(左図)「実験1-1:棒読み」と「実験1-2:リズムを強調した読み」の理解しやすさを比較した結果です。障がい者の自覚がない人、軽度の高次脳機能障がい者、中・重度の高次脳機能障がい者のそれぞれが、発話者(女性B、女性C、男性B、男性C)の異なる同じアナウンスを聞いた時の理解しやすいと回答した人数を表しています。 *:< .01, **:< .0.5。棒グラフは、■が「棒読みの方が理解しやすかった」、□が「リズムを強調した読みの方が理解しやすかった」と回答した人数です。

(右図)実験2:「棒読み」と「棒読みにチャイムを付加した読み」の理解しやすさを比較した結果です。棒グラフは、■が「棒読みの方が理解しやすかった」、□が「棒読みにチャイムを付加した読みの方が理解しやすかった」と回答した、それぞれの人数を表します。

詳しくはこちらをご覧ください
 >>言語音の認識が難しい高次脳機能障がい者が理解しやすい災害放送に関する論文の出版について

兵庫県立大学自然・環境科学研究所のWebページでも紹介をしています
 >>研究報告「言語音の認識が難しい高次脳機能障がい者に適した緊急災害放送」を探る研究をしました。


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