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毎月かわるよ!江田コレクション展・第2回「世界のカブトムシ・クワガタムシ 第一弾~多様な形と色彩~」

第2回(7月)展示の予告動画を作成しました(2021/6/25掲載)




1 主旨(「世界のカブトムシ・クワガタムシ 第一弾~多様な形と色彩~」)

 毎月かわるよ!江田コレクション展,7月と8月の展示では,それぞれ江田コレクションから,子供たちにも大人気のカブトムシ・クワガタムシを集めた連続企画になります.
 7月の展示「世界のカブトムシ・クワガタムシ 第一弾」では,様々な形や色に注目して見てください.青みを帯びて輝くエラフスホソアカクワガタや3色の上翅をもつスチーブンスツヤクワガタ,細長いツノにノコギリような歯があるノコギリタテヅノカブトなど,形も色彩も様々なカブトムシ・クワガタムシを集めました.日本のカブトムシやクワガタムシといえば,大きなツノにキバ,茶色や黒い体色のムシというイメージですが,世界には,そのようなイメージを覆す体色や形をしたカブトムシ・クワガタムシが生息しています.ぜひ,江田コレクションから選りすぐった多彩で多様なカブトムシとクワガタムシたちを堪能いただけたらと思います.

2 実施概要

 (1) 期 日:令和3年7月1日(木)~7月31日(土)
 (2) 場 所:兵庫県立人と自然の博物館 4階ひとはくサロン・休憩コーナー
 (3) 展示物:カブトムシ10種 クワガタムシ18種 (標本108点)

3 担当

 兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境評価研究部 主任研究員 山﨑健史・橋本佳明

4 展示資料(一部)

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1)ネプチューンオオカブト:アンデス山脈の熱帯雨林に生息するカブトムシの仲間.世界最大のカブトムシ,ヘラクレスオオカブトに次ぐ最大級のカブトムシで,オスの体長は16cm以上にもなる.ヘラクレスオオカブトとは異なり,あまり闘争的ではないとされている.名前は,ローマ神話の海神ネプチューンに由来する.
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2)ノコギリタテヅノカブト:南アメリカに生息するカブトムシ.竹の若い茎を削り,吸汁する.やや垂直方向に伸びる特徴的なツノを持つ.頭に生えているツノにノコギリ上の歯が並ぶ特徴が,名前の由来になっている.
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3)クロゴホンツノカブト:タイとミャンマーにまたがる限られた地域にのみ生息する.ゴホンツノカブトの亜種とされ,学名の亜種小名は江田茂氏に献名されedaiと付けられた.まだメスが未発見であることなど,分類学的な検討が必要な種である.
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4)スチーブンスツヤクワガタ:インドネシアのスラウェシ島を中心に生息している大型のクワガタムシ. 生息地によって上翅が黒や黄色などの変異があり, 特にスラウェシ島の北,サンギール諸島に生息しているものは3色に分かれた上翅を持つ. 5)エラフスホソアカクワガタ:スマトラ島の熱帯雨林に生息しており,全体的に青みを帯びる美しいクワガタムシ. ホソアカクワガタの仲間では最大種で, 大顎が体長の半分を占めるものもいる. 大顎の形が雄鹿のツノを連想させることから, エラフス:elaphus(シカ)と名付けられた.

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